「ざ」から始まる四字熟語
絞込み検索
罪悪滔天(ざいあくとうてん)
この上なく大きな罪悪のたとえ。 「滔天」は天に届くほどに大きな波という意味から、程度が甚だしいことのたとえ。 天に届くほどに大きな罪悪ということから。
罪魁禍首(ざいかいかしゅ)
悪人の親玉。事件の元凶。 「魁」は一番の責任者。かしら。首領。 「禍」は災難。不幸。
罪疑惟軽(ざいぎいけい)
罰を重くするか軽くするか悩ましい時には、軽くした方がよいということ。 「罪(つみ)の疑(うたが)わしきは惟(これ)軽くす」とも読む。
罪業消滅(ざいごうしょうめつ)
現世で起こした悪行も、仏道修行することで消してしまうことができるということ。 「罪業」は仏教語で罪の原因となる悪い行い。
在在所所(ざいざいしょしょ)
「あちらこちら」または「いたるところ」という意味。 「在在」と「所所」はどちらも「あちこち」や「ところどころ」という意味。
在々所々(ざいざいしょしょ)
「あちらこちら」または「いたるところ」という意味。 「在在」と「所所」はどちらも「あちこち」や「ところどころ」という意味。
在邇求遠(ざいじきゅうえん)
人としての正しい道は身近なところに求めるべきなのに、人は遠いところにあるものを求めようとするということ。 親や年長者など相応に敬うなど身近なことから始めれば、結局天下はうまく治まるという孟子の言葉から。
財多命殆(ざいためいたい)
多くの財産を持っていると、盗賊などに命を狙われる可能性が高くなるので危険という意味。 財産は多すぎるよりもほどほどのほうがよいということ。 「財(ざい)多くして命(いのち)殆(あや)うし」とも読む。
罪不容誅(ざいふようちゅう)
罪が重いため、死罪ですら許すことができないこと。 中国の後漢の歴史家の班固が、前漢の末期に帝位を奪った王莽について言った言葉。
在留邦人(ざいりゅうほうじん)
海外に一時的に家を持ち居住している日本人のこと。 「在留」は主に外国に居住することで、ある期間その地に滞在すること。 「邦人」は日本人のこと。
座右之銘(ざうのめい)
常に自分の中に留めて、戒めとする格言、名言、諺などのこと。 「座右」は座席の右ということから、自分の側に置いておくこと。 「銘」は自身への戒めにすること。
坐観成敗(ざかんせいばい)
うまくいくかどうかを、静かに傍観すること。 「坐(ざ)して成敗(せいばい)を観(み)る」とも読む。
坐臥行歩(ざがこうほ)
日常的に行う動作の体の動かし方のこと。 「坐」は座ること、「臥」は寝ること、「行歩」は歩くという意味から。
坐喫山空(ざきつさんくう)
山のような財産があっても、仕事をせずに消費ばかりしていると、いつかは尽きてしまうということ。 「坐(ざ)して喫(くら)えば山も空(むな)し」とも読む。
坐作進退(ざさしんたい)
日常生活で行う動作の体の動かし方。立ち居振る舞い。 「坐」は座る、「作」は立つ、「進」は進む、「退」は退く。 日常生活で行う基本的な動作を並べた言葉。 「座作進退」とも書く。
座作進退(ざさしんたい)
日常生活で行う動作の体の動かし方。立ち居振る舞い。 「坐」は座る、「作」は立つ、「進」は進む、「退」は退く。 日常生活で行う基本的な動作を並べた言葉。 「座作進退」とも書く。
坐視不救(ざしふきゅう)
他人が災難に遭っていても、座ったまま見ているだけで助けようとしないこと。 「坐視(ざし)して救わず」とも読む。
坐食逸飽(ざしょくいつほう)
仕事をせずに食事をして、気楽に食べたいだけ食べること。 「坐食」は仕事をせずに食事をすること。 「逸飽」は悩まずに好きなだけ食事をすること。 「坐食」は「座食」とも、「逸飽」は「佚飽」とも書く。
座薪懸胆(ざしんけんたん)
目的を果たすために、苦難に耐えて機会を待つこと。 「座薪」は固い薪の上に座ること、「懸胆」は枕元に苦い肝を懸けて、寝起きになめること。 あえて固い薪の上に座り、寝起きに苦い肝をなめることで、復讐心を忘れないようにしつつ、わき立たせるという意味から。
雑然紛然(ざつぜんふんぜん)
様々なものが、まとまりなく入り混じっていること。 「雑然」と「紛然」はどちらも入り混じること。 「紛然雑然」ともいう。
座右之銘(ざゆうのめい)
常に自分の中に留めて、戒めとする格言、名言、諺などのこと。 「座右」は座席の右ということから、自分の側に置いておくこと。 「銘」は自身への戒めにすること。
慙愧懺悔(ざんきざんげ)
仏の前で自分の行った悪い行いを告白して心を入れ替えること。仏教の言葉。 「慚愧」は恥ずかしいと強く感じている様子。 「慚愧」は「慙愧」とも書く。
慚愧懺悔(ざんきざんげ)
仏の前で自分の行った悪い行いを告白して心を入れ替えること。仏教の言葉。 「慚愧」は恥ずかしいと強く感じている様子。 「慚愧」は「慙愧」とも書く。
残膏賸馥(ざんこうしょうふく)
すぐれた人物や詩、文章などを言い表す言葉。 「膏」はあぶらのこと。 「賸」は余り。 「馥」は香り。 すぐれた人物がいた後に残る香りという意味から。または、豪華な食事の残り香のこと。 「賸馥」は「ようふく」とも読む。
残膏賸馥(ざんこうようふく)
すぐれた人物や詩、文章などを言い表す言葉。 「膏」はあぶらのこと。 「賸」は余り。 「馥」は香り。 すぐれた人物がいた後に残る香りという意味から。または、豪華な食事の残り香のこと。 「賸馥」は「ようふく」とも読む。
残酷非道(ざんこくひどう)
人の道にはずれていて、見ていられないほど酷い様子。 または、そのように酷い振る舞いや行い。
斬衰斉衰(ざんさいしさい)
親しい関係の人の死んだ時に使う喪服。 「斬衰」は縁を縫っていない喪服で、君主や父親が死んだ時に使う、最も重い三年の喪の期間に着る服。 「斉衰」は縁を縫っている喪服で、母親や妻が死んだ時に使う、二番目に重い一年の喪の期間に着る服。
残渣余蘖(ざんさよげつ)
逃げ延びた悪人たちの集団。残党。 「渣」はしぼった後の残り。 「蘖」は切り株の根元から生える若芽。ひこばえ。
残山剰水(ざんざんじょうすい)
戦争によって荒れ果てた山や川の様子。 または、山水画を描く技法のこと。 山や川の全体を描かずに、一部分を描いて雄大な自然を表現する技法をいう。 「残」と「剰」はどちらも「残っている」という意味。 「剰水残山」ともいう。
斬新奇抜(ざんしんきばつ)
物事の思いつきがこれまでにないほど新しく、独特なこと。 「斬新」は今までになく新しいこと。 「奇抜」は他の人が思いつきもしない、変わっていること。
残息奄々(ざんそくえんえん)
どうにか呼吸が出来ているような、死んでしまいそうな状態のこと。 または、そのような状態のことから、広く色々なことが滅びてしまいそうな苦しい状況のこと。 「残息」は呼吸のこと。 「奄」は覆うやふさぐという意味で、「奄奄」は呼吸が止まってしまいそうな状態ということから、弱々しい状態のこと。 「残息奄々」とも書く。
残息奄奄(ざんそくえんえん)
どうにか呼吸が出来ているような、死んでしまいそうな状態のこと。 または、そのような状態のことから、広く色々なことが滅びてしまいそうな苦しい状況のこと。 「残息」は呼吸のこと。 「奄」は覆うやふさぐという意味で、「奄奄」は呼吸が止まってしまいそうな状態ということから、弱々しい状態のこと。 「残息奄々」とも書く。
斬釘截鉄(ざんていせってつ)
毅然とした態度で、強い決断力があること。 「斬」と「截」はどちらも断ち切るということ。 釘や鉄を断ち切るという意味から。 元は禅宗の言葉で、妄想や煩悩などの迷いをすっぱりと断ち切ることをいう。 「釘を斬り鉄を截(た)つ」とも読む。
讒諂面諛(ざんてんめんゆ)
他人の悪口を言って、相手に媚を売ること。 「讒諂」は他人の悪口を言って、相手に気に入られようと媚を売ること。 「面諛」は相手の目の前で直接こびへつらうこと。
残忍刻薄(ざんにんこくはく)
人のことを気遣うこともなく、むごいこと。 「残忍」と「酷薄」はどちらも無慈悲なこと。 「残忍刻薄」とも書く。
残忍酷薄(ざんにんこくはく)
人のことを気遣うこともなく、むごいこと。 「残忍」と「酷薄」はどちらも無慈悲なこと。 「残忍刻薄」とも書く。
残念至極(ざんねんしごく)
非常に悔しいこと。 「至極」はこの上なくや、非常にという意味の言葉。
残念無念(ざんねんむねん)
たまらなく悔しいこと。 「残念」は目的を果たせずに思い残すこと。 「無念」は目的を果たすことが出来なくなることを悔しく思うこと。 似た意味の言葉を重ねて強調したもの。 「無念残念」ともいう。
残杯冷炙(ざんぱいれいしゃ)
そっけない扱いをされ、辱めをうけること。 「残杯」は他の人が口をつけて残した酒。 「冷炙」は焼いたあとに冷めた肉。 人の食べ残した飲食物で、もてなしをされるという意味から。
残編断簡(ざんぺんだんかん)
書物の欠片やちょっとした書き物のこと。 「断編」は切れてばらばらになった書物。 「残簡」はちりぢりになって残った書物。 「残編断簡」「断簡残編」ともいう。
讒謗罵詈(ざんぼうばり)
乱暴で品のない言葉を使い、相手のことを悪く言うこと。 「罵詈」は汚い言葉で相手の悪口を言うこと。 「讒謗」は他人のことを悪く言うこと。 「讒謗罵詈」ともいう。
暫労永逸(ざんろうえいいつ)
先に苦労をして、その後はずっとのんびりと暮らすこと。 「暫労」は一時的に頑張って働くこと。 「永逸」はいつまでものんびりと暮らすこと。