「と」から始まる四字熟語(5ページ目) — 160 件
「と」から始まる四字熟語を一覧で紹介します。読み方・意味もあわせて確認できます。
四字熟語一覧
兎死狗烹(としくほう)
利用できるときだけは重用されるが、利用できなくなるとすぐに捨てられるということのたとえ。 兎がいなくなれば、兎を捕まえるための猟犬は必要なくなって、猟犬は煮て食べられるという意味から。 元は、戦乱の世が終わって平和になると、武勲をあげた武将は必要なくなって殺されるということをいった言葉。 「兎(うさぎ)死して狗(いぬ)烹(に)らる」とも読む。
蠧紙堆裏(としたいり)
高く積み上げられた古い書物の中のこと。 「蠧紙」は虫に食べられた書物。 「堆裏」は積み上げられたものの中ということ。
徒手空拳(としゅくうけん)
物事を始める時に、助けとなるものが何一つないこと。 「徒手」と「空拳」はどちらも手の中に何も無いという意味で、物事を始めるときに力として使うことが出来るものが何も無いことをいう。
斗酒隻鶏(としゅせきけい)
亡くなった友人のことを悲しんで嘆き、生前のことや思い出を述べること。 「斗酒」は一斗の量の酒。 「隻鶏」は一羽の鶏。 古代中国での死者への供物をいう。 中国の魏の曹操が友人の橋玄の墓を祭ったときに作った文から。
斗酒百篇(としゅひゃっぺん)
たくさんの酒を飲みながら、たくさんの詩を作ること。 「斗酒」の「斗」は容量の単位で、一斗の量の酒ということから、たくさんの酒のたとえ。 「百篇」の「篇」は詩を数える単位で、百篇の詩ということから、たくさんの詩のたとえ。 唐の詩人の杜甫が李白のことを評した言葉から。
斗筲之人(としょうのひと)
器量の小さな人のたとえ。 「斗」は一斗の量が入る升。 「筲」は一斗二升の量が入る竹の籠。 どちらも入る量が少ない器のことから。 「斗筲之器」「斗筲之材」「斗筲之子」ともいう。
徒食無為(としょくむい)
何もしないでただ過ごすこと。 「無為」は何もしないこと。 「徒食」は働かないで食べること。 「徒食無為」ともいう。
屠所之羊(としょのひつじ)
次第に死期に近づいていくことのたとえ。 屠殺場に連れて行かれる羊という意味から。
斗折蛇行(とせつだこう)
川や道が曲がりくねっていて長く続いている様子。 「斗折」の「斗」は星座の北斗七星のことで、北斗七星のように折れ曲がっている様子。 「蛇行」は蛇がくねって移動するように、曲がりくねっている様子。
兎走烏飛(とそううひ)
あっという間に月日が過ぎていくこと。 「兎」は月、「烏」は日(太陽)のたとえであることから、「兎」と「烏」で月日のことを表している。 「飛」や「走」は経過が早いことを表している。 月には兎、太陽には金烏が住むとされる中国の伝説からきた言葉。 「烏飛兎走」ともいう。
斗粟尺布(とぞくしゃくふ)
兄弟の仲が悪いこと。 「斗粟」の「斗」は容量の単位。 一斗の粟のことから、少しの食べ物のたとえ。 「尺布」の「尺」は長さの単位。 一尺の布のことから、少しの衣服のたとえ。 中国の漢の淮南王と文帝は腹違いの兄弟だったが、淮南王はおごり昂って法に背く行いを多くしたために、文帝に王位を奪われ流罪にされた。 その道中で淮南王は悶え苦しみ、食を断って死んだ。 人々はそのことについて「一尺の布でも一斗の粟でも、分け合えば互いの寒さと飢えをしのげるのに、何故仲良くできなかったのか」と歌ったという故事から。 「尺布斗粟」ともいう。
塗炭之苦(とたんのくるしみ)
泥沼で泥だらけになり、炭で焼かれるような辛い苦しみのこと。 「塗」は泥や泥水。 中国の夏の桀王は暴君として有名で、桀王によって苦しめられた人々を言い表した言葉から。
塗炭之民(とたんのたみ)
辛く苦しい境遇の人々のこと。 「塗炭」は泥沼と炭火のことで、泥沼にはまって炭火で焼かれるということから、非常に辛い境遇のたとえ。
独鈷鎌首(とっこかまくび)
論争が好きな歌人のこと。 「独鈷」は祈祷をするときに左手に持つ仏具、独鈷杵のこと。 「鎌首」は農具の鎌のように曲がった首。 鎌倉時代、大規模な歌合せがあり、顕昭と寂連は毎日参加して激しく論争をしていた。 顕昭は独鈷杵を持ち、寂連は頭を突き上げて論争をしていたので、その様子を侍女たちが言い合っていたという故事から。
咄嗟叱咤(とっさしった)
大きな声で叫びながら叱り付けること。 「咄嗟」と「叱咤」はどちらも叱り付けるという意味。
訥言敏行(とつげんびんこう)
すぐれた人格を持っている人は、口数は少なく、動きは正確で素早いということ。 「訥言」は話が下手なこと。 「敏行」は行動が素早いこと。 「言(げん)に訥(とつ)にして行いに敏(びん)なり」とも読む。
咄咄怪事(とつとつかいじ)
予想もしていなかった不思議な出来事。 または、極めて都合が悪いこと。 「咄咄」は驚いて声を上げること。 「怪事」は不思議な出来事。 晋の殷浩が、親友である桓温の讒言で貶められた悔しさを言い表した言葉から。
突怒偃蹇(とつどえんけん)
怒った人やおごりたかぶった人の顔を言い表す言葉。 または、岩石が角ばっていて突き出た様子を言い表す言葉。 「突怒」は激しく怒っている様子。 「偃蹇」はおごりたかぶっている人の様子。
屠毒筆墨(とどくのひつぼく)
読んだ人に害を及ぼす書物のこと。 「屠毒」は害を及ぼすこと。 「筆墨」は書物のこと。
斗南一人(となんのいちにん)
この世で最もすぐれている人のこと。 「斗南」は星座の北斗七星よりも南という意味から、天下という意味。 天下で並ぶ人がいないほどすぐれているということから。
図南鵬翼(となんのほうよく)
大事業や海外進出などの大きな計画を立てること。 大きな目標を立てて、その目標を達成しようとすることをいう言葉。 「図南」は南の海へ行こうと計画すること。 「鵬」は伝説の大きな鳥。 鵬が南の海を目指して飛び立つ説話から。
図南之翼(となんのよく)
大事業や海外進出などの大きな計画を立てること。 大きな目標を立てて、その目標を達成しようとすることをいう。 「図南」は南の海へ行こうと計画すること。 「翼」は鵬のことで、伝説の大きな鳥のこと。 鵬が南の海を目指して飛びたったという説話から。
吐哺握髪(とほあくはつ)
熱心にすぐれた人材を探し求めることのたとえ。 「握髪」は髪を握ること。 「吐哺」は食べ物を吐き出すこと。 周の初期、周公旦は食事中でも食べ物を吐き出し、入浴中でも濡れた髪を握って、面接を求める人にはすぐに面会して、すぐれた人材の登用に努めたという故事から。 「吐哺握髪」「吐哺捉髪」「吐握之労」ともいう。
途方途轍(とほうとてつ)
物事の方法や理屈、道筋のこと。 「途方」はやり方や道筋という意味。 「途轍」は通っていく道ということから、やり方や道筋という意味。 同じ意味の言葉を重ねて強調したもの。
塗抹詩書(とまつししょ)
幼い子供のこと。 または、幼い子供のいたずらのこと。 「塗抹」は塗りつぶすこと。 「詩書」は儒教で大切にされている経典の詩経と書経。 儒教では大切にされている経典も、幼児は気にかけることなく塗りつぶしてしまうという意味から。 「詩書(ししょ)を塗抹(とまつ)す」とも読む。
左見右見(とみこうみ)
あっちを見たり、こっちを見たりすること。 または、様々なことに注意を払うこと。 右を見たり、左を見たりするという意味から。 「と」はそのように、「こう」はこのようにという意味で、それに漢字を当てた言葉。
杜黙詩撰(ともくしさん)
詩や文章にたくさんの間違いがあって、いい加減なこと。 「杜黙」は人の名前。 「詩撰」は詩や文章を作ること。 中国の詩人の杜黙の作る詩や文章は、定型詩の格式にほとんど当てはまっていなかったということから。 「杜撰」という形で使うことが多い言葉。
杜門却掃(ともんきゃくそう)
門を開けることなく、世間との関係を絶つこと。 「杜門」は門を閉じること。 「却掃」は客をしりぞけること。 道を掃除して客を迎えることをしないという意味から。
都門桂玉(ともんけいぎょく)
他の土地からやってきて、物価の高さで生活に苦労すること。 「桂」は香木、「玉」は宝玉。 戦国時代の遊説家の蘇秦が、楚の威王を訪れたところ、面会までに三か月も待たされてしまい、その間、宝玉より高い食べ物や香木より高い薪の値段に悩まされ、生活に苦労したという故事から。
屠羊之肆(とようのし)
自分の身の程に相応しい仕事のたとえ。 「屠」は獣を殺すこと。 「肆」は店のこと。 羊を殺して肉を売る店という意味。 中国の春秋時代、国を追われた楚の昭王のお供をしていた羊肉屋の説は、昭王が王に返り咲いたときに褒賞を与えられたが、「羊肉屋に戻れるだけで十分です」と言い、褒賞を受け取らなかったという故事から。
