「て」から始まる四字熟語 — 157 件
「て」から始まる四字熟語を一覧で紹介します。読み方・意味もあわせて確認できます。
四字熟語一覧
殢雨尤雲(ていうゆううん)
男女の情交のこと。 「尤」はもたれかかること。または、まとわりつくこと。 「殢」は寄り添って親しむこと。 「雲」と「雨」は楚の国の懐王が巫山にいる巫女と情交を交わしたという故事から、男女の情交のたとえ。 「殢雨尤雲」ともいう。
鄭衛桑間(ていえいそうかん)
節度がなく、聞く人の心をみだらにするとされる音楽のこと。 「鄭」と「衛」は中国春秋時代の国名。 「桑間」は衛の地名。 儒学の古典『礼記』で、鄭と衛の音楽は世の中が乱れたときの音楽、桑間のあたりの音楽は国が滅びるときの音楽とされたことから。 「鄭衛之音」ともいう。
低回顧望(ていかいこぼう)
何かに心を引かれるなどして、行ったり戻ったり振り返ったりすること。 「低回」は、思いが残ってその場を離れられず、あたりを歩きまわること。 「顧望」は、後ろを振り返って遠くを眺めること。
低徊趣味(ていかいしゅみ)
世俗を離れてのんびりとした気持ちで自然や芸術を楽しむこと。 「低徊」は考え事をしたりしながら、ゆっくりと歩き回ること。 「低」は「彽」、「徊」は「回」とも書く。
棣鄂之情(ていがくのじょう)
仲が良く美しい兄弟の情のこと。 「棣」は庭梅のこと。 「鄂」は花のがくのこと。 庭梅の花はがくが寄り添って美しく咲くことから。
程孔傾蓋(ていこうけいがい)
親しく会話すること。 古くからの友人のように親しく会話すること。 「程孔」は程子と孔子。 「傾蓋」は車の蓋を傾けるという意味から車を止めること。 旅の途中に孔子と程子がたまたま出会い親しく会話したという故事から。
提綱挈領(ていこうけつりょう)
重要な部分を理解すること。 「綱」はおおづなのことで、物事の要点や根本のたとえ。 「挈」は身に着けて持つこと。 「領」は衣服の襟のこと。 大綱を掴んで、襟を持つという意味から。 「綱(つな)を提(さ)げ領(えり)を挈(と)る」とも読む。
渟膏湛碧(ていこうたんぺき)
水があぶらのように深く静かによどんで、深緑色に見える様子。 「渟」は水が流れずに留まっていること。 「膏」はあぶらのこと。 「湛碧」は深緑色の水が満ちている様子。
梯山航海(ていざんこうかい)
学問や道を志す人が、さまざまな場所を巡り歩いて精進すること。 「梯山」ははしごをかけて険しい山を登ること。 「航海」は船に乗って海を越えること。 険しい山を越え、海を渡って困難な旅をしてでも、学問や道を教えてくれる先生を訪ね歩くということから。
亭主関白(ていしゅかんぱく)
夫が家庭の中で妻に対して、支配者のように威張っていること。 「関白」は天皇の補佐をする職の名前で、権力者のたとえ。
低唱浅斟(ていしょうせんしん)
酒を軽く飲んで歌や詩を小声で口ずさむこと。 「浅酌」は少量の酒をたしなむ程度に軽く飲むこと。 「低唱」は歌を小さく低い声で歌うこと。 「低唱浅斟」「浅斟低唱」「浅酌微吟」ともいう。
低唱微吟(ていしょうびぎん)
低く小さい声で物静かに歌を口ずさむこと。 「低唱」は低い声で詩歌を歌うこと。 「微吟」は小さな声で詩歌を歌うこと。 意味が類似している言葉を重ねて強調したもの。
鼎新革故(ていしんかくこ)
古い習慣や制度などを新しいものに改正すること。 「革故」と「鼎新」はどちらも新しいものにするという意味。 「故(ふる)きを革(あらた)め新しきを鼎(と)る」とも読む。 「鼎新革故」「革旧鼎新」ともいう。
提耳面命(ていじめんめい)
細かいところまで行き届いた丁寧な説明をして、理解できるように説き聞かせること。 「提耳」は耳を引いて寄せること。 「面命」は向かい合って説き聞かせること。
定省温凊(ていせいおんせい)
親に誠意をもって尽くし、大切にすること。親孝行すること。 冬には温かく、夏には涼しくして快適に暮らせるようにし、夜には寝具を整えて朝にはご機嫌をうかがうという意味で、子が親に尽くすべき心がけを説いたもの。 「凊」は涼しいという意味。 「定」は寝具を整えてよく眠れるようにすること。 「省」は省みるという意味から、ご機嫌をうかがうこと。 「定省温凊」ともいう。
鼎鐺玉石(ていそうぎょくせき)
この上ないほどの贅沢をすることのたとえ。 「鼎」は権威や高い地位の象徴で、祭器として用いられた三本足の器。 「鐺」は三本足の酒を温めるための器。 「玉」は宝玉のこと。 鼎を鐺のように酒を温めるために使い、宝玉を石のように扱うという意味から。 「鼎(てい)をば鐺(とう)のごとく玉(ぎょく)をば石のごとく」とも読む。
廷諍面折(ていそうめんせつ)
朝廷の君主の面前で、おじけづくことなく、堂々と相手の非を諫(いさ)める行為。 「面折」は面と向かっての公然たる非難や責め。 「廷諍」は朝廷の君主の前での論争や争論。 「廷諍」は「廷争」とも書く。 「廷諍面折(廷争面折)」ともいう。
亭亭皎皎(ていていこうこう)
遠い先で浮かび上がり輝く様子。 「亭亭」は遠く離れた場所で浮かんで見える様子。 「皎皎」は明るく輝く様子。 月の光を言い表す言葉。
低頭傾首(ていとうけいしゅ)
頭を低くして身を慎むこと。 「低頭」と「傾首」はどちらも首をたれるという意味。 「頭(こうべ)を低(た)れて首(くび)を傾(かたむ)く」とも読む。
低頭平身(ていとうへいしん)
身をかがめて頭を低く下げ、ひたすら畏まる(かしこまる)こと。 または、そのようにひたすら謝罪すること。 「平身」は体をかがめること。 「低頭」は頭を低く下げること。 「低頭平身」ともいう。
剃頭辮髪(ていとうべんぱつ)
中国の周辺民族で見られた代表的な髪型。 清朝では漢民族にも強制された髪型。 「剃」は剃ること、「辮」は髪を編むことで、頭の頭頂部を残して、周囲を剃って残った頭頂部を編んで後ろにたらした髪型。
丁寧懇切(ていねいこんせつ)
真心がこもっていて、細かいところまで気配りが行き届いている様子。 「懇切」は極めて親切なこと。 「丁寧」は気配りが行き届いていること。 「丁寧懇切」ともいう。
剃髪落飾(ていはつらくしょく)
髪を剃って仏門に入ること。 特に身分の高い人が仏門に入ることをあらわす言葉。
綈袍恋恋(ていほうれんれん)
昔からの友情が、変わらず厚いことのたとえ。 「綈袍」は綿を厚く入れた防寒具。 「恋恋」は情が厚いこと。 中国の戦国時代の秦の国の宰相である范雎は、貧しかった頃に魏の国の須賈から防寒具をもらった恩を忘れずに命を救ったという故事から。
程門立雪(ていもんりっせつ)
弟子が師匠を尊敬し、心の底から教えを乞うこと。 「程門」は程一族の家の門。または、中国の宋の程顥と程頤の学問を受け継ぐ人のこと。 「立雪」は雪の上に立つこと。 中国の北宋の時代、游酢と楊時の二人は、程顥と程頤に教えを受けようと家を訪れたが、程頤は瞑想をしていたので傍で待っていたが、程頤が二人に気がついた時には雪が一尺ほど積もっていたという故事から。 教えを受ける人の心得をいう言葉。 「程門(ていもん)雪に立つ」とも読む。
羝羊触藩(ていようしょくはん)
勇気だけで勢いよく突き進む人は、どうすることもできない状況に陥るということのたとえ。 または、どうにもできない状況のたとえ。 「羝羊」は雄の羊。 「触藩」は生垣に突っ込むこと。 雄の羊が勢いよく生垣に突っ込んで、角が引っかかって動けなくなるということから。 「羝羊(ていよう)藩(まがき)に触(ふ)る」とも読む。
手枷足枷(てかせあしかせ)
行動の自由を縛るもの。 または、そのような状況のこと。 「手枷」は手首を繋ぐ刑具、「足枷」は足首を繋ぐ刑具のこと。 どちらも束縛するための道具のことで、重ねて強調した言葉。
適怨清和(てきえんせいわ)
恨めしいほどに素晴らしく、清らかで整っていること。 「適怨」はこの上なく素晴らしいために、恨めしい気持ちが生まれること。 「清和」は清らかで整っていること。
擲果満車(てきかまんしゃ)
とても人気があり評判がいいことのたとえ。 または、容姿が美しい少年のたとえ。 潘岳という人物は容姿がとても美しく、町を歩くだけで婦人たちに車が一杯になるほどの果物を投げられたという故事から。
敵愾同仇(てきがいどうきゅう)
恨んでいる相手に共に立ち向かうこと。 「同仇」は同じ人物を恨むべき相手とすること。 「敵愾」は怨んでいる相手に向かっていくこと。 「敵愾同仇」ともいう。
