「抜」から始まる四字熟語
「抜」から始まる四字熟語 — 8 件
抜角脱距(ばっかくだっきょ)
敵の持っている武器や道具を奪って、敵を死地に追い込むこと。 「距」は鳥の蹴爪のことで、雄鳥の足の後ろにある突起物で、攻撃をする時に使われる。 角を抜いて蹴爪を外すという意味から。 「角(つの)を抜き距(けづめ)を脱す」とも読む。
抜苦与楽(ばっくよらく)
人々の苦しみを取り除いて、安楽を与える仏の慈悲のこと。
抜本塞源(ばっぽんそくげん)
災いの原因になるものを完全に取り除くこと。 「抜本」は木の根を引き抜くこと。 「塞源」は水源を塞ぐこと。 中国の春秋時代、晋が周を攻めようとしたときに、周の景王は晋の平王に使いを出し、周を攻めることは、同族の本家である周をないがしろにして、木の根を抜き、水源を塞ぐようなものだと言ったという故事から。 「本(もと)を抜き源(みなもと)を塞(ふさ)ぐ」とも読む。
抜群出類(ばつぐんしゅつるい)
才能などが一際すぐれていること。 「抜群」と「出類」は、どちらも同じもののなかで飛び抜けてすぐれているということ。
抜山蓋世(ばつざんがいせい)
気力が充実していて、盛んな勢いがあること。 山を引き抜いて、世界を覆いつくすほどの力という意味から。 古代中国の戦国時代、楚の項羽が漢の軍に包囲されたときに、虞美人と最後の酒を交わしながら、自らを鼓舞するために詠んだ詩の一節から。 「山を抜き世を蓋(おお)う」とも読む。
抜山翻海(ばつざんほんかい)
やる気に満ち溢れているさま。 「抜山」は山を引っ張って抜くこと。 「翻海」は海の上下を逆さにすること。 山を引き抜いて、海を逆さまにするほどに勇ましくやる気に満ち溢れている様子から。
抜茅連茹(ばつぼうれんじょ)
有能な人々が、自分だけが有利になるようにせず、仲間と共に進んでいくこと。 「抜茅」は植物のちがやを抜くことで、ちがやは根が繋がっているために、一本抜けば他のものが連なって抜けることから、仲間と共に進むことのたとえ。 「連」と「茹」はどちらも連なって互いに引っ張り合うこと。 有能な人々が互いに能力を認め合い、互いに推薦しあって、一人が登用されると他の人々も登用されることをいう。
抜来報往(ばつらいほうおう)
速やかにやって来て、速やかに去っていくこと。 または、何度も行ったり来たりすること。 「抜」と「報」はどちらも速いことのたとえ。 「抜(と)く来たり報(と)く往(ゆ)く」とも読む。
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