「言葉」に関連する四字熟語 — 107 件
「言葉」に関連する四字熟語を一覧で紹介します。各四字熟語の読み方・意味もあわせて確認できます。全107件を五十音順に掲載しています。
四字熟語一覧(五十音順)
哀矜懲創(あいきょうちょうそう)
罰は罪を反省して心を入れ替えるためのものであり、罰を与える者は相手を思いやる情け、悲しみ、哀れみの心を持つことが大切であるという戒め。
悪因悪果(あくいんあっか)
元は仏教語で、悪いことをすると必ず悪い報いがあるという意味。 「悪因」は悪い報いの原因、「悪果」は悪い結果や報い。 悪いことをせずに、正しいことをするべきであるという戒めの言葉。
悪木盗泉(あくぼくとうせん)
苦しいときでも、人としての道を外れたことはしないということ。また、悪事に近づかないこと。 「悪木」はとげや悪臭のある木、「盗泉」は泉の名。 暑くても悪木の陰では休まず、のどが渇いても盗泉の水は飲まない、という詩の一節から。 盗泉は、孔子がその名を嫌い、のどが渇いていても水を飲まなかったと伝えられる泉。
悪口雑言(あっこうぞうごん)
様々な悪口を好き放題に言うこと。 またはその言葉のこと。
晏嬰狐裘(あんえいこきゅう)
高い身分にありながらも倹約に努め、職務に励むこと。 人の上に立つ者の心得を説いた言葉。 「晏嬰」は人の名前。 「狐裘」は狐(きつね)のわきの下に生えている白い毛皮で作られた高級な衣のこと。 中国の春秋時代の宰相「晏嬰」は、一つの高級な狐の衣を三十年間着続けて、国を治めることに尽力したという故事から。
安居危思(あんきょきし)
平和なときにでも、最悪な事態を想定して備えておくことが大切であるという戒めの言葉。 「安居」は平和な生活。 「危思」は危険な事態を思い浮かべること。 「安きに居りて危うきを思う」とも訓読する。
意在言外(いざいげんがい)
自分の考えを意図的に曖昧にして、相手に推察させること。 または、詩文の字間や行間に自分の考えを込めること。
医食同源(いしょくどうげん)
日常の食生活に気を配ることが、一番の病気予防になるということ。 「医食」は医薬と食事。 「同源」は根本が同じであるということ。 病気を治すために飲む薬と日常の食事は、どちらも健康を維持するためのものであり、根本は同じであるということから。
一言一行(いちげんいっこう)
一つの言葉と一つの行いのこと。 何気ない言動のこと。
一言九鼎(いちげんきゅうてい)
国の動向に関わる重要な言葉。 「九鼎」は古代中国で使われた、祭器としても使われる三本足の鍋。
一言万鈞(いちごんばんきん)
非常に重みのある一言。 「万鈞」は重さが極めて重いこと。
一字一句(いちじいっく)
一つの文字や、一つの言葉。 「一字」と「一句」という似た意味の言葉を重ねて強調したもので、主に書き言葉についていう。
一暴十寒(いちばくじっかん)
努力というものは、続けられずに怠ってしまいがちであるということ。また、短期間努力してもその後に長期間怠れば努力が無駄になってしまうということ。 「暴」は日にさらすこと。 「寒」は冷やすこと。 日にさらして暖めようとして、一日は暖めたがその後の十日間は日陰においたままにして冷やしてしまうという意味。 「十寒一暴」ともいう。
一別以来(いちべついらい)
この前会った時以来という意味。 しばらく会っていない人との挨拶の時の言葉。 「一別」は一度別れるの意味。 「一別来」とも略す。
一粒万倍(いちりゅうまんばい)
ほんの少しのものから大きな利益をあげることのたとえ。 または、小さなものでも粗末に扱ってはいけないという戒め。 または、稲の別名。 「一粒」は一粒の種のこと。 「万倍」は一万倍のこと。 一粒の種が、たくさん(一万倍)の稲の穂を実らせるという意味から。 元は仏教の言葉で、一つの善い行いをすればたくさんのよい結果がもたらされることのたとえ。
一路平安(いちろへいあん)
旅立つ人の道中の安全を祈る言葉。 「一路」は旅の道中のこと。 「平安」は無事で穏やかなこと。 「平安一路」ともいう。
一宿一飯(いっしゅくいっぱん)
ちょっとした世話になること。 「一宿」は一泊させてもらうこと。 「一飯」は一回の食事をご馳走になること。 「一宿一飯の恩義」という形で、ちょっとした恩義でも決して忘れてはならないという戒めの言葉として用いられる。 昔の博徒は、少しでも他人の世話になったならば、それを一生の恩義としていたことからきた言葉。
一将万骨(いっしょうばんこつ)
功名や手柄は上に立っている人が得るが、その陰には多くの部下の犠牲があるということ。 また、それを忘れてはいけないという戒め。 「将」は将軍のこと。 「万骨」は何万もの遺骨のこと。 「一将功成りて万骨枯る」の略した言葉。
一寸光陰(いっすんのこういん)
ほんの少しの時間のこと。 少しでも時間を無駄にしてはいけないという戒めの言葉。 「一寸」の「寸」は長さの単位で、とても短いことや、少ないことのたとえ。 「光陰」は日時計の陰のことから、時間や年月のたとえ。 「一寸の光陰軽んずべからず」の形で使うことが多い言葉。 朱熹の「偶成」の詩とされていたが、現在では日本の五山の僧侶が作ったとされる説がある。
一飯千金(いっぱんせんきん)
ほんの少しの恩義でも決して忘れず、手厚いお返しをすること。 一度の食事には千金もの価値があるという意味から。 受けた恩義がどれほど小さくても、それを忘れてはいけないという戒めの言葉。 中国の漢の時代の韓信は貧しく、老婆にしばらくの間食事を恵んでもらい、その後、出世して楚の王となり、その老婆を呼び千金を与えたという故事から。
一飯之恩(いっぱんのおん)
ほんのわずかな恩義のこと。 一度食事をご馳走になっただけの少しだけの恩義という意味で、そのような少しの恩義でも忘れてはいけないという戒めの言葉。
乙夜之覧(いつやのらん)
天子が読書すること。 書物を読むことの大切さをいう言葉。 「乙夜」は午後十時くらいの時間。 「覧」は読書のこと。 天子はとても忙しいため、夜遅くになってやっと読書する時間ができるという意味から。 「乙覧」と略して使うこともある言葉。
移木之信(いぼくのしん)
約束を必ず実行することのたとえ。 為政者は人民に法の権威や信用を示すべきという戒めのこと。 戦国時代、秦の商鞅が国民からの信用を得るために、南門の大木を北門に移した者に十金を与えると布告したが、皆疑い誰も移さなかった。 五十金に増額すると移す者が現れたので、五十金を渡して約束を本当に守ると示した故事から。
飲水思源(いんすいしげん)
物事の基本を忘れずに大切にするべきという戒め。 または、受けた恩を忘れてはいけないという戒め。 水を飲むときに、水源のことを思うという意味から。 「水を飲むときは井戸を掘った人のことを忘れるな」という中国のことわざから。 「水を飲みて源(みなもと)を思う」とも読む。
隠忍自重(いんにんじちょう)
怒りや苦しみなどをぐっとこらえて、軽はずみな行動をしないこと。または、そうすべきであるという戒めの言葉。 「隠忍」は表に出すことなく、耐え忍ぶこと。 「自重」は行動を控えること。
盈満之咎(えいまんのとがめ)
「満ちれば欠ける」という道理のことをいい、物事が最高点に到達するとかえって災いを招くという戒めのこと。 「盈満」は十分に満ちること。
宴安酖毒(えんあんちんどく)
遊んで楽しむだけの生活を送ることへの戒め。 「宴安」はひたすら遊んで楽しむこと。 「酖毒」は鴆(ちん)という鳥の羽にある猛毒のこと。 ただ遊んで楽しむだけの生活を送ることは酖毒を飲むようなもので、最後には身を滅ぼしてしまうという意味から。 「宴安鴆毒」とも書く。
燕雀相賀(えんじゃくそうが)
新しい家の完成を祝う言葉。 家の軒の下に巣を作る鳥の燕や雀も、家の完成を祝うという意味から。 「燕雀(えんじゃく)相(あい)賀(が)す」とも読む。
怨敵退散(おんてきたいさん)
「怨むべき敵よ、退散するがよい」という意味。 降伏祈願などで唱える言葉。
開口一番(かいこういちばん)
口を開いて前置きもなく、一番最初に言う言葉。または、いきなり話し始めること。 「開口」は口を開き話を始めること。
花言巧語(かげんこうご)
飾っただけで内容のない言葉。 「花言」は見た目だけの内容のない言葉。 「巧語」は飾っただけの言葉。 「巧語花言」ともいう。
夏侯拾芥(かこうしゅうかい)
学問を修めることは大切なことであるということ。 「夏侯」は中国の漢の儒学者の夏侯勝のこと。 「拾芥」は地面に落ちているごみを拾うという意味から、簡単に手に入るということのたとえ。 夏侯勝は講義を行うたびに、学問をしっかりと修めてさえいれば、官職を得ることは道のごみを拾うくらいに簡単なことだと言い聞かせていたという故事から。 「夏侯(かこう)芥(あくた)を拾う」とも読む。
軻親断機(かしんだんき)
物事を途中で諦めたり放棄したりしてはいけないという戒めの言葉。特に学問に対して用いられる。 「軻親」は孟子(孟軻)の母親。 「断機」は織りかけの機(はた)の糸を途中で切ること。 孟子が学問を投げ出そうとした際、母親が機の糸を切り、「学問を途中でやめるのは、この織物と同じで未完成のまま無価値になる」と諭したという故事に基づく。
瓜田李下(かでんりか)
人から疑われるようなことはしないほうが良いというたとえ。 「瓜田」は瓜(うり)の畑のこと。 「李下」は李(すもも)の木の下のこと。 瓜の畑で靴を履きなおそうとしたり、李の木の下で冠を直そうと手を上げたりすると、それを盗むのではないかと疑われてしまうという意味から。 「李下瓜田」ともいう。
閑話休題(かんわきゅうだい)
それはさておき。ともかく。 本題からそれてしまった話を本題に戻すときに使う言葉。 主に文章中に用いられる言葉。 「閑話」は無駄な雑談のこと。 「休題」は話をやめること。 「間話休題」とも書く。
詭道険語(きどうけんご)
人を困惑させるやり方や、分かりづらい言葉のこと。 「詭道」は人を不安にさせたり、好ましくない行動に走らせるやり方。 「険語」は難しく、理解し辛い言葉。
興言利口(きょうげんりこう)
その場に合わせた巧みな言葉。 または、その場を愉快にするためにいう冗談。 「興言」はその場に合わせて言う巧みな言葉。 「利口」は冗談を言うこと。
金口玉言(きんこうぎょくげん)
天子などの高い身分の人の貴重な言葉。 他人の言葉への敬称。 または、約束を破ってはならないという戒め。 「金口」と「玉言」はどちらも天子などの高貴な人の言葉という意味で、貴重な言葉のたとえ。
疑事無功(ぎじむこう)
信じることができずに、疑いながら行動しても、よい結果が期待できないということ。 一度やると決めたことは、迷うことなくやり遂げるべきであるという戒めの言葉。 「疑事(ぎじ)功(こう)無し」とも読む。
君子九思(くんしのきゅうし)
人格者が常に心がけるべき九つのこと。 「君子」は人格者、「九思」はいつも忘れないように心にある九つのこと。 物はしっかりと見る、話は正確に聞く、表情はいつも穏やかに保つ、手厚く礼儀正しい姿勢、言葉は真心を持って偽らない、仕事は慎重にする、疑問には質問する、怒る時にはその後どうするか考えておく、道義を犯して利益を貪らないという九つのこと。 「君子は九思あり」とも訓読する。
君子三畏(くんしのさんい)
君子がおそれ敬うべき三つのこと。 天命、有徳の大人、聖人の言をいう。 「君子」は人格者、「畏」はおそれ敬うこと。
君子三戒(くんしのさんかい)
少年期の色欲、壮年期の闘争、老年期の物欲という人格者が自ら戒めておくべき三つのこと。 「君子」は人格者。
君子万年(くんしばんねん)
高い徳を持っている高潔な人は長く生きるということ。または、長生きを祈願する言葉。 「君子」は学識が高く、徳の高い人物、人格者。 「万年」は一万年のことで、長い年月のたとえ。
葷酒山門(くんしゅさんもん)
匂いの強い食べ物や酒を寺院に持ち込んだり、そのような物を飲食した者は、寺院に入ってはいけないという戒め。 「葷」はにらやねぎ、にんにくなどの強い匂いを発する野菜のこと。 「酒」は酒のことで、どちらも修行の邪魔になり、不浄のものとされている。 「山門」は寺院の門や、寺院そのもののこと。 主に禅寺の門の脇に設置されている石碑に、「不葷酒入山門」と刻まれていて、その言葉を略した言葉。
堅白同異(けんぱくどうい)
辻褄の合わない無茶な論理を展開すること。詭弁。 中国の戦国時代の趙の公孫竜の詭弁のことで、堅くて白い石を見ると白いことはわかるが堅さは分からない、手で触って堅さを調べると色は分からないので、堅くて白い石は存在しないというもの。 「堅白異同」ともいう。
言外之意(げんがいのい)
言葉の隠された真意のこと。 「言外」は直接表現されていない、隠された言葉の意味ということ。
言近旨遠(げんきんしえん)
日常的な言葉でも、深い意味が含まれているということ。 「言近」は日常使われるような、身近で分かりやすい言葉。 「旨遠」は含まれている意味が深いこと。 「言(げん)近くして旨(むね)遠し」とも読む。
後車之誡(こうしゃのいましめ)
先人の失敗を学び、今の戒めにすること。 先に通った車のひっくり返った車輪の跡を見て、同じようにならないように、その場所を通らないようにするという意味から。
口承文学(こうしょうぶんがく)
文字に記さず、口から口へと語り伝えられてきた文学。昔話、神話、伝説、民謡などが含まれ、語る人の表現や地域によって内容が変化することが特徴。 「口承文芸」ともいう。
巧発奇中(こうはつきちゅう)
すぐれた発言で、他者の気持ちや事実を言い当てること。 「奇」はすばらしいや、すぐれているという意味。 「中」は当たること。
国君含垢(こっくんがんこう)
君主は将来のことを考えて、一時的な恥は耐えるべきであるという教え。 または、君主には臣下の失敗を許す度量が必要であるという教え。 「垢」は垢、汚れという意味から、恥や失敗のたとえ。 「国君(こっくん)垢(こう)を含む」とも読む。
歳月不待(さいげつふたい)
年月はあっという間に過ぎていき、人の都合などでは待ってくれないので、時を大切にせよという戒めの語。
三釁三浴(さんきんさんよく)
相手のことを大切に思う心を言い表す言葉。 人を待つ間に何度も体を洗って、良い香りの香を塗るという意味から。 「三」は何度も、という意味。 「釁」は香を塗ること。 「浴」は湯水で体を洗い清めること。
三薫三沐(さんくんさんもく)
相手のことを大切に思う心を言い表す言葉。 人を待つ間に何度も体を洗って、良い香りの香を塗るという意味から。 「三」は何度も、という意味。 「薫」は香を塗ること。 「沐」は湯水で体を洗い清めること。
三従四徳(さんじゅうしとく)
昔の中国の女性への教え。 「三従」は従うべき三つのことで、幼い時は父親に従い、嫁いだ後には夫に従い、年老いたら子どもに従うべきであるということ。 「四徳」はいつもの生活で心がけるべき四つのことで、女性としての節操を守ることをいう婦徳、言葉遣いをいう婦言、身だしなみをいう婦容、家事をいう婦功のこと。
三浴三薫(さんよくさんくん)
相手のことを大切に思う心を言い表す言葉。 人を待つ間に何度も体を洗って、良い香りの香を塗るという意味から。 「三」は何度も、という意味。 「浴」は湯水で体を洗い清めること。 「薫」は香を塗ること。
座右之銘(ざゆうのめい)
常に自分の中に留めて、戒めとする格言、名言、諺などのこと。 「座右」は座席の右ということから、自分の側に置いておくこと。 「銘」は自身への戒めにすること。
四角号碼(しかくごうま)
漢字の検索方法の一つ。四隅の形に応じて0から9の番号を割り当て、四桁(最大五桁)の数字で分類する方式。
紙背之意(しはいのい)
言葉の裏に隠された深意のこと。 「紙背」は言葉や文章などが書かれた紙の裏のこと。
酒入舌出(しゅにゅうぜっしゅつ)
酒に酔いすぎると口数が多くなって、失言する恐れがあるということを戒めた言葉。 中国の春秋時代の斉の桓公は、大臣たちに酒を振る舞った時に、宰相の管仲は半分ほど飲んで捨てたのを見て、それを咎めると、「酒に深く酔うと失言する恐れがあり、失言して身を捨てるよりは酒を捨てるほうがよい」と答えたという故事から。 「酒(さけ)入(い)れば舌(した)出(い)ず」とも読む。
珠聯璧合(しゅれんへきごう)
才能のある多くの人材が一つのところに集まること。 または、結婚を祝う言葉。 たくさんの宝石が連なりあうという意味から。 「珠連璧合」とも書く。
松柏之寿(しょうはくのじゅ)
長く生きること。 または、長生きを祝う言葉。 「松柏」は常緑樹の松とこのてがしわのことで、どちらも寿命が長い植物ということから、長寿の象徴。
至理名言(しりめいげん)
物事の筋道が理屈に適っているすぐれた言葉。 「至理」は正しい道理のこと。 「名言」は立派な言葉。
尺璧非宝(せきへきひほう)
時間は非常に大切なものであるということのたとえ。 「尺璧」は直径が一尺ほどある宝石。 一尺の直径がある宝石も時間に比べると大した宝物ではないという意味から。 「尺璧(せきへき)宝(たから)に非ず」とも読む。
千言万語(せんげんばんご)
極めて多くの言葉のこと。 または、非常に多くの言葉を並べたくどい話のこと。 「千」と「万」は非常に数が多いことのたとえ。 「言」と「語」はどちらも言葉という意味。
千射万箭(せんしゃばんせん)
一つ一つのことに手を抜いてはいけないという教え。 「箭」は矢のこと。 弓道の心得をいう言葉で、千本万本の矢を射るときでも、今射る矢をおろそかにせず、新たな気持ちで臨むべきということ。
千秋万歳(せんしゅうばんざい)
限りなく長い年月。 または、長生きを祝う言葉。 「千」と「万」は数が多いことのたとえ。 「秋」と「歳」は年のこと。 千年も万年も長生きすることを願うという意味から。
絶言絶慮(ぜつごんぜつりょ)
仏教の真理というものは、言葉や思考で表現することはできないということ。 「慮」は思考、考えのこと。 「言(げん)を絶し慮(りょ)を絶す」とも読む。
前車之轍(ぜんしゃのてつ)
先人の失敗を学び、今の戒めにすること。 先に通った車のひっくり返った車輪の跡を見て、同じようにならないように、その場所を通らないようにするという意味から。
前車覆轍(ぜんしゃのふくてつ)
先人の失敗を学び、今の戒めにすること。 「覆轍」はひっくり返った車の残した車輪の跡のこと。 先に通った車のひっくり返った車輪の跡を見て、同じようにならないように、その場所を通らないようにするという意味から。
前覆後戒(ぜんぷくこうかい)
先人の失敗を学び、今の戒めにすること。 「覆」はひっくり返った車の残した車輪の跡のこと。 先に通った車のひっくり返った車輪の跡を見て、同じようにならないようにその場所を通らないようにするという意味から。
粗言細語(そげんさいご)
粗い言葉と、こまやかな言葉。 「麤」は「粗」と同じで、あらくぞんざいなこと。 「細語」は行き届いた、こまやかな言葉。 蘇軾は硯を詠んだ詩で、硯は粗い言葉もこまやかな言葉も選り好みせずに書き取らせる、とうたった。 「粗言細語」とも書く。
俗談平語(ぞくだんへいご)
普段の生活でいつも使う言葉のこと。 蕉風の俳諧で、詩的な言葉に磨き上げられた普段使いの言葉をいう。
俗談平話(ぞくだんへいわ)
普段の生活でいつも使う言葉のこと。 蕉風の俳諧で、詩的な言葉に磨き上げられた普段使いの言葉をいう。
択言択行(たくげんたくこう)
言葉に出して言った言葉と、実際の行いが道理にかなっていて立派なこと。 「択」は善いものと悪いものを区別して選ぶこと。 選ぶ必要がないほど言葉や行動が立派という意味から。
断機之戒(だんきのいましめ)
物事を途中でやめてしまったり、諦めてしまってはいけないという戒めの言葉。おもに学問のことを指す。 「断機」は織りかけている機の糸を途中で切ること。 孟子が学問を投げ出そうとしたときに、孟子の母親は織り途中の機の糸を切断して「学問を途中でやめることは、この織物と同じようなものだ」と言って戒めたという故事から。
談言微中(だんげんびちゅう)
直接ではなく、遠回しに人の急所を突く話し方のこと。 「談言」は話し方。 「微中」はさりげなく相手の重要なところを突くこと。
竹苞松茂(ちくほうしょうも)
新築の家が完成したことを祝う言葉。 「竹苞」は竹の根のようにしっかりとした下部構造。 「松茂」は松の葉や枝のような上部の造りの見事さをほめ称える言葉。
知足不辱(ちそくふじょく)
自分の境遇にあったところで満足すれば、辱めを受けることはないという意味。 分をこえた欲求を戒めた言葉。
中臂鼠肝(ちゅうひそかん)
取るに足らない、くだらないことを言い表す言葉。 または、物事の変化は人間には予想することが難しいということのたとえ。 「虫臂」は虫の肘。 「鼠肝」は鼠の肝。 どちらも小さく、それほどのものではないという意味。
陳詞濫調(ちんしらんちょう)
昔から使われている、どこにでもあるような表現のこと。 「陳詞」は使い古された言葉や表現。 「濫調」は調子が乱れているという意味から、まとまりがないということ。
天保九如(てんぽうきゅうじょ)
長生きすることを願う言葉。 「天保」は『詩経』の「小雅」の中にある篇の名前で、天子の長寿と平安を祈る詩。 「九如」は「天保」の中で「如」の文字が九つ使われているということ。
得意忘言(とくいぼうげん)
悟りや真理に達した際には言葉が不要になるということ。 言葉は真理に至るため、また相手に思いを伝えるための道具であり、本質が伝われば言葉は忘れてしまっても良いという意味から。 荘子の教えの一つ。 「意を得て言(げん)を忘(わす)る」とも読む。
動静云為(どうせいうんい)
人の言葉と行動。 「動静」は普段の生活の立ち居振る舞い。 「云為」は普段の生活の発言と行動。
読書百遍(どくしょひゃっぺん)
意味の難しい文章でも、何度も読むことで自然に理解できるということ。 「百遍」は百回行うということから、何度も行うことのたとえ。 「読書百遍、意自ずから通ず」という形で使うことの多い言葉。 中国の三国時代、魏の董遇が読書の大切さを弟子に説いたという言葉から。
南山之寿(なんざんのじゅ)
事業が栄え続けること。 または、長寿を祝う言葉。 「南山」は中国にある終南山という山のことで、長寿や堅固の象徴とされていることから。
南蛮鴃舌(なんばんげきぜつ)
うるさいだけで理解できない言葉という意味。 話している内容がわからない外国語を蔑んでいう言葉。 「南蛮」は南方の異民族の蔑称。 「鴃舌」は百舌(もず)のさえずりのこと。 南方の異民族がよくわからない言葉で話している様子を、百舌の騒がしい鳴き声にたとえたもの。
肺腑之言(はいふのげん)
真心のこもった言葉。 「肺腑」は臓器の肺ということから、心の奥の底という意味。
白馬非馬(はくばひば)
詭弁やこじつけのこと。 中国の戦国時代の公孫竜が唱えた論で、「白馬」は色を表す「白」と、形を表す「馬」という二つの概念を合わせたものなので、動物の「馬」とは全く別のものであって、「馬」ではないということ。 「白馬(はくば)は馬(うま)に非(あら)ず」とも読む。
煩言砕辞(はんげんさいじ)
細かく複雑な言葉。 「煩言」は複雑で面倒な言葉。 「砕辞」は細かくて複雑な言葉。
罵詈讒謗(ばりざんぼう)
乱暴で品のない言葉を使い、相手のことを悪く言うこと。 「罵詈」は汚い言葉で相手の悪口を言うこと。 「讒謗」は他人のことを悪く言うこと。 「讒謗罵詈」ともいう。
罵詈雑言(ばりぞうごん)
乱暴で品のない言葉を使って、相手のことを悪く言うこと。または、その言葉のこと。 「罵詈」は汚い言葉で相手の悪口を言うこと。 「雑言」は様々な悪口のこと。
万寿無疆(ばんじゅむきょう)
健康でいつまでも長生きすること。 「万寿」は一万年の寿命ということから、長生きのたとえ。 「無疆」は限りがないということ。 限りなく長生きしますようにと、長寿を祝う言葉。 「万寿(ばんじゅ)疆(きわま)り無し」とも読む。
美辞麗句(びじれいく)
「うまく飾り立てた美しい言葉」という意味で、内容が真実味に欠けるという悪い意味で使われることが多い言葉。 または、うわべだけの言葉という意味。 「美辞」と「麗句」はどちらも美しく飾り立てた言葉という意味。
伏寇在側(ふくこうざいそく)
常に自身の身のまわりの注意を怠らず、慎みのある言動をするべきだということ。 「伏寇」は潜んでいる盗賊、「在側」は近いところにいるという意味。 怠ることなく、いつも注意すべきだという戒めの言葉。 「伏寇(ふくこう)側(かたわら)に在り」とも読む。
覆車之戒(ふくしゃのいましめ)
先人の失敗を学び、今の戒めにすること。 「覆車」はひっくり返った車の残した車輪の跡のこと。 先に通った車のひっくり返った車輪の跡を見て、同じようにならないように、その場所を通らないようにするという意味から。
平談俗語(へいだんぞくご)
普通の生活でいつも使っている言葉のこと。 「平談」はふだんの会話。 「俗語」はふだん話すときに使う日常的な言葉のこと。
暴言多罪(ぼうげんたざい)
言いすぎや失礼なことを謝罪するという意味で、手紙の末尾に記す言葉。 乱暴で礼を失する言葉を使って多くの罪を犯しましたという意味から。
満腔春意(まんこうしゅんい)
なごやかな気分が全身に満ちていること。人を祝う言葉。 「満腔」は胸や全身に満ちていること。 「春意」は春のような気分。
名詮自性(みょうせんじしょう)
仏教語で、名はそのものの本質を表すということ。 「名詮」はその名に備わっている、「自性」はそのものの本質のこと。
迷者不問(めいしゃふもん)
わからないことがあれば積極的に尋ねるべきだという戒め。 無知な人は道に迷っても、人に道を尋ねることをせず、さらに迷うことになるという意味。
孟母断機(もうぼだんき)
物事を途中でやめてしまったり、諦めてしまってはいけないという戒めの言葉。おもに学問のことを指す。 「孟母」は孟子の母親のこと。 「断機」は織りかけている機の糸を途中で切ること。 孟子が学問を投げ出そうとしたときに、孟子の母親は織り途中の機の糸を切断して「学問を途中でやめることは、この織物と同じようなものだ」と言って戒めたという故事から。
有厚無厚(ゆうこうむこう)
不合理なことをこじつけによって正当化しようとすること。 「極めて厚さがあるものは、もはや厚い厚くないということすら言えないので厚さの概念自体がない」という詭弁(きべん)。
油断大敵(ゆだんたいてき)
気を緩めて注意を怠ると失敗の原因となり危険だという戒め。 「油断」は気を緩めることや注意を怠ることで、油断している状態が最も大きな敵になるという意味から。
庸言之謹(ようげんのきん)
普通に生活しているときでも、言葉に気をつけること。 「庸言」は普段の生活で使っている言葉、「謹」は気を配る、または慎むという意味。
庸言庸行(ようげんようこう)
いつもどおりの言葉遣いと行動のこと。 「庸言」はいつもの言動、「庸行」はいつもの行動。
俚言俗語(りげんぞくご)
ふつうの生活の中で使われる普段使いの言葉。 「俚言」と「俗語」はどちらも世間で使われる普段使いの言葉のこと。 「俗言俚語」「俚語俗言」ともいう。
