退職・引退の挨拶に使う四字熟語 — 25 件
職を退くこと、やり遂げて終えること、退いたあとの暮らしを表す四字熟語を集めました。定年退職の挨拶、送別会のスピーチ、退職の色紙や寄せ書きに使えます。
四字熟語一覧
急流勇退(きゅうりゅうゆうたい)
官職などを潔く辞めること。 「勇退」は勇気をもって退くという意味から、きっぱりと職を辞すること。 船が勢いのよい流れの中で引き返すという意味から、仕事の勢いがあるときに潔く辞職することをいう言葉。
出処進退(しゅっしょしんたい)
現在の職に留まるか、辞めるかという身の振り方のこと。 または、役人として国に仕えることと、役人を辞めて民間人になること。 「出」は世に出て仕えること。 「処」は公の仕事を辞めて家にいること。 「進退」は職を続けることと辞めること。身の振り方。
用行舎蔵(ようこうしゃぞう)
出処進退の時機をわきまえて身を処すること。 世に用いられ登用されたときは表に出て力を尽くし、退けられて用いられないときは静かに身を引いて才能を隠す、という進退のあり方をいう。 「舎」は「捨」に通じて捨て置く意、「蔵」は隠れる意で、「用(もち)いらるれば行(いこな)い、舎(す)てらるれば蔵(かく)る」と訓読する。 孔子が、世に出るべきときと退くべきときとをわきまえる処世の心得を説いた言葉に由来する。 「用舎行蔵」ともいう。
懸車致仕(けんしゃちし)
公の仕事から退いてのんびりと生活すること。 または、七十歳のこと。 「懸車」は車をつるしておくこと。 「致仕」は官職を辞めること。または、七十歳のこと。 中国の前漢の薛広徳は、七十歳になり官職を辞めるときに天子から賜った馬車を、高く吊るしてその名誉を子孫に伝えたという故事から。 「車を懸(かか)げて致仕(ちし)す」とも読む。 「致仕懸車」ともいう。
解甲帰田(かいこうきでん)
甲を解いて田園に帰るという意味から、除隊や退官して故郷へ帰り平和に暮らすこと。
送故迎新(そうこげいしん)
職に就いていた者を送り出し、新たにその職に就く者を迎え入れること。 または、去っていく人を見送り、新たに来る人を迎えること。 「故(ふる)きを送り新しきを迎(むか)う」とも読む。
有終之美(ゆうしゅうのび)
物事をやり遂げ、最後に立派な結果を残して終わること。
善始善終(ぜんしぜんしゅう)
物事を始めから終わりまで、手を抜かずに最善を尽くしてやりとげること。 また、始まりから終わりまで順調にうまくいくこと。
開物成務(かいぶつせいむ)
物を開発して、事業や職務を望んだとおりに完成させること。または、人々の知識を開発して、世の中がうまくいくように導くこと。 易経の目的を言い表す言葉で、全てのものの能力を完全に引き出して、本来の役目を果たせるようにすることをいう。 「物を開き務めを成す」とも読み、この言葉を略して「開成」ともいう。
篳路藍縷(ひつろらんる)
とても苦労しながら仕事に励むこと。または、身分が低く貧しい者が様々な苦労をして難しい物事を成し遂げて、事業を始めることのたとえ。または、無駄遣いをしないように、常に気に留めて生活することのたとえ。 「篳路」は植物の柴を編んで作った、作りの粗い車。 「藍縷」は破れるほど使い古した衣服。
百年之業(ひゃくねんのぎょう)
これから後の世に残る素晴らしい仕事のこと。 または、昔から受け継がれてきた伝統的な仕事のこと。 「業」は仕事という意味。
山高水長(さんこうすいちょう)
清らかで気高い人の品性のたとえ。 または、そのような人の功績や名声が後の世まで語り継がれること。 「山高」は高く山がそびえたつことから、人々が功績や徳の高さを見上げるということのたとえ。 「水長」はいつまでも川の水が流れ続けるという意味から、いつまでも絶えないことのたとえ。 「山(やま)高く水(みず)長し」とも読む。
百世之師(ひゃくせいのし)
後世までずっと師として尊敬され続ける人のこと。 「百世」は世代が百代もの長い期間という意味から、非常に長い年月、後世まで長く続くという意味。
竹帛之功(ちくはくのこう)
歴史に名前が残るような功績や手柄のこと。 「竹帛」は竹の札と綿布のことで、紙のない時代には竹帛に文字を書いていたことから、歴史書や書物という意味。
垂名竹帛(すいめいちくはく)
歴史に名前が残るような功績や手柄のこと。 「竹帛」は竹の札と綿布のことで、紙のない時代には竹帛に文字を書いていたことから、歴史書や書物のこと。 「名(な)を竹帛(ちくはく)に垂(た)る」とも読む。
永垂不朽(えいすいふきゅう)
名誉や名声、業績などが伝わり、決して滅びることがないこと。 「永垂」は永遠と後世に伝わる、「不朽」は滅びることがない、後世まで残るという意味。
悠悠自適(ゆうゆうじてき)
世間のうんざりするようなことから離れて、思いのままのんびりと生活すること。 「悠悠」は落ち着いていてのんびりと余裕のある様子。 「自適」は気分のままに楽しみながらのんびりと暮らすこと。 「優遊自適」や「優游自適」とも書く。
閑雲野鶴(かんうんやかく)
世間を離れのんびりと自由に暮らすこと。 または、のんびりとした生活を送る隠士の心境のたとえ。 「閑雲」はのんびりと空に浮かぶ雲。 「野鶴」は野で自由に遊ぶ鶴。 「野鶴閑雲」ともいう。
含飴弄孫(がんいろうそん)
年老いて仕事を止めた後の気楽な生活のこと。 飴を食べながら孫と遊ぶという意味から。 「飴(あめ)を含んで孫を弄(もてあそ)ぶ」とも読む。
晴耕雨読(せいこううどく)
田園で心静かにのんびりと気ままな生活をすること。 晴れた日は畑を耕して、雨の日は屋内にこもって本を読むという意味から。
山中暦日(さんちゅうれきじつ)
人里から離れて、山奥でのんびりと暮らすこと。 「暦日」は月日のこと。 「山中暦日無し」を略した言葉で、人里離れた山奥で暮らすと、ゆったりとしていて、月日がたつのを忘れてしまうという意味から。
一竿風月(いっかんふうげつ)
俗世にとらわれず、自然の中でのんびりと自由な生活を送ること。 「竿」は釣竿のこと。 「風月」は自然を親しみ、風流を楽しむこと。 一本の釣竿を持って、風流を楽しむということから。
曳尾塗中(えいびとちゅう)
高い地位を得て窮屈な生活をするより、低い地位でも自由に暮らすほうがよいことのたとえ。 「塗中」は泥の中という意味。 楚王から役人に登用したいと言われた荘子が、「亀は殺されて甲羅を占いに使われて尊ばれることと、泥の中をはいずりまわって自由に生きることのどちらを選ぶか」と言い断った故事から。
逍遥自在(しょうようじざい)
世間から離れて、自由に楽しむこと。 「逍遥」は気分に任せて歩くということから、思うままに楽しむこと。 「自在」は何ものにも縛られないこと。
梅妻鶴子(ばいさいかくし)
俗世を離れた清らかで風流な隠遁生活のこと。 妻のかわりに梅の木を、子のかわりに鶴を愛でて、一人で清らかに風雅に暮らしたという故事から。
