「しん」から始まる四字熟語
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臣一主二(しんいつしゅに)
誰に仕えるかは、個人の自由ということ。 元は臣下としての自分の体は一つしかないが、仕えることのできる主人はたくさんいるという意味の言葉。 仕えている君主が駄目なら、他にも君主はたくさんいるので、自由に見つけて仕えてもよいということをいう。
人為淘汰(じんいとうた)
数多くの中から、目的にあった性質を持った個体を選んで残していくこと。 家畜や植物などの品種改良の方法の一つ。 「人為」は自然のままではなく、人が手を加えること。 「淘汰」は悪いものを捨てて、良いものだけを残すこと。
神韻縹渺(しんいんひょうびょう)
芸術作品にある、表現できないほどのすぐれた趣のこと。 「神韻」は神業のようなすぐれた趣のこと。 「縹渺」はかすかではっきりとしない様子。 「縹渺」は「縹眇」とも、「縹緲」とも書く。
神韻縹眇(しんいんひょうびょう)
芸術作品にある、表現できないほどのすぐれた趣のこと。 「神韻」は神業のようなすぐれた趣のこと。 「縹渺」はかすかではっきりとしない様子。 「縹渺」は「縹眇」とも、「縹緲」とも書く。
神韻縹緲(しんいんひょうびょう)
芸術作品にある、表現できないほどのすぐれた趣のこと。 「神韻」は神業のようなすぐれた趣のこと。 「縹渺」はかすかではっきりとしない様子。 「縹渺」は「縹眇」とも、「縹緲」とも書く。
心悦誠服(しんえつせいふく)
相手の誠意から喜んで従うこと。 「心悦」は相手の行動や言葉に本心から喜ぶこと。 「誠服」は本心から尊敬して従うこと。
心猿意馬(しんえんいば)
煩悩や情欲などの欲望に、心を乱されて落ち着かないこと。 または、そのような欲望を抑えることができないことのたとえ。 「意馬」は馬が興奮して暴れまわるように、気持ちが落ち着かないこと。 「心猿」は激しく騒ぐ猿のように、気持ちが落ち着かないこと。 乱れて落ち着かない気持ちを、走り回る馬や騒ぎ立てる猿にたとえた仏教の言葉。 「心猿意馬」ともいう。
晨煙暮靄(しんえんぼあい)
朝に出る霧と夕方に出るもや。 「晨煙」は朝早くに出る霧。 「暮靄」は日暮れに出るもや。 霧やもやで霞んでいる日の出や夕暮れの風景をいう言葉。
塵外孤標(じんがいこひょう)
ずば抜けてすぐれていること。 「塵外」はこまごまとした世間のことを塵にたとえたもので、世間の外側にいるという意味。 「孤標」は人格などが他よりも一際すぐれていること。
人海戦術(じんかいせんじゅつ)
たくさんの人を使って、仕事や任務を成し遂げようとするやり方。 「人海」は人がたくさんいる様子を海にたとえた言葉。 元は人を多く集めて数の力を使い、敵軍を倒す戦略のことをいう。
心外千万(しんがいせんばん)
予想していなかった結果を非常に悔しく思うこと。 「心外」は思いもよらない結果を悔しく思うこと。 「千万」は程度がこの上ないこと。
神会黙契(しんかいもくけい)
言葉を使わずに、互いに意思が通じること。 「神会」は理解すること。 「黙契」は言葉で示さずに意思が伝わること。
尋花問柳(じんかもんりゅう)
花や柳を探しながら景色を楽しむことから、春の景色を楽しむこと。 または、花や柳を遊女や芸妓にたとえて、色町で遊ぶこと。 「柳を問い、花を尋ねる」とも読む。 「尋花問柳」ともいう。
心間手敏(しんかんしゅびん)
心と技術のどちらも習得していることのたとえ。 「心間」は心が落ち着いていること。 琴を演奏するときは、心は落ち着いているが、手は素早く思い通りに演奏できるということから。 「心(こころ)間(しず)かに手(て)敏(さと)し」とも読む。 「心閑手敏」とも書く。
心閑手敏(しんかんしゅびん)
心と技術のどちらも習得していることのたとえ。 「心間」は心が落ち着いていること。 琴を演奏するときは、心は落ち着いているが、手は素早く思い通りに演奏できるということから。 「心(こころ)間(しず)かに手(て)敏(さと)し」とも読む。 「心閑手敏」とも書く。
心願成就(しんがんじょうじゅ)
心の中で神仏に念じた願いが叶うこと。 「心願」は神仏に心から願うこと。 「成就」は願ったとおりに願いが叶うこと。
人間青山(じんかんせいざん)
世の中は広く、死に場所ならどこにでもあるので、目的を果たすために、故郷を捨ててでも大いに活躍するべきであるということ。 「人間」は世の中、世間。 「青山」は墓。死に場所。 世の中は広いので、死に場所くらいはどこにでもあるという意味から。 「人間至る処青山有り」を略した言葉。
心機一転(しんきいってん)
何かをきっかけに、気持ちがよい方向に切り替わること。 「心機」は心の動き、気持ち。 「一転」はがらりと変わること。ひっくり返ること。
心悸昂進(しんきこうしん)
心臓の鼓動が速く激しくなること。 「心悸」は心臓の鼓動が乱れる、動悸のこと。 「亢進」は高ぶること。 病気や精神的な興奮などで、心臓の鼓動が速く激しくなることをいう。 「心悸昂進」とも書く。
心悸亢進(しんきこうしん)
心臓の鼓動が速く激しくなること。 「心悸」は心臓の鼓動が乱れる、動悸のこと。 「亢進」は高ぶること。 病気や精神的な興奮などで、心臓の鼓動が速く激しくなることをいう。 「心悸昂進」とも書く。
新鬼故鬼(しんきこき)
最近死んだ人の霊魂と昔死んだ人の霊魂のこと。 「鬼」は霊魂のこと。
仁義多責(じんぎたせき)
仁愛と正義を備えている人は、果たすべき社会的責任が大きくなるということ。 「仁義(じんぎ)は責(せ)め多し」とも読む。
信疑忠謗(しんぎちゅうぼう)
誠実な言動や信念が疑われ、誹謗中傷される不幸な状況を指す言葉。 「信(しん)にして疑(うたが)われ忠(ちゅう)にして謗(そし)らる」とも読む。
神機妙算(しんきみょうさん)
非常にすぐれた策略のこと。 「神機」は神が考えたような素晴らしい策略。 「妙算」はすぐれた策略。
新旧交替(しんきゅうこうたい)
新しいものと古いものが入れ替わること。特に重要な地位や立場での人事や物事の変化を指す言葉。
心急如火(しんきゅうじょか)
極度に焦って落ち着かない心の状態を表す言葉。 火がついてしまった時のように焦ることから。 「心急(しんきゅう)火(ひ)の如(ごと)し」とも、「心(こころ)急(きゅう)なること火(ひ)の如(ごと)し」とも読む。
信及豚魚(しんきゅうとんぎょ)
多くの人から厚く信用されている状態のたとえ。 祭祀を行う人の誠意が供え物である豚や魚にまで及ぶ、という意味から来ている言葉。 「信(しん)豚魚(とんぎょ)に及ぶ」とも読む。
深居簡出(しんきょかんしゅつ)
奥の深いところで閉じこもり、出歩かないようにすること。 「深居」は奥の深い場所にいること。 「簡出」は機会を選んで出ること。または、稀に出ること。 高い身分の人が姿をくらます時に使われる言葉。
晨去暮来(しんきょぼらい)
朝早く家を出て、夕方になって帰ってくること。 「晨」は早朝。 野鳥が朝早くに餌を探しに出て、夕方には巣に帰ってくるということから。
人琴之嘆(じんきんのたん)
人が死んだことを激しく悲しむ様子。 「琴」は中国の弦楽器で、琴柱のない琴。 中国の晋の王徽之と王献之の兄弟は、どちらも琴の名人だったが、王献之が若くして亡くなり、王献之の琴を王徽之が弾いてもうまくいかず、琴を投げつけ、嘆き悲しんだという故事から。
真金不鍍(しんきんふと)
真の実力や才能があれば、わざわざ外見や表面を飾る必要はないということ。 金自体が高く評価される素材であるため、めっきで表面を飾る必要がないことから。 「鍍」はめっきのこと。 「真金(しんきん)は鍍(と)せず」とも読む。
辛苦艱難(しんくかんなん)
困難な状況に苦しみ悩むこと。 「艱」と「難」はどちらも苦しむことや悩むこと。 「辛苦」は苦しみ悩みのこと。 似た意味の言葉を重ねて強調したもの。 「辛苦艱難」ともいう。
辛苦辛労(しんくしんろう)
ひどく辛い苦労をすること。 「労苦」という言葉に、「辛」を加えて強調した言葉。 「辛労」は「心労」とも書く。 「辛苦辛労(辛苦心労)」ともいう。
辛苦心労(しんくしんろう)
ひどく辛い苦労をすること。 「労苦」という言葉に、「辛」を加えて強調した言葉。 「辛労」は「心労」とも書く。 「辛苦辛労(辛苦心労)」ともいう。
辛苦遭逢(しんくそうほう)
非常に辛く苦しい出来事にあうこと。 「辛苦」は辛く苦しい出来事。 「遭」と「逢」はどちらも遭遇するということ。
身軽言微(しんけいげんび)
地位が低いと発言も軽く扱われるということ。 「身軽」は身分が低いこと。 「言微」は言葉が軽く扱われること。 「身(み)軽くして言(げん)微(いや)し」とも読む。
神経衰弱(しんけいすいじゃく)
疲労によって神経が過敏になる精神の病気。 または、トランプ遊びの名称。
信外軽毛(しんげきょうもう)
心が安定せず乱れやすい凡夫のこと。 「信外」は仏教の言葉で、修行の初期段階である「十信」をまだ終えていない状態のこと。 「軽毛」は風にあおられて安定しない羽毛。
人傑地霊(じんけつちれい)
すぐれた土地から素晴らしい人材が世の中に出ること。 「地霊」はすぐれた土地。または、霊的な存在が宿る土地。 「人傑」は素晴らしい人材。 「人傑地霊」ともいう。
人権蹂躙(じんけんじゅうりん)
人が生まれながらに持っている権利を侵すこと。 または、憲法で保障されている、国民が人らしく生きるための権利を国家が侵すこと。 「人権」は人が生まれながらに持っている、人らしく生きるための権利。 「蹂躙」はふみにじること。侵害すること。
真剣勝負(しんけんしょうぶ)
全力の勝負。 元は武士が木刀や竹刀などではなく、真剣で戦うことをいう。
身言書判(しんげんしょはん)
人を登用するときに基準とするもののこと。 「身」は容姿。 「言」は言葉遣い。 「書」は筆跡。 「判」は文章。 中国の唐の官吏を登用するときの基準をいう。
心堅石穿(しんけんせきせん)
意志を貫き通せば、どんな困難なことも解決することができるということ。 「心堅」は意志が固いこと。 「穿」は穴を空けるや、貫き通すということ。 意志が固ければ、石に穴を開けることもできるという意味から。 傅先生は師から木ののみだけを渡されて、岩盤に穴を開ける修行を与えられたが、四十七年かけて穴を開けたという故事から。 「心(こころ)堅ければ石(いし)をも穿(うが)つ」とも読む。
信言不美(しんげんふび)
誠実な言葉は飾り気がなく、必ずしも美しくないということ。 「信言(しんげん)美(び)ならず」とも読む。 この後に、「美言(びげん)信(しん)ならず(飾り立てた言葉は信用できない)」と続く。
仁言利博(じんげんりはく)
徳の高い人物の言葉や行動は、多くの人々に利益があるということ。 「仁言」は徳のある人の言葉。 「利博」は利益が広い範囲に及ぶこと。 「仁言(じんげん)利博(ひろ)し」とも読む。
心慌意乱(しんこういらん)
ひどく慌てて、何がなんだかわからなくなること。 「心慌」は慌てること。 「意乱」は心が乱れて訳がわからなくなること。 「心(こころ)慌(あわ)ただしく意(い)乱(みだ)る」とも読む。
人口膾炙(じんこうかいしゃ)
多くの人たちの話題となり、人気を集めること。 「膾」は生肉を細かく刻んだ食べ物、「炙」は炙り肉のことで、どちらも多くの人がご馳走として好んで食べることから。 「人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)する」とも読む。 「膾炙人口」ともいう。
神工鬼斧(しんこうきふ)
人の技術で作られたとは思えない素晴らしい作品のこと。 神が細工を施したような、鬼神が斧をふるって作ったような作品という意味から。 神業や名人芸のことをいう。 「鬼斧神工」ともいう。
深溝高塁(しんこうこうるい)
守りの固い城塞のこと。 「溝」は敵の侵入を防ぐための堀。 「塁」は土石を重ねて作った砦。 深い堀と高い砦ということから。
心口如一(しんこうじょいつ)
内心と発言が同じであること。裏表のない様子。 心と口が一つであるという意味から。 「心口(しんこう)一(いつ)の如(ごと)し」とも読む。
心曠神怡(しんこうしんい)
心が大らかで、非常に楽しい気分になること。 「心曠」は心が広く、大らかなこと。 「神怡」は心が喜ぶこと。 岳陽楼の上階に登ると、心が広々として愉快な気持ちになり、栄誉も恥も忘れて酒杯をあげ、喜びで胸が一杯になったということから。 「心(こころ)曠(ひろ)く神(しん)怡(よろこ)ぶ」とも読む。
心広体胖(しんこうたいはん)
心が広く穏やかな人は、体も大きく落ち着いて見えるということ。 「心広」は心が大きく広いこと。 「体胖」は体が大きくのびのびとしていること。 「心(こころ)広ければ体(たい)胖(ゆた)かなり」とも読む。
人口稠密(じんこうちゅうみつ)
人や家が一箇所に集まっていること。 「稠密」は隙間がないほどに集まっていること。
人口稠密(じんこうちょうみつ)
人や家が一箇所に集まっていること。 「稠密」は隙間がないほどに集まっていること。
塵垢粃糠(じんこうひこう)
何の役にも立たないもののたとえ。 「塵」は小さなごみ、ちり。 「垢」は皮膚のよごれ、あか。 「粃」は殻ばかりで実っていない穀物、しいな。 「糠」は米の外皮の糠。
深根固柢(しんこんこてい)
基礎をよく固めて、不安定にならないようにすること。 「根」と「柢」はどちらも木の根のことで、物事の基礎のたとえ。 根を深く強固なものにするという意味から。 「根(ね)を深くして柢(てい)を固くす」とも読む。 「深根固蔕」とも書く。
深根固蔕(しんこんこてい)
基礎をよく固めて、不安定にならないようにすること。 「根」と「柢」はどちらも木の根のことで、物事の基礎のたとえ。 根を深く強固なものにするという意味から。 「根(ね)を深くして柢(てい)を固くす」とも読む。 「深根固蔕」とも書く。
尋言逐語(じんごんちくご)
仏教の言葉で、経典の文字や言葉の解釈だけを考え、本質を理解しようとしないこと。 「言(げん)を尋(たず)ね語を逐(お)う」とも読む。
神采英抜(しんさいえいばつ)
内面も容姿も他の人よりもすぐれていること。 「神采」は心と外見。 「英抜」は他よりもずば抜けてすぐれていること。 「神彩英抜」とも書く。
神彩英抜(しんさいえいばつ)
内面も容姿も他の人よりもすぐれていること。 「神采」は心と外見。 「英抜」は他よりもずば抜けてすぐれていること。 「神彩英抜」とも書く。
神算鬼謀(しんさんきぼう)
人が考えたとは思えないほどにすぐれた策略のこと。 「算」と「謀」はどちらも策略のこと。 神や鬼神が考えた策略という意味から。
深山窮谷(しんざんきゅうこく)
人が入ったことのないような、奥深い山と深い谷のこと。 「深山」は人里から離れた場所にある山。 「窮谷」は深い谷。
人山人海(じんざんじんかい)
非常に多くの人が集まっていることのたとえ。
深山幽谷(しんざんゆうこく)
人里から遠く離れ、誰も足を踏み入れたことがないような深く静かな自然の地のこと。 「深山」は人里から遠く離れた奥深い山のこと。 「幽谷」は山奥の静かな谷のこと。
塵思埃念(じんしあいねん)
一般的なくだらない考えや邪念のこと。 「塵思」と「埃念」はどちらもくだらない考えという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調したもの。 塵や埃のように汚れた考えという意味から。
人事葛藤(じんじかっとう)
人間と人間の争い。 「人事」は人間にかかわりのある事柄。 「葛藤」は植物のかずらや藤がもつれて絡むという意味から、争いやごたごたのたとえ。
深識遠慮(しんしきえんりょ)
これから先の出来事までしっかりと考えること。 「深識」は判断力や理解力が深いこと。 「遠慮」はこれから先のことを深く考えること。
深識長慮(しんしきちょうりょ)
これから先の出来事までしっかりと考えること。 「深識」は判断力や理解力が深いこと。 「長慮」はこれから先のことを深く考えること。
紳士協定(しんしきょうてい)
お互いが守ると信頼し合って結ばれる、非公式の約束。 または、条約の一種で、形式で縛らない合意のこと。 「紳士」は礼儀正しく、上品で教養のある男性。 「協定」は話し合って決めること。
慎始敬終(しんしけいしゅう)
最初から最後まで、気をゆるめずに慎重に行うこと。 または、物事は最初と最後が大切であるということ。 「慎」と「敬」はどちらも細心の注意を払うこと。 「始めを慎み終わりを敬(つつ)しむ」とも読む。
人事考課(じんじこうか)
組織などで、所属している人の功績を評価して査定すること。 「考」は比較して調査すること。 「課」は功績を評価すること。
心事高尚(しんじこうしょう)
心の中で思う事の品性が高く、立派な様子。 「心事」は心の中で思うこと。 「高尚」は上品で立派なこと。
参差錯落(しんしさくらく)
様々な不揃いなものが入り混じっている様子。 「参差」は大きさや長さが揃っていない。 「錯落」は色々のものがごちゃごちゃと交ざっていること。
紳士淑女(しんししゅくじょ)
高い教養と品格を持つ、礼儀正しい立派な男性と女性。 「淑女紳士」ともいう。
人之常情(じんしじょうじょう)
人が普段から持っている感情や一般的な考え方。 「人(ひと)の常情(じょうじょう)」とも読む。
心耳心眼(しんじしんがん)
心を研ぎ澄まして、物事を深く理解したり判断したりすること。 心の耳と心の眼を使って洞察するとの意から。
脣歯相依(しんしそうい)
互いに頼り合い、支え合う深い関係にある状態。 「脣」は唇のこと。 密接に関わり合っている唇と歯のような関係との意から。 「脣歯(しんし)相(あい)依(よ)る」とも読む。 「脣」は「唇」とも書く。
唇歯相依(しんしそうい)
互いに頼り合い、支え合う深い関係にある状態。 「脣」は唇のこと。 密接に関わり合っている唇と歯のような関係との意から。 「脣歯(しんし)相(あい)依(よ)る」とも読む。 「脣」は「唇」とも書く。
真実一路(しんじついちろ)
真実だけを求めて生きること。 または、誠実に生きること。 「一路」はまっすぐやひたすらという意味。 山本有三の同名の小説によって広まったとされる言葉。
真実無妄(しんじつむぼう)
間違いや嘘ではない、本当のこと。 または、嘘や偽りのない様子。 「無妄」は騙したり、偽らないこと。
真実無妄(しんじつむもう)
間違いや嘘ではない、本当のこと。 または、嘘や偽りのない様子。 「無妄」は騙したり、偽らないこと。
人事天命(じんじてんめい)
人として出来る限りの努力をして、結果は運命に任せること。 「人事」は人間ができること。 「天命」は運命。 「人事を尽くして天命を待つ」を略した言葉。
唇歯之国(しんしのくに)
利益も損害も共にする近い関係の国同士のこと。 「唇歯」は唇と歯のことで、近い関係のたとえ。
人事不省(じんじふせい)
意識を失うこと。昏睡状態になること。 病気や怪我などで意識を失い、刺激に反応を示さないほどの酷い状態になることをいう。 「人事」は人としての感覚・意識。 「不省」は意識がはっきりとしないこと。
脣歯輔車(しんしほしゃ)
一つが駄目になるともう一つも駄目になるような、非常に深い関係のこと。 「輔車」は車の添え木と車の荷台。または、頬の骨と下顎の骨のこと。 「唇と歯」や「頬の骨と下顎の骨」のように、互いに助け合うことによって存続できるような関係をいう言葉。 中国の晋が虢(かく)の国を攻めるときに、虞(ぐ)の国は晋に通過する許可を出したが、虞の国と互いに助け合う関係にあった虢の国が滅びると、虞の国も滅びたという故事から。 「脣歯」は「唇歯」とも書く。 「輔車脣歯(輔車唇歯)」ともいう。
唇歯輔車(しんしほしゃ)
一つが駄目になるともう一つも駄目になるような、非常に深い関係のこと。 「輔車」は車の添え木と車の荷台。または、頬の骨と下顎の骨のこと。 「唇と歯」や「頬の骨と下顎の骨」のように、互いに助け合うことによって存続できるような関係をいう言葉。 中国の晋が虢(かく)の国を攻めるときに、虞(ぐ)の国は晋に通過する許可を出したが、虞の国と互いに助け合う関係にあった虢の国が滅びると、虞の国も滅びたという故事から。 「脣歯」は「唇歯」とも書く。 「輔車脣歯(輔車唇歯)」ともいう。
心若死灰(しんじゃくしかい)
さっぱりとしていて欲がない様子。または深い悲しみによって元気を失った状態。 心が燃え尽きて冷たくなった灰のようであるとの意から。 「心(こころ)死灰(しかい)の若(ごと)し」とも読む。
斟酌折衷(しんしゃくせっちゅう)
それぞれの事情や心情を汲み取って、その中間を取ること。 「斟酌」は事情や心情を汲み取ること。 「折衷」は複数の中間を選び取ること。 「斟酌折中」とも書く。
斟酌折中(しんしゃくせっちゅう)
それぞれの事情や心情を汲み取って、その中間を取ること。 「斟酌」は事情や心情を汲み取ること。 「折衷」は複数の中間を選び取ること。 「斟酌折中」とも書く。
仁者必勇(じんしゃひつゆう)
思いやりのある人には勇気も備わっているということ。 「仁(じん)ある者(もの)は必ず勇(ゆう)あり」とも読む。
仁者不憂(じんしゃふゆう)
仁徳が備わった人は、常に人としての正しい行いをするので、悩むことがないということ。 「仁者」は仁徳が備わっている人、仁徳者。 「不憂」は悩んだり、不安になったりしないこと。 「仁者(じんしゃ)は憂(うれ)えず」とも読む。
仁者無敵(じんしゃむてき)
人徳が備わった人には、敵になる人がいないということ。 「仁者」は仁徳が備わっている人、仁徳者。 仁徳者が君主になれば、全ての人民を平等に愛するので、敵になる人がいなくなるという意味から。 「仁者は敵無し」とも読む。
仁者楽山(じんしゃらくざん)
仁徳のある人は心に余裕があって落ち着いているので、似た様にずっしりと安定している山を好むということ。 「仁者(じんしゃ)は山を楽しむ」とも読む。
慎終如始(しんしゅうじょし)
物事を最後の段階になっても、初めの段階で持っていた慎重さを維持し、気を緩めないようにすること。 失敗を防ぐための重要な心構え。 「終(お)わりを慎(つつし)むこと始(はじ)めの如(ごと)し」とも読む。
慎終追遠(しんしゅうついえん)
父母の葬式と先祖の祭祀を、心を込めて行うこと。 「終」は父母の葬式。 「遠」は先祖を祀ること。 「終(お)わり慎(つつし)み遠(とお)きを追(お)う」とも読む。
進取果敢(しんしゅかかん)
自身の意思で積極的に取り組み、大きな決断力を持って、失敗を恐れずに取り組むこと。 「進取」は積極的に物事に取り組むこと。 「果敢」は恐れずに大胆に行うこと。
伸縮自在(しんしゅくじざい)
思うように伸ばしたり、縮めたりできること。 または、物事を思うとおりに操れること。 「伸縮」は伸ばしたり縮めたりすること。 「自在」は思うことが思うとおりになること。
人主逆鱗(じんしゅげきりん)
君主や支配者から怒りを買うことのたとえ。 「人主」は君主や支配者のこと。 「逆鱗」は竜の顎の下に逆さに生えているとされる一枚の鱗のことで、これに触ると竜は激怒して触った人を殺すという伝説から、上の立場の人からの激しい怒りを買うことのたとえ。 「人主もまた逆鱗有り」を略した言葉。
神出鬼没(しんしゅつきぼつ)
自由に現れたり隠れたりすること。 または、何の兆しもなく、突然現れたり隠れたりすること。 または、自在に出没するため、所在がわからないこと。 「神出」は神が現れること。 「鬼没」は鬼神が消えること。 自在に出没する様子を神や鬼神にたとえた言葉。
人主逆鱗(じんしゅのげきりん)
君主や支配者から怒りを買うことのたとえ。 「人主」は君主や支配者のこと。 「逆鱗」は竜の顎の下に逆さに生えているとされる一枚の鱗のことで、これに触ると竜は激怒して触った人を殺すという伝説から、上の立場の人からの激しい怒りを買うことのたとえ。 「人主もまた逆鱗有り」を略した言葉。
浸潤之譖(しんじゅんのそしり)
非難や中傷の言葉が、すこしずつ信じられていくこと。 「浸潤」は液体が染み込むという意味から、思想などが人々の間に染み込んで広がることのたとえ。
尋常一様(じんじょういちよう)
他と変わらず、普通な様子。 「尋常」は変わったことのない、普通なこと。 「一様」は行動や状態が他と同じこと。
深情厚誼(しんじょうこうぎ)
情愛の深くこもった付き合いのこと。 「深情」は相手を深く思う気持ちのこと。 「厚誼」は深い親しみの気持ち。 相手からの心遣いをいう言葉。
唇焦口燥(しんしょうこうそう)
大きな声で何度も叫ぶこと。 または、思いっきり叫んで疲れ弱った様子。 または、大きな声で激しい議論をする様子。 唇が焼け焦げて、口の中が乾燥するという意味から。 「唇(くちびる)焦(こ)げ、口燥(か)わく」とも読む。
真正真銘(しんしょうしんめい)
本物であること。嘘や偽りが少しも存在していないこと。 「真正」は本物であること、「真銘」は起源や経歴に間違いがないという意味から、本物であることのたとえで、似ている意味の言葉を重ねて強調した言葉。
尋章摘句(じんしょうてきく)
些細なことばかりこだわって、全体的なものの見方ができないこと。 「尋章」と「摘句」は文章の一節を考えること。 文章や詩の語句を解釈することにこだわって、書物全体の意味や趣旨を理解できないという意味から。 「章を尋(たず)ね句を摘(つ)む」とも読む。
参商之隔(しんしょうのへだて)
距離が非常に離れているために、会う機会がないこと。 または、夫婦や家族が別れたり、不仲になることのたとえ。 「参」はオリオン座の星、参星。 「商」はさそり座の星、商星。 東西に遠く離れた二つの星は、空に同時に現れることはないということから。 古代中国の高辛氏の二人の息子は仲が悪く、いつも争いをしていたために、互いに遠く離れた参星と商星をつかさどらせたという伝説から。
信賞必罰(しんしょうひつばつ)
賞と罰を正しく与えること。 立派な働きをしたものには必ずそれ相応の褒賞を与え、罪を犯したものには必ずそれ相応の罰を与えること。 「信賞」は必ず褒賞を与えること。 「必罰」は必ず罰を与えること。
心象風景(しんしょうふうけい)
心の中で思い浮かぶ風景のこと。 経験や感覚、感情などが元になって生み出される風景をいう。
針小棒大(しんしょうぼうだい)
たいしたことがない物事を、実際より大げさに言うこと。 針ほどの小さく些細なことを、棒ほどに大きく言うという意味から。
晨鐘暮鼓(しんしょうぼこ)
仏寺で、朝と夜に鐘と太鼓を打ち鳴らして時間を知らせること。 また、人の目を覚まさせるような戒めの言葉。 「晨鐘暮鼓」ともいう。
神色自若(しんしょくじじゃく)
何があっても慌てずに落ち着いていること。 「神色」は精神と顔色。 「自若」は心がいつもと同じこと。 何があっても普段と同じ対応をするという意味から。
心織筆耕(しんしょくひっこう)
文章を書くことで生計を立てること。 心で機を織って、筆で田畑を耕して暮らすという意味から。 中国の唐の詩人の王勃が人に頼まれて文章を作ると、お礼として車一杯に黄金をもらったということを、人々がからかったという故事から。
心如鉄石(しんじょてっせき)
人の忠誠心が非常に強いことのたとえ。 心が鉄や石のように堅く揺るがないとの意から。 「心(こころ)、鉄石(てっせき)の如(ごと)し」とも読む。
心如涌泉(しんじょようせん)
知略やアイデアが絶えず湧き出ることのたとえ。 心が水の湧き出る泉のように絶えず新しいものを生むとの意から。 「心(こころ)、涌泉(ようせん)の如(ごと)し」とも読む。
人死留名(じんしりゅうめい)
功績を上げて世に名前を残すこと。 「人を死して名を留(とど)む」とも読む。
身心一如(しんしんいちにょ)
肉体と精神は一つのものの両面であり、分けることはできないということ。 「一如」は一体であること。 「心身一如」とも書く。
心身一如(しんしんいちにょ)
肉体と精神は一つのものの両面であり、分けることはできないということ。 「一如」は一体であること。 「心身一如」とも書く。
身心一如(しんじんいちにょ)
肉体と精神は一つのものの両面であり、分けることはできないということ。 「一如」は一体であること。 「心身一如」とも書く。
心身一如(しんじんいちにょ)
肉体と精神は一つのものの両面であり、分けることはできないということ。 「一如」は一体であること。 「心身一如」とも書く。
人心一新(じんしんいっしん)
人々の心を新しくすること。 「人心」はたくさんの人々の心。 「一新」は古いものを無くして、新しいものにすること。
薪尽火滅(しんじんかめつ)
人が死ぬこと。 「薪尽」は薪が無くなること。 「火滅」は火が消えること。 元は仏教の言葉で、釈迦の入滅のことをいい、そこから人の死をいう。 「薪(たきぎ)尽きて火(ひ)滅ぶ」とも読む。
新進気鋭(しんしんきえい)
新たに現れた、鋭い意気込みがある将来有望な人のこと。 「新進」はその分野に新しく現れること。 「気鋭」は鋭く盛んな意気込みがあること。
人心洶洶(じんしんきょうきょう)
世の人たちの心が恐れおののいて動揺していること。 「洶洶」はびくびくしたり、動揺したりすること。
人心洶々(じんしんきょうきょう)
世の人たちの心が恐れおののいて動揺していること。 「洶洶」はびくびくしたり、動揺したりすること。
信心決定(しんじんけつじょう)
阿弥陀仏(あみだぶつ)の救済の本願を信じ、その信念が不動である状態を指す仏教用語。
人身攻撃(じんしんこうげき)
主張などに対して具体的な反論ではなく、その人個人の事情や行動を非難すること。 「人身」は個人の事情や行動のこと。 「攻撃」は激しく非難すること。
心神耗弱(しんしんこうじゃく)
精神が弱くなって、善悪の判断や行動を抑制する能力が弱くなること。 「心神」は心と精神。 「耗弱」はすり減って弱くなること。 医学や法律などで使われる用語で、心神喪失の手前の状態をいう。
人心収攬(じんしんしゅうらん)
たくさんの人たちの心をしっかりとらえてまとめること。 または、たくさんの人たちの信頼を得ること。 「収攬」はまとめて手でにぎること。
人心如面(じんしんじょめん)
人々の心は、顔のように個々に異なるということ。 心も容姿も人それぞれであり、一概に判断できないという意味から。 「人心(じんしん)は面(めん)の如(ごと)し」とも読む。
心神喪失(しんしんそうしつ)
精神的に弱って、行動の結果がどうなるかを考える能力がなくなること。 「心神」は心、精神。 「喪失」は失う、無くすこと。 法律用語。
真人大観(しんじんたいかん)
物事を深くきわめた人は広く全体を見ることができ、判断を間違えないということ。 「真人」は道理をわきまえていて、深く物事に通じている人のこと。 「大観」は物事全体を広く見ること。
身心脱落(しんじんだつらく)
体も心も全ての束縛から解き放たれること。 中国の宋の如浄禅師のもとで、道元が修行した際に得た実感を言い表した言葉。
人心向背(じんしんのこうはい)
人々の心がどちらに向かうかということ。 「人心」はたくさんの人たちの心。 「向背」は従うか背くかということ。 たくさんの人たちが同意するか、反対するかという意思やその傾向のことをいう。
人心沸騰(じんしんふっとう)
多くの人々の心が熱狂すること。 「人心」はたくさんの人たちの心。 「沸騰」は興奮状態になること。
薪水之労(しんすいのろう)
人に仕えて、怠けず懸命に働くこと。 または、炊事などの家事仕事。 「薪水」は薪を拾いに行って、水を汲みに行くこと。
進寸退尺(しんすんたいしゃく)
少し前に進み、進んだよりも多く退くこと。 または、利益よりも損害のほうが多いことのたとえ。 「寸」と「尺」は距離の単位で、一尺は十寸と同じ。 一寸の距離進んで、一尺の距離退くという意味から。
進寸退尺(しんすんたいせき)
少し前に進み、進んだよりも多く退くこと。 または、利益よりも損害のほうが多いことのたとえ。 「寸」と「尺」は距離の単位で、一尺は十寸と同じ。 一寸の距離進んで、一尺の距離退くという意味から。
人生羈旅(じんせいきりょ)
人の人生、一生。 「羈旅」は旅のこと。 人生、一生のことを旅にたとえた言葉。
人生行路(じんせいこうろ)
人の一生。 「行路」は道を行くということから、旅路のこと。 人の一生をどうなるか予測できない、長く困難な旅路にたとえた言葉。
人生在勤(じんせいざいきん)
生きていく上で、努力と勤勉が重要であるとの考え。 「人生(じんせい)は勤(つと)むるに在(あ)り」とも読む。
人生如夢(じんせいじょむ)
人の一生が儚いことのたとえ。 人の一生は夢のように消えてしまいやすいということから。 「人生(じんせい)夢の如(ごと)し」とも読む。
信誓旦旦(しんせいたんたん)
誠意を持って本心から誓うこと。 「旦旦」は明らかな様子。または、心がこもっている様子。 元は、男性が女性に結婚を申し込むときの気持ちを言い表す時に使われた言葉。
信誓旦々(しんせいたんたん)
誠意を持って本心から誓うこと。 「旦旦」は明らかな様子。または、心がこもっている様子。 元は、男性が女性に結婚を申し込むときの気持ちを言い表す時に使われた言葉。
人生朝露(じんせいちょうろ)
人の一生が儚いことのたとえ。 「朝露」は朝の早い時間におりた露のことで、昼には消えてしまうということから、儚いもののたとえ。 人の一生を消えやすい朝露にたとえた言葉。 「人生朝露の如し」を略した言葉。
人生哲学(じんせいてつがく)
人生とその意義、価値、目的などに関する哲学。
心正筆正(しんせいひつせい)
心が正しければ、その人の筆跡も整うということ。 中国の唐時代の書家、柳公権が穆宋皇帝に筆法を尋ねられたときに言ったとされる言葉。 「心(こころ)正(ただ)しければ筆(ふで)正(ただ)し」とも読む。
晨星落落(しんせいらくらく)
仲のよい友人が次第に少なくなっていくこと。または、歳をとるにつれて友人が死んでいなくなっていくこと。 「晨星」は明け方の空に残っている星。 「落落」は閑散としていてさびしい様子。 夜が明けるにつれて星が一つ一つと消えていく様子から。 「落落晨星」ともいう。
親戚知己(しんせきちき)
血縁関係にある親族と、親しい友人や知人を指す言葉。 「親戚」は血縁者のこと。 「知己」は友人や親しい知人のこと。
人跡未踏(じんせきみとう)
人がまだ足を踏み入れたことがないこと。 「人跡」は人が歩いた足跡のこと。 「未踏」は未だ誰一人として、足を踏み入れていないこと。
親善使節(しんぜんしせつ)
国家や地域間の友好的な関係を築く、または既存の友好関係を深化・増進するために派遣される人々や団体。
神仙思想(しんせんしそう)
古代中国の思想で、俗世を超越した不老不死の仙人になろうとする考えをいう。 「神仙」は不老不死で神通力を持っている仙人のこと。 道教では、仙人になることを教義の根幹としていた。
尽善尽美(じんぜんじんび)
完璧なこと。 善と美のどちらもきわめているということから。 「善を尽くし美を尽くす」とも読む。
真相究明(しんそうきゅうめい)
事件などの分かっていない事実を追い求め、明らかにすること。 「真相」は明らかになっていない事実。 「究明」は真理や真実を追い求めて、明らかにすること。
深造自得(しんぞうじとく)
自身の力だけで学問を奥深くまで習得していること。 「深造」は学問の奥深い境地に至ること。 「自得」は独力で道を習得すること。
深層心理(しんそうしんり)
普段生活しているときには意識されない、奥深いところに隠れている心理のこと。 「心理」は心の動きや状態のこと。 心理学者のフロイトやユングによる心理学の用語。
脣槍舌剣(しんそうぜつけん)
きつい言い方で相手を強く非難すること。 「脣」は唇のこと。 槍のような唇と剣のような舌との意から。 「脣」は「唇」とも書く。
唇槍舌剣(しんそうぜつけん)
きつい言い方で相手を強く非難すること。 「脣」は唇のこと。 槍のような唇と剣のような舌との意から。 「脣」は「唇」とも書く。
迅速果敢(じんそくかかん)
すぐに決断して、迷わずに行動すること。 「迅速」は非常に速いこと。 「果敢」は物事を思い切りよく決断すること。
迅速果断(じんそくかだん)
物事を思い切りよく速やかに決断し、行動すること。 「果断」は物事を思い切りよく決断すること。
進退維谷(しんたいいこく)
どうすることもできないこと。 進むことも退くこともできないということから。 「進退維(こ)れ谷(きわ)まる」とも読む。
進退去就(しんたいきょしゅう)
現在の職や地位に留まるか辞めるかなどの、身の振り方や対応方法のこと。 「進退」と「去就」はどちらも、留まることと辞めること。 似た意味の語を重ねた言葉。 「去就進退」ともいう。
身体髪膚(しんたいはっぷ)
人の体のあらゆる部分のこと。全身。 「髪膚」は髪の毛と皮膚のこと。 出典には「身体髪膚之を父母に受く」とあり、父母から受けた体は大切なものであるという意味の言葉。
身体髪膚(しんだいはっぷ)
人の体のあらゆる部分のこと。全身。 「髪膚」は髪の毛と皮膚のこと。 出典には「身体髪膚之を父母に受く」とあり、父母から受けた体は大切なものであるという意味の言葉。
進退両難(しんたいりょうなん)
どうすることもできないこと。 前に進むことも、後ろに下がることも難しいという意味から。 「進退両(ふた)つながら難(かた)し」とも読む。
人畜無害(じんちくむがい)
何ものにも害を与える可能性がないこと。 または、そのような人や物のこと。 「人畜」は人と家畜。 落ち着いた性格の人や、女性に対して危険性のない男性をいう言葉。
心地光明(しんちこうめい)
心が正しく、清く広いこと。 「心地」は心のこと。 「光明」は仏の心身から放たれる、明るく輝く光のこと。
身中之虫(しんちゅうのむし)
組織や集団の内部から災いをもたらすこと。 獅子の体内に寄生する虫が獅子を死なせることから。
人中之竜(じんちゅうのりゅう)
たくさんの人の中でも、飛びぬけてすぐれた才能のある人のこと。 「竜」はすぐれた才能を持っている人のたとえ。 中国の晋の時代の隠者の宋繊を称賛した言葉から。
尽忠報国(じんちゅうほうこく)
国に忠義を尽くして、国からの恩に報いること。 「尽忠」は誠意を込めて君主や国家に尽くすこと。 「報国」は国から受けた恩に報いること。 中国の南北朝時代の皇帝宣帝の死後、その遺言に背こうとした高官を顔之儀が諫(いさ)めたとされる言葉から。 「報国尽忠」ともいう。
陣中見舞(じんちゅうみまい)
頑張って仕事をしている人を訪ねて励ますこと。 または、そのときに渡す贈り物のこと。 「陣」は戦場の中の本部。 もとは、戦場で戦う兵士を訪ねて労うことをいう。
慎重居士(しんちょうこじ)
軽々しく行動せずに、注意深く慎重な人のこと。 「居士」は出家せずに、仏教の修行をする人をからかって呼ぶ名称。
新陳代謝(しんちんたいしゃ)
古いものが新しいものへと入れ替わること。 「新」は新しいもの。「陳」は古いもの。 「代謝」は入れ替わること。 本来は、生物が生きていくために必要なものを取り入れ、不必要なものを排出することをいう言葉であるが、会社や組織などの若返りのことを言う場合もある。
人定勝天(じんていしょうてん)
人間の意志や努力が強ければ、自然や運命さえも超越できるということ。 「人(ひと)定(さだ)まりて天(てん)に勝つ」とも読む。
身体髪膚(しんていはっぷ)
人の体のあらゆる部分のこと。全身。 「髪膚」は髪の毛と皮膚のこと。 出典には「身体髪膚之を父母に受く」とあり、父母から受けた体は大切なものであるという意味の言葉。
心定理得(しんていりとく)
行動や道理が正しいために、心が安定していて落ち着いている様子。 「人心定まりて事理得」を略した言葉。
震天動地(しんてんどうち)
大きな事件が起こることのたとえ。 または、勢いや音が極めて激しいことのたとえ。 「天(てん)を震(ふる)わし地を動かす」とも読む。
陣頭指揮(じんとうしき)
人の上に立つ人が、現場の一番前で指揮すること。 「陣頭」は戦闘部隊の一番前。または、第一線。
人道主義(じんどうしゅぎ)
人間愛に基づいて人間の尊厳と価値を重視し、全ての人々の幸福や利益を追求する思想や立場。
神荼鬱塁(しんとうつりつ)
門を守る神の名前。 「神荼」と「鬱塁」は門を守る神の兄弟の名前。 百鬼を支配して、従わないものを虎に食べさせたとされる門の守り神。 古代中国では二神(鬱塁と神荼)と虎の絵を門にはって魔よけにしていた。 「鬱塁神荼」ともいう。
心頭滅却(しんとうめっきゃく)
気を散らすような考えを消し去ること。 または、集中してことにあたれば、苦しさを感じないということ。 「心頭」は心の中。胸の内。 「滅却」は何も残らないように全て無くすこと。 「心頭を滅却すれば火もまた涼し」を略した言葉で、禅僧の快川が織田信長に寺を焼き討ちにされた際、燃え上がる山門でこの句を唱えたという故事から。
審念熟慮(しんねんじゅくりょ)
物事の本質を明らかにして、正しい筋道を得るために深く考えること。 「審念」は物事の本質を見極めるために深く考えること。 「熟慮」は深く考えること。
心煩意乱(しんはんいらん)
いらいらとして心が落ち着かないこと。 「心煩」は悩ますことが多く、苛立たしいこと。 「意乱」は心が落ち着かないこと。
塵飯塗羹(じんぱんとこう)
実際に何の役にも立たないもののこと。 「塵飯」は塵の飯。 「塗羹」は泥の吸い物。 こどもがままごと遊びで作った、見た目だけで食べられない食事ということから。
振臂一呼(しんぴいっこ)
自分自身を奮い立たせること。 「振臂」は腕を振ること。 「一呼」は声を出すこと。 腕を振って声を出すということから。
人非木石(じんひぼくせき)
人間は木や石とは異なり、感情や思考、意識を持っているということ。 「人は木石(ぼくせき)に非(あら)ず皆(みな)情(じょう)あり」を略した言葉。
人品骨柄(じんぴんこつがら)
人柄や品格、容姿や身なりのこと。 「人品」はその人が持っている品性や気品のこと。 「骨柄」は体つきから感じられる風格や品性のこと。
深矉蹙頞(しんぴんしゅくあつ)
眉をひそめて、憂い悩むさま。
人貧智短(じんぴんちたん)
人は貧しく、生活に困ると頭が働かなくなり、よい知恵が浮かばなくなるということ。 「人(ひと)貧(ひん)すれば智(ち)短し」とも読む。
人不易知(じんふいち)
他人の本性を奥底まで知ることは容易ではないということ。 「人(ひと)は知(し)り易(やす)からず」とも読む。
心腹之疾(しんぷくのしつ)
命を落とす可能性の高い、非常に危険な病気。 または、どうすることも出来ない災害や、大きな障害、手ごわい相手のことをいう。 「心腹」は心臓と内臓のこと。 人にとって重要な部分の病気という意味から。
心腹之友(しんぷくのとも)
親友のこと。 「心腹」は腹を割って話して、何も隠さずに本心を明かすということから。
心腹之疾(しんぷくのやまい)
命を落とす可能性の高い、非常に危険な病気。 または、どうすることも出来ない災害や、大きな障害、手ごわい相手のことをいう。 「心腹」は心臓と内臓のこと。 人にとって重要な部分の病気という意味から。
心不在焉(しんふざいえん)
心が他の場所にあるため、目の前の物事に集中できない状態を指す言葉。 注意散漫で、手元の作業や会話に心を傾けることが難しい様子などをいう。 「心(こころ)焉(ここ)に在(あ)らず」とも読む。
新婦新郎(しんぷしんろう)
結婚式当日の婿と嫁。 「婦」は夫がいる女性。 「新婦新郎」ともいう。
人物月旦(じんぶつげったん)
人の価値などを評価して批評すること。 「月旦」は毎月のはじめの日のこと。 後漢の許劭は、毎月のはじめの日に人を批評したものを発表していたという故事から。
神仏混淆(しんぶつこんこう)
神道と仏教の信仰をうまく融合させること。 「混淆」は区別できないほどに入り混じること。 「神仏混交」とも書く。
神仏混交(しんぶつこんこう)
神道と仏教の信仰をうまく融合させること。 「混淆」は区別できないほどに入り混じること。 「神仏混交」とも書く。
深文巧詆(しんぶんこうてい)
罪を犯した人に厳しく法を適用し、法の強さを分からせること。 「文」は法律のこと。 「詆」はあばくこと。
心平気和(しんぺいきわ)
落ち着いていて安らいでいる様子。 心が落ち着いていて、争いを起こす気が全くない様子をいう。 「心(こころ)平(たい)らかに気(き)和(わ)す」とも読む。
深謀遠慮(しんぼうえんりょ)
深く考えをめぐらせて、遠い先の未来のことを見通して、手抜かりのない計画を立てること。また、その計画のこと。 「深謀」は欠陥がないようにしっかり考えられた計画。 「遠慮」は遠い先のことをしっかりと考えること。 「遠慮深謀」ともいう。
脣亡歯寒(しんぼうしかん)
互いに深い関係で繋がっていて、一方が滅びるともう一方も危険な状態になること。 「脣」は唇のこと。 唇と歯は互いに助け合う関係であり、唇が無くなると歯は寒くなるということから。 古代中国の虞の宮之奇が、虞とカクの国の関係をたとえていった故事から。 「脣(くちびる)亡(ほろ)びて歯(は)寒し」とも読む。 「唇亡歯寒」とも書く。
唇亡歯寒(しんぼうしかん)
互いに深い関係で繋がっていて、一方が滅びるともう一方も危険な状態になること。 「脣」は唇のこと。 唇と歯は互いに助け合う関係であり、唇が無くなると歯は寒くなるということから。 古代中国の虞の宮之奇が、虞とカクの国の関係をたとえていった故事から。 「脣(くちびる)亡(ほろ)びて歯(は)寒し」とも読む。 「唇亡歯寒」とも書く。
人亡物在(じんぼうぶつざい)
亡くなった人を偲(しの)び、遺品を通じてその人の存在や思い出を感じること。 人が亡くなった後も、その人の持ち物や遺品は残るとの意から。 「人(ひと)亡(ぼう)じて物(もの)あり」とも読む。
心慕手追(しんぼしゅつい)
すぐれた技術や、その技術を持つ人物などに心が惹かれ真似をすること。 心が惹かれ、手で真似をするという意味から。
心満意足(しんまんいそく)
この上なく満たされた気持ちになること。 「心満」と「意足」はどちらも心が満たされるという意味。 「心(こころ)満ち意(い)足る」とも読む。
親密無間(しんみつむかん)
人と人との関係が非常に親密で、隙間や隔たりがまったくない様子。 「親密(しんみつ)間(かん)無(な)し」とも読む。
神妙入微(しんみょうにゅうび)
物事が非常に緻密かつ巧みで、細部にまで注意と技術が施されている様子。 「神妙(しんみょう)微(び)に入(い)る」とも読む。
尽未来際(じんみらいさい)
いつまでも続く、永遠ということ。 未来の終わり、時間が続く限りいつまでもという意味。 仏教の言葉。
尽未来際(じんみらいざい)
いつまでも続く、永遠ということ。 未来の終わり、時間が続く限りいつまでもという意味。 仏教の言葉。
人面獣心(じんめんじゅうしん)
非情で残酷な人のたとえ。 けだものの心を持った人間という意味から。
人面獣身(じんめんじゅうしん)
妖怪や化け物のこと。 顔が人間で、身体は獣という意味から。
人面桃花(じんめんとうか)
恋い慕う女性に会えないこと。 「人面」は美しい女性の顔。 「桃花」は植物の桃の花。 中国の唐の詩人の崔護は、ある桃の木の下で美しい女性に会い、その女性と互いに惹かれあったが、その時はそのまま別れた。 崔護はその女性を忘れられず、次の年にまた訪ねたがその女性に会うことができず、詩を残して去ったという故事から。
瞋目張胆(しんもくちょうたん)
大いに勇気を奮うこと。 「瞋目」は怒りで目をむき出すこと。 「張胆」は肝っ玉を太くすること。 恐ろしい事態にあっても、恐れずに勇気を持って立ち向かう心構えをいう言葉。 「目を瞋(いから)し胆(きも)を張る」とも読む。
晨夜兼道(しんやけんどう)
急いで仕事をすること。 または、昼も夜も休まずに先へ進むこと。 「晨」は朝のこと。 「兼道」は二日かかる行程を一日で進むこと。
神祐天助(しんゆうてんじょ)
天や神の助け。または、思いがけない幸運に救われること。 「神祐」は神の助け。 「天助」は天の助け。
迅雷風烈(じんらいふうれつ)
激しい雷と風のこと。 または、行動が非常に素早い様子。
森羅万象(しんらばんしょう)
この世に存在する全てのものや現象。 「森羅」は生い茂った木々がどこまでも並び続いている様子のことから、無数に連なるという意味。 「万象」は形あるもの全てという意味。
森羅万象(しんらばんぞう)
この世に存在する全てのものや現象。 「森羅」は生い茂った木々がどこまでも並び続いている様子のことから、無数に連なるという意味。 「万象」は形あるもの全てという意味。
森羅万象(しんらまんぞう)
この世に存在する全てのものや現象。 「森羅」は生い茂った木々がどこまでも並び続いている様子のことから、無数に連なるという意味。 「万象」は形あるもの全てという意味。
心乱如麻(しんらんじょま)
心が取り乱されて、どうすればよいかわからない様子。 心が、絡まった麻糸のように複雑で解けない状態にあるとの意から。 「心乱(しんらん)麻(あさ)の如(ごと)し」とも、「心(こころ)乱(みだ)るること麻(あさ)の如(ごと)し」とも読む。
心理戦争(しんりせんそう)
武力を用いず、情報操作やプロパガンダ(喧伝)、心理的操作などを通じて、相手を不利にし、自己の利益を追求する戦術や戦略。
心領神会(しんりょうしんかい)
心の中で深く理解すること。 「領」と「会」はどちらも理解すること。 「神」は心のこと。
新涼灯火(しんりょうとうか)
秋の始めの夜の涼しさは、灯りの下で読書するにはぴったりだということ。 「新涼」は秋の初めの涼しさ。 「灯火」は灯りの下で書物を読むということで、「灯火親しむべき候」を略した言葉。
深慮遠謀(しんりょえんぼう)
遠い先の未来のことに深く考えをめぐらせて、手抜かりのない計画を立てること。 または、その計画そのもののこと。 「深慮」は欠陥がないようにしっかり考えられた計画。 「遠謀」は将来のことを見通してしっかりと考えること。 「遠謀深慮」ともいう。
親類縁者(しんるいえんじゃ)
血のつながりや、親戚など縁続きのある人のこと。 「親類」は血のつながりのある人たちのこと。 「縁者」は親戚関係にある人たちのこと。
心霊現象(しんれいげんしょう)
科学的な方法では証明または説明が困難である、超自然的な現象。 特に、幽霊や死後の世界といった、死者の霊魂が関与しているとされる現象についていう言葉。 これらの現象は、多くの場合、個人の経験に基づいて報告されており、科学的な根拠は一般に不足している。
深厲浅掲(しんれいせんけい)
その時々の状況に合わせて適切に対処すること。 「厲」は着物をたくし上げること。 「掲」は裾をからげること。 深い川を渡る時には着物をたくし上げ、浅い川を渡る時は裾をからげて渡ることから。 「深ければ厲(れい)し、浅ければ掲(けい)す」とも読む。
蜃楼海市(しんろうかいし)
気象現象の蜃気楼のこと。 または、非現実的な考えや根拠のない理論のたとえ。 「海市」と「蜃楼」はどちらも蜃気楼(光の異常屈折が原因で遠くのものが浮かんで見えたり逆さに見えたりする現象)のこと。 「蜃楼海市」ともいう。
辛労辛苦(しんろうしんく)
ひどく辛い苦労をすること。 「労苦」という言葉に、「辛」を加えて強調した言葉。 「辛労」は「心労」とも書く。 「辛苦辛労(辛苦心労)」ともいう。
心労辛苦(しんろうしんく)
ひどく辛い苦労をすること。 「労苦」という言葉に、「辛」を加えて強調した言葉。 「辛労」は「心労」とも書く。 「辛苦辛労(辛苦心労)」ともいう。
新郎新婦(しんろうしんぷ)
結婚式当日の婿と嫁。 「婦」は夫がいる女性。 「新婦新郎」ともいう。