「き」から始まる四字熟語
「き」から始まる四字熟語 — 353 件
弓調馬服(きゅうちょうばふく)
何事も基礎をしっかりとしておくことが一番大切であるということのたとえ。 「弓調」は弓の調子を整えること。 「馬服」は馬を服従させること。 弓を使うときはまず調子を整え、馬を使うときはまず人に服従させるということから。 中国の魯の哀公が孔子に人を雇う方法を尋ねたという故事から。
九鼎大呂(きゅうていたいりょ)
非常に珍しい物のこと。 または、重要な地位や名声などのたとえ。 「九鼎」は夏の禹王が中国の全土から献上させた、九つの鼎。 「大呂」は周王朝の大廟に供えた大きな鐘。 どちらも非常に価値のある珍しい物のたとえ。
急転直下(きゅうてんちょっか)
物事があまり良くない状態から急に良い状態に変わり、解決に向かうこと。 「急転」はいきなり変化すること。 「直下」はまっすぐ落ちることや結末に向かうこと。
旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ)
昔からの習慣や風習を守り続けること。または、昔からの習慣や風習にとらわれ、決して変えないこと。 「旧套」は昔から受け継がれている習慣や風習。 「墨守」は中国の墨子の故事から、固く守るという意味。
窮途之哭(きゅうとのこく)
貧しくて生活に苦しみ、悲しむこと。 「窮途」は行き止まりの道という意味から、苦しい状況のこと。 「哭」は悲しんで声を上げて泣くこと。 中国の晋の阮籍が行き止まりで進めずに嘆き悲しんだという故事から。
窮途潦倒(きゅうとろうとう)
辛い境遇の中で落ちぶれた様子。 または、望みが叶わず、がっかりしている様子。 「窮途」は行き止まりの道ということから、辛い境遇のたとえ。 「潦倒」は落ちぶれた様子。
弓道八節(きゅうどうはっせつ)
弓道での弓を射る時の八つの基本動作のこと。 一つの動作を竹の節にたとえ、動作の一つ一つはしっかりと区分されているが、動作の全ては竹のように繋がっているということ。
九年之蓄(きゅうねんのたくわえ)
国が豊かなこと。 「蓄」は食料の貯蓄のこと。 国民の一人一人に、九年分の食料の貯蓄があるという意味から。 「九年之儲」とも書く。
九年面壁(きゅうねんめんぺき)
長い期間一つのことに専念してやり遂げること。 または、長い期間努力し続けること。 達磨大師が嵩山の少林寺に籠り、九年間壁に向かって座禅を組んで悟りを開いたという故事から。 「九年面壁(くねんめんぺき・きゅうねんめんぺき)」ともいう。
窮年累世(きゅうねんるいせい)
自身から先の子孫にいたるまでいつまでもということ。 「窮年」は人の生涯のこと。 「累世」は後の世代までという意味。 「年(とし)を窮(きわ)め世を累(かさ)ね」とも読む。
吸風飲露(きゅうふういんろ)
けがれがなく、清らかな仙人の生活のこと。 食べ物を食べず、風を吸って、露だけを飲んで暮らすということから。 「風(かぜ)を吸い露(つゆ)を飲む」とも読む。
窮兵黷武(きゅうへいとくぶ)
無分別に武力を使って、必要以上に戦争を起こして徳を汚すこと。 「窮兵」は戦争ばかりすること。 「黷武」はみだりに武力を使うこと。 中国の殷の湯王は七十里四方の領地しかなかったが、徳を修めていたために王者となり、晋の智伯は千里四方の領地があったが、戦争ばかりしていたために滅んだという故事から。
朽木糞牆(きゅうぼくふんしょう)
やる気がなく、だらしない人を教育することはできないということのたとえ。 または、役に立たないもののたとえ。 腐ってぼろぼろになった木と土壁ということで、腐った木材に彫刻することはできず、腐った土壁に上塗りをすることはできないという意味。 「朽木は雕(ほ)るべからず、糞土の牆は杇(ぬ)るべからず」から。
朽木糞土(きゅうぼくふんど)
やる気がなく、だらしない人を教育することはできないということのたとえ。 または、役に立たないもののたとえ。 腐ってぼろぼろになった木と土壁ということで、腐った木材に彫刻することはできず、腐った土壁に上塗りをすることはできないという意味。 「朽木は雕(ほ)るべからず、糞土の牆(かき)は杇(ぬ)るべからず」から。
求名求利(きゅうめいきゅうり)
名声と利益だけを欲しがること。 「名」は名高い評判、名声。 「利」は利益、得。 「名(な)を求め利を求む」とも読む。
窮余一策(きゅうよのいっさく)
逃げることができなくなり、どうしようもなくなった時に思いついた手段や作戦。 「窮余」は苦し紛れにという意味。 「一策」は一つの作戦。
急流勇退(きゅうりゅうゆうたい)
官職などを潔く辞めること。 「勇退」は勇気をもって退くという意味から、きっぱりと職を辞すること。 船が勢いのよい流れの中で引き返すという意味から、仕事の勢いがあるときに潔く辞職することをいう言葉。
居安思危(きょあんしき)
平和な世の中でも災難があった時のことを考えておき、いつも用心しておくべきであるという戒め。 「安きに居(お)りて危うきを思う」とも読む。
挙案斉眉(きょあんせいび)
夫婦の間にも礼儀を保って、お互いに尊敬しあっていること。 「案」は食事などを載せる膳のこと。 中国の後漢の梁鴻の妻である孟光は、梁鴻に食事を出すときは、膳を眉の高さまで捧げて敬っていたという故事から。 「案を挙(あ)ぐること眉(まゆ)に斉(ひと)しくす」とも読む。
挙一反三(きょいちはんさん)
すぐれた能力と理解力があること。 一つのことを聞くと、そこから三つのことを理解できるという意味から。 「一を挙(あ)げて三を反す」とも読む。
強悪強善(きょうあくきょうぜん)
極悪な人物が心を入れ替えると、ものすごい善人になるということ。 または、悪に精通したものは、善にも精通しているということ。 「悪に強ければ善にも強し」とも読む。
徼以為知(きょういいち)
他人の意見を盗んで、自分の意見であるかのように振る舞うこと。 「徼」は掠め取ること。 「徼(かす)めて以(もっ)て知と為(な)す」とも読む。
共為唇歯(きょういしんし)
互いが互いを助けることで成り立つ関係のこと。 唇と歯のように互いに支え合う関係のことから。 「共に唇歯(しんし)となる」とも読む。 中国の三国時代に、蜀と呉が講和を結ぶときに言った言葉から。
恐悦至極(きょうえつしごく)
恐れつつしみながらも喜ぶこと。 自分よりも上の立場の人に、自分の喜びを言い表す言葉。 「至極」はこれよりも上はないということ。 「恭悦至極」とも書く。
矯枉過直(きょうおうかちょく)
物事を正そうとして、やりすぎてしまえば、新しい偏向や損害を招くということ。 曲がっているものをまっすぐにしようとして、力を入れすぎて、逆の方向に曲がってしまうという意味から。 「枉(まが)れるを矯(た)めて直(なお)きに過(す)ぐ」とも読む。
跫音空谷(きょうおんくうこく)
人のいない場所での寂しい生活の中で予想外の訪問や便りのたとえ。または、孤立した状態での自分の意見に賛同する人を得た時に用いる言葉。 「空谷」は人気のない寂しい谷のこと。 「跫音」は足音のこと。 「跫音空谷」ともいう。
矯角殺牛(きょうかくさつぎゅう)
わずかな短所を直そうとして、逆に全体が悪くなってしまうこと。 牛の角は曲がった形をしているものであり、それをまっすぐに正そうとすると牛を殺してしまうということから。 「角(つの)を矯(た)めて牛を殺す」とも読む。
鏡花水月(きょうかすいげつ)
目には見えても、手に取ることはできないはかないもののたとえ。 または、感じ取ることができるが言葉では表すことができない、詩文などの深い味わいのたとえ。 鏡に映る花と水に映る月のことから。 「水月鏡花」ともいう。
叫喚呼号(きょうかんこごう)
大声で叫ぶこと。 「叫喚」と「呼号」はどちらも大声で叫ぶことで、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
叫喚地獄(きょうかんじごく)
生前に罪を犯したものが落ちる八大地獄の一つで、熱湯や猛火に攻められ続け、常に泣き叫び続けるとされている。 または、そのような見ていられない、ひどくむごたらしい状態のこと。
強幹弱枝(きょうかんじゃくし)
中央の政府に権力を集中して強くして、地方の権限を抑えて弱くすること。 「幹」を中央政府に、「枝」を地方政権にたとえて、幹を強くして枝を弱くするということから。 「幹(みき)を強くし枝を弱くす」とも読む。
恐恐謹言(きょうきょうきんげん)
恐れ慎んで、申し上げること。 「恐恐」は恐れかしこまった態度をとること。 「謹言」は慎んで言うということ。 文章や手紙の終わりに書いて、相手に敬意を示す言葉。
兢兢業業(きょうきょうぎょうぎょう)
恐れ慎んで物事を行う様子。 「兢兢」は恐怖や不安などで小刻みに震える様子。 「業業」は失敗しないかと心配すること。 物事を行うときには、用心深く行うべきであるという教えをいう。
皎皎晶晶(きょうきょうしょうしょう)
明るく光り輝く様子。 「皎皎」は潔白な様子や、明るい様子。 「晶晶」は光り輝く様子。
狂喜乱舞(きょうきらんぶ)
思い切り喜ぶこと。 「狂喜」は正気を失ったかのように激しく喜ぶこと。 「乱舞」は大人数で入り乱れて踊ることや狂ったように踊ること。 思わず踊ってしまうほど激しく興奮して喜ぶという意味から。
胸襟秀麗(きょうきんしゅうれい)
正しく立派な考えや心構えを持っていること。 「胸襟」は胸の内側という意味から、心の中ということ。 「秀麗」は他よりも立派で美しいこと。
恐懼感激(きょうくかんげき)
嬉しさのあまりに、恐れかしこまりながらも喜ぶこと。 「恐懼」は恐れ慎むこと。 恐れ敬う相手から厚意を受けた時などに使う言葉。
僑軍孤進(きょうぐんこしん)
誰からの助けもなく、孤立した状態で進軍すること。 または、誰からも助けられることなく、一人で事に当たること。 「僑軍」は別の土地からやってきた軍隊、遠征軍のこと。
薑桂之性(きょうけいのせい)
年老いて、さらに剛直になることのたとえ。 または、人の性格は簡単には変わらないということ。 「薑」は生姜のこと。 「桂」は肉桂のこと。 生姜も肉桂も、古いものほど辛くなっていくということから。
強権発動(きょうけんはつどう)
政府や官庁などが強制的に権力を行使すること。または、弱い立場の人に対して強制的に命令すること。 「強権」は国家が国民に対して強制的に行使できる権力。
教外別伝(きょうげべつでん)
悟りは、経典や言葉で伝わるものではなく、心から心へと直感的に伝えられるものであるということ。 禅宗の言葉で、経典に示された精神を体験して捉えるという教えのこと。
狂言綺語(きょうげんきご)
事実のように作り上げていたり、文章を飾るだけで内容の無い文章や小説を卑しめていう言葉。 「狂言」は道理に外れた言葉。 「綺語」はうまく飾った言葉。
興言利口(きょうげんりこう)
その場に合わせた巧みな言葉。 または、その場を愉快にするためにいう冗談。 「興言」はその場に合わせて言う巧みな言葉。 「利口」は冗談を言うこと。
恐惶謹言(きょうこうきんげん)
恐れ慎んで、申し上げること。 「恐惶」は恐れかしこまった態度をとること。 「謹言」は慎んで言うということ。 文章や手紙の終わりに書いて、相手に敬意を示す言葉。
匡衡鑿壁(きょうこうさくへき)
貧しい生活をしながらも勉学に励むこと、苦学のたとえ。 「匡衡」は中国の前漢の学者の名前。 匡衡は家が貧しく、灯火を買うことができなかったので、壁に穴を開けて隣の家の明かりで読書をしていたという故事から。
強硬手段(きょうこうしゅだん)
問題を解決するために、無理矢理力任せに物事を行うこと。
匡衡壁鑿(きょうこうへきさく)
貧しい生活をしながら勉学に励むこと。苦学のたとえ。 「匡衡」は中国前漢の学者の名前。 「壁鑿」は壁に穴を開けること。 匡衡は幼い頃家庭が貧しく灯火の油を買うことができなかったため、壁に穴を開け隣家の明かりで勉学に励んだという故事から。
教唆煽動(きょうさせんどう)
教えそそのかして人をたきつけ、行動するように気持ちを湧き立たせること。 「教唆」は教えそそのかすこと。 「煽動」は行動するように仕向けること。 主に悪い意味で使われ、悪事を働くように仕向けることをいう。 「教唆扇動」とも書く。
挟山超海(きょうざんちょうかい)
できないこと。不可能なことのたとえ。 山を脇に挟んで抱えて、海を飛び越えるという意味から。 孟子がやらないことと、できないことの違いを説いた故事から。 「山を挟(わきばさ)みて海を超(こ)ゆ」とも読む。
驕奢淫逸(きょうしゃいんいつ)
偉そうに振る舞って贅沢な暮らしをして、女性に溺れること。 または、その様子。 「驕奢」は調子に乗って贅沢をすること。 「淫逸」は性的に乱れた暮らしをすること。 「驕奢淫佚」とも書く。
凶終隙末(きょうしゅうげきまつ)
仲良く付き合っていた関係が、最後には争い合う関係になることがよくあるということ。 「凶終」は最終的に相手を傷つけるような、激しい争いになるということ。 「隙末」は不仲になること。 中国の戦国時代の秦の張耳と陳余や、漢の蕭育と朱博は非常に仲がよかったが、最終的に殺し合いをする間柄になったという故事から。 「終わりを凶にし末(すえ)に隙(げき)あらしむ」とも読む。
拱手傍観(きょうしゅぼうかん)
何もせずにただ近くで見ること。 「拱手」は古代中国の敬礼のことで、手を胸の前で合わせて重ねる動作ということから、腕を組んで何もしないことをいう。 「傍観」は近くで何もせずに見ること。 「手を拱(こまね)いて傍(かたわ)らで観る」とも読む。 「拱手旁観」とも書く。
喬松之寿(きょうしょうのじゅ)
老いることなく、いつまでも生きること。 長寿や長命のたとえ。 「喬松」は人の名前で、中国の伝説の仙人の赤松子と王子喬の二人のこと。
彊食自愛(きょうしょくじあい)
しっかりと食事をとって健康に気遣うこと。 「彊食」は無理にでも食事をすること。 「強食自愛」とも書く。
強食弱肉(きょうしょくじゃくにく)
弱者の犠牲があって、その上にいる強者が繁栄すること。 「強食弱肉」ともいう。
驚心動魄(きょうしんどうはく)
人を心の底から深く感動させること。 人の心を動かして、魂を振るわせるという意味から。 「心を驚(おどろ)かし魄(たましい)を動かす」とも読む。
協心戮力(きょうしんりくりょく)
力を合わせて一致協力して物事に取り組むこと。 「戮」と「協」はどちらも合わせるという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。 「協心戮力」ともいう。
香匙火筯(きょうじこじ)
香をたしなむ際に使用する香匙と火箸の総称。聞香の場や座敷飾りとして用いられる。
共存共栄(きょうぞんきょうえい)
二つ以上のものが対立することなく互いに助け合い、共に栄えること。 「共存」は二つ以上のものが対立せずに存在すること。 「共栄」は共に栄えること。
胸中甲兵(きょうちゅうのこうへい)
頭の中に計略があること。 または、すぐれた計略が頭の中にあること。 「胸中」は胸の中にあること。 「甲兵」は武具を纏った兵士。 胸の中に軍隊がいるという意味から。
胸中成竹(きょうちゅうのせいちく)
成功の見通しを立てておいて、前もって準備しておくこと。成算のこと。 竹の絵を描く時は、先に胸中で絵を完成させておいてから一気に描くという意味から。
驚天動地(きょうてんどうち)
世の中を大変驚かせること。 聞いた人たちをひどく驚かせるような出来事や事件の形容。 「天を驚かし地を動かす」とも読む。
狂悖暴戻(きょうはいぼうれい)
狂っているように暴力的で、道理に反していること。 「狂悖」は良心を失って、道理に反すること。 「暴戻」は暴力的で道理に反していること。
強迫観念(きょうはくかんねん)
考えないようにしていても脳裏から離れず、自分の意志でどうすることもできない考えのこと。 「強迫」は無駄だとわかっていても止めることができないこと。 「観念」は考えや意識のこと。 心理学用語。
虚有縹渺(きょうひょうびょう)
ぼうっとしていて、はっきりとしない様子。 「虚有」は実質的な内容が存在しないこと。 「縹渺」はぼんやりとしていて、はっきりとしない様子。 「縹渺」は「縹緲」「縹眇」とも書く。
驕兵必敗(きょうへいひっぱい)
敵を侮って、うぬぼれた軍隊は確実に敗北するということ。 「驕兵」は国力や数が多いことに慢心している軍隊。 「驕兵(きょうへい)は必ず敗(やぶ)る」とも読む。
嚮壁虚造(きょうへききょぞう)
実在しないものを存在するかのように捏造すること。 壁と向き合って、頭の中で思い浮かべて存在しないものを作るという意味から。 中国の漢の時代、孔子が以前に住んでいた壁からでた古文の経書について、当時の人々が偽者だと評した言葉から。 「壁に嚮(むか)って虚造(きょぞう)す」とも読む。
怯防勇戦(きょうぼうゆうせん)
防御に専念するときは、臆病なほどに注意深く、戦うべき時には勇気を持って恐れずに戦うこと。 「怯防」は臆病なほど注意深く、守りを固めること。 「勇戦」は恐れずに戦うこと。
喬木故家(きょうぼくこか)
昔から代々続いている家には、そのことを示すように大きな樹木があるということ。 「喬木」は高く大きな木。 「故家」は昔から代々続いている家、旧家。 孟子が斉の宣王に、長く続いている国は大木ではなく、代々仕える家臣がいるものであると言ったという故事から。
驕慢放縦(きょうまんほうじゅう)
自分勝手におごり高ぶっている様子。 「驕慢」は他人を見下して、好き勝手にすること。 「放縦」は自分勝手に振る舞うこと。
興味索然(きょうみさくぜん)
興味が次第に薄れていくこと。 または、面白いと感じなくなること。 「索然」は次第に減っていってなくなること。
興味津津(きょうみしんしん)
物事を面白いと思う気持ちが、尽きることなく沸いてくること。 「興味」は物事に心を惹かれ、面白いと思う気持ちのこと。 「津津」は常に沸き続けること。 「興味津々」とも書く。
興味本位(きょうみほんい)
面白いか面白くないかだけを判断の基準にすること。 「興味」は物事に心を惹かれ、面白いと思う気持ちのこと。 「本位」は行動や考えなどを判断する時に基準になるもののこと。
狂瀾怒濤(きょうらんどとう)
ひどく乱れている様子。 「狂瀾」と「怒濤」はどちらも荒れ狂った大きな波のこと。 主に世の中や時代の情勢を言い表す言葉。
強理勁直(きょうりけいちょく)
道理にかなうように努力して、強く正しい様子。 「強理」は道理に従うように努めること。 「勁直」は強く正しいこと。
協和万邦(きょうわばんぽう)
数多くの国が互いに譲り合って調和し、国内、国外問わずになごやかになること。 「協和」は和やかに調和すること。 「万邦」は数多くの国。 「万邦(ばんぽう)は協和(きょうわ)せしむ」とも読む。 この言葉の前に「百姓(ひゃくせい)は昭明(しょうめい)なり」という言葉があり、これを合わせて「昭和」という言葉になった。
虚往実帰(きょおうじっき)
師匠や先生などから偉大な教えを受けること。 「虚往」は頭の中を空にして出掛けること。 「実帰」は十分に満たして帰ること。 知識が全くない状態で出掛けて、出掛けた先でたくさんの教えを受け、十分に満たされて帰るという意味から。 「虚(きょ)にして往(ゆ)き実(み)ちて帰る」とも読む。
去華就実(きょかしゅうじつ)
見た目だけを着飾ることを止めて、真面目な態度をとること。 花を捨てて実を取るという意味で、見た目よりも中身を大切にするということ。 「華(か)を去り実(じつ)に就く」とも読む。
拒諫飾非(きょかんしょくひ)
他人からの忠告を聞かず、道理にそむいた行いの言い訳をすること。 「拒諫」は他人からの忠告を受け入れないこと。 「飾非」は道理にそむいた行いの言い訳をすること。 「諫(かん)を拒(こば)み非を飾る」とも読む。
巨眼赭髯(きょがんしゃぜん)
力強く鋭い顔つきのこと。 「巨眼」は大きな目。 「赭髯」は赤いひげ。 他者を威圧するような鋭い目つきと、男らしい赤いひげのある容姿のこと。