「しょ」を含む四字熟語
「しょ」を含む四字熟語 — 644 件
不在証明(ふざいしょうめい)
事件が起こったその時に、容疑者が現場にいなかったことを証明すること。 「現場不在証明」を略した言葉。
不渉階梯(ふしょうかいてい)
段階を踏まずに、いきなり悟りに至ること。 「階梯」は修行の段階のこと。 「階梯(かいてい)に渉(わた)らず」とも読む。
不将不迎(ふしょうふげい)
後悔することなく、これから先に起こるかもしれないことに悩んだりしないこと。 「将」は送ること。 去っていくものを送ることなく、来るものを迎えないという意味から。 「将(おく)らず迎えず」とも読む。
夫唱婦随(ふしょうふずい)
夫婦の仲がよいことのたとえ。 「夫唱」は夫が考えを主張すること。「婦随」は妻が従うこと。 夫の考えに妻が従うと夫婦関係がうまくいくという考え方から。 「夫倡婦随」とも書く。
不承不承(ふしょうぶしょう)
嫌だと思いながらも仕方なく物事を行うこと。 「不承」は嫌だと思いながらも聞き入れること。 同じ言葉を重ねて意味を強調した言葉。 「不請不請」とも書く。
不労所得(ふろうしょとく)
労働をせずに収入を得ること。 配当金や利子、土地の利用料などで得られる収入をいう。
粉粧玉琢(ふんしょうぎょくたく)
女性の容姿が美しいことのたとえ。 「粉粧」は化粧のこと。 「玉琢」は宝石を磨くこと。 化粧をした女性が、宝石を磨いたように美しいという意味から。
粉飾決算(ふんしょくけっさん)
年度末の不正な決算のことで、利益や損失に手を加えて収支を偽って表示すること。 「粉飾」は白粉を塗るという意味から、よく見せるために表面を飾るということ。
焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)
宗教、言論、学問などを弾圧すること。 「焚書」は書物を燃やすこと。 「坑儒」は儒者を土の中に埋めること。 秦の始皇帝が政治的な批判を避けるために実用書を除いた書物を全て焼けという命令を出し、それに逆らう儒者を生き埋めにしたという故事から。
糞土之牆(ふんどのしょう)
やる気がなく、だらしない人を教育することはできないということのたとえ。または、役に立たないもののたとえ。 腐ってぼろぼろになった木と土壁ということで、腐った木材に彫刻することはできず、腐った土壁に上塗りをすることはできないという意味から。
憤懣焦燥(ふんまんしょうそう)
苛立ち、怒って焦ること。 「憤懣」は怒りもだえること。 「焦燥」は思い通りにならずに苛立ち、焦ること。 世間に自分の意志や意見が認められずに怒り、苛立って焦ること。
物色比類(ぶっしょくひるい)
同じようなものの中で、見た目をしっかりと調べ、他のものと比べて、その中でよいものを選ぶこと。 「物色」は犠牲になるものの毛の色のこと。 「比類」は他のものと比べて、検討すること。 よい毛の色のものを選んで、供物に合わせた祭礼の組み合わせをしっかりと検討して、慎重に供物を選ぶべきであるということ。 生贄にするものを選ぶ方法をいう言葉。
文過飾非(ぶんかしょくひ)
間違いや失敗をうまく誤魔化すこと。 「文」と「飾」は取り繕うこと。 「過」と「非」は間違いや失敗のこと。 「過(あやま)ちに文(あや)し非を飾(かざ)る」とも読む。
文章絶唱(ぶんしょうのぜっしょう)
非常にすぐれた文章や詩歌のこと。 「絶唱」はこれ以上ないほどにすぐれた文章や詩歌のこと。
秉燭夜遊(へいしょくやゆう)
人生は短いので、夜遅くまで遊んで楽しもうという意味。 「秉燭」は手に灯りを持つこと。
偏聴生姦(へんちょうしょうかん)
論争をする場合に、一方の言い分だけを聞いて判断すると、災いが生まれるということ。 「偏聴」は一方の言い分だけを聞くこと。 「生姦」は道理に外れた悪い出来事が起きること。 「偏(かたよ)り聴けば姦(かん)を生ず」とも読む。
辺幅修飾(へんぷくしゅうしょく)
外見や世間体をよく見えるように飾って見栄を張ること。 「辺幅」は布の縁のこと。転じて外見のこと。 「修飾」は飾り立てること。 布の縁を縫って、ほころびを取り繕うことから。 「辺幅(へんぷく)を修飾す」とも読む。 「修飾辺幅」ともいう。
豊衣足食(ほういそくしょく)
衣服も食べ物も満ち足りていて、豊かな生活のこと。 「豊衣」は衣服がたくさんあること。 「足食」は食べ物が十分にあること。
豊衣飽食(ほういほうしょく)
生活に余裕があることのたとえ。 「豊衣」はゆとりのある大きめな服。 「飽食」は食べ飽きるほどの食べ物があること。
鳳凰銜書(ほうおうがんしょ)
天子の使者が命令の書かれた文書を持ってくること。 「鳳凰」は聖天子が出現する時に現れるとされる想像上の鳥。 「銜」は口にくわえるという意味。 鳳凰が勅書を口にくわえて持ってくるという意味からきた言葉。
放縦恣横(ほうしょうしおう)
好き放題に振る舞うこと。 「放縦」と「恣横」はどちらもわがままという意味で、同じ意味の言葉を重ねて強調した言葉。
放縦不羈(ほうしょうふき)
何ものにも縛られず、好きなように振る舞うこと。 「放縦」は好き勝手に振る舞うこと。 「不羈」は何ものにも縛られないこと。
飽食終日(ほうしょくしゅうじつ)
一日飯を食べるだけで、他に何もせずに無駄に過ごすこと。 一日が終わるほどに、飽きるくらい飯を食べるという意味から。
飽食煖衣(ほうしょくだんい)
不自由のない生活のたとえ。または、贅沢な生活のたとえ。 飽きるくらいの十分な食料と暖かい衣服があって、生活に困らないという意味から。 「煖衣」は「暖衣」とも書く。 「煖衣飽食(暖衣飽食)」ともいう。
鳳翥竜蟠(ほうしょりょうばん)
筆勢に活気があり、思い通りに変化する様子。 「鳳翥」は古代中国の伝説上の鳥の鳳凰が力強く飛び立つこと。 「竜蟠」は竜がとぐろを巻いて絡み合う様子。 鳳凰が自在に飛び、竜がとぐろを巻いて絡み合うという意味から。 元は書聖と称された王羲之(おうぎし)の筆遣いをたたえた言葉。
放胆小心(ほうたんしょうしん)
文章、主に漢文を作る心得で、始めは恐れずに思い切って表現して、ある程度熟練してからは細かい部分に注意して、文字や語句を十分に考えるのがよいというもの。 または、それら二つの文章の形式のこと。 「放胆」は文法などの約束事を多少外れても、思い切って書くこと。または、その文。 「小心」は細かい部分に気を配って書くこと。または、その文。
捧腹大笑(ほうふくたいしょう)
腹を抱えて笑いこけること。 「捧腹」は腹を抱えること。 「抱腹大笑」とも書く。
翻邪帰正(ほんじゃきしょう)
悪い心を改め正して、正しい道に戻ること。 仏教の言葉で、「邪(じゃ)を翻(ひるがえ)し正に帰(き)す」とも読む。
暴飲暴食(ぼういんぼうしょく)
度を過ぎた飲食をすること。 「暴」は程度が激しいという意味。
望蜀之嘆(ぼうしょくのたん)
人間の欲望は尽きることがないということ。 「蜀」は中国の地名。 後漢の光武帝が望みを叶えて、隴を手に入れたが、次は蜀が欲しいと望んだという故事から。
茅堵蕭然(ぼうとしょうぜん)
かやぶきの垣根のある家の物寂しい様子。 「茅堵」はかやぶきの垣根がある粗末な家のことで、田舎の家をいう。 「蕭然」はひっそりとしていて物寂しい様子。
暮鼓晨鐘(ぼこしんしょう)
仏寺で、朝と夜に鐘と太鼓を打ち鳴らして時間を知らせること。 また、人の目を覚まさせるような戒めの言葉。 「晨鐘暮鼓」ともいう。
暮色蒼然(ぼしょくそうぜん)
夕方になって、少しずつ暗くなっていく様子。 「暮色」は日が沈んで薄暗い夕方の景色。 「蒼然」は日が沈んで薄暗い様子。 「蒼然暮色」ともいう。
凡聖一如(ぼんしょういちにょ)
賢者も普通の人も本質的には同じであり、誰にでも仏になる可能性があるということ。 「一如」は同じものであるということ。 仏教の言葉で、煩悩を払った聖人と、煩悩に迷っている人は別のものではあるが、人としての本質は同じものであるという意味から。
摩肩接踵(まけんせっしょう)
次から次へと絶え間なく続いている様子。 または大勢の人が次々と続いている様子。 「摩肩」は肩を摩るということから人が多いということ。 「接踵」は踵(かかと)を踏むほどの間隔で続いてくること。
磨杵作針(ましょさくしん)
惜しまずに努力し続ければ、必ず成就することのたとえ。
摩頂放踵(まちょうほうしょう)
自身を顧みずに他人に尽くすこと。 「摩」は磨り減る、「頂」は頭頂部、「放」は至る、「踵」はかかとのこと。 頭の先から足の踵(かかと)まで磨り減らすほど、他人・周りのために努力するという意味から。
満目蕭条(まんもくしょうじょう)
見渡すかぎり全てがひっそりとしていて寂しい様子。 「満目」は視認できる距離全て。 「蕭条」は静かで寂しい様子。
満目蕭然(まんもくしょうぜん)
目で見える全てが物寂しい様子。 「満目」は見ることができる全て。見渡す限り。 「蕭然」はどことなく寂しい様子。
名詮自性(みょうせんじしょう)
仏教語で、名はそのものの本質を表すということ。 「名詮」はその名に備わっている、「自性」はそのものの本質のこと。
無為徒食(むいとしょく)
何もしないでただ過ごすこと。 「無為」は何もしないこと。 「徒食」は働かないで食べること。 「徒食無為」ともいう。
無芸大食(むげいたいしょく)
特に才能や特技もない人が、食事だけは人並み以上に食べること。 または、そのような人のことを蔑んでいう言葉。 「無芸」は技術や特技を何も身につけていないこと。
冥行擿埴(めいこうてきしょく)
学問を行うための方法を知らずにむやみやたらに行うこと。 「冥行」は暗くてよく見えないところを歩くこと。 「擿埴」は目に障害がある人が杖で地面をたたきながら歩くこと。 「埴」は地面や粘土質の土のこと。 「冥行(めいこう)して埴(しょく)を擿(さぐ)る」とも読む。 「擿埴冥行」ともいう。
名山勝川(めいざんしょうせん)
景色のいい山と川。 「名勝」と「山川」を組み合わせた言葉。 「名勝」は景色がよいことで有名な場所のこと。
名所旧跡(めいしょきゅうせき)
素晴らしい風景で知られている場所や、歴史的な出来事や建物がある場所。 「旧跡」は歴史的な出来事や建物がある場所。 「名所旧蹟」とも、「名所旧迹」とも書く。
名所古跡(めいしょこせき)
素晴らしい風景で知られている場所や、歴史的な出来事や建物がある場所。 「古跡」は歴史的な出来事や建物がある場所。
毛骨悚然(もうこつしょうぜん)
激しい恐怖を感じて震え上がること。 「悚然」は恐怖で立ち竦むこと。 髪の毛から骨の中まで恐怖を感じるという意味から。
目食耳視(もくしょくじし)
衣食の本質を忘れて、見た目の贅沢さだけを求めること。 「目食」は味を気にせずに見た目が豪華なものを食べること。 「耳視」は評判を気にして、たとえ似合わなくても高価な衣服を選ぶこと。 「耳視目食」ともいう。
目挑心招(もくちょうしんしょう)
遊女が客を流し目で誘惑する様子のこと。 「目挑」は流し目で誘うこと、「心招」は心の中で誘い招くこと。
目迷五色(もくめいごしょく)
豊かな彩りに目を奪われ、実態が見えないこと。 「五色」は人が作った文明や、文化などの視覚的産物のこと。 華やかで美しい見掛けに惑わされて、物事の本質を見失う人をあざ笑う言葉。 「目(め)五色(ごしき)に迷う」とも読む。
夜雨対牀(やうたいしょう)
兄弟や友人との仲がとても良いこと。 「対牀」は寝床を並べるという意味。 夜に雨の音を聞きながら寝床を並べて仲良く眠ることから。 「対牀夜雨」ともいう。
約法三章(やくほうさんしょう)
簡単な法や取り決めを作り、それを実施することを民衆と約束すること。 秦末期に関中を平定した劉邦が、県の長老に秦の法律を廃止して、人を殺したものは死刑、傷害と盗みは罰するとした三つの法の制定を約束した故事から。
優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)
能力のある者が勝ち、劣っている者が負けること。 生存競争で強者が繁栄して、弱者が滅亡すること。
有職故実(ゆうしょくこじつ)
朝廷や武家の昔から伝わる儀式や制度、風俗や習慣のこと。 または、それらを研究する学問のこと。 「有職」は朝廷や武家に昔から伝わる慣例に詳しいこと。 「故実」は伝統的な儀式や制度の慣例のこと。
勇猛精進(ゆうもうしょうじん)
精力的に物事に取り組むこと。 困難を克服し、一心に仏道修行をすること。 「勇猛」は勇ましく猛々しいさま。 「精進」は精神を打ち込んで励むこと。 「精進勇猛」ともいう。
踰牆鑚隙(ゆしょうさんげき)
男性と女性が他人に見られないように会うことのたとえ。または、だらしない付き合いをすること。 「踰牆」は垣根を越えること。 「鑚隙」は細長い穴をあけること。 入り口から入らず、垣根を越えて密かに会ったり、壁に穴をあけて覗き合うという意味から。 不当なやり方をつかうことのたとえとしても使われる。 「牆(しょう)を踰(こ)え隙(げき)を鑚(うが)つ」とも読む。
傭書自資(ようしょじし)
人に雇われて文書を書くことを仕事にして、生計を立てること。 「傭書」は雇われて文書を書き写すこと。 「自資」は自身の生計の糧にすること。
羊腸小径(ようちょうしょうけい)
曲がりくねっている山道や小道のこと。 「径」は道のことで、羊の腸のような道という意味から。
蠅頭細書(ようとうさいしょ)
非常に細かい文字のこと。 「蠅頭」は蠅の頭のことから、小さいもののたとえ。 「細書」は細かく書くことや細かい文字。
予且之患(よしょのかん)
身分の高い人が気付かれないように出掛けて、不幸な出来事にあうこと。 「予且」は人の名前。 天帝の使者である白い竜が魚の姿になって泳いでいると、漁師の予且に目を射抜かれて捉えられたという故事から。
羅織虚構(らしょくきょこう)
事実でない罪を捏造すること。 「羅織」は無罪の人を捕まえて、罪を作り上げること。 「虚構」は事実のように捏造すること。
爛額焦頭(らんがくしょうとう)
大切なことを忘れて、必要の無いことを重要視すること。 または、何かをするときに非常に苦労すること。 「爛額」は額が爛(ただ)れること。 「焦頭」は頭を焦がすこと。 火事のときに消火や救助をしてくれた人には感謝して、防火方法を教えてくれた人には感謝せず、加えて防火もしていなかったという故事から。 「焦頭爛額」ともいう。
乱雑無章(らんざつむしょう)
秩序が乱れていることや筋道が立たないこと。 「無章」は筋道が立たないという意味。
鸞翔鳳集(らんしょうほうしゅう)
賢者や英雄が集結することのたとえ。 「鸞」は鳳凰に似ている伝説の霊鳥のこと。 「鳳」は伝説の霊鳥の鳳凰のこと。 賢者や英雄などのすぐれた人を「鸞」と「鳳」にたとえもので、それらが飛来するという意味から。
爛腸之食(らんちょうのしょく)
食べ過ぎること。 「爛腸」はたくさんのご馳走を食べて内臓をただれさせること。 腸をただれさせるほどの、たくさんの肉や酒などのご馳走を食べるという意味から。
藍田生玉(らんでんしょうぎょく)
名家から家柄に見合ったすぐれた子弟が生まれること。 「藍田」は中国の陝西省にある山の名前で、美しい宝石の産地。 宝石の名産地から美しい宝石が産出されるという意味から。 「藍田(らんでん)玉(ぎょく)を生ず」とも読む。
六菖十菊(りくしょうじゅうぎく)
菖蒲は五月五日の端午の節句に飾り、菊は九月九日の重陽の節句に飾るが、五月六日の菖蒲と九月十日の菊という意味から、時期が過ぎてしまって、役に立たないもののこと。
立身処世(りっしんしょせい)
社会に出て、自立した生活をしていくこと。 「立身」は社会的によい地位につく、「処世」は世の中で生きていくという意味。
流金焦土(りゅうきんしょうど)
非常に激しい暑さのたとえ。金属が溶けて流れ、大地が焦げるほどの炎暑。
流觴曲水(りゅうしょうきょくすい)
曲がりくねった小さな川の上流に、酒の入った杯を浮かべ、自分の前を流れていってしまう前に詩を作って、杯の酒を飲むという風流な遊びのこと。 「觴」は杯のこと。 「曲水」は曲がりくねっている小川のこと。 中国では陰暦の三月三日に行われた風習で、晋の王羲之が会稽の蘭亭で行ったものが有名。 日本では奈良時代や平安時代に行われ、曲水の宴と呼ばれた。 「曲水流觴」ともいう。
流觴飛杯(りゅうしょうひはい)
宴会を開いて、心行くまで酒を飲むこと。 「流觴」は庭園の川にさかずきを浮かべること。 「飛杯」はさかずきを何度も交わすこと。
竜吟虎嘯(りょうぎんこしょう)
同じ類の者はお互いに気持ちや考えが通じ合うということ。 または、人の歌声や音が響き渡ること。 「竜吟」は竜が鳴くこと、「虎嘯」は虎が吠えることで、竜が鳴けば雲が生まれ、虎が吠えれば風が生まれるといわれる。
凌霄之志(りょうしょうのこころざし)
世俗を超越しようとする気高い志のこと。 または、高い地位に出世することを願う大きな志のこと。
竜章鳳姿(りょうしょうほうし)
立派で威厳のある容姿のこと。 竜のように勇ましく、鳳凰のように気品がある立派な姿ということから。 「竜」と「鳳」は竜と鳳凰のことで、どちらも伝説上の生物のこと。 「章」は模様という意味。
臨終正念(りんじゅうしょうねん)
死に臨む時も心を乱さずに、心を穏やかに保つこと。 仏教の言葉で、心静かに念仏を唱え、極楽往生を願いながら死んでいくことをいう。 「臨終」は死ぬ直前のこと。 「正念」は心を正しい状態に保つこと。
臨池学書(りんちがくしょ)
懸命に文字を書く練習をすること。 「臨池」は池の近くのこと。または、書道のこと。 中国の後漢の書家の張芝は、池のほとりで文字を書く練習に励み、池が墨で黒くなったという故事から。 「池に臨(のぞ)みて書を学ぶ」とも読む。
輪廻転生(りんねてんしょう)
仏教の言葉で、人が新しい命に生まれ変わりながら生死を繰り返すこと。 「輪廻」は車輪が回り続けるように、生と死を繰り返すこと。 「転生」は死んだ後にまた生まれること。生まれ変わり。 「転生輪廻」ともいう。
連戦連勝(れんせんれんしょう)
何度も戦い、戦うたびに勝つこと。 「連戦」は何度も続けて戦うこと。 「連勝」は勝ち続けること。
聯袂辞職(れんべいじしょく)
大勢の人が一緒に職を辞すること。 「聯袂」は”たもとを連ねる”という意味から、大勢の人が一緒に行動すること。 「連袂辞職」とも書く。
弄璋之喜(ろうしょうのよろこび)
男の子が生まれること。または、生まれた喜び。 「弄」はおもちゃにすること、「璋」は玉のこと。 中国では男の子に玉を玩具として与えて出世を願ったことから。 祝辞として使われる言葉。