食牛之気について

四字熟語 | 食牛之気 |
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読み方 | しょくぎゅうのき |
意味 | 心構えがこの上なく大きいこと。 牛を丸呑みするほどに大きな心意気という意味から。 |
出典 | - |
類義語 | 呑牛之気(どんぎゅうのき) |
「食」を含む四字熟語
悪衣悪食(あくいあくしょく)
粗末な着物と食事のことから、質素で貧しい生活という意味。
医食同源(いしょくどうげん)
日常の食生活に気を配ることが、一番の病気予防になるということ。 「医食」は医薬と食事。 「同源」は根本が同じであるということ。 病気を治すために飲む薬と日常の食事は、どちらも健康を維持するためのものであり、根本は同じであるということから。
衣食礼節(いしょくれいせつ)
人は生活が安定することで、初めて礼儀や節度をわきまえることができるようになるという意味。 「衣食」は衣服と食物のことから、生活に必要な品のこと。 「礼節」は礼儀と節度のこと。 「衣食足りて礼節を知る」という形で使われることが多い言葉。
一日不食(いちにちふしょく)
毎日、仕事の後でないと食事をしないこと。 何よりも仕事を大切にする心得。 唐のある禅師は、老齢にして毎日人一倍労務を行っていた。みかねた弟子たちが農具を隠し、師に休息をとるよう願った。禅師は農具を探したが見つからず休息をとったが、その日は食事をとることはなかった。弟子たちが理由を尋ねると「一日作らざれば一日食らわず」と答えたという故事から。
飲食之人(いんしょくのひと)
飲んだり食べたりすることだけを楽しみにしている人のこと。 本能にだけ従って生きている人のことをいう。
解衣推食(かいいすいしょく)
人に恩を施すことや人を重用すること。 「解衣」は着ている衣を解き与えること。 「推食」は自分の食べ物を推して食べさせること。 「衣を解き、食を推す」とも読む。
「牛」を含む四字熟語
一牛吼地(いちぎゅうこうち)
非常に近い距離にあること。 また、のどかな田舎・田園風景のこと。 「牛吼」とは牛の鳴く声のことで、牛の鳴き声が聞こえるほど近い距離という意から。
一牛鳴地(いちぎゅうめいち)
非常に近い距離にあること。 または、のどかな田舎、田園風景のこと。 「牛鳴」とは牛の鳴く声のことで、牛の鳴き声が聞こえるほど近い距離という意から。 「一牛鳴」とも略す言葉。
蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)
取るに足らない小さな争いのたとえ。 「角」はかたつむりの角のこと。 かたつむりの角のように小さく、左右にある国同士が小さな領土を奪い合う争いをしたという故事から。 「蝸牛角上の争い」を略した言葉。
蝸牛之庵(かぎゅうのいおり)
小さな家のこと。 「蝸牛」はかたつむりのこと。 「庵」は草葺きの小屋のこと。 かたつむりの殻のように小さな家という意味から。 自身の家をへりくだって言う言葉。
火牛之計(かぎゅうのけい)
牛を使った戦法のこと。 中国の戦国時代の斉の田単や、日本では木曾義仲が用いたとされる戦法で、牛の角に刀剣をくくりつけ、それらの牛の尾に火付けて、敵陣に突撃させる戦法のこと。
割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)
ちょっとしたことに、無駄に大きな手段を使って処理すること。 牛をさばくための牛刀を使って鶏をさばくという意味から。 「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」を略した言葉。
「之」を含む四字熟語
阿吽之息(あうんのいき)
複数の人と同じことをするときに、お互いの調子や気持ちが一致すること。 「阿」は吐く息、「吽」は吸う息のことをいい、互いの呼吸が揃った様子をいう言葉。
阿衡之佐(あこうのさ)
賢い家臣や、宰相が政治の補佐をすること。 または、その人のこと。 「阿衡」は中国の殷の賢臣の伊尹が就いた官職の名前。 「佐」は手助けすること。
阿保之功(あほのこう)
子供を育て上げた功績。 貴族などの、高い身分の人の子の子守りをする人の功績をいう。 「阿保」は子供を危険から守ったり、一緒に遊んだりすること。
晏子之御(あんしのぎょ)
他人の権威を笠にきておごり、自らの低い地位に満足している愚か者のたとえ。 「晏子」は斉の宰相、晏嬰のこと。 「御」は御者のこと。 晏嬰の御者は、晏嬰を乗せたことで得意気になっていたが、その姿を見た御者の妻は離縁を迫ると、御者は改心したという故事から。
帷幄之臣(いあくのしん)
参謀や軍師など、指揮官に付き従って作戦を練る部下のこと。 「帷」は垂れ幕「幄」は引き幕のこと。 昔の陣営は幕をめぐらしたことから作戦を練る場所、本陣や本営、軍部の意味。
異域之鬼(いいきのき)
祖国に帰れず異国の地で死ぬこと。またはその人の魂。 「異域」は自分の国でない国、外国。 「鬼」は死んだ人の魂のこと。 故郷から離れて、外国に留まり続けている死者の魂という意味から。
「気」を含む四字熟語
意気軒昂(いきけんこう)
気力があふれていて、奮い立つ様子。 「意気」は気力や気概、「軒」と「昂」はどちらも高く上がるという意味。
意気銷沈(いきしょうちん)
元気をなくして気分がしょんぼりすること。 「意気」は気力や気概。「銷沈」は衰えて沈むという意味。 「意気消沈」とも書く。
意気衝天(いきしょうてん)
気力が天を衝くほど高く充実している様子。 「意気」は気力や気概、「衝天」は天を衝くほど高いという意味。
意気自如(いきじじょ)
心の持ち方がいつも通りで平静な様子。 「意気」は気力や気概、「自如」は動じない様子。
意気沮喪(いきそそう)
意気込みがくじけて、やる気や元気がなくなること。 「意気」は気力や気概。「沮喪」は勢いを失い元気や勢いがなくなること。 「意気阻喪」とも書く。
意気投合(いきとうごう)
気持ちや考えが一致すること。または、気が合うこと。 「意気」は気持ちや考え、「投合」は一致するという意味。