「ぎ」から始まる四字熟語 — 64 件
「ぎ」から始まる四字熟語を一覧で紹介します。読み方・意味もあわせて確認できます。
四字熟語一覧
疑雲猜霧(ぎうんさいむ)
周囲の人々の疑惑や嫉妬が、雲や霧がかかっているかのように晴れないこと。 「疑」は疑うこと。「猜」は嫉妬すること。 疑ったり妬んだりする周囲の人々の気持ちを雲や霧がかかってすっきりとしない様子に例えた言葉。
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)
古代インドの舎衛国にあった寺で、釈迦が説法をした場所。 「祇園」は「祇樹給孤独園」を縮めた言い方。 「精舎」は、修行する者の住まいをいう梵語ビハーラの訳語。 『平家物語』の冒頭「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で知られる。
偽詐術策(ぎさじゅっさく)
策略、計略のことで、相手を貶めるための策略をいう。 「偽詐」は相手を騙すこと。 「術策」は策略、計略のこと。
魏紫姚黄(ぎしようこう)
植物の牡丹(ぼたん)のこと。または、多くの人々に知られている花のこと。 「魏紫」は魏の一族の家に伝わっている薄紅色の牡丹。 「姚黄」は姚の一族の家に伝わった黄色の牡丹。 どちらも中国の宋の時代の洛陽にあって広く知られていた牡丹の品種。
疑心暗鬼(ぎしんあんき)
疑う心を持ってしまい、取るに足らないことを恐れたり、怪しく感じたりしてしまうこと。 「疑心」は疑う心のこと。 「暗鬼」は暗い場所に見える亡霊のこと。 疑う心を持っていると、暗い場所に亡霊(存在するはずのないもの)が見えてくるという意味から。
疑事無功(ぎじむこう)
信じることができずに、疑いながら行動しても、よい結果が期待できないということ。 一度やると決めたことは、迷うことなくやり遂げるべきであるという戒めの言葉。 「疑事(ぎじ)功(こう)無し」とも読む。
欺世盗名(ぎせいとうめい)
世間を偽って、実質よりも大きな名声を得ること。 「盗名」は不適切な名声を手に入れること。 「世を欺(あざむ)き名(な)を盗む」とも読む。
巍然屹立(ぎぜんきつりつ)
人並みはずれてすぐれている人のこと。 または、山や建物が一際高く立っていること。 「巍然」は山がとても大きく高い様子。 「屹立」は一際高く立っていること。 「巍然(ぎぜん)として屹立(きつりつ)す」とも読む。
偽装工作(ぎそうこうさく)
別のものと間違えるように手を加えること。誤魔化し偽ること。 「偽装」は別のものを装って誤魔化すこと。 「工作」は目的を果たすために必要な事柄を計画して行うこと。 「偽装」は「擬装」とも書く。
儀狄之酒(ぎてきのさけ)
味のよい酒のこと。 「儀狄」は人の名前で、中国の夏の時代に、酒を生み出したとされている伝説上の人物。または、酒のたとえ。 中国の夏の国の禹王が儀狄の酒を飲み、そのうまさから、酒に溺れて国を滅ぼすものが出ると言い、酒を禁じたという故事から。
欺軟怕硬(ぎなんはこう)
弱者を苦しめ、強者に媚びへつらうこと。 「欺」は軽んずること。 「軟」は弱者のたとえ。 「怕」は怖がること。 「硬」は強者のたとえ。 「軟(なん)を欺(あざむ)き硬(こう)を怕(おそ)る」とも読む。
逆取順守(ぎゃくしゅじゅんしゅ)
道理に背いたやり方で天下を取った後は、道理を守って国を治めること。 「逆取」は道理に背いた方法で手に入れること。 「順守」は道理に従ったやり方で守ること。 古代中国、殷の湯王は夏の桀王から、周の武王は殷の紂王から、それぞれ武力を使って天下を奪い取り、その後は文事に則ったやり方で政治を行い、聖天子と呼ばれたという故事から。
牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)
必要以上に食べたり飲んだりすること。 牛が水を飲むように、馬が飼い葉を食べるように飲み食いするという意味から。
牛鬼蛇神(ぎゅうきだしん)
不思議で怪しい作風や作品。 または、容姿が醜い人や卑しくゆがんだ性格の人のたとえ。 「牛鬼」は人の体に牛の形の頭をしている怪物。 「蛇神」は人の頭に蛇の体をしている怪物。 どちらも容姿や心が醜いことのたとえ。
牛驥同皁(ぎゅうきどうそう)
すぐれている人と愚かな人が同じ待遇を受けること。 「驥」は一日で千里の距離を走ることができるすぐれた馬。 「皁」は牛や馬の餌を入れる飼い葉桶のこと。 牛とすぐれた馬が同じ飼い葉桶で餌を食べるということから。 「牛驥皁を同じうする」とも訓読する。
牛溲馬勃(ぎゅうしゅうばぼつ)
役に立たないもののこと。 「溲」は尿、小便。 「勃」は糞、大便。 牛の尿と馬の糞という意味から。 また一説には、「牛溲」は利尿作用があるとされる薬草のおおばこのこと。 「馬勃」は簡単に入手できるきのこの一種のほこりたけのこと。 どちらも貴重ではなく、大して役に立たないものという意味から。 「牛溲馬渤」とも書く。
牛首馬肉(ぎゅうしゅばにく)
外見は立派だが中身が釣り合っていないこと。 牛の頭を看板に掲げているが、実際には馬の肉を売るという意味から。
牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)
ちょっとしたことに、無駄に大きな手段を使って処理すること。 牛をさばくための牛刀を使って鶏をさばくという意味から。 「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」を略した言葉。 「牛刀割鶏」ともいう。
牛歩戦術(ぎゅうほせんじゅつ)
故意にゆっくりと事を進めることで妨害する戦術のこと。 政策などの審議を引き延ばすために、投票の規則の範囲内で、わざとゆっくり歩いたりして時間を稼ぐ戦術をいう。
尭階三尺(ぎょうかいさんじゃく)
君主がつつましい生活をすることのたとえ。 古代中国の伝説の聖天子の宮殿は、土を固めただけの階段があり、高さは三尺ほどしかなかったということから。 君主の生活の理想とされている。
仰観俯察(ぎょうかんふさつ)
目に入るさまざまな物や現象を観察すること。 上を見上げては空に起こる現象を観察し、下を見ては土地の様子を観察するという意味から。 「俯察仰観」ともいう。
澆季溷濁(ぎょうきこんだく)
思いやりなどの人らしい感情が薄くなり、善悪や正邪の基準がおかしくなって、世の中が乱れること。 「澆季」はこの世の終わりのような、道徳や人情が乱れた世の中のこと。 「溷濁」は濁るや、汚れるということ。 「澆季混濁」とも書く。
澆季末世(ぎょうきまっせ)
人々の心が荒れ果てた末の世。 「澆季」と「末世」は、この世の終わりのような、道徳や人情が乱れた世の中のこと。
行儀作法(ぎょうぎさほう)
立ち居振る舞いの仕方。 「行儀」は礼儀にかなっているかという面から見た、立ち居振る舞い。 「作法」は礼儀正しい立ち居振る舞い。
尭鼓舜木(ぎょうこしゅんぼく)
理屈や道理に合った意見は聞き入れるべきであるということ。 政治を行う人や、人の上に立つ立場の人に対する戒め。 「尭」と「舜」はどちらも古代中国の伝説上の聖天子のこと。 古代中国の尭帝は朝廷に太鼓を置いて意見がある人には太鼓を打たせ、舜帝は木札を立てて誰でも意見を書けるようにしたという故事から。
仰首伸眉(ぎょうしゅしんび)
大きな目標を持って、平気な顔をして何事にも動じないこと。 「仰首」は頭を上げること。 「伸眉」は寄せた眉を伸ばすこと。 頭を上げて胸を張り、眉をつり上げる様子から。 「首(こうべ)を仰ぎ眉(まゆ)を伸ぶ」とも読む。
仰事俯畜(ぎょうじふちく)
家族を養って、家計を成立させること。 「仰事」は両親に仕えること。 「俯畜」は妻と子を養うこと。 「仰いで事(つか)え俯(ふ)して畜(やしな)う」とも読む。
行住坐臥(ぎょうじゅうざが)
普段の生活で行う最も基本的な動作のこと。 転じて、普段や常々という意味。 「行」は歩く、「住」は止まる、「坐」は座る、「臥」は寝ること。 仏教では、これらのことを四威儀や四儀ともいう。 「行住座臥」とも書く。
仰天長嘆(ぎょうてんちょうたん)
この上なく嘆くこと。 空を見上げて大きなため息をつくという意味から。 「天(てん)を仰(あお)ぎて長嘆(ちょうたん)す」とも読む。
仰天不愧(ぎょうてんふき)
天に恥じるようなやましいことが何もないということ。 「天(てん)を仰(あお)ぎて愧(は)じず」とも読む。
