「大」から始まる四字熟語(2ページ目) — 70 件
四字熟語一覧
大所高所(たいしょこうしょ)
一部ではなく、全体を見通す広い視野のこと。 「大所」は広い立場、「高所」は高い場所のこと。 どちらも広く見渡せる場所のことで、似ている意味の語を重ねて強調した言葉。 「高所大所」ともいう。
大処着墨(たいしょちゃくぼく)
物事の一番重要な部分から取り掛かること。 「大処」は最も大切なところ、「着墨」は墨をつけるという意味から、書き始めるという意味。 文章や絵を書くときに、一番大切な要所から書き始めるという意味から。 「大処(たいしょ)より墨を着く」とも読む。
大書特書(たいしょとくしょ)
とある事を強調して書いて、はっきりと目立つように示すこと。 「大書」は大きく書くこと。 「特書」は強調して書くこと。
大信不約(たいしんふやく)
約束をしなければ守られないようなことは、本当の信頼関係とはいえないということ。 または、信義のない約束は、約束としての意味を持たないということ。 「大信」はこのうえない誠意という意味から、本物の信頼関係という意味。 「大信(たいしん)は約せず」とも読む。
大樹将軍(たいじゅしょうぐん)
謙虚で増長することが無い指導者。または、素晴らしい人格の将軍の異称。 「大樹」は中国後漢の将軍の馮異の異称。 馮異は他の将軍たちが手柄話をすると、大きな樹の下に移動して自身の功績を語ろうとしなかったという故事から。
大樹美草(たいじゅびそう)
素晴らしい人物が上にいると、下のものは上に行くことができずに、立派な人物に育たないということ。 大きな木の下は、日の光が遮られて影になるために、美しい植物は生えないという意味から。 「大樹の下に美草無し」を略した言葉。
大醇小疵(たいじゅんしょうし)
すぐれているが、細かいところに小さな欠点があることのたとえ。 「醇」はよく熟していて、味の濃い酒。 「疵」は欠点。
大人虎変(たいじんこへん)
すぐれた賢者が、時の流れに合わせて、日に日に自己変革すること。または、すぐれた統治者の制度変革によって、古い制度が新しくてよりよい制度に改められること。 「大人」は徳があって立派な人、「虎変」は虎の毛が美しく立派に生え変わることから、変化や改革を見事にすることのたとえ。
大声一喝(たいせいいっかつ)
大きな声を発して、しかりつけること。
大声疾呼(たいせいしっこ)
大きな声で思いっきり呼ぶこと。 「疾呼」は激しい声で呼ぶこと。
大政奉還(たいせいほうかん)
江戸時代の末期である一八六七年、江戸幕府の十五代将軍徳川慶喜が、明治天皇に政権を返上したこと。 「大政」は天下の政治。 「奉還」は天皇に返すという意味。
大道微意(たいどうびい)
儒教に経典に記されている人の行うべき正しい道と、微妙で深い大儀のこと。 「大道」は道理にかなった人が行うべき正しい道のこと。 「微意」は奥深く微妙な大儀のこと。 儒教の経典の奥義をいう言葉。
大道不器(たいどうふき)
聖人が行う偉大な道は、普遍的で大きな働きをもつということ。 「大道」は聖人が行う偉大な道。 「器」は物を入れることしか使い道のない器のこと。 器のように一つの用途でしか使えないものとは異なり、聖人の行う道は様々な作用を発揮するという意味から。
大貉小貉(たいばくしょうばく)
未開の土地の野蛮な異民族のような為政者のこと。 「貉」は中国の北の異民族の蔑称。
大法小廉(たいほうしょうれん)
全ての家臣が忠義を尽くし、清く正しいこと。 臣下の心得をいう言葉で、「大法」は大臣が法律を守ること、「小廉」は身分の低い臣下、小臣が清廉に仕えること。
大味必淡(たいみひったん)
最もすぐれた味は、薄味であっさりしているものであるということ。 「大味」は味のすぐれている食べ物。 「淡」は味がうすく、あっさりしているという意味。 濃い味の食べ物は、短い期間好まれることは合っても長続きせず、うすくあっさりとした食べ物は飽きられずに好まれるという意味から。 「大味(たいみ)必ず淡し」とも読む。
大名鼎鼎(たいめいていてい)
よい評判が世間に広く知られること。 「大名」はよい評判、名誉。 「鼎鼎」は華やかな様子。
大欲非道(たいよくひどう)
慈悲が全くなく、非常に欲深いこと。 「大欲」は欲深いこと。 「非道」は人の道から外れていること。 「大慾非道」とも書く。
大牢滋味(たいろうのじみ)
立派で豪華な料理のこと。 「太牢」は祭りの時に供えるいけにえという意味から、牛、羊、豚の三種の肉のこと。 「滋味」はおいしい食べ物のこと。 「大牢滋味」とも書く。
大輅椎輪(たいろのついりん)
簡単な物から始まり、複雑になっていき、大雑把になり、細かい部分に行き届いて完成するということのたとえ。 「大輅」は天子が乗るための車。 「椎輪」は飾り気がなく、最低限の車ということから、物事の始めのたとえ。 飾り気の無い最低限の車が、天子が乗るための車になるということから。
大惑不解(たいわくふかい)
自分の心にある迷いを理解できない人は、いつまでも真理を悟ることができないということ。 または、様々なことを疑い迷って、疑問を解くことができないこと。 「大惑」は酷く迷うということで、自分の心にある迷いを理解できない人をいう。 「大惑(たいわく)解(と)けず」または、「大惑(たいわく)は解(さと)らず」とも読む。
大異小同(だいいしょうどう)
一致する部分は少しあるが、全体的に大きく異なっているということ。 「大異」は大部分が異なっていること。 「小同」は細かい部分が似ていること。
大喝一番(だいかついちばん)
大きな一声で厳しく叱ること。 または、その声のこと。 「喝」は禅宗で使われる修行者の迷いや邪心を厳しく叱ったり、励ますときのかけ声のこと。
大喝一声(だいかついっせい)
大きな声を発して、厳しく叱ること。 または、その声のこと。 「喝」は禅宗で使われる修行者の迷いや邪心を、厳しく叱ったり励ますときのかけ声のこと。
大驚小怪(だいきょうしょうかい)
取るに足らないことに、大げさに驚くことのたとえ。 くだらない出来事を騒ぎ立てることをいう。 「大いに小怪(しょうかい)に驚く」とも読む。
大死一番(だいしいちばん)
必死の覚悟で物事に取り組むこと。 元は仏教の言葉で、自身の欲望、迷いを捨てて修行に取り組むことをいう。
大慈大悲(だいじだいひ)
心を持つ全てのものを救おうとする、仏の限りない慈悲のこと。 「大慈」は衆生に楽を与えて救おうとする仏の慈悲。 「大悲」は衆生を苦しみから救い出そうとする仏の慈悲。 「大悲大慈」ともいう。
大千世界(だいせんせかい)
この世界の全て。全宇宙。 仏教の言葉で、須弥山を中心に四つの大陸があり、その周りに九山八海があるのが一つの世界とするもの。 その一つの世界が千集まったものが小千世界とされ、小千世界が千合わせたものを中千世界、中千世界を千合わせたものを大千世界という。 大千世界、中千世界、小千世界を合わせて三千大千世界といい、これを略した言葉。 世間という意味でも使われることがある。 一人の仏が、教え導くことができる範囲とされる。
大沢礨空(だいたくらいくう)
大と小の差が非常に大きいこと。 「大沢」は大きな沢、大きな沼地のこと。 「礨空」は小さい穴。または、蟻(あり)が掘った穴のこと。 大きな沢と小さな穴という意味から。
大胆不敵(だいたんふてき)
精神力が強く、決して恐れることがないこと。 「大胆」は度胸が据わっていること。 「不敵」は敵を敵とも思わないこと。
