「な」から始まる四字熟語 — 35 件
「な」から始まる四字熟語を一覧で紹介します。読み方・意味もあわせて確認できます。
四字熟語一覧
内外之分(ないがいのぶん)
内側にあるものと、外側にあるものの区別のこと。 自分に備わっているものと、備わっていないものの区別や、自分を治めて確立することと、名誉や利益などの世俗の区別をいう言葉。
内剛外柔(ないごうがいじゅう)
人への接し方はものやわらかだが、心の内には、たやすくくじけない強い意志を持っていること。 「柔」は優しいこと。穏やかなこと。 「剛」は心が強いこと。 「外柔内剛」ともいう。
内柔外剛(ないじゅうがいごう)
心の内に弱さを抱えているのに、外からは強くたくましく見えること。 「柔」はやわらかくて弱いという意味。 「剛」はかたくて強いという意味。 「外剛内柔」ともいう。
内助之功(ないじょのこう)
家庭内で夫の働きを支える妻の功績のこと。 妻に限らず、表に立たずに支えてくれた家族などの働きにもいう。 「内助」は、家の内にいる者が、外で働く者を助けること。
内政干渉(ないせいかんしょう)
ある国の政治や外交など、その国が自分で決めるべき事柄に、他国が口を出して自分の思うように動かそうとすること。 「干渉」は他人の領域に勝手に介入すること。
内清外濁(ないせいがいだく)
世の中と角を立てずに付き合うために、外では俗っぽい人たちに調子を合わせながらも、心の中の清らかさは失わずにいること。
内疎外親(ないそがいしん)
内心は嫌っているが、それを隠して親しげに接すること。 「内疎」は内側で嫌っていること。 「外親」は外側で親しいように見せかけること。
内典外典(ないてんげてん)
仏教に関係する書物と仏教に関係のない書物のこと。 「典」は書物や書籍のことで、仏典を「内」、仏教と関係のない経典を「外」とした仏教語。
内平外成(ないへいがいせい)
国の内側がよく治まっており、外交も特に問題がなく、とても平和な状態のこと。 「地平天成」と同じく元号「平成」の由来とされる語。 「内(うち)平(たいら)かに外(そと)成る」とも読む。
内憂外患(ないゆうがいかん)
国の内側にも外側にも問題や心配事がたくさんあること。 「内憂」は内側に問題があることで国内の問題のこと。 「外患」は外側に問題があることで外国から受ける災難や問題のこと。 国だけではなく、組織や個人などの表現にも使われる言葉。
七転八起(ななころびやおき)
七回転んでも八回起き上がるという意味から、何度失敗してもくじけずに奮闘すること。 「七転び八起き(ななころびやおき)」とも読む。
南無三宝(なむさんぼう)
仏門に入り、仏教の三宝を信じて、仏に頼ること。 または、驚いたり失敗したときに「南無三」と略して発する言葉。 「南無」は経典や仏の名前の前につけて、絶対的な信頼を寄せて頼ること(梵語の音訳)。 「三宝」は仏、仏の教え、教えをひろめる僧のこと。
南轅北轍(なんえんほくてつ)
意志と行動が矛盾していることのたとえ。 「轅」は前進する方向に向けるかじ棒のこと。 「轍」は車輪の跡のこと。 かじ棒は南を向いているのに、車輪の跡は北に向かって付いているという意味から。 「北轍南轅」ともいう。
南郭濫吹(なんかくらんすい)
才能の無い者が才能があるかのように見せかけること。 または、それにより高い地位を得ること。 「南郭」は人の名前。 「濫吹」は下手な笛をむやみやたらに吹くこと。 春秋時代の斉の王は合奏を好み、三百人もの楽士を集めて笛の演奏をさせていた。 南郭は演奏が下手であるにもかかわらず、その中に混ざり高給を得ていた。 ところが、次の王は独奏が好みで、一人ずつ吹かせることにしたところ、南郭はあわてて逃げ出したという故事から。
南華之悔(なんかのくい)
よけいな一言で目上の人の機嫌をそこね、才能がありながら世に出られないこと。 唐の詩人温庭筠(おんていいん)は、自分の使った言葉の出どころを時の宰相である令狐綯にたずねられ、『南華経』(『荘子』の別名)にありますと答えた。 そこでやめておけばよかったのに、「珍しい本ではありません、政務の合間に古典もお読みになるとよいでしょう」と言い足した。 宰相に向かって勉強不足だと言ったのと同じで、面目をつぶされた令狐綯は、あの男は才能はあるが人物がよくないと朝廷に告げた。 そのため温庭筠は、役人になるための試験である科挙に、生涯受かることができなかったという。
南柯之夢(なんかのゆめ)
夢のこと。 または、世の中は夢のようにはかないことのたとえ。 中国の唐の時代、ある男性が槐の木の下で寝ているときに、大槐安国の王の娘と結婚して南柯郡の太守となり繁栄と衰退を経験しながら二十年の歳月を過ごす夢を見たという故事から。
南橘北枳(なんきつほくき)
人は環境次第で良くなることも悪くなることもあるということ。 江南ではとても美味しい橘(たちばな)を、淮水より北の土地に植えると食べることができない枳(からたち)になってしまうことから。
南箕北斗(なんきほくと)
名前に本質が伴っていないこと。 「南箕」と「北斗」はどちらも星座の名前。 「箕」は農具の箕。 「斗」はひしゃく。 箕や斗が名前についているが、実際に使うことはできないということから。
難行苦行(なんぎょうくぎょう)
非常に苦労すること。 または、苦労や困難に耐えながら修行すること。 「行」は仏教語で、悟りを得るための修行。 「苦行難行」ともいう。
輭紅塵中(なんこうじんちゅう)
華やかで賑わっている都会の様子。 「輭紅」はやわらかい花びらのことで、賑わっている都会のたとえ。 「塵中」は馬車や人が多く行き交うことで舞う塵の中ということ。
難攻不落(なんこうふらく)
非常に攻めることが難しく、容易には陥落しないこと。 または、事が思い通りに進まないこと。 「難攻」は攻めることが難しいという意味。 「不落」は落城することがないという意味。
南行北走(なんこうほくそう)
各地を絶えず忙しく動き回ること。
南洽北暢(なんこうほくちょう)
天子の徳や威光、恩恵などが国中に広く行き渡ること。 「洽」と「暢」はどちらも広く行き渡るという意味。
南山捷径(なんざんしょうけい)
正規の試験などを受けることなく官職につくこと。 または、終南山には仕官への近道があるということ。 「南山」は中国の山、終南山のこと。 「捷径」は近道、最短距離の道のこと。 終南山で隠者のふりをして生活することで名声が上がり官職を得ることができるという故事から、終南山は仕官への近道であるという意味。
南山之寿(なんざんのじゅ)
事業が栄え続けること。 または、長寿を祝う言葉。 「南山」は中国にある終南山という山のことで、長寿や堅固の象徴とされていることから。
南山不落(なんざんふらく)
城や城塞などが堅固で陥落しないことのたとえ。 「南山」は堅固や長寿の象徴とされる中国の山、終南山のこと。
南征北伐(なんせいほくばつ)
休む暇もなく、いろいろな所で戦い続けることのたとえ。 「征」と「伐」はどちらも戦って敵を討つことで、戦うために南へ北へと遠征を繰り返すという意味から。
南船北馬(なんせんほくば)
絶え間なくいろいろな所を旅行してまわること。 または、忙しくあちこちへ移動すること。 「南船」と「北馬」はどちらも中国の移動手段。 南部は川などが多いため船を使い、北部は山が多いため馬を使っていた。 それらを使うことから、移動頻度が高いことのたとえ。 「北馬南船」ともいう。
難中之難(なんちゅうのなん)
難しいことの中でも、際立って難しいもの。
南都北嶺(なんとほくれい)
奈良と比叡山のこと。 または、奈良の興福寺と比叡山の延暦寺のこと。 「南都」は京都からみて南の都である奈良、または奈良にある興福寺のこと。 「北嶺」は比叡山、または比叡山にある延暦寺のこと。 「北嶺南都」ともいう。
