「く」から始まる四字熟語 — 59 件
「く」から始まる四字熟語を一覧で紹介します。読み方・意味もあわせて確認できます。
四字熟語一覧
空空寂寂(くうくうじゃくじゃく)
仏教の言葉で、形のあるものもないものも、この世のすべてには決まった実体がなく、人の考えや判断の及ばない静けさの中にあるということ。 または、何もなく、ひっそりと静まりかえっている様子。 または、何ものにもとらわれない無心な様子。転じて、物事に関心を示さず、反応のない様子。 「空寂(くうじゃく)」の「空」と「寂」をそれぞれ重ねて強めた言葉。 「空」はすべてのものに固定した実体がないこと。 「寂」はひっそりと静かなこと。 「空々寂々」とも書く。
空空漠漠(くうくうばくばく)
どこまでも広がっていて、果てが見えない様子。 または、ぼんやりとしていて、つかみどころのない様子。 「空」は何もなくがらんとしていること。 「漠」は広々として、はっきりしないこと。 「空々漠々」とも書く。
空穴来風(くうけつらいふう)
隙間や穴があれば、そこから風が入り込む。同じく、何らかの隙間や問題が存在すると、そこから噂が生じやすい。 「[[火のない所に煙は立たぬ*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4226.php]]」ということわざと同じく、根拠のない噂が生まれることは少ない、という意味の言葉。
空花乱墜(くうげらんつい)
妄想や幻覚をいう言葉。 または、実際には存在しないものを、実際に存在するかのように間違えること。 「空花」はこの世には存在しない花のこと。 「乱墜」は乱れ落ちること。 目を患った時に、見えないはずの空花が乱れ落ちているように見えるということから。 「空華乱墜」とも書く。
空谷跫音(くうこくのきょうおん)
人のいない場所での寂しい生活の中で予想外の訪問や便りのたとえ。または、孤立した状態での自分の意見に賛同する人を得た時に用いる言葉。 「空谷」は人気のない寂しい谷のこと。 「跫音」は足音のこと。 「跫音空谷」ともいう。
空山一路(くうざんいちろ)
人の気配のない静かな山の中に一つの道が通じていること。 「空山」は人気のない寂しく静かな山。 「一路」は一つの道。
空手還郷(くうしゅげんきょう)
手に何も持たずにふるさとへ帰ること。 鎌倉時代の禅僧道元は、宋に渡って天童如浄のもとで学んだが、経典も仏像も持ち帰らずに帰国した。 そこでつかんだのは、目は横に、鼻は縦についているという、ありのままの姿をありのままに受け取ることだった。 遠い国にだけ特別な教えがあるわけではないのだから、持ち帰る物などない、という思いをこの言葉で表している。 「空手(くうしゅ)にして郷(きょう)に還(かえ)る」とも読む。
苦雨凄風(くうせいふう)
冷たい強風と長く降り続く雨のこと。 「苦雨」は何日も降り続いている雨。 「凄風」は冷たく激しい風。 「苦雨凄風」ともいう。
空前絶後(くうぜんぜつご)
過去に一度も例がなく、この先も同じことは起こらないだろうと思われるほど、珍しいこと。 「空前」はそれまでに例がないこと。 「絶後」はこれから先にも起こらないこと。
空即是色(くうそくぜしき)
「空」であることによって、はじめてこの世の全ての事象や物体が成り立つということ。 「空」とは、存在しているが実体性を欠いていることで、この世の全ての事象や物体などのすべてを否定しているのではない。「空」が事象や物体などの真の姿でもあるという意味。 「色」とは、この世に存在する全ての物質的な物や、人が認識できる全ての事象のこと。
空中楼閣(くうちゅうのろうかく)
土台のない蜃気楼で現れた建物という意味から、根拠がなく現実的ではない考えや議論のこと。
空中分解(くうちゅうぶんかい)
航空機が飛んでいる途中に、空中でばらばらに壊れること。 または、計画や組織などが、途中でつぶれたり、くずれたりしてだめになることのたとえ。
空理空論(くうりくうろん)
現実とかけ離れていて、実際に役に立たない理論のこと。 「空理」と「空論」は現実離れしていて無益な理論や議論のこと。
俱会一処(くえいっしょ)
浄土教の教えに基づく言葉で、「ともに一つの場所で会う」という意味を持つ。 阿弥陀仏の極楽浄土に往生した者が、浄土の仏や菩薩、愛する人々や仲間と再び出会うことができるという願いを表している。
盟神探湯(くかたち)
古代日本で行われた、神に誓いを立て、真偽、正邪を判断する裁判の方法。 神に誓いを立てて熱湯に手をいれて、正しい者はやけどを負わず、罪のある者は手がただれるというもの。
苦学力行(くがくりっこう)
働いて学資を得て、苦労しながら懸命に勉強すること。 「苦学」は苦労しながら、働きながら勉強すること。 「力行」は懸命に努力する、努力しながら行うという意味。
苦髪楽爪(くがみらくづめ)
人の苦楽の様子のことで、苦しいときは髪が早く伸び、楽をしているときは爪が早く伸びるということ。
苦行難行(くぎょうなんぎょう)
非常に苦労すること。 または、苦労や困難に耐えながら修行すること。 「行」は仏教語で、悟りを得るための修行。 「苦行難行」ともいう。
区区之心(くくのこころ)
「区」は小さな区画という意味で、「区区」は小さくて取るにたらないということから、取るにたらない小さな心のこと。 自分の考えや心のことを謙遜していう言葉。
苦口婆心(くこうばしん)
相手のことを思い、口を苦くして何度も教えさとすこと。 「苦口」は口を苦くするという意味から厳しい助言。 「婆心」は慈愛溢れる老女のような心のこと。
苦心孤詣(くしんこけい)
全力で努力して、勉学や技術、芸術に精通していること。 または、深い知識や豊かな独創性を言い表す言葉。
苦心惨憺(くしんさんたん)
心を砕きながら、さまざまな苦労や努力を重ねること。 「苦心」は苦労して考えること。 「惨憺」は心を砕き、悩むこと。 「苦心惨澹」とも書く。
薬九層倍(くすりくそうばい)
薬は、売値が原価の九倍と異常に高いことから、暴利をむさぼることのたとえ。
九寸五分(くすんごぶ)
短刀のこと。 「寸」と「分」は長さの単位で、短刀の長さと同じということから。
苦節十年(くせつじゅうねん)
長い間物事がうまくいかなくても、成功を信じて努力を続けること。 「十年」は長い年月という意味で、苦労を振り返って用いることが多い。
九損一徳(くそんいっとく)
費用が多くかかり、あまり利益にならないこと。 九回損をして、一回得をするという意味から。 「鞠は九損一徳」を略した言葉で、蹴鞠に熱中すると十の中で九は損をするという意味から。 「九損一得」とも書く。
苦中作楽(くちゅうさくらく)
苦しい中でも、楽しもうとして作り出すこと。 元は苦しいことばかりの世の中で、それが楽しいと思い込んで、この世界に心がとらわれているという否定的な意味で、そこから苦しいことも苦としないという意味に変わった言葉。または、忙しくても余裕のある生き方のことをいう。 「苦中(くちゅう)に楽(らく)を作(な)す」とも読む。
苦爪楽髪(くづめらくがみ)
人の苦楽の様子。 苦しい時は爪がよく伸び、楽をしている時は髪がよく伸びるということ。 「楽髪苦爪」ともいう。
狗頭生角(くとうせいかく)
不思議なこと。 または、あるはずがないことが起こること。 「狗」は動物の犬のこと。 犬の頭に角が生えるということから。 「狗頭(くとう)角(つの)を生ず」とも読む。
功徳無量(くどくむりょう)
功績や恩恵がこの上なく大きいこと。 「功徳」は功績と人徳。 「無量」は計ることが出来ないほど多いこと。 仏教の言葉で、信仰によって仏からの恩恵を授かること。
