「楽」を含む四字熟語一覧
楽を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
安居楽業(あんきょらくぎょう)
今の地位や立場などに満足して、楽しみながら仕事をすること。 または、よい政治が行われ、人々の生活が安定していること。 「居に安んじ、業(ぎょう)を楽しむ」とも、「安居(あんきょ)して業(ぎょう)を楽しむ」とも読む。
安楽浄土(あんらくじょうど)
仏教において、阿弥陀仏がいるという安楽の世界。 また、すべてが満たされていることのたとえ。
為善最楽(いぜんさいらく)
善い行いをすることが一番楽しいことであるということ。 「善(ぜん)を為(な)すこと最も楽(たの)し」とも読む。
隠居楽道(いんきょらくどう)
世間から離れ、山奥などの静かな場所に住み、清くゆったりとした気持ちで生活すること。または、文人が街中での生活を楽しむこと。 「隠居(いんきょ)、道(みち)を楽しむ」とも読む。
益者三楽(えきしゃさんごう)
「礼儀と音楽をほどよく楽しむこと」「人の美点について褒めること」「立派な友人が多いこと」の三つの有益な楽しみのこと。 孔子の言葉。
益者三楽(えきしゃさんらく)
「礼儀と音楽をほどよく楽しむこと」「人の美点について褒めること」「立派な友人が多いこと」の三つの有益な楽しみのこと。 孔子の言葉。
怏怏不楽(おうおうふらく)
悩んでいて心が晴れない様子。心が満たされずに面白くない様子。 「怏怏」は悩みが晴れず、つまらない様子。 「怏怏として楽しまず」とも読む。
往生極楽(おうじょうごくらく)
この世で死んだ後、極楽浄土に生まれ変わること。 または、思い残すことなく、心穏やかに死ぬこと。 「極楽」は「極楽浄土」を略した言葉で、仏教で阿弥陀仏がいるとされる苦しみのない世界のこと。 「往生」は死ぬこと。 「往生極楽」ともいう。
王道楽土(おうどうらくど)
「王道」は徳をもって公平で無私の政治で、王が行うべき道、「楽土」は安楽の土地のことで、徳があり、公平な政治が行われている楽しくて平和な国のこと。
活計歓楽(かっけいかんらく)
好き勝手に楽しみながら、贅沢な生活をすること。 「活計」は贅沢をすること。
歌舞優楽(かぶゆうらく)
歌や踊りをのんびりと楽しむこと。 「優楽」はのんきにのんびりと楽しむこと。
歓楽哀情(かんらくあいじょう)
楽しい気持ちで満たされると、その後のことを考えてしまい、哀しい気持ちがわき上がってくるということ。 「歓楽」は遊びや飲酒、女遊びの楽しみ。 「哀情」は哀しい気持ち。 「歓楽極まりて哀情多し」を略した言葉。
楽羊啜子(がくようてっし)
楽羊が主君への忠義を貫いたという故事のこと。 または、逆に信用されなくなった故事のこと。 「啜」はすすって飲むこと。 中国の戦国時代の魏の将軍の楽羊は、息子を人質にとられた後に吸い物にされ、忠義を尽くすためにその吸い物を飲むと、敵は忠誠心に恐れをなして降伏した。 しかし、息子の吸い物を飲んだために味方から信用されなくなったという故事から。
橘中之楽(きっちゅうのたのしみ)
将棋や囲碁をする楽しみのこと。 「橘」はみかんのこと。 中国の巴キョウの人が大きなみかんの実を割ると、中に二人の老人がいて、囲碁を打って楽しんでいたという故事から。
橘中之楽(きっちゅうのらく)
将棋や囲碁をする楽しみのこと。 「橘」はみかんのこと。 中国の巴キョウの人が大きなみかんの実を割ると、中に二人の老人がいて、囲碁を打って楽しんでいたという故事から。
喜怒哀楽(きどあいらく)
「喜び」「怒り」「悲しみ」「楽しみ」といった、人間がもっているいろいろな感情のこと。
曲肱之楽(きょくこうのたのしみ)
富を求めずに、貧しくても正しい行いをする楽しみのこと。または、貧しい暮らしをしていても、その中に楽しみはあるということ。 「曲肱」は枕が買えないために腕を曲げて、肘を枕にするという意味。
曲肱之楽(きょくこうのらく)
富を求めずに、貧しくても正しい行いをする楽しみのこと。または、貧しい暮らしをしていても、その中に楽しみはあるということ。 「曲肱」は枕が買えないために腕を曲げて、肘を枕にするという意味。
鈞天広楽(きんてんこうがく)
鈞天宮と広楽宮のことで、天帝が生活するための宮殿のこと。
苦髪楽爪(くがみらくづめ)
人の苦楽の様子のことで、苦しいときは髪が早く伸び、楽をしているときは爪が早く伸びるということ。
苦中作楽(くちゅうさくらく)
苦しい中でも、楽しもうとして作り出すこと。 元は苦しいことばかりの世の中で、それが楽しいと思い込んで、この世界に心がとらわれているという否定的な意味で、そこから苦しいことも苦としないという意味に変わった言葉。または、忙しくても余裕のある生き方のことをいう。 「苦中(くちゅう)に楽(らく)を作(な)す」とも読む。
苦爪楽髪(くづめらくがみ)
人の苦楽の様子。 苦しい時は爪がよく伸び、楽をしている時は髪がよく伸びるということ。 「楽髪苦爪」ともいう。
君子三楽(くんしのさんらく)
父母と兄弟が元気で健在なこと、正しい行動をして、正しい心を持って天に恥じない生活をすること、すぐれた才能を持つ人を見つけ出し教育するという人格者の三つの楽しみのこと。 「君子」は人格者。
懸鶉楽道(けんじゅんらくどう)
粗末な姿で、貧しくも清らかな生活を楽しむこと。 「懸鶉」はぶら下げたうずらのことで、すそがあがった衣服に見えるということから、破れた粗末な衣服のたとえ。 「楽道」は聖人と賢者の道を守りながら楽しむこと。 「懸鶉(けんじゅん)、道を楽しむ」とも読む。
幸災楽禍(こうさいらくか)
他人の不幸を見て楽しみ喜ぶこと。 「幸災」は自分以外の人が不幸になることを喜ぶこと。 「楽禍」は自分以外の人に災いが訪れることを見て楽しむこと。 「災いを幸(さいわ)いとし禍(わざわ)いを楽しむ」とも読む。 「楽禍幸災」ともいう。
今案意楽(こんあんいらく)
新しく出た考えがすぐれていると思い込むこと。 今の自分の考えを得意に思って楽しむという意味から。 「今案」は自分が今持っている考え。仏教の言葉。 「意楽」は得意になって楽しむこと。
極楽往生(ごくらくおうじょう)
この世で死んだ後、極楽浄土に生まれ変わること。 または、思い残すことなく、心穏やかに死ぬこと。 「極楽」は「極楽浄土」を略した言葉で、仏教で阿弥陀仏がいるとされる苦しみのない世界のこと。 「往生」は死ぬこと。 「往生極楽」ともいう。
極楽浄土(ごくらくじょうど)
阿弥陀仏がいるとされている苦労や苦痛のない世界のこと。 仏教の言葉。 大乗仏教の経典の一つである「阿弥陀経」には、極楽浄土は西の方向に十万億土よりもさらに先にあり、そこでは今も阿弥陀仏が説法を行っていると記されている。
極楽蜻蛉(ごくらくとんぼ)
何事も悩まず、気楽に暮らしている人のこと。 「蜻蛉」は虫のとんぼ。 捕まる心配をする必要のない、極楽でのんびり飛んでいるとんぼという意味から。 のんきな人をからかう時に言う言葉。
自受法楽(じじゅほうらく)
「法楽」は仏教で仏を信じて楽しんで善行積むことで、悟りの境地を自分自身で楽しむこと。
寂滅為楽(じゃくめついらく)
仏教語で煩悩を滅した悟りの境地に、真の安楽があるということ。 「寂滅」は「涅槃(ねはん)」と同じ意味で、煩悩を滅した悟りの境地、「為楽」は楽しみをなすという意味。
常楽我浄(じょうらくがじょう)
悟りの境地にある四つの徳のこと。 「常」は永遠であること。 「楽」は安楽であること。 「我」は他からの束縛を受けないこと。 「浄」は煩悩のない清らかな境地。
仁者楽山(じんしゃらくざん)
仁徳のある人は心に余裕があって落ち着いているので、似た様にずっしりと安定している山を好むということ。 「仁者(じんしゃ)は山を楽しむ」とも読む。
先憂後楽(せんゆうこうらく)
政治家は、人々よりも先に国のことを心配し、人々が楽しんだ後で自身も楽しむべきだということ。 政治を行う者の心得を説く言葉。 また、先に苦労したり心配事をなくしたりしておけば、後で楽ができるという意味で用いられることもある。 「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」という北宋の范仲淹が言った言葉を略したもの。 東京都と岡山県にある日本庭園「後楽園」の語源。
損者三楽(そんしゃさんごう)
人が楽しむものの中で、害のある三つのもののこと。 欲望の赴くままに振舞うこと、すべきことをせずに遊んで暮らすこと、酒や女性に溺れることの三つをいう。
損者三楽(そんしゃさんらく)
人が楽しむものの中で、害のある三つのもののこと。 欲望の赴くままに振舞うこと、すべきことをせずに遊んで暮らすこと、酒や女性に溺れることの三つをいう。
知者楽水(ちしゃらくすい)
知恵のある人は水が流れることを好んで楽しむということ。 水がよどみなく流れる様子が、知恵が滞ることなく働くことに似ていることから。 「知者(ちしゃ)は水(みず)を楽しむ」とも読む。
長夜之楽(ちょうやのたのしみ)
何日も続けて行う、大規模な酒宴。 古代中国の殷の紂王は、朝になっても窓を開けずに灯りをともして、何日にも渡って酒宴を続けたという故事から。
伯楽一顧(はくらくのいっこ)
賢者がすぐれた君主に才能が認められ、重要な地位を与えられること。 「伯楽」は中国の春秋時代の人の名前。 伯楽が一度振り返るという意味から。 伯楽は名馬を見分ける達人として有名で、馬を市場に出したが三日売れなかったために、伯楽に振り返ってくれるように頼んだところ、その日のうちに十倍の値段がついて売れたという故事から。
抜苦与楽(ばっくよらく)
人々の苦しみを取り除いて、安楽を与える仏の慈悲のこと。
盤楽遊嬉(ばんらくゆうき)
思いっきり遊んで楽しむこと。 「盤楽」と「遊嬉」はどちらも遊んで楽しむこと。 同じ意味の言葉を重ねて強調した言葉。
放恣佚楽(ほうしいつらく)
やりたいことをやりたいだけやって遊んで暮らすこと。 「放恣」は好き勝手にだらしのない生活を送ること。 「佚楽」は女遊びや酒に溺れること。
遊嬉燕楽(ゆうきえんらく)
親しくなって、遊んで楽しむこと。または、遊んで楽しむこと。 「遊嬉」は遊んで楽しむこと。 「宴楽」は宴会を開いて一緒に楽しむこと。または、ゆったりとした気持ちで楽しむこと。 「遊嬉」は「游嬉」とも、「宴楽」は「燕楽」とも書く。
游嬉燕楽(ゆうきえんらく)
親しくなって、遊んで楽しむこと。または、遊んで楽しむこと。 「遊嬉」は遊んで楽しむこと。 「宴楽」は宴会を開いて一緒に楽しむこと。または、ゆったりとした気持ちで楽しむこと。 「遊嬉」は「游嬉」とも、「宴楽」は「燕楽」とも書く。
游嬉宴楽(ゆうきえんらく)
親しくなって、遊んで楽しむこと。または、遊んで楽しむこと。 「遊嬉」は遊んで楽しむこと。 「宴楽」は宴会を開いて一緒に楽しむこと。または、ゆったりとした気持ちで楽しむこと。 「遊嬉」は「游嬉」とも、「宴楽」は「燕楽」とも書く。
遊嬉宴楽(ゆうきえんらく)
親しくなって、遊んで楽しむこと。または、遊んで楽しむこと。 「遊嬉」は遊んで楽しむこと。 「宴楽」は宴会を開いて一緒に楽しむこと。または、ゆったりとした気持ちで楽しむこと。 「遊嬉」は「游嬉」とも、「宴楽」は「燕楽」とも書く。
浴沂之楽(よくきのたのしみ)
世間から離れてのんびりと暮らす楽しみのたとえ。 「浴沂」は沂水という名前の川で水浴びすること。 孔子が弟子たちにそれぞれの志を述べさせたところ、多くの弟子たちが功績を挙げるといった志を述べる中、曽晢は、春から夏にかけての季節に少年たちとともに沂水で水浴びして、雨乞いをするための祭壇で涼んで、歌を歌いながら帰りたいと述べ、孔子は喜んで同意したという故事から。
楽禍幸災(らくかこうさい)
他人の不幸を見て楽しみ喜ぶこと。 「幸災」は自分以外の人が不幸になることを喜ぶこと。 「楽禍」は自分以外の人に災いが訪れることを見て楽しむこと。 「災いを幸(さいわ)いとし禍(わざわ)いを楽しむ」とも読む。 「楽禍幸災」ともいう。
楽髪苦爪(らくがみくづめ)
人の苦楽の様子。 苦しい時は爪がよく伸び、楽をしている時は髪がよく伸びるということ。 「楽髪苦爪」ともいう。
礼楽刑政(れいがくけいせい)
古代中国で国家を整え、秩序を維持するための四つの基本のことで、礼節、音楽、刑罰、政令のこと。
礼楽征伐(れいがくせいばつ)
政治、文化、教育、軍事のこと。 「礼楽」は礼儀作法と音楽のことで、古代中国では政治の要点とされていた。 「征伐」は悪人や反逆者を打ち滅ぼすこと。