「舌」を含む四字熟語一覧
舌を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
一口両舌(いっこうりょうぜつ)
前に話した内容と、後で話した内容とが食い違っていること。 以前に言ったことと違うことを、平気で言う人のこと。 一つの口に二つの舌があるということから。
箝口結舌(かんこうけつぜつ)
口を閉じて何も言わないこと。 「箝口」と「結舌」はどちらも何も言わないことで、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
顔常山舌(がんじょうざんのした)
辛い処罰を受けても、君主や国への忠義を貫き通すこと。 「顔常山」は顔杲卿という人物のこと。 中国唐の顔杲卿は、反乱軍の安禄山に捕らえられても、唐への忠義を曲げず、安禄山を罵倒したため舌を切られるという処罰を受けたが、それでもなお罵倒を続けたという故事から。
金口木舌(きんこうぼくぜつ)
すぐれた言論で人々を指導する人のたとえ。 金属の口に、舌の形をした木製の振り子でできた大きな鐘のことで、古代中国で新しい政令を出すときにこの鐘を鳴らして人々に知らせていたということから。
金口木舌(きんこうもくぜつ)
すぐれた言論で人々を指導する人のたとえ。 金属の口に、舌の形をした木製の振り子でできた大きな鐘のことで、古代中国で新しい政令を出すときにこの鐘を鳴らして人々に知らせていたということから。
鼓舌揺唇(こぜつようしん)
好き放題に思ったことを喋ること。 「鼓舌」は舌を鳴らして喋ること。 「揺脣」は唇を動かすこと。 どちらも勢いよく喋ることのたとえ。 「揺脣」は「揺唇」とも書く。 「揺脣鼓舌(揺唇鼓舌)」ともいう。
鼓舌揺脣(こぜつようしん)
好き放題に思ったことを喋ること。 「鼓舌」は舌を鳴らして喋ること。 「揺脣」は唇を動かすこと。 どちらも勢いよく喋ることのたとえ。 「揺脣」は「揺唇」とも書く。 「揺脣鼓舌(揺唇鼓舌)」ともいう。
舌先三寸(したさきさんずん)
口先だけで誠実さがなく、巧みな弁舌のこと。 口だけで相手をうまくあしらったり、丸め込んだりすること。
七嘴八舌(しちしはちぜつ)
七つの嘴(くちばし)と八つの舌という意味で、たくさんの意見が色々なところから出ること。 または、多くの人々が喋っている様子。
歯亡舌存(しぼうぜっそん)
柔らかくしなやかなものは、強く硬いものよりも長く存続するということ。 歯が抜けてなくなることはあっても、舌は残り続けるという意味から。 「歯(は)亡(ほろ)びて舌(した)存(そん)す」とも読む。
酒入舌出(しゅにゅうぜっしゅつ)
酒に酔いすぎると口数が多くなって、失言する恐れがあるということを戒めた言葉。 中国の春秋時代の斉の桓公は、大臣たちに酒を振る舞った時に、宰相の管仲は半分ほど飲んで捨てたのを見て、それを咎めると、「酒に深く酔うと失言する恐れがあり、失言して身を捨てるよりは酒を捨てるほうがよい」と答えたという故事から。 「酒(さけ)入(い)れば舌(した)出(い)ず」とも読む。
焦脣乾舌(しょうしんかんぜつ)
ひどく悩んで苦労すること。 または、激しい言い争いをすることのたとえ。 唇が焦げて舌が乾くほどに悩み苦しむという意味から。 「唇を焦がし舌を乾かす」とも読む。 「焦脣乾舌」とも書く。
焦唇乾舌(しょうしんかんぜつ)
ひどく悩んで苦労すること。 または、激しい言い争いをすることのたとえ。 唇が焦げて舌が乾くほどに悩み苦しむという意味から。 「唇を焦がし舌を乾かす」とも読む。 「焦脣乾舌」とも書く。
唇槍舌剣(しんそうぜつけん)
きつい言い方で相手を強く非難すること。 「脣」は唇のこと。 槍のような唇と剣のような舌との意から。 「脣」は「唇」とも書く。
脣槍舌剣(しんそうぜつけん)
きつい言い方で相手を強く非難すること。 「脣」は唇のこと。 槍のような唇と剣のような舌との意から。 「脣」は「唇」とも書く。
饒舌多弁(じょうぜつたべん)
口数が非常に多いこと。 「饒舌」と「多弁」はどちらもよく喋るという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
赤口毒舌(せきこうどくぜつ)
激しく非難して、相手を傷つける言葉のこと。 「赤口」は悪口や、他者を傷つけることを言う人の口のこと。 「毒舌」は厳しい皮肉や、悪口のこと。
舌端月旦(ぜったんげったん)
言葉で人を批評すること。 「舌端」は口先、言葉。 「月旦」は人の批評をすること。または、月の始めの日のこと。 中国の後漢の時代の許劭は、若い頃に従兄の許靖や故郷の人を毎月の初めに批評していたという故事から。
舌頭落地(ぜっとうらくち)
仏教の真理は、言葉で全てを言い表すことはできず、それを無理に言葉で説明することは、正しい真理から外れるので危険であるということ。 必要以上に喋ると、舌が地面に落ちるという戒め。 「舌頭(ぜっとう)地に落(お)つ」とも読む。
舌敝耳聾(ぜっぺいじろう)
話が回りくどくて分かりづらいことのたとえ。 または、年老いて衰えたことを言い表す。 「舌敝」は舌がぼろぼろに破れる。 「耳聾」は耳が聞こえなること。 話す側が疲れて、聞く方も飽きるという意味から。 「舌弊耳聾」とも書く。
舌弊耳聾(ぜっぺいじろう)
話が回りくどくて分かりづらいことのたとえ。 または、年老いて衰えたことを言い表す。 「舌敝」は舌がぼろぼろに破れる。 「耳聾」は耳が聞こえなること。 話す側が疲れて、聞く方も飽きるという意味から。 「舌弊耳聾」とも書く。
長舌三寸(ちょうぜつさんずん)
人前ではお世辞をいい、その裏では馬鹿にして笑うこと。 「長舌」は思ってもいないお世辞をいうこと。 「三寸」は長さが短いということから、舌先でお世辞をいうことのたとえ。
杜口結舌(とこうけつぜつ)
権勢をふるっている人には、わざわざ何か言ったりしないことのたとえ。 「杜口」は口を塞ぐこと。 「結舌」は舌を動かさないこと。 どちらも何も言わないという意味。 「口を杜(ふさ)ぎ舌を結ぶ」とも読む。
瞠目結舌(どうもくけつぜつ)
激しく驚いて呆れること。 「瞠目」は大きく目を開いて見るということから、驚くこと。 「結舌」は舌を結ぶという意味から、舌が動かなくなって、声も出ない様子。
南蛮鴃舌(なんばんげきぜつ)
うるさいだけで理解できない言葉という意味。 話している内容がわからない外国語を蔑んでいう言葉。 「南蛮」は南方の異民族の蔑称。 「鴃舌」は百舌(もず)のさえずりのこと。 南方の異民族がよくわからない言葉で話している様子を、百舌の騒がしい鳴き声にたとえたもの。
百舌勘定(もずかんじょう)
支払いをするときに口先でうまくごまかして、他人にお金を払わせて自分は支払わないこと。 または自分が得するようにすること。 百舌と鳩(はと)と鴫(しぎ)が十五文の買い物をしたとき、百舌は鳩と鴫をうまくごまかして、鳩に八文、鴫に七文を支払わせて自分は一文も支払わなくていいようにしたという昔話から。
揺唇鼓舌(ようしんこぜつ)
好き放題に思ったことを喋ること。 「鼓舌」は舌を鳴らして喋ること。 「揺脣」は唇を動かすこと。 どちらも勢いよく喋ることのたとえ。 「揺脣」は「揺唇」とも書く。 「揺脣鼓舌(揺唇鼓舌)」ともいう。
揺脣鼓舌(ようしんこぜつ)
好き放題に思ったことを喋ること。 「鼓舌」は舌を鳴らして喋ること。 「揺脣」は唇を動かすこと。 どちらも勢いよく喋ることのたとえ。 「揺脣」は「揺唇」とも書く。 「揺脣鼓舌(揺唇鼓舌)」ともいう。