「い」で終わる四字熟語
「い」で終わる四字熟語 — 979 件
近郷近在(きんごうきんざい)
近い場所にある村。近所の村々。 または、大きな町に近い村。 「近郷」と「近在」はどちらも、近くにある村や大きな町に近い村という意味で、似た意味の言葉を重ねて強調したもの。 「近在近郷」ともいう。
擒縦自在(きんしょうじざい)
自分の好きなように人を処遇すること。 「擒」は捕まえること。 「縦」は逃がすこと。 捕まえるのも逃がすのも思いのままという意味から。
勤王攘夷(きんのうじょうい)
天皇に忠義を尽くすことと、外国人を追い払うこと。 「勤王」は天皇に忠義を尽くすこと。 「攘夷」は外国人を自国から追い払うこと。 日本の江戸時代、王制に戻ることを目指した倒幕運動の中で唱えられたもの。 「勤皇攘夷」とも書く。
金蘭之契(きんらんのけい)
極めて固く親密な友人関係のこと。 「蘭」はよい香りのするふじばかまのこと。 金のように堅く、蘭のようにかぐわしい関係という意味から。
欺世盗名(ぎせいとうめい)
世間を偽って、実質よりも大きな名声を得ること。 「盗名」は不適切な名声を手に入れること。 「世を欺(あざむ)き名(な)を盗む」とも読む。
牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)
ちょっとしたことに、無駄に大きな手段を使って処理すること。 牛をさばくための牛刀を使って鶏をさばくという意味から。 「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」を略した言葉。 「牛刀割鶏」ともいう。
玉石同砕(ぎょくせきどうさい)
すぐれているものや劣っているもの、賢者や愚者などがともに滅びてなくなること。 宝石も石も一緒に砕けてなくなるという意味から。
空花乱墜(くうげらんつい)
妄想や幻覚をいう言葉。 または、実際には存在しないものを、実際に存在するかのように間違えること。 「空花」はこの世には存在しない花のこと。 「乱墜」は乱れ落ちること。 目を患った時に、見えないはずの空花の花が乱れ落ちているように見えるということから。 「空華乱墜」とも書く。
空中分解(くうちゅうぶんかい)
航空機が飛んでいる途中に、空中でばらばらに壊れること。 または、計画や組織などが、途中でつぶれたり、くずれたりしてだめになることのたとえ。
苦心孤詣(くしんこけい)
全力で努力して、勉学や技術、芸術に精通していること。 または、深い知識や豊かな独創性を言い表す言葉。
薬九層倍(くすりくそうばい)
薬は、売値が原価の九倍と異常に高いことから、暴利をむさぼることのたとえ。
苦肉之計(くにくのけい)
苦し紛れの策略のこと。または、自らの体を苦しめることまでして、敵を欺く策略のこと。 三国時代、赤壁の戦いで呉の黄蓋が魏のスパイの前で、自らの意思で刑を受け、見限っての投降と思わせて、敵の陣営の船団に火を放ち形勢逆転した故事から。 「苦肉之謀」とも書く。
狗吠緇衣(くはいしい)
いつもと違う服を着ていれば、怪しまれることは当たり前のことだということ。 「狗吠」は犬が吠えることやその鳴き声。 「緇衣」は黒い色の服のこと。 楊布が白い服で出かけたが雨に降られたので、黒い服に着替えて帰ると、飼っている犬に吠えられたという故事から。
九品蓮台(くほんれんだい)
生前の行いによって九等級に分かれるとされており、極楽浄土に往生した者が座る蓮(はす)でできた台のこと。
君子殉名(くんしじゅんめい)
人格者は、名誉のために自身を犠牲にするということ。 「君子」は教養があり、高い徳がある人格者。 「殉名」は名誉を得るために、自身を犠牲にすること。 「君子(くんし)名(な)に殉(じゅん)ず」とも読む。
君子三畏(くんしのさんい)
君子がおそれ敬うべき三つのこと。 天命、有徳の大人、聖人の言をいう。 「君子」は人格者、「畏」はおそれ敬うこと。
君子三戒(くんしのさんかい)
少年期の色欲、壮年期の闘争、老年期の物欲という人格者が自ら戒めておくべき三つのこと。 「君子」は人格者。
偶像崇拝(ぐうぞうすうはい)
神以外の人や像などを信仰し拝むこと。または、絶対的なものとして批判することなく崇拝すること。
偶像破壊(ぐうぞうはかい)
神や仏などを象った像を壊すこと。 または、権力の象徴を否定して非難や攻撃をする。 「偶像」は信仰の対象として、神や仏を象った像のこと。
形影相随(けいえいそうずい)
心の善悪が行動に出ること。 「形影」は姿形と影。 影は体の動きと同じ動きをするということから。 「形影(けいえい)相(あい)随(したが)う」とも読む。
鶏犬不寧(けいけんふねい)
非常に緊迫した状況で、心が落ち着かないことのたとえ。 騒然としていて、鶏や犬でさえも落ち着かないという意味から。 「鶏犬(けいけん)も寧(やすら)からず」とも読む。
傾国傾城(けいこくけいせい)
絶世の美女のたとえ。 容姿の美しさで人の心が魅了されて、城や国が傾いて滅びてしまうという意味から。 「傾国傾城」ともいう。
形直影正(けいちょくえいせい)
心の善悪が行動に表れること。 または、原因と結果が相反することがないことのたとえ。 「形」と「影」はどちらも本体とそれから現れるもののたとえで、原因と結果のたとえ。または、自分と他人のたとえ。 まっすぐなものは、影もまっすぐになるという意味から。 「形(かたち)直(なお)ければ影(かげ)正(ただ)し」とも読む。
繋風捕影(けいふうほえい)
話や物事にまとまりがないことのたとえ。 風をつなぎとめて、影を捕まえることは不可能なことという意味から。 「風を繋(つな)ぎ影を捕(と)らう」とも読む。 「係風捕影」とも書く。
決河之勢(けっかのいきおい)
止めることの難しい、激しい勢いのこと。 「決河」は川の水が堤防を壊して流れ出ること。
譎詭不経(けっきふけい)
大げさなことばかり言って人を騙し、道理に背くこと。 または、人を騙す道理に合わない言葉。 「譎詭」は不思議なこと。 「不経」は道理に合わないこと。
快楽不退(けらくふたい)
尽きることのない安らかな楽しみが永久に続くこと。また、そのさま。極楽浄土における絶え間ない喜び。
懸河瀉水(けんがしゃすい)
流れるような話し方や、文章を言い表す言葉。 「懸河」は傾斜が激しい場所を、激しく流れている川。または、滝のこと。 「瀉」は流れ込むこと。 「懸河(けんが)水を瀉(そそ)ぐ」とも読む。
犬牙相制(けんがそうせい)
国境でお互いに牽制しあうこと。 「犬牙」は犬の牙のことで、国境が入り組んでいることのたとえ。 「犬牙(けんが)相(あい)制す」とも読む。
牽強附会(けんきょうふかい)
自分に都合がいいように、滅茶苦茶な理屈をこじつけること。 「牽強」は道理に合わないことを合っているかのようにいうこと。 「附会」は無理に関連付けたり一つに合わせたりすること。 どちらも理屈をこじつけるという意味。 「牽強付会」とも、「牽強傅会」とも書く。
見賢思斉(けんけんしせい)
賢者を実際に見て、そうなりたいと憧れること。 孔子の言葉から。 「賢(けん)を見ては斉(ひと)しからんことを思う」とも読む。
堅甲利兵(けんこうりへい)
強大な戦力を持つ軍隊のこと。 「堅甲」は丈夫な鎧、「利兵」は鋭い武器。
堅塞固塁(けんさいこるい)
並外れて守りの堅い砦。 「塞」と「塁」はどちらも要塞のこと。
兼弱攻昧(けんじゃくこうまい)
弱いものが併合して、道理に合わないものを攻撃すること。 また、弱いものが協力して、政治が乱れ衰えた国を討ち果たすこと。 「昧」は、乱れていること。道理に合わないこと。 「弱を兼ね昧(まい)を攻む」とも読む。
乾端坤倪(けんたんこんげい)
天地の一番端のこと。 「乾端」は天の端、「坤倪」は地の果て。
捲土重来(けんどちょうらい)
敗北や失敗によって一度は落ちた勢いを、再び取り戻して反撃することのたとえ。 一度静まった土煙が、再び巻き上げられるという意味から。 「捲土」は土煙が舞い上がる様子のことから、勢いが激しいことのたとえ。 「重来」は去ったものが、もう一度やって来ること。 「巻土重来」とも書く。
犬馬之養(けんばのやしない)
両親への孝行をするときに、食事を出すだけで気持ちがないこと。 犬や馬などの動物を飼うように、衣食住を与えるだけという意味から。
犬馬之歯(けんばのよわい)
自分の年齢を謙遜していう言葉。 「歯」は年齢のこと。 動物の犬や馬のように、大きな功績を残すこともなく、無駄に歳をとったということから。
堅白同異(けんぱくどうい)
辻褄の合わない無茶な論理を展開すること。詭弁。 中国の戦国時代の趙の公孫竜の詭弁のことで、堅くて白い石を見ると白いことはわかるが堅さは分からない、手で触って堅さを調べると色は分からないので、堅くて白い石は存在しないというもの。
賢母良妻(けんぼりょうさい)
良い妻であり、良い母であること。 または、そのような女性のこと。 家庭を守る女性を賞賛する言葉で、近代日本では女子教育の中心的理念とされた。 「賢母良妻」ともいう。
賢明愚昧(けんめいぐまい)
賢いことと愚かなこと。 「賢明」は賢く道理に明るいこと。 「愚昧」は愚かで道理に暗いこと。
賢良方正(けんりょうほうせい)
賢くて行いが正しいということ。 または、中国の漢や唐の時代以降に行われた、官吏を登用するときの試験の科目の名前。 「賢良」は賢くて素直なこと。 「方正」は行いが正しいという意味。
霓裳羽衣(げいしょううい)
薄い絹などで作った軽やかで美しい女性の衣装のこと。または、楊貴妃が得意とした舞曲の名前。 「霓裳」は虹のように美しいもすそ、「羽衣」は鳥の羽で作った薄くて軽い衣のことで、天人が着て空を飛ぶとされるもの。
撃柝一声(げきたくいっせい)
拍子木を打つこと。 または、合図すること。 「撃柝」は拍子木を打ち鳴らして、夜に見回りをすること。または、その人、夜番のこと。
激濁揚清(げきだくようせい)
悪を取り除き、善を勧めること。 「濁」は濁った流れことで、悪のたとえ。 「清」は清らかな水のことで、善のたとえ。 悪を激流に流して、善を上に押し上げるという意味から。 「濁(だく)を激(げき)して清(せい)を揚(あ)ぐ」とも読む。 「揚清激濁」ともいう。
激憤慷慨(げきふんこうがい)
激しく怒って嘆くこと。 「激憤」は激しく怒ること。または、その怒り。 「慷慨」は怒り嘆くこと。
戯作三昧(げさくざんまい)
小説を作ることに没頭すること。 または、遊びで小説を書くこと。 「戯作」は遊びで小説を書くこと。 または、日本の江戸時代の小説類の総称。 「三昧」は一つのことに夢中になること。
月白風清(げっぱくふうせい)
月明りの美しい秋の静かな夜の風情。 「月白」は白く美しく輝く月。 「風清」は涼しくさっぱりとした秋の風。 「月白(つきしろ)く風清(かぜきよ)し」とも読む。 「風清月白」ともいう。
言外之意(げんがいのい)
言葉の隠された真意のこと。 「言外」は直接表現されていない、隠された言葉の意味ということ。
元亨利貞(げんこうりてい)
易経で乾の卦のもつ四つの徳のこと。 「元」は全てのものが生まれる根源。 「亨」は全てのものが成長すること。 「利」は開花すること。 「貞」は実を結ぶこと。 天の四つの徳として春夏秋冬、仁礼儀智に配したもの。 易経の占いの結果で、積極的に徳を積み、正しい操を守れば、全てのことは上手くいくという意味。 「元(おお)いに亨(とお)る、貞(ただ)しきに利(よろ)し」とも読む。
言語漏洩(げんごろうえい)
秘密が外部に漏れること。
玄裳縞衣(げんしょうこうい)
鶴の別称。 「玄」は黒い色、「縞」は白い色。 「玄裳」は黒い着物のすそ。 「縞衣」は白い上着。 鳥の鶴の姿を黒い着物と白い上着を着ている姿にたとえた言葉。
原心定罪(げんしんていざい)
罪の動機や心の状態をしっかりと考慮した上で罪状を定めること。 「心(こころ)を原(たず)ねて罪(つみ)を定(さだ)む」とも読む。
源清流清(げんせいりゅうせい)
君主が善であれば、民も善になることのたとえ。 水源の水が清ければ川の下流も清いという意味から。 「源(みなもと)清ければ流れ清し」とも読む。
光陰流水(こういんりゅうすい)
時の流れが非常に早いことのたとえ。 「光陰」は太陽と月のことで、月日や年月、長い時間のたとえ。 「流水」は流れている水のこと。 流れる水のように、月日が過ぎていくという意味から。
行雲流水(こううんりゅうすい)
物事に執着せず、自然体で事の成り行きに任せて行動するスタイルや姿勢のこと。 自在に空を漂う雲(行雲)、自然に川を流れる水(流水)の様子から。
後悔噬臍(こうかいぜいせい)
後悔したとしてもどうにもならないこと。 「噬臍」はへそを噛むという意味で、どうやっても自分の口は、自分のへそには届かないということから、不可能という意味。
香火兄弟(こうかけいてい)
中国の遊女の間で行われた義兄弟の誓いの儀式。 香を焚いて行うことから。
篝火狐鳴(こうかこめい)
かがり火を使い、狐の鳴き声を真似て民衆を惑わすこと。 秦末に陳勝と呉広が反乱を起こし、民衆を味方につけるためにかがり火をたいて狐の鳴き声を真似させ、「大楚が興って陳勝が王となろう」と呉広に言わせた故事から。
黄河水清(こうがすいせい)
この上なく珍しいこと。 常に濁っている黄河の川の水が澄むことから。 大きな変化の予兆とされ、特に聖人が現れる兆しとされる。 「黄河、水(みず)澄む」とも読む。
鴻雁哀鳴(こうがんあいめい)
離散してさまよう民が、苦労や窮状を訴えることのたとえ。 鴻(おおとり)と雁(”がん”または”かり”)を流浪の民をたとえたもの。
綱紀粛正(こうきしゅくせい)
乱れた規律を正して、厳格にすること。 「綱紀」は大づなと小づなのことから国家を治める大法と細則のこと。 「粛正」は不正をなくすために厳しく取り締まるという意味。 政治家や役人を厳しく取り締まり、乱れを正して規則を守らせることが本来の意味。
好機到来(こうきとうらい)
すばらしい機会がやってくること。 「好機」は行動するのによい時期。 「到来」はやって来るという意味。
巧偽拙誠(こうぎせっせい)
どんなにうまく騙すことができても、それは下手ではあるが誠意のこもった言動には適わないということ。 また、巧みな偽りよりも、拙い誠実さのほうが良いということ。 「巧偽(こうぎ)は拙誠(せっせい)に如(し)かず」とも読む。
膏肓之疾(こうこうのやまい)
決して治ることのない病や、治すのが難しい病のこと。または、物事に夢中になりすぎて、やめられないこと。 「膏」は心臓の下の部分、「肓」は横隔膜の上の部分、「疾」は病気のこと。 心臓の下の部分や横隔膜の上の部分は、体の中の奥にあって、薬も鍼も届かないという意味から。 古代中国の晋の景公が病に伏しているときに、「膏の上と肓の下に病が入ってしまえば、名医でも手が出せない」と童子が話し合っている夢を見たという故事から。 「病、膏肓(こうこう)に入(い)る」とも読む。
後顧之憂(こうこのうれい)
物事が終わったあとに残っている心配事。後日のことを心配すること。 「後顧」は後ろを振り返るという意味から、あとに残る思いという意味。 「後顧之思」とも書く。
高山流水(こうざんりゅうすい)
素晴らしい演奏や音楽のたとえ。または、自分のことを心から理解してくれる親友のこと。または、けがれのない澄んだ自然のこと。 中国の春秋時代の琴の名手の伯牙が、友人の鍾子期の前で泰山を思い浮かべながら演奏すると鍾子期は「泰山のように素晴らしい」と言い、流れる川を思い浮かべながら演奏すると「流れる川のように素晴らしい」と言ったという故事から。 「流水高山」ともいう。
口承文芸(こうしょうぶんげい)
文字に記さず、口から口へと語り伝えられてきた文学。昔話、神話、伝説、民謡などが含まれ、語る人の表現や地域によって内容が変化することが特徴。 「口承文芸」ともいう。
後生可畏(こうせいかい)
若い人はまだ成長の途中であり、大きな可能性を秘めているため、敬うべきであるということ。 「後生」は自分よりも後に生まれてきた人のこと。 「後生(こうせい)畏(おそ)る可(べ)し」とも読む。
曠世之才(こうせいのさい)
この世に比べることができるものが存在しないほどすぐれているということ。 「曠世」は比較できるものがないという意味。
功成名遂(こうせいめいすい)
大きな功績を上げて、世間からの評価が上がること。 「功成り名を遂ぐ」の形で用いることが多い言葉。
考績幽明(こうせきゆうめい)
成績を調べて、愚かな者を退けて、賢い者を昇進させること。 「考績」は官吏の成績を調べること。 「幽明」は愚かな者と賢い者のこと。
交淡如水(こうたんじょすい)
水のようにさっぱりとした人との付き合いのこと。 徳のある人物の人付き合いをいう言葉で、徳のある人物の人付き合いは淡白に見えるが、心のこもったものであるという意味から。 「交わりは淡きこと水の如し」を略した言葉。
荒誕無稽(こうたんむけい)
言動などに裏付けがなく、無責任で適当なこと。
荒唐不稽(こうとうふけい)
根拠もなにもなく、でたらめなこと。 「荒唐」はでたらめなこと。 「不稽」は考えるべき根拠がまるでないこと。
荒唐無稽(こうとうむけい)
根拠も何もなく、でたらめなこと。 「荒唐」はでたらめなこと。 「無稽」は考えるべき根拠がまるでないこと。 「無稽荒唐」ともいう。
行動半径(こうどうはんけい)
船舶や航空機などが途中で補給せずに往復できる距離のこと。 または、人や動物が行動する範囲のこと。 「半径」は中心を出発点とした、外周までの距離。
荒亡之行(こうぼうのおこない)
自分の楽しみだけに夢中になり、他を顧みない荒れた行い。 「荒亡」は狩猟や酒、女遊びに夢中になり、目的を見失うこと。または、為政者が人々に無駄な負担を強制して、本人は遊び呆けること。
黄茅白葦(こうぼうはくい)
荒れ果てて痩せた土地のこと。 「茅」は植物のかやのこと。 「葦」は植物のあしのこと。 茅と葦は、どちらも荒れて痩せた土地でも生える植物で、茅と葦しか生えていなくて黄色や白に見えるという意味から。
槁木死灰(こうぼくしかい)
肉体的にも精神的にも衰えて、活力がまったくない様子。 または、無心の境地のこと。 「槁木」は枯れ木。 「死灰」は燃え尽きて冷めた灰。 枯れ木のように体が動かなくなり、冷めた灰のように心に活気がないという意味から。 「形は槁木の如く心は死灰の如し」を略した言葉。