「げ」から始まる四字熟語 — 60 件
「げ」から始まる四字熟語を一覧で紹介します。読み方・意味もあわせて確認できます。
四字熟語一覧
鯨飲馬食(げいいんばしょく)
短い時間に、とてつもない量の酒を飲み、食べ物をたいらげること。 「鯨飲」は鯨が海水を吸い込むように、酒をがぶがぶと飲むこと。 「馬食」は馬が草をはむように、食べ物をむさぼり食べること。
鯢桓之審(げいかんのしん)
鯨(くじら)が旋回して集まるような、大海の水深が深い場所のこと。 「鯢」は鯨、雌鯨のこと。 「桓」はくるくると回る様子。 「審」は水深が深いところ、淵(ふち)などのこと。
霓裳羽衣(げいしょううい)
薄い絹などで作った軽やかで美しい女性の衣装のこと。または、楊貴妃が得意とした舞曲の名前。 「霓裳」は虹のように美しいもすそ、「羽衣」は鳥の羽で作った薄くて軽い衣のことで、天人が着て空を飛ぶとされるもの。
激而行之(げきじこうし)
善の本質を持つ人でも、欲望が激しくなると悪事を行ってしまうということ。 水の流れをせき止めて逆行させることから。 「激(げき)して之(これ)を行(や)る」とも読む。
撃壌鼓腹(げきじょうこふく)
善い政治が行われ、人民が平和で不満のない生活を楽しむ様子。または、世の中が平和なことのたとえ。 「鼓腹」は食べるものが十分にあり、満腹になった腹を楽器のように打ち鳴らすこと。 「壌」は土や地面のことで、「撃壌」は地面をたたいて拍子をとること。 中国古代の伝説の聖天子尭帝は、世の中がうまく治まっているか気になり町の様子を見に行った。 そこで、一人の老人が満腹になった腹を打ち鳴らし、地面を踏んで拍子をとりながら「世の中は平和で天子はいてもいなくても変わらない」という意味の歌を歌っていた。 それを聞いた尭帝は、人民が政治を行うものの力を意識することなく、満ち足りた生活が出来ていることが分かり安心したという故事から。 「撃壌鼓腹」ともいう。
撃壌之歌(げきじょうのうた)
古代中国の伝説の聖天子である尭帝が国を治めている時代に、世の中が平和であることを喜び、人々が歌った歌のこと。 「撃壌」は足で地面を踏み、音を鳴らして拍子をとること。
撃柝一声(げきたくいっせい)
拍子木を打つこと。 または、合図すること。 「撃柝」は拍子木を打ち鳴らして、夜に見回りをすること。または、その人、夜番のこと。
激濁揚清(げきだくようせい)
悪を取り除き、善を勧めること。 「濁」は濁った流れことで、悪のたとえ。 「清」は清らかな水のことで、善のたとえ。 悪を激流に流して、善を上に押し上げるという意味から。 「濁(だく)を激(げき)して清(せい)を揚(あ)ぐ」とも読む。 「揚清激濁」ともいう。
撃排冒没(げきはいぼうぼつ)
一切を顧みずに、徹底的に攻撃すること。 「撃排」は撃退すること。 「冒」は覆って押さえつけること。 「没」は沈めること。
激憤慷慨(げきふんこうがい)
激しく怒って嘆くこと。 「激憤」は激しく怒ること。または、その怒り。 「慷慨」は怒り嘆くこと。
屐履之間(げきりのあいだ)
非常にこまかいこと。 「屐」は木の下駄のような履物。 「履」は靴という意味。 履物を履いて歩く時間という意味から。
下化衆生(げけしゅじょう)
菩薩が全ての人々を救い悟りへ導くこと。 仏教の言葉で、上を向けばさらに高い次元の悟りを目指し、下を向けば全ての人々を救おうとするということから。
戯作三昧(げさくざんまい)
小説を作ることに没頭すること。 または、遊びで小説を書くこと。 「戯作」は遊びで小説を書くこと。 または、日本の江戸時代の小説類の総称。 「三昧」は一つのことに夢中になること。
外題学問(げだいがくもん)
見た目だけは立派だが、中身のない学問。 「外題」は書物の表題の名のこと。 名前は知っているが、内容が全くない学問という意味から。
解脱幢相(げだつどうそう)
僧侶が着る服装、袈裟のこと。 「解脱」は煩悩の迷いから開放されて悟りの境地に達すること。 「幢相」は寺の庭に立て、小さな旗のついた幢に袈裟の形が似ているということから。 「解脱幢相衣」を略した言葉。 「解脱同相」とも書く。
月下推敲(げっかすいこう)
詩文の字句や表現を深く考えて、何度も修正して仕上げること。 月の光に照らされた門を開ける動作を「推す」と表現するか、「敲く」と表現するか、考えをめぐらせるという意味から。 中国の唐の詩人の賈島が、科挙の試験を受けるために驢馬に乗って移動している時、詩の表現を「推す」と「敲く」のどちらにすべきか悩みながら進むと、政府の高官である韓愈の行列にぶつかってしまった。 賈島は韓愈に非礼をわびて事情を話すと、韓愈は「敲のほうがよい」と答えた。 それから二人は詩を論じ合ったという故事から。
月下氷人(げっかひょうじん)
男女の間に入り、結婚の手助けをする人。仲人。 「月下」は「月下老人」を略したもので、縁結びの神のこと。 「氷人」は氷の上で氷の下にいる人と話をする夢を見たため、その夢について占ってもらうと「結婚の手助けをする前触れだろう」と言われ、後にその通りになったという故事から仲人を意味する。
月下老人(げっかろうじん)
縁結びの神のこと。 または、男女の間に入り、結婚の手助けをする仲人のこと。 中国の唐の韋固は、月明かりの下で読書をしている一人の老人と出会った。 韋固は老人のそばにあった袋の中身を問うと、老人は「将来結婚する相手同士の足首を結ぶ赤い縄が入っている」と答え、韋固の結婚相手を予言した。 その後、韋固は老人の予言通りの相手と結婚したという故事から。
月卿雲客(げっけいうんかく)
公卿と殿上人のこと。 または、高い身分の人のこと。 「月卿」は三位以上の公卿。 「雲客」は宮中での昇殿を許された雲上人、殿上人。 古代中国では宮中を天にたとえ、日を天子に、月を臣下にたとえていたということから。
齧指痛心(げっしつうしん)
親孝行の情がこの上なく厚いことのたとえ。 中国の春秋時代の曽参は、母親が自宅で指をかむと、胸騒ぎがしてどこにいてもすぐに帰宅する親孝行者だったという故事から。 「指を齧みて心を痛ましむ」と読む。
刖趾適屨(げっしてきく)
無理に折り合いをつけたり、強引に物事を行ったりすることのたとえ。または、目先のことにとらわれて物事の根本をおろそかにすることのたとえ。 足と靴の大きさが合わないとき、足の先を切って靴に合わせるという意味から。 「刖」は切ること。 「趾」は足(足の先)のこと。 「屨」は靴のこと。 「趾(あし)を刖(き)り屨(くつ)に適せしむ」とも読む。
月旦春秋(げったんしゅんじゅう)
人の価値などを評価して批評すること。 「月旦」は毎月のはじめの日のこと。 「春秋」は五経の一つの「春秋」のことで、「春秋」には、孔子の歴史への批評が含まれているということから、批評という意味。 後漢の許劭は、毎月のはじめの日に人を批評したものを発表していたという故事から。
月中蟾蜍(げっちゅうのせんじょ)
月に住んでいるといわれる伝説上のひきがえるのこと。 古代中国の英雄が不老不死の薬を得たが、それを英雄の妻が盗み、月に逃げてひきがえるになったという伝説から。
月白風清(げっぱくふうせい)
月明りの美しい秋の静かな夜の風情。 「月白」は白く美しく輝く月。 「風清」は涼しくさっぱりとした秋の風。 「月白(つきしろ)く風清(かぜきよ)し」とも読む。 「風清月白」ともいう。
月満則虧(げつまんそくき)
月が満ちるとやがて欠け始めるように、物事は最盛期に達すると必ず衰退し始めるということ。 「月満(み)つれば則(すなわ)ち虧(か)く」とも読む。
言易行難(げんいこうなん)
言うだけなら簡単だが、実際に行うことは難しいということ。 「言うは易し行うは難し」の形で用いることが多い言葉。
減価償却(げんかしょうきゃく)
建物や機械などが、使ううちに古くなって値打ちを減らしていく分を、その年ごとの費用として計上すること。 買った年にまとめてではなく、使える年数に割り振って計算する会計上の手続き。 土地は年月がたっても価値が減らないとされるため、対象にならない。
阮簡曠達(げんかんこうたつ)
小さなことにこだわらない、心の広いおおらかな人柄のたとえ。 「阮簡」は人の名前。 「曠達」は心が広く、小さなことにこだわらないこと。 古代中国の晋の時代にいたとされる竹林七賢の一人の阮咸の甥である阮簡は、心が広くおおらかな人格だったということから。
言外之意(げんがいのい)
言葉の隠された真意のこと。 「言外」は直接表現されていない、隠された言葉の意味ということ。
元気溌剌(げんきはつらつ)
体に力がみなぎって、生き生きとしていること。 「元気」は心と体を動かすもとになる力。 「溌剌」はもともと、魚が水面で勢いよく跳ねるようすをいう。 「元気溌溂」とも書く。
