「ぎょ」から始まる四字熟語
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尭階三尺(ぎょうかいさんじゃく)
君主がつつましい生活をすることのたとえ。 古代中国の伝説の聖天子の宮殿は、土を固めただけの階段があり、高さは三尺ほどしかなかったということから。 君主の生活の理想とされている。
仰観俯察(ぎょうかんふさつ)
目に入るさまざまな物や現象を観察すること。 上を見上げては空に起こる現象を観察し、下を見ては土地の様子を観察するという意味から。 「俯察仰観」ともいう。
澆季混濁(ぎょうきこんだく)
思いやりなどの人らしい感情が薄くなり、善悪や正邪の基準がおかしくなって、世の中が乱れること。 「澆季」はこの世の終わりのような、道徳や人情が乱れた世の中のこと。 「溷濁」は濁るや、汚れるということ。 「澆季混濁」とも書く。
澆季溷濁(ぎょうきこんだく)
思いやりなどの人らしい感情が薄くなり、善悪や正邪の基準がおかしくなって、世の中が乱れること。 「澆季」はこの世の終わりのような、道徳や人情が乱れた世の中のこと。 「溷濁」は濁るや、汚れるということ。 「澆季混濁」とも書く。
澆季末世(ぎょうきまっせ)
人々の心が荒れ果てた末の世。 「澆季」と「末世」は、この世の終わりのような、道徳や人情が乱れた世の中のこと。
行儀作法(ぎょうぎさほう)
立ち居振る舞いの仕方。 「行儀」は礼儀にかなっているかという面から見た、立ち居振る舞い。 「作法」は礼儀正しい立ち居振る舞い。
尭鼓舜木(ぎょうこしゅんぼく)
理屈や道理に合った意見は聞き入れるべきであるということ。 政治を行う人や、人の上に立つ立場の人に対する戒め。 「尭」と「舜」はどちらも古代中国の伝説上の聖天子のこと。 古代中国の尭帝は朝廷に太鼓を置いて意見がある人には太鼓を打たせ、舜帝は木札を立てて誰でも意見を書けるようにしたという故事から。
仰首伸眉(ぎょうしゅしんび)
大きな目標を持って、平気な顔をして何事にも動じないこと。 「仰首」は頭を上げること。 「伸眉」は寄せた眉を伸ばすこと。 頭を上げて胸を張り、眉をつり上げる様子から。 「首(こうべ)を仰ぎ眉(まゆ)を伸ぶ」とも読む。
仰事俯畜(ぎょうじふちく)
家族を養って、家計を成立させること。 「仰事」は両親に仕えること。 「俯畜」は妻と子を養うこと。 「仰いで事(つか)え俯(ふ)して蓄(やしな)う」とも読む。
行住座臥(ぎょうじゅうざが)
普段の生活で行う最も基本的な動作のこと。 転じて、普段や常々という意味。 「行」は歩く、「住」は止まる、「坐」は座る、「臥」は寝ること。 仏教では、これらのことを四威儀や四儀ともいう。 「行住座臥」とも書く。
行住坐臥(ぎょうじゅうざが)
普段の生活で行う最も基本的な動作のこと。 転じて、普段や常々という意味。 「行」は歩く、「住」は止まる、「坐」は座る、「臥」は寝ること。 仏教では、これらのことを四威儀や四儀ともいう。 「行住座臥」とも書く。
仰天長嘆(ぎょうてんちょうたん)
この上なく嘆くこと。 空を見上げて大きなため息をつくという意味から。 「天(てん)を仰(あお)ぎて長嘆(ちょうたん)す」とも読む。
仰天不愧(ぎょうてんふき)
天に恥じるようなやましいことが何もないということ。 「天(てん)を仰(あお)ぎて愧(は)じず」とも読む。
尭年舜日(ぎょうねんしゅんじつ)
世の中が平和で穏やかなこと。 「尭」と「舜」はどちらも古代中国の伝説の聖天子のこと。 尭帝と舜帝が世の中を治めていた平和な年月のことから。 「舜日尭年」ともいう。
業煩無功(ぎょうはんむこう)
入り組んでいる煩雑な状態で仕事を行っても、成果は出ないということ。 「業(ぎょう)煩(わずら)わしければ功(こう)無し」とも読む。
尭風舜雨(ぎょうふうしゅんう)
世の中が平和で穏やかなこと。 「尭」と「舜」はどちらも古代中国の伝説の聖天子のこと。 尭帝と舜帝が善政を行って、人々にもたらした恩恵を風や雨にたとえた言葉。
魚塩之中(ぎょえんのうち)
海でとれる海草や魚介、塩などを扱う商売の仲間のこと。 または、そのようなものを売っている場所のこと。
魚塩之利(ぎょえんのり)
魚を捕ったり、塩を取ったりして得られる利益のこと。
玉砕瓦全(ぎょくさいがぜん)
名誉を守るために未練なく死ぬことと、何もすることなく長く生きること。 「玉砕」は宝石が砕けちるように美しく死ぬこと。 「瓦全」は瓦のようにつまらないものとして長く生きること。 「大丈夫は寧ろ玉砕す可く、瓦全たる能わず」を略した言葉。
玉趾珠冠(ぎょくししゅかん)
高貴な人物の上品で、きらびやかな姿を言い表す言葉。 「玉趾」は高貴な人の足を敬って言う言葉。 「珠冠」は宝玉が装飾されている冠のこと。
玉石混交(ぎょくせきこんこう)
良いものと悪いもの、または価値の高いものと低いものが混在していることのたとえ。 「玉石」は宝石と石のことから、優れている人と劣った人、または、良いものと悪いもののたとえ。 「混淆」は様々なものが入り混じること。 宝石とただの石が入り混じっているという意味から。 「玉石混交」とも書く。
玉石混淆(ぎょくせきこんこう)
良いものと悪いもの、または価値の高いものと低いものが混在していることのたとえ。 「玉石」は宝石と石のことから、優れている人と劣った人、または、良いものと悪いもののたとえ。 「混淆」は様々なものが入り混じること。 宝石とただの石が入り混じっているという意味から。 「玉石混交」とも書く。
玉石同匱(ぎょくせきどうき)
すぐれているものも、劣っているものも同じように扱われること。 「匱」は大きな木箱のこと。 大きな木箱に宝石と石を一緒に入れるということから。 「玉石(ぎょくせき)匱(き)を同じくす」とも読む。
玉石同砕(ぎょくせきどうさい)
すぐれているものや劣っているもの、賢者や愚者などがともに滅びてなくなること。 宝石も石も一緒に砕けてなくなるという意味から。
玉蟾金兎(ぎょくせんきんと)
月の別名。 「玉蟾」は月に住むといわれるひきがえる。 「金兎」は月に住むといわれる兎。 どちらも月の別名。
玉兎銀蟾(ぎょくとぎんせん)
月の別名。 「玉兎」は月にいるとされている兎。 「銀蟾」は月にいるとされているひきがえる。 どちらも月の別名。
玉友金昆(ぎょくゆうきんこん)
すぐれた才能や学識のある兄弟のこと。 他人の兄弟をほめる時に使う言葉。 「玉」と「金」は宝石と黄金のことで、すぐれたもののたとえ。 「昆」は兄、「友」は弟のこと。 「金友玉昆」「玉友金昆」ともいう。
玉葉金枝(ぎょくようきんし)
天子の一族や子孫のこと。 「金」と「玉」はどちらも身分が高く、気品があることのたとえ。 「枝」と「葉」は子孫のたとえ。 元は雲や樹などの美しさをいう言葉。 「玉葉金枝」ともいう。
玉楼金殿(ぎょくろうきんでん)
立派で美しい豪華な建物のこと。 「金殿」は金で飾った建物のこと。 「玉楼」は宝石で飾った建物のこと。 「玉楼金殿」ともいう。
魚質竜文(ぎょしつりゅうぶん)
正しいように見えるが、実際には間違っていること。 または、実質はないが、外見は立派に見えること。 「質」は実質、本質。 「文」は見た目のこと。 本質は魚だが、竜のように見えるという意味から。
魚質竜文(ぎょしつりょうぶん)
正しいように見えるが、実際には間違っていること。 または、実質はないが、外見は立派に見えること。 「質」は実質、本質。 「文」は見た目のこと。 本質は魚だが、竜のように見えるという意味から。
魚菽之祭(ぎょしゅくのまつり)
粗末な祭りのこと。 「菽」は豆類の食べ物。 魚や豆類などの普段食べている食べ物を供える祭りということから。
魚跳竜門(ぎょちょうりゅうもん)
社会的に高い地位に上り詰めて名声を得ることを願う言葉。 中国の黄河にある竜門という流れの速い場所を登り切った魚は竜になるという伝説から。 「魚(うお)竜門(りゅうもん)を跳(は)ぬ」とも読む。
玉昆金友(ぎょっこんきんゆう)
すぐれた才能や学識のある兄弟のこと。 他人の兄弟をほめる時に使う言葉。 「玉」と「金」は宝石と黄金のことで、すぐれたもののたとえ。 「昆」は兄、「友」は弟のこと。 「金友玉昆」「玉友金昆」ともいう。
漁夫之勇(ぎょふのゆう)
よい出来事も悪い出来事も全ては運命だと思い、どんな災難にあっても、いつかよい出来事があると信じて、勇気を持って取り組むこと。 「漁夫」は漁師。 漁師が水中で恐ろしいものに出会っても、仕事を辞めずに続ける勇気という意味から。 「漁父之勇」とも書く。
漁父之勇(ぎょふのゆう)
よい出来事も悪い出来事も全ては運命だと思い、どんな災難にあっても、いつかよい出来事があると信じて、勇気を持って取り組むこと。 「漁夫」は漁師。 漁師が水中で恐ろしいものに出会っても、仕事を辞めずに続ける勇気という意味から。 「漁父之勇」とも書く。
漁夫之利(ぎょふのり)
二者が争っている間に、無関係な者が苦労することなく利益を得ること。 「漁夫」は漁師のこと。 古代中国の趙が燕を攻めようとしたときに、燕の遊説家の蘇代が趙の恵文王の元に出向いて「鷸(シギ)と蚌(ハマグリ)が争っている間にどちらも漁師に捕まえられてしまった」というたとえ話をした後に「趙と燕が争えば、弱ったところを秦に狙われて両国とも取られてしまうだろう」と言って恵文王を説得したという故事から。 「漁父之利」とも書く。
漁父之利(ぎょふのり)
二者が争っている間に、無関係な者が苦労することなく利益を得ること。 「漁夫」は漁師のこと。 古代中国の趙が燕を攻めようとしたときに、燕の遊説家の蘇代が趙の恵文王の元に出向いて「鷸(シギ)と蚌(ハマグリ)が争っている間にどちらも漁師に捕まえられてしまった」というたとえ話をした後に「趙と燕が争えば、弱ったところを秦に狙われて両国とも取られてしまうだろう」と言って恵文王を説得したという故事から。 「漁父之利」とも書く。
魚網鴻離(ぎょもうこうり)
欲しいものが手に入らず、欲しいと思っていないものが手に入ることのたとえ。 「鴻」は鳥の雁のこと。 「離」は網にかかること。 魚を取るために網に魚がかからず雁がかかるということから。
魚目燕石(ぎょもくえんせき)
本物にそっくりな偽物のこと。 または、偽物が本物の価値を落とすこと。 「燕石」は中国の燕山から出る宝石に似た石。 魚の目玉と燕山の石は、宝石に似ているが価値は全くないということから。
魚目混珠(ぎょもくこんしゅ)
本物と偽物が入り混じっていて見て区別できないこと。 「魚目」は魚の目玉。 魚の目玉は宝石に見えるが価値はないということから、似ているが全く違うもののたとえ。 「魚目(ぎょもく)珠(たま)に混(こん)ず」とも読む。
魚爛土崩(ぎょらんどほう)
国家や物事が内側から壊れてなくなること。 「魚爛」は魚が内臓から腐ること。 「土崩」は積み上げた土が崩れること。 「土崩魚爛」ともいう。
魚竜爵馬(ぎょりょうしゃくば)
古代の中国で行われていた演芸のこと。 諸説あるが、大魚が竜になってうねり歩いたり、大きな雀や馬の形をしたものが飛び去ったりする、非常に珍しく変わっているものとされている。
魚鱗鶴翼(ぎょりんかくよく)
中央が突出した、魚の鱗のような形の陣形と、左右に長く広げて敵を包囲しようとする鶴が翼を広げたようにみえる形の陣形。 どちらも兵法の八陣の一つで、「魚鱗之陣」と「鶴翼之陣」のこと。
魚鱗之陣(ぎょりんのじん)
中央が突出した、魚の鱗のような形の陣形。 兵法の八陣の一つ。