千古不易について

四字熟語 | 千古不易 |
---|---|
読み方 | せんこふえき |
意味 | 永遠に変わらないこと。 「千古」は大昔、または、遠い昔から現在まで長い時間のこと。 「不易」は変わらないという意味。 |
出典 | - |
類義語 | 永久不変(えいきゅうふへん) |
千古不抜(せんこふばつ) | |
千古不変(せんこふへん) | |
千古不磨(せんこふま) | |
万古不易(ばんこふえき) |
使用されている漢字
「千」を含む四字熟語
悪事千里(あくじせんり)
悪い噂や悪い評判はすぐに遠くまで知れ渡るということ。 「悪事」は悪い行い、「千里」は遠くの場所という意味。
以一当千(いいつとうせん)
一人で千人と同等の働きをすること。 または、一つのものが千のものの代わりになること。 「一を以て千に当つ」とも読む。
遺憾千万(いかんせんばん)
この上なく残念なこと。 または心残りなこと。 「遺憾」は心残り、残念ということ。 「千万」は量が多いということから、非常に程度が高いこと。
一字千金(いちじせんきん)
筆跡や詩文がすぐれていることのたとえ。 「一字」は文字の一つ、「千金」は多額の金銭のたとえで、一つ一つの文字に大金のような価値があるという意味から。 『呂氏春秋』を完成させたときに、都の門の前に並べて、一文字でも添削できれば千金を与えようと言って、出来映えを誇ったという故事から。
一日千秋(いちじつせんしゅう)
時、人、物などが来るのを今か今かと楽しみに待つこと。 「千秋」は秋が千回来ることから千年という意味。 その時が来るのが楽しみで、一日が千年のように長く感じるという意味。
一日千里(いちじつせんり)
一際すぐれた才能があることのたとえ。
「古」を含む四字熟語
引古証今(いんこしょうこん)
昔の事象や事実などを根拠として現在の物事を議論すること。 「古を引いて今を証す」とも読む。
往古来今(おうこらいこん)
昔から今になるまで、またはその時間の流れ。 「往古」は過ぎ去った時のこと、 「来今」は今から後のこと。
王政復古(おうせいふっこ)
日本では、明治維新のことで、政治体制が君主制から別の体制に変わったあとに、君主制に戻ること。
稽古之力(けいこのちから)
過去の出来事を考える努力のこと。 または、学問や芸術の成果で、財産や地位を得ること。 「稽古」は過去の出来事を考えること。
古往今来(こおうこんらい)
過去から現在までということ。 「古往」は昔から。 「今来」は今まで。 「古今」と略して使うことも多い言葉。
古琴之友(こきんのとも)
自身のことをしっかりと理解してくれる友人のこと。 中国の春秋時代の琴の達人の伯牙は、鐘子期という琴を理解してくれる親友がいたという故事から。
「不」を含む四字熟語
悪不忍聞(あくふにんぶん)
この上なく非道な行いなので、聞いてはいられないということ。 中国の前漢の時代末期に、王莽が王位を簒奪したことに対して、後漢の歴史家の班固が罵って言った言葉から。 「悪、聞くに忍ばず」とも読む。
按兵不動(あんぺいふどう)
状況や様子を窺いながら、良い機会が訪れるのを待つこと。 「按」は抑える、引き留めること。 「兵を按じて動かず」とも読む。
帷蓋不棄(いがいふき)
駄目になった物でも、何かに使うことができるので、捨てることを惜しむということ。 「帷」は部屋の仕切りなどに使う垂れ幕。 「蓋」は車を覆うための布。 「不棄」は駄目になっても捨てずにとっておくこと。 「帷」と「蓋」は死んだ動物を覆って埋める時に使うもので、それらを捨てずに取っておくということから、動物を大切にすることのたとえとしても使われる言葉。 「帷蓋棄てず」とも読む。
維日不足(いじつふそく)
幸福が日が足りないほどに次から次へとやってくること。 「維」は調子を整えるための助辞。 「維れ日も足らず」とも読む。
衣帯不解(いたいふかい)
他のことを忘れるほど、あることに集中すること。 「衣帯」は着物と帯のこと。 「不解」は服を脱がないこと。 衣服も着替えず、不眠不休で仕事に取り組むということから。 「衣帯を解かず」とも読む。
一字不説(いちじふせつ)
仏法の心理、悟りは奥深く、言葉で言い表すことはできず、自ら体得するしかないということ。 釈迦が悟り得た境地を、一字も説いていないということから。
「易」を含む四字熟語
易往易行(いおういぎょう)
阿弥陀如来にすがり南無阿弥陀仏を唱えれば、たやすい修行で極楽往生できるという他力本願の浄土宗の教えのこと。
易如反掌(いじょはんしょう)
物事を簡単に成し遂げることができること。 手の平を返す程度の難易度ということから。 「易きこと掌を反すが如し」とも読む。
移風易俗(いふうえきぞく)
習慣やしきたりをよりよく変えること。 「風俗を移易す」を一文字ずつ分けて、互いを補い合って表現した言葉。 「風を移し俗を易う」とも読む。
以暴易暴(いぼうえきぼう)
暴力によって暴力をおさえること。 古代中国の暴君と名高い殷の紂王を周の武王が武力により征伐したさいに、伯夷と叔斉の兄弟が武王を非難した言葉。 「暴を以て暴に易う」とも読む。
易簀之際(えきさくのさい)
人が死ぬ間際のこと。 徳の高い人が死ぬことを敬って使うことが多い言葉。 「易簀」は寝台に敷くすのこを取り替えることで、人の死ぬ間際を意味する。 孔子の弟子である曽参が死ぬ間際に、高位の人が使うすのこが敷かれてあったために、自身の身分には相応しくないといって取り返させたという故事から。
易姓革命(えきせいかくめい)
王朝が交代すること。 「易姓」は姓が変わること。中国の王朝は同じ姓の人が継ぐため、姓が変わることは王朝の交代を意味する。 「革命」は天命が改まること。 昔の中国の思想では、天命により天子が選ばれ、天子の徳が無くなれば他の人に天命が下るとされていたことから。 「姓を易え命を革む」とも読む。