「随」から始まる四字熟語
「随」から始まる四字熟語 — 16 件
随鴉彩鳳(ずいあさいほう)
女性が身分の劣る男性に嫁に行かされること。また、そのことに不満を持つこと。 美しい鳳(おおとり)が鴉(からす)に嫁ぐことから。 妻が夫のことをいい加減に扱うことにも用いる言葉。 「随鴉彩鳳」ともいう。
随縁放曠(ずいえんほうこう)
どんな因縁にも縛られることなく、気の向くまま自由に振舞うこと。 または、因縁に任せて物事にこだわらず、のびのびとしていること。 「随縁」は縁に従って物が生まれて変化すること。 「放曠」はなにものにも縛られず、心が自由なこと。
随感随筆(ずいかんずいひつ)
感じることをそのまま文章を書くこと。またはその文章。 「随感」は感じることをそのままにということ。 「随筆」は筆のむくままにという意味。
随機応変(ずいきおうへん)
状況の変化に応じて対処する方法を適切にかえること。 「応変」は変化に応じて対処すること。
随喜渇仰(ずいきかつごう)
喜びの気持ちをもって仏に帰依して、深く仏道を求めること。 または、何かに熱中すること。 「随喜」は喜んで仏道へ帰依する。 「渇仰」は水を求めるように、深く仏を信仰すること。
随喜功徳(ずいきくどく)
人の幸せや喜びを妬むのではなく、共に喜ぶことが功徳になるということ。 仏教語。 「随喜」は仏法を聴く事で喜びを得ること。または、人の幸せや喜びを共に共感すること。
随喜之涙(ずいきのなみだ)
仏法の教えを聞き、その真理に触れた際に心から感謝や歓喜を感じ、流れる涙のこと。転じて、純粋な喜びや有難さによって流す涙。
随宜所説(ずいぎしょせつ)
教えを聞く相手の素質や能力に合わせて、理解できるように説かれた仏の教えのこと。 「随宜」は仏教語で相手に順応するという意味。
随侯之珠(ずいこうのたま)
貴重な宝玉やこの世で並ぶものがないほどの至宝のこと。 中国の伝説上の銘珠のこと。 「随侯」は人の名前で、随侯が傷ついた大蛇を助けたお礼に伝説の宝珠を貰ったとされる故事から。 「隋侯之珠」とも書く。
随珠和璧(ずいしゅかへき)
この世に類をみない貴重な宝物のこと。 「隋珠」は随侯が贈られた宝玉、「和璧」は卞和が見つけた原石から磨き出された宝玉のことで、どちらも貴重な宝物のこと。 「隋珠」は「随珠」とも書く。
随珠弾雀(ずいしゅだんじゃく)
適切でない方法や道具を使用すること、特に利益よりも損失が大きい状況のこと。 「随珠」は、随侯が大蛇を助けた際に贈られたとされる伝説の宝玉、「雀」はすずめのこと。 貴重な宝玉を、すずめを打ち落とすための弾として使用することから。
随処為主(ずいしょいしゅ)
環境や境遇に左右されずに、自分の意志と判断で行動しようとする姿勢を持って生きること。
随処作主(ずいしょさしゅ)
環境や境遇に左右されずに、自分の意志と判断で行動しようとする姿勢を持って生きること。
随処任意(ずいしょにんい)
どんなときにもどこにいても、好きなように行動できること。 「随処」はいつでも、どこでもという意味。 「任意」は自分の好きなように行動すること。 「随所任意」とも書く。
随波逐流(ずいはちくりゅう)
自分の意見や主義を持たずに、世の大勢の流れに乗って従うこと。 「随波」は波の流れに随うこと。 「逐流」は流れに乗ること。 「波に随(したが)い流れを逐(お)う」とも読む。
随類応同(ずいるいおうどう)
人それぞれの性格や能力に合わせて指導すること。 「随類」は種類ごとに合わせること。 「応同」は同じ仲間に応えること。 元は仏教語で、相手の素質や能力に合わせて、菩薩が理解できるように仏の教えを説くことをいう。 「類(るい)に従(したが)い同(どう)に応ず」とも読む。
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