瓜剖豆分とは

四字熟語 | 瓜剖豆分 |
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読み方 | かぼうとうぶん |
意味 | 一つの国が小さく分裂すること。 瓜や豆を割るように小さくわかれるという意味から。 |
出典 | 『文選』鮑照「蕪城賦」 |
漢検級 | 準1級 |
類義語 | 豆分瓜剖(とうぶんかぼう) |
豆剖瓜分(とうぼうかぶん) |
使用されている漢字
「瓜」を含む四字熟語
以杞包瓜(いきほうか)
高位の人物が持つ徳が、大衆を包み込むこと。または、高位の人物が謙遜した態度で賢者を求めること。 「杞」は植物の行李柳のことで、高い地位を持つ人のたとえ。 「瓜」は植物の瓜のことで、普通の人々のたとえ。 行李柳で作った葛籠に壊れやすい瓜を入れるということから。 「杞を以て瓜を包む」とも読む。
瓜葛之親(かかつのしん)
親類やその縁者のこと。 植物の瓜や葛の蔓が絡み合うことにたとえたもの。
瓜田李下(かでんりか)
人から疑われるようなことはしないほうが良いというたとえ。 「瓜田」は瓜(うり)の畑のこと。 「李下」は李(すもも)の木の下のこと。 瓜の畑で靴を履きなおそうとしたり、李の木の下で冠を直そうと手を上げたりすると、それを盗むのではないかと疑われてしまうという意味から。 「李下瓜田」ともいう。
滾瓜爛熟(こんからんじゅく)
しっかりと習得していることのたとえ。 または、しっかりと覚え、声に出してとなえることのたとえ。 「滾瓜」は転がるほどに丸く大きくなった瓜のこと。 「爛熟」は十分に熟しているということから、十分に習得していること。
投瓜得瓊(とうかとくけい)
男女が愛情の誓いの品を互いに贈ること。または、少しの贈りもので多くの贈りものを受け取ること。 古代中国の習慣で、女性が木瓜などの木の実を投げて求愛して、男性は応じるときに宝玉を贈っていたということから。 「瓊」は宝玉のこと。 「瓜を投じて瓊を得」と読む。
豆剖瓜分(とうぼうかぶん)
一つの国が小さく分裂すること。 瓜や豆を割るように小さくわかれるという意味から。
「剖」を含む四字熟語
「豆」を含む四字熟語
瓜剖豆分(かぼうとうぶん)
煮豆燃萁(しゃとうねんき)
兄弟の関係が不仲であることのたとえ。 「煮豆」は豆を煮ること。 「萁」は豆殻のこと。 中国の三国時代の曹操の子である曹丕は、弟である曹植の詩才を妬んで冷遇した。 曹丕は七歩歩く内に詩を作らなければ殺すと言い、曹植は「同じ根から生まれた豆殻は燃えて火となり、豆はその火で煮て苦しめ続けられる。兄弟なのに何故苦しめるのか」と答え、それを聞いた曹丕は恥じたという故事から。 「豆を煮るに萁(まめがら)を焼く」とも読む。 「燃萁」は「然萁」とも書く。
寸馬豆人(すんばとうじん)
遠くにいる人や馬が小さく見えること。または、絵画の背景として書かれている人や馬が小さいこと。 「寸」は長さの単位で、短い長さのたとえ。 「寸」と「豆」はどちらも小さいことのたとえ。
豆剖瓜分(とうぼうかぶん)
一つの国が小さく分裂すること。 瓜や豆を割るように小さくわかれるという意味から。
「分」を含む四字熟語
安分守己(あんぶんしゅき)
身の程をわきまえて、高望みをしないこと。 「安分」は身の程をわきまえること。 「守己」は自分の状態を維持すること。
一分一厘(いちぶいちりん)
ごくわずかなこと。 多くは否定の語とともに"わずかにも~ない"の意味で用いられる。 「分」と「厘」はどちらも単位の名称で、極めて小さいことのたとえ。
一体分身(いったいぶんしん)
一つのものが複数のものに分かれること。 仏教の言葉で、世の人々を救うために、仏が様々な姿をかりて現れること。
恩讎分明(おんしゅうぶんめい)
恩とあだをはっきりと区別し、それぞれに必ず報いること。 「恩讎」は恩と讎(あだ)。 「分明」ははっきりと区別すること。 「恩讐分明」とも書く。
割席分坐(かっせきぶんざ)
友人との縁を切ること。 「席」は座るときに敷くむしろのこと。 「坐」は座ること。 一緒に座っていたむしろを裂いて席を分けること。 中国の魏の管寧と華キンが絶交したという故事から。
曲直分明(きょくちょくぶんめい)
物事のよいことと悪いことの区別がはっきりとしていること。 「曲直」は曲がっていることと、まっすぐなことということから、間違っていることと、正しいこと。物事の善悪。 「分明」ははっきりと分かること。