「分」を含む四字熟語一覧
分を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
安分守己(あんぶんしゅき)
身の程をわきまえて、高望みをしないこと。 「安分」は身の程をわきまえること。 「守己」は自分の状態を維持すること。
一分一厘(いちぶいちりん)
ごくわずかなこと。 多くは否定の語とともに"わずかにも~ない"の意味で用いられる。 「分」と「厘」はどちらも単位の名称で、極めて小さいことのたとえ。
一体分身(いったいふんじん)
一つのものが複数のものに分かれること。 仏教の言葉で、世の人々を救うために、仏が様々な姿をかりて現れること。
一体分身(いったいぶんしん)
一つのものが複数のものに分かれること。 仏教の言葉で、世の人々を救うために、仏が様々な姿をかりて現れること。
恩讎分明(おんしゅうぶんめい)
恩とあだをはっきりと区別し、それぞれに必ず報いること。 「恩讎」は恩と讎(あだ)。 「分明」ははっきりと区別すること。 「恩讐分明」とも書く。
恩讐分明(おんしゅうぶんめい)
恩とあだをはっきりと区別し、それぞれに必ず報いること。 「恩讎」は恩と讎(あだ)。 「分明」ははっきりと区別すること。 「恩讐分明」とも書く。
割席分坐(かっせきぶんざ)
友人との縁を切ること。 「席」は座るときに敷くむしろのこと。 「坐」は座ること。 一緒に座っていたむしろを裂いて席を分けること。 中国の魏の管寧と華キンが絶交したという故事から。
瓜剖豆分(かぼうとうぶん)
一つの国が小さく分裂すること。 瓜や豆を割るように小さくわかれるという意味から。
曲直分明(きょくちょくぶんめい)
物事のよいことと悪いことの区別がはっきりとしていること。 「曲直」は曲がっていることと、まっすぐなことということから、間違っていることと、正しいこと。物事の善悪。 「分明」ははっきりと分かること。
空中分解(くうちゅうぶんかい)
航空機が飛んでいる途中に、空中でばらばらに壊れること。 または、計画や組織などが、途中でつぶれたり、くずれたりしてだめになることのたとえ。
九寸五分(くすんごぶ)
短刀のこと。 「寸」と「分」は長さの単位で、短刀の長さと同じということから。
九分九厘(くぶくりん)
ほとんど完璧なもの。ほぼ間違いないこと。 十分のうちの九分九厘という意味から。
黒白分明(こくびゃくぶんめい)
善いことと悪いことの区別をわかりやすくしていること。 「黒白」は物事の是非や善悪のたとえ。 「分明」は分かりやすく区別されていること。
虚妄分別(こもうふんべつ)
物事の真相を間違えたまま理解し、判断すること。 「虚妄」は嘘のこと。
五分五分(ごぶごぶ)
どちらも同等で、優劣のないこと。 または、二つのものの可能性が同じくらいあること。
三分鼎足(さんぶんていそく)
力が同じものが三人並び立つこと。 または、同じ力を持つ勢力が並び立つこと。 三人が並び立つことを「鼎」にたとえた言葉。 「鼎」は食べ物を煮たり、祭器として使われる三本足の器。
四分五散(しぶんごさん)
国や秩序などが乱れてまとまりがなくなり、ばらばらに分裂すること。
四分五裂(しぶんごれつ)
国や秩序などが乱れてまとまりがなくなり、ばらばらに分裂すること。
思慮分別(しりょふんべつ)
注意深く考えて、物事を判断すること。 「思慮」は注意深く考えること。 「分別」は道理をわきまえた判断のこと。
自分勝手(じぶんかって)
自分の都合だけを考えて、他の人の迷惑などを考えずに行動すること。 「勝手」は自分の都合だけで行動すること。
自分勝手(じぶんがって)
自分の都合だけを考えて、他の人の迷惑などを考えずに行動すること。 「勝手」は自分の都合だけで行動すること。
入木三分(じゅぼくさんぶ)
筆勢が非常に強いこと。 または、物事を深くまで的確に追究すること。 「入木」は木に染み込むこと。 「三分」は長さのことで約七ミリのこと。 書家の王羲之は筆勢が強いことで知られていて、文字を記した木を削ってみると、三分の深さまで墨が染み込んでいたという故事から。 書道の別称「入木道(じゅぼくどう)」の語源。
冗談半分(じょうだんはんぶん)
真面目な話と冗談が混ざっている状態、または、言いにくいことを軽く冗談のように表現すること。
政教分離(せいきょうぶんり)
政治と宗教が干渉することなく、また互いに利益を与えてはならないとするもののこと。 国家が宗教に干渉されること、反対に国家によって宗教や信仰の自由が妨げられることのないようにするもの。 国家制度の一つ。
大義名分(たいぎめいぶん)
ある行動に対して根拠となる正当な理由や建前のこと。 「大義」は人として大切な道義。 「名分」は身分や立場に伴う本分のこと。 本来は身分や立場に応じた守るべき本分や道義のこと。
知足安分(ちそくあんぶん)
多くのことを望まず、自分の立場や境遇に満足すること。 「足るを知り分(ぶん)に安(やす)んず」とも読む。
天下三分(てんかさんぶん)
国が三つに分かれて争い合うこと。 「天下」は国全体のこと。 中国の後漢が滅亡した後に、魏、呉、蜀の三つの勢力に分かれて争い合ったことをいう。
豆剖瓜分(とうぼうかぶん)
一つの国が小さく分裂すること。 瓜や豆を割るように小さくわかれるという意味から。
内外之分(ないがいのぶん)
内側にあるものと、外側にあるものの区別のこと。 自分に備わっているものと、備わっていないものの区別や、自分を治めて確立することと、名誉や利益などの世俗の区別をいう言葉。
入木三分(にゅうぼくさんぶ)
筆勢が非常に強いこと。 または、物事を深くまで的確に追究すること。 「入木」は木に染み込むこと。 「三分」は長さのことで約七ミリのこと。 書家の王羲之は筆勢が強いことで知られていて、文字を記した木を削ってみると、三分の深さまで墨が染み込んでいたという故事から。 書道の別称「入木道(じゅぼくどう)」の語源。
白黒分明(はっこくぶんめい)
善と悪がはっきりと区分されていること。 「白黒」は善悪や正邪、物事のよしあしのこと。 「分明」はっきりと区別すること。
分形連気(ぶんけいれんき)
親子の関係が非常に深いこと。 「分形」は体が異なっていること。 「連気」は気持ちがつながっていること。 体は異なっているが気持ちがつながっているということから。
分合集散(ぶんごうしゅうさん)
離れては集まり、集まっては離れたりすること。 または、協力したり対立したりすること。 「分合」と「集散」はどちらも離れたり集まったりすることで、同じ意味の語を重ねて強調した語。
分段同居(ぶんだんどうご)
仏語。聖人も凡夫もともに暮らす現世。娑婆世界。
分崩離析(ぶんぽうりせき)
組織がばらばらになること。 「分崩」はばらばらに崩れること。 「離析」は分裂するという意味。 人々が君主を見限って、人々の心が君主から離れて散り散りになることをいう。
分憂之寄(ぶんゆうのき)
諸国の政務を行った地方官、国司のこと。 「分憂」は憂いを分かち合うこと。 「寄」は任務のこと。 人々と憂いを分かち合う任務という意味から。
分路揚鑣(ぶんろようひょう)
複数のものが異なった道を進むこと。または、同じ程度の能力の人々が異なる地位を占めていること。また、複数の人々が一人一人特有のやり方で活躍すること。 「鑣」は馬のくつわ、「揚鑣」は馬をはやく走らせて進むこと。
没分暁漢(ぼつぶんぎょうかん)
ものごとの道理を理解することが出来ない男。わからずや。 「没」はないという意味の否定言葉。 「分暁」はよく理解していること。 「漢」は男という意味。