「い」を含む四字熟語
「い」を含む四字熟語 — 3103 件
泥牛入海(でいぎゅうにゅうかい)
出て行ったきりで何の連絡もなく、帰ってもこないこと。 泥でできた牛が出掛けて、海に入ると溶けてなくなって戻ってこないということから。 「泥牛(でいぎゅう)海に入(い)る」とも読む。
禰衡一覧(でいこうのいちらん)
記憶力が極めてよいことのたとえ。 「禰衡」は人の名前。 中国の後漢の禰衡は、蔡ヨウの碑文を一度しか見ていないにも関わらず、欠けてわからなかった二文字以外をすべて書き表したという故事から。
泥車瓦狗(でいしゃがこう)
役に立たないもののこと。 「泥車」は泥で作られた車。 「瓦狗」は瓦で作られた犬。 泥で作られた車は何も運ぶことができず、瓦で作られた犬は番犬としての役目を果たすことができないことから役に立たないものという意味。
泥首銜玉(でいしゅかんぎょく)
頭を地面につけ、玉を口にくわえること。 謝罪や降伏を意味する儀式の一つ。
泥船渡河(でいせんとか)
世間との付き合いが危険なことのたとえ。 泥の船で河を渡るという意味から。
泥中之蓮(でいちゅうのはす)
けがれた環境の中でも、悪い影響を受けることなく心の清らかさや美しさを失わずに保つことのたとえ。 泥の中でも美しい花を咲かせる蓮のこと。 煩悩の中でも仏法で清浄さを保つことができるということを蓮にたとえた仏教語。
電光影裏(でんこうえいり)
人の一生は短く儚いものだが、悟りを得た者の魂は滅びることなく、永久に存在するということのたとえ。 中国の宋の僧の祖元が元の兵に襲われたときに唱えたとされる、「電光影裏、春風を切る」という経文の一句を略した言葉。 命は落としても魂は消えることはないということをたとえた言葉で、春風を鋭く光る稲妻で切り裂いたとしても、春風は何の影響もなく、いつもどおり吹くという意味から。
電光雷轟(でんこうらいごう)
勢いが非常に激しいこと。 「電光」は稲光が走ること。 「雷轟」は雷が鳴り響くこと。
当意即妙(とういそくみょう)
機転をきかせて、その場で適切に対応すること。 「当意」は工夫して適切な対応をすること。 「即妙」はすぐに思いつくことで、機転のこと。
蕩佚簡易(とういつかんい)
のんびりとしていて自由なこと。また、細かいことにこだわらず寛大なこと。 「蕩佚」はのんびりと自由で寛大なこと。 「簡易」は細かいことにこだわらず、おだやかでさっぱりしていること。
冬溫夏凊(とうおんかせい)
親孝行をすることのたとえ。 冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるように環境に配慮することから。 「冬温夏清」とも書く。
頭会箕斂(とうかいきれん)
いろいろなところから多くの税を取り立てて集めること。 「頭会」は人数を数える。 「箕斂」は農具の箕ですくうこと。 人数を数えて、箕ですくうように手当たり次第にかき集めるという意味から。
凍解氷釈(とうかいひょうしゃく)
氷が解けるように疑問や問題などが解決すること。 「解」と「釈」はどちらも氷が解けるという意味。
東海揚塵(とうかいようじん)
世の中の変化が激しいことのたとえ。 東にある大きな海が陸地になって、土ぼこりが立つという意味から。 「東海(とうかい)塵(ちり)を揚(あ)ぐ」とも読む。
桃花癸水(とうかきすい)
女性の月経のこと。 「桃花」は女性を意味する雅語。 「癸」は十干の十番目である”みずのと”のこと。 「癸水」は月経のこと。
冬夏青青(とうかせいせい)
どんなときも変わらない固い信念のこと。 固い信念を一年中緑色の葉をつける常緑樹にたとえたもの。
投瓜得瓊(とうかとくけい)
男女が愛情の誓いの品を互いに贈ること。または、少しの贈りもので多くの贈りものを受け取ること。 古代中国の習慣で、女性が木瓜などの木の実を投げて求愛して、男性は応じるときに宝玉を贈っていたということから。 「瓊」は宝玉のこと。 「瓜を投じて瓊を得」と読む。
東岳大帝(とうがくたいてい)
人の寿命をつかさどるとされる中国の泰山の神のこと。 「東岳」は中国の山の泰山の別名。 「大帝」は偉大な皇帝。ここでは神のこと。 「泰山府君(たいざんふくん)」ともいう。
東窺西望(とうきせいぼう)
あちこちを見回して、落ち着きのない様子。 「東窺」は東の方角をうかがうこと。 「西望」は西の方角を遠望すること。
刀鋸鼎鑊(とうきょていかく)
古代中国の刑罰の道具。または、重い刑罰。 「刀鋸」は刀とのこぎり。 「鼎鑊」は三本足の釜である鼎(かなえ)と、足のついていない鼎のことで、人を煮る刑罰に使う釜のたとえ。 「刀鋸」と「鼎鑊」はどちらも刑罰のたとえとしても使う言葉。
陶犬瓦鶏(とうけんがけい)
格好だけが立派で、実際には役に立たないもののこと。 「陶犬」は陶製の犬のこと。 「瓦鶏」は素焼きの鶏のこと。 作り物の犬では番犬のように家を守ることはできず、作り物の鶏では夜明けを告げることはできないことから。 「瓦鶏陶犬」ともいう。
韜光晦迹(とうこうかいせき)
すぐれた才能などを人に気付かれないように包み隠すこと。または、仏教で、悟りを開いたものが俗世を離れてひっそりと生活すること。 「韜」は包み隠すこと。 「光」は人のすぐれた才能のたとえ。 「晦」は隠すこと。 「迹」は痕跡のこと。 「光(ひかり)を韜(つつ)み、迹(あと)を晦(くら)ます」とも読む。 「晦迹」は「晦跡」とも書く。 「晦迹韜光(晦跡韜光)」ともいう。
刀光剣影(とうこうけんえい)
状況が切迫していて、いつ戦いが起こってもおかしくない殺気立った雰囲気のこと。 刀が光って剣の影がちらりと見えるという意味から。
東行西走(とうこうせいそう)
あっちへこっちへと忙しく走り回ること。 東へ行って西へ走るという意味から。
党錮之禍(とうこのわざわい)
党派や政党を結成したことが原因となって発生する災いのこと。 「党錮」は党人を禁固刑にすること。 腐敗した政治を行う宦官に党派を組んで批判したが、宦官はその者たちに党人という名前をつけ、弾圧して終身禁固刑に処したという故事から。
倒載干戈(とうさいかんか)
戦いが終わって平和になることの形容。 「倒載」は武器を上下逆に積むこと。 「干戈」は盾と矛のことから武器の総称。 殷の紂王を討伐した帰りに、武王が武器を逆に積み、刃を虎の皮で覆って戦いを二度としないと示した故事から。 「干戈(かんか)を倒載(とうさい)す」とも読む。
東西南北(とうざいなんぼく)
方位の東、西、南、北のこと。または、周囲の全ての方向のこと。
陶朱猗頓(とうしゅいとん)
膨大な財産のこと。 または、大富豪のこと。 「陶朱」は中国の春秋時代の越の王である勾践に仕えた范蠡の別名。 「猗頓」は中国の春秋時代の大金持ちの名前。 巨万の富を得た范蠡に、資産家の教えを受けた猗頓は、牛や羊を飼い、塩を作って富を築き、金持ちといえば猗頓と人々に言われるまでになったという故事から。
東食西宿(とうしょくせいしゅく)
欲深い人が少しでも多くの利益を得ようとすること。または、二つのもの両方に惹かれること。 古代中国の斉の国で、ある女性が東に住む金持ちで醜い男性と、西に住む貧乏だが容姿のよい男性の二人に求婚された。 母親にどちらに嫁ぐかと聞かれ、東の男性と食事をして、西の男性と共に寝ると答えた故事から。
東走西馳(とうそうせいち)
仕事や用事などの目的を果たすために、あっちへこっちへと忙しく走り回ること。 「走」と「馳」はどちらも走るという意味で、目的を果たすために、東の方向へ走ったあとに、反対方向の西の方向へ走るということから。
東岱前後(とうたいぜんご)
人の命は儚いものであるということ。 「東岱」は中国の山の泰山の別名。 泰山は死者の魂が帰り着く場所とされていたことから、人が死ぬことのたとえ。 「前後」は前後が定まっていないこと。 泰山に立ち上る煙のように不安定ということから、生き死にが定まっていないことのたとえ。 「東黛前後」とも書く。
当代無双(とうだいむそう)
同じ時代に比較するものが存在しないほどにすぐれていること。 「当代」は現在の時代。 「無双」は比較できるものが存在しないということ。
東倒西歪(とうとうせいわい)
人や物が倒れたり、斜めになったりする様子。または、人がまっすぐ立っていられずにふらつく様子。 東の方に倒れて、西の方に歪むということから。
東塗西抹(とうとせいまつ)
文人が思い通りに絵や文章をいろいろなところに書くこと。または、女性が入念に化粧をすること。
党同伐異(とうどうばつい)
事の善し悪しに関わらず、とにかく仲間の味方をして対立する相手を攻撃すること。 「党」は仲間のこと。 「異」は対立する相手のこと。 「同じきに党(むら)がり異なるを伐(う)つ」とも読む。 「伐異党同」ともいう。
東風解凍(とうふうかいとう)
冬から春に変わる季節の変わり目のこと。 春の暖かい風で雪が解けるという意味から、春の訪れをいう言葉。 中国で季節を表す七十二侯の一番初めの期間をいう。 「東風(とうふう)氷を解く」とも読む。
東扶西倒(とうふせいとう)
明確な考えがなく迷うこと。 または、物事を解決するためには悪い事情が重なって苦労すること。 東を助ければ西が倒れるという意味から。
東父西母(とうふせいぼ)
死ぬことも老いることもない仙人のこと。 「東父」は男の仙人の東王父のこと。 「西母」は女の仙人の西王母のこと。 どちらも中国の仙人で、男女それぞれの仙人の筆頭。
東奔西走(とうほんせいそう)
仕事や用事などの目的を果たすために、いろいろな方向や場所へ忙しく走り回ること。 「奔」と「走」はどちらも走るという意味。 目的を果たすために、東の方向へ走った後に反対の西の方向へ走るという意味から。
掉棒打星(とうぼうだせい)
現実的に不可能なことに、無駄に労力をついやすこと。 または、思うとおりにならずもどかしいこと。 棒を振って夜空の星を落とそうとするという意味から。 「棒(ぼう)を掉(ふる)い星(ほし)を打つ」とも読む。
稲麻竹葦(とうまちくい)
物がたくさんあることのたとえ。人や物がたくさん集まっていて群がっている様子をいう。 植物の稲・麻・竹・葦が同じ場所に群がって生えているという意味から。
儻来之物(とうらいのもの)
思いがけず手に入った物のこと。または、賭博で手に入った物のこと。 「儻」は思いがけずや、偶然に、という意味。
桃李成蹊(とうりせいけい)
徳がある人物には、その人を慕って自然と人が集まるということ。 「蹊」は狭い道、小道。 桃やすももの花は美しく、実はおいしいために自然と人が集まり、道が出来るということから。 「桃李言わざれども下自ずから蹊を成す」という言葉を略した言葉。
等量斉視(とうりょうせいし)
全ての人を区別することなく、同じように扱うこと。 全てのものを同じように量り、同じように視るという意味から。 「等しく量り斉(ひと)しく視る」とも読む。
棟梁之材(とうりょうのざい)
国や集団を支えることができ、重要な任務を任せることのできる人のこと。 「棟」と「梁」は棟木と梁のことで、どちらも屋根を支えるために重要な木材ということから。
螳螂之衛(とうろうのえい)
数が少なく弱い兵力や軍備のこと。 「螳螂」はかまきりのこと。 「衛」は防衛、守備をする人のこと。 「螳螂」は「蟷螂」とも書く。
得意忘形(とくいぼうけい)
芸術などで、精神や本質を大切にして、外形のことを忘れること。 または、気分が舞い上がって、我を忘れること。 「意を得て形(かたち)を忘(わす)る」とも読む。
得意忘言(とくいぼうげん)
悟りや真理に達した際には言葉が不要になるということ。 言葉は真理に至るため、また相手に思いを伝えるための道具であり、本質が伝われば言葉は忘れてしまっても良いという意味から。 荘子の教えの一つ。 「意を得て言(げん)を忘(わす)る」とも読む。
得意満面(とくいまんめん)
物事が狙い通りになって、誇らしげな様子が顔いっぱいに表れているさま。
匿影蔵形(とくえいぞうけい)
物事の本当のことを隠すこと。 「匿」と「蔵」はどちらも隠すという意味。 影も形も、他人に見えないように隠すことから。 「影(かげ)を匿(かく)し形(かたち)を蔵(かく)す」とも読む。 「蔵形匿影」ともいう。
徳性滋養(とくせいじよう)
道徳心を育てること。 「徳性」は生まれつきに持っている道徳的な性質。 「滋養」は育てるという意味。
特筆大書(とくひつたいしょ)
目立つように大きな文字で書くこと。 「特筆」は特別なものとして取り上げて書くこと。
徳量寛大(とくりょうかんだい)
立派な徳を持っていて、広く大きな心があること。
蠧紙堆裏(としたいり)
高く積み上げられた古い書物の中のこと。 「蠧紙」は虫に食べられた書物。 「堆裏」は積み上げられたものの中ということ。
斗酒隻鶏(としゅせきけい)
亡くなった友人のことを悲しんで嘆き、生前のことや思い出を述べること。 「斗酒」は一斗の量の酒。 「隻鶏」は一羽の鶏。 古代中国での死者への供物をいう。 中国の魏の曹操が友人の橋玄の墓を祭ったときに作った文から。
斗筲之材(としょうのさい)
器量の小さな人のたとえ。 「斗」は一斗の量が入る升。 「筲」は一斗二升の量が入る竹の籠。 どちらも入る量が少ない器のことから。 「斗筲之器」「斗筲之材」「斗筲之子」とも。
咄咄怪事(とつとつかいじ)
予想もしていなかった不思議な出来事。 または、極めて都合が悪いこと。 「咄咄」は驚いて声を上げること。 「怪事」は不思議な出来事。 晋の殷浩が、親友である桓温の讒言で貶められた悔しさを言い表した言葉から。
斗南一人(となんのいちにん)
この世で最もすぐれている人のこと。 「斗南」は星座の北斗七星よりも南という意味から、天下という意味。 天下で並ぶ人がいないほどすぐれているということから。
都門桂玉(ともんけいぎょく)
他の土地からやってきて、物価の高さで生活に苦労すること。 「桂」は香木、「玉」は宝玉。 戦国時代の遊説家の蘇秦が、楚の威王を訪れたところ、面会までに三か月も待たされてしまい、その間、宝玉より高い食べ物や香木より高い薪の値段に悩まされ、生活に苦労したという故事から。
貪愛瞋憎(とんあいしんぞう)
欲望や執着を意味する「貪愛」と、いかり憎むことを意味する「瞋憎」を合わせた言葉。 どちらも人の心をかき乱し苦しみを生む煩悩とされる。 「とんあい」は「とんない」とも読む。
頓首再拝(とんしゅさいはい)
頭を深く下げて丁寧にお辞儀をすること。 または、手紙の最後に記して敬意を示す言葉。 「頓首」は頭を地面につけてお辞儀をすること。 「再拝」は二度拝むという意味の言葉。
頓知頓才(とんちとんさい)
状況に合わせてすぐに適切な判断ができる知恵や才能のこと。 「頓」は一瞬という意味で、一瞬の間に出てくる知恵をいう言葉。 「頓智頓才」とも書く。
豚蹄穣田(とんていじょうでん)
少しの損失で大きな見返りを期待すること。 「豚蹄」は豚のひづめ。 「穣田」は田が豊かに実ること。 豚のひづめのような些細なものを供えて、豊作の神に豊作を祈るという意味から。
敦篤虚静(とんとくきょせい)
人を思いやる心が厚く、心にわだかまりがなく、落ち着いていること。 「敦」と「篤」は人情に厚い、他人を思いやる心が厚いこと。 「虚静」は欲が無く、落ち着いている心のこと。
同仇敵愾(どうきゅうてきがい)
恨んでいる相手に共に立ち向かうこと。 「同仇」は同じ人物を恨むべき相手とすること。 「敵愾」は怨んでいる相手に向かっていくこと。 「敵愾同仇」ともいう。
同始異終(どうしいしゅう)
原因が同じでも、状況が違えば結果も変わるということ。 「同始」は始まりが同じであること。 「異終」は終わりが違うこと。 「始めを同じくするも終わりを異にす」とも読む。
道之以徳(どうしいとく)
道徳心を育てることで、人々は各々に考え、正しい生き方や考え方をするようになるということ。 「之(これ)を道(みちび)くに徳を以(もっ)てす」とも読む。
同床異夢(どうしょういむ)
立場や仕事が同じでも、考え方や目的が違うこと。 同じ寝室に寝ていても、見る夢の内容はそれぞれ違うという意味から。
同声異俗(どうせいいぞく)
生まれながらにして持っている素質は同じだが、教育や生活の環境によって人格に差が生じること。 教育の重要性を説いた荀子の言葉で、赤子の泣き声は同じでも、民族が違えば異なる風俗や習慣を身につけるということ。 「声を同じくして俗を異にす」とも読む。
動静云為(どうせいうんい)
人の言葉と行動。 「動静」は普段の生活の立ち居振る舞い。 「云為」は普段の生活の発言と行動。
銅駝荊棘(どうだけいきょく)
国が滅ぼされることを嘆くことのたとえ。 「銅駝」は銅製のラクダの像のこと。 「荊棘」は荊(いばら)、または荒れ果てること。 中国、晋の索靖は国が乱れることを予知し、「宮門に飾ったラクダの像も、やがて荒れ果てたいばらの中に埋もれるだろう」と嘆いたという故事から。 「銅駝の荊棘中に在るを歎く」を略した言葉。 「荊棘銅駝」ともいう。
洞庭春色(どうていしゅんしょく)
みかんを使って発酵、熟成させて作った酒のこと。 「洞庭」は中国にある湖の名前、洞庭湖のことで、洞庭湖の春の景色という意味から。 中国では立春の日にこの酒を飲んでいたとされている。
同風一俗(どうふういちぞく)
全国のしきたりや、ならわしが同じものになり、統一されること。 「風(ふう)を同じく俗を一(いつ)にす」とも読む。
同類相求(どうるいそうきゅう)
同じ性質や種類のものは、自然に引き寄せられ、互いに求め合うものであるということ。
土階三等(どかいさんとう)
質素な建物のたとえ。 「等」は階段の段の数。 宮殿の入り口の階段が土で出来ていて、三段しかないという意味から。 古代中国の伝説の聖天子の尭帝と舜帝の宮殿を言い表した言葉。
土階茅茨(どかいぼうし)
質素な建物のたとえ。 「土階」は土で出来た階段。 「茅茨」は茅葺きの屋根。 入り口の階段が土で出来ていて、茅葺きの屋根の宮殿という意味から。 古代中国の伝説の聖天子の尭帝と舜帝の宮殿を言い表した言葉。
独弦哀歌(どくげんあいか)
一人で弦楽器を引いて、悲しげな調子で歌を歌うこと。 または、痛ましい様子で弁舌すること。 「独絃哀歌」とも書く。
独出心裁(どくしゅつしんさい)
表現や発想が他人とは違っていて独創的なこと。 「心裁」は独自の考えや思いつきのこと。 「独り心裁(しんさい)を出(いだ)す」とも読む。
読書三昧(どくしょざんまい)
一日中、ずっと読書にふけること。 「三昧」は一つのことに心を奪われて、ほかの事を蔑ろにすること。
独知之契(どくちのけい)
自分だけが約束が成り立っていると思い込むこと。 「独知」は自分一人が知っているということ。 「契」は約束や契約のこと。 相手の意思をはっきりと確かめていない約束のことをいう。