「守」で終わる四字熟語
「守」で終わる四字熟語 — 8 件
旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ)
昔からの習慣や風習を守り続けること。または、昔からの習慣や風習にとらわれ、決して変えないこと。 「旧套」は昔から受け継がれている習慣や風習。 「墨守」は中国の墨子の故事から、固く守るという意味。
逆取順守(ぎゃくしゅじゅんしゅ)
道理に背いたやり方で天下を取った後は、道理を守って国を治めること。 「逆取」は道理に背いた方法で手に入れること。 「順守」は道理に従ったやり方で守ること。 古代中国、殷の湯王は夏の桀王から、周の武王は殷の紂王から、それぞれ武力を使って天下を奪い取り、その後は文事に則ったやり方で政治を行い、聖天子と呼ばれたという故事から。
社稷之守(しゃしょくのまもり)
国家の守りとなる臣下のこと。 「社」は土地の神、「稷」は五穀の神のことで、どちらも国家にとって重要な守り神ということから、「社稷」は国家や朝廷という意味。
輸攻墨守(しゅこうぼくしゅ)
攻める方も守る方も知略を尽くして戦うこと。 「輸」は公輸盤、「墨」は墨子のことで、どちらも人の名前。 公輸盤が攻めて、墨子が守るという意味から。 宋を攻めようとしていた楚の公輸盤を墨子が机上の仮説で守り抜き、それを見て感嘆した楚王は、宋を攻めないことを誓ったという故事から。
絶観忘守(ぜっかんぼうしゅ)
禅宗の言葉で、真理のことを考えることをやめ、正しい実践を超越すること。 「絶観」は真理を追究することをやめること。 「忘守」は正しい実践を忘れること。 悟りを超越した境地をいう言葉。 「観(かん)を絶(た)ち守(しゅ)を忘(わす)る」とも読む。
太盛難守(たいせいなんしゅ)
勢力が大きくなると、それを維持するのが難しくなること。 すぐれているものは、すぐれている部分が原因で滅びやすいということから。 「太盛(たいせい)守り難(がた)し」とも読む。
道揆法守(どうきほうしゅ)
道理を基準に物事をはかり、自ら法を守ること。 「道揆」は道理に基づいて物事をはかることで、政治を行う上位の者への教訓。 「法守」は法を守ることで臣下など下位の者への教訓。
墨翟之守(ぼくてきのまもり)
意思を固く守り、決して曲げないこと。または、敵の攻撃から城を固く守ること。 「墨翟」は古代中国の思想家の墨子(ぼくし)の別称。 中国の墨子と公輸盤(こうしゅはん)が木の板などを使って城や兵器に見立てた机上戦を行ったとき、墨子が公輸盤の攻撃をことごとく防いだという故事から。
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