「ち」を含む四字熟語
「ち」を含む四字熟語 — 995 件
頂天立地(ちょうてんりっち)
誰に頼ることもなく、一人で堂々と生きていること。 「天(てん)を頂(いただ)いて地に立つ」とも読む。
凋氷画脂(ちょうひょうがし)
苦労するだけで、なんの成果も得られないこと。 氷に彫刻して、脂に絵を描くという意味で、どちらも跡形も無くなるということから。 「氷に凋(ほ)りて脂(あぶら)に画(えが)く」とも読む。 「凋冰画脂」とも書く。
張眉怒目(ちょうびどもく)
怒った顔を言い表す言葉。 眉を吊り上げて、目を大きく見開くということから。 「眉(まゆ)を張り目を怒(いか)らす」とも読む。
嘲風哢月(ちょうふうろうげつ)
即興で風や月を題材にした詩歌を作ること。 または、内容のない詩文のこと。 「嘲」と「哢」はどちらも遊び楽しむこと。 遊びで詩文を作るという意味から。 「嘲風弄月」とも書く。
朝不謀夕(ちょうふぼうせき)
目の前のことを考える余裕もない、差し迫った状況のこと。 または、先のことを考える余裕もないこと。 朝に夕方のことすら考えないという意味から。 「朝(あした)に夕(ゆうべ)を謀らず」とも読む。
超仏越祖(ちょうぶつおっそ)
仏や開祖を超えること。 仏や開祖と同等の悟りを得るだけではなく、それを超えなくてはならないということをいう。
雕文刻鏤(ちょうぶんこくる)
文章の文字や語句を美しく飾ること。 「雕文」は模様を彫りきざむこと。 「刻」は木に彫りきざむこと。 「鏤」は金属に彫りきざむこと。 様々な美しい彫刻のように詩文を飾るという意味から。
朝聞夕死(ちょうぶんせきし)
道を究めようとする人の心得のこと。 朝に道の真理を知ることができれば、夕方には死んでも悔いはないという意味から。 古代中国の思想家の孔子の言葉で、「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」を略した言葉。
長鞭馬腹(ちょうべんばふく)
どんなに大きな力があっても、どうすることもできないことがあるということ。 または、大きすぎたり、長すぎたりすると逆に役に立たないということ。 「長鞭馬腹に及ばず」を略した言葉で、鞭が長すぎると馬の腹に当たらないという意味から。 中国の春秋時代、晋の景公が楚に攻められている宋を助けようとしたときに、晋にいくら力があっても、天が味方している楚と戦うべきではないと、伯宗が諫(いさ)めたという故事から。
眺望絶佳(ちょうぼうぜっか)
目の前の風景がすばらしい様子。 「眺望」は見晴らしがよいこと。 「絶佳」は非常にすばらしいこと。
長命富貴(ちょうめいふうき)
長生きで、高い地位を持っていて、多くの資産があること。 「貴」は高い地位を持っていること。
鳥面鵠形(ちょうめんこくけい)
飢えのせいで、非常に痩せている様子。 「鵠」は鳥の白鳥のこと。 顔が鳥のように痩せていて、体は白鳥のように痩せているという意味から。
頂門一針(ちょうもんのいっしん)
要点を的確に突く戒めや忠告のこと。 「針」は治療のために使う、鍼灸の針のこと。 頭頂部にあるつぼを、一本の針で確実に突いて治療するという意味から。 「頂門一鍼」とも書く。
頂門金椎(ちょうもんのきんつい)
要点を的確に突く戒めや忠告のこと。 「頂門」は頭頂部。 「金椎」は金槌。 急所である頭頂部を、金槌で確実に叩くという意味から。
長夜之飲(ちょうやのいん)
何日も続けて行う、大規模な酒宴。 古代中国の殷の紂王は、朝になっても窓を開けずに灯りをともして、何日にも渡って酒宴を続けたという故事から。
長夜之楽(ちょうやのたのしみ)
何日も続けて行う、大規模な酒宴。 古代中国の殷の紂王は、朝になっても窓を開けずに灯りをともして、何日にも渡って酒宴を続けたという故事から。
朝有紅顔(ちょうゆうこうがん)
人の一生は変わりやすく、儚いことのたとえ。 「紅顔」は色つやのよい顔ということから、若い人のたとえ。 「朝に紅顔有りて夕べに白骨となる」を略した言葉で、朝に若者だった人が、夕方には死んで白骨になるという意味から。
長幼之序(ちょうようのじょ)
年上と年下の間にある、守るべき社会的、道徳的な秩序のこと。 「長幼」は年齢が上の人と下の人。 「序」は順序、席次のこと。 儒教の五つの道徳法則、五倫のうちの一つ。
朝蠅暮蚊(ちょうようぼぶん)
度量の狭く、くだらない人が集まってきて鬱陶しいこと。 朝には蠅がまとわりつき、日暮れには蚊がまとわりつくという意味から。
長幼有序(ちょうようゆうじょ)
年上と年下の間にある、守るべき社会的、道徳的な秩序のこと。 「長幼」は年齢が上の人と下の人。 「序」は順序、席次のこと。 儒教の五つの道徳法則、五倫のうちの一つ。
重卵之危(ちょうらんのき)
この上なく危険なことのたとえ。 積み重ねた卵は、いつ崩れて卵が割れるか分からないという意味から。
雕梁画棟(ちょうりょうがとう)
とても美しく、豪華な建物のこと。 「雕」は彫刻のこと。 美しい彫刻を施した屋根の梁と、美しい絵を描いた棟木という意味から。
跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)
悪人などが我が物顔で好き勝手に振舞うこと。 「跳梁」は跳ね回ること、「跋扈」は大きな魚が仕掛けた罠から飛び跳ねて逃げる様子のことから。 「跋扈跳梁」ともいう。
朝令暮改(ちょうれいぼかい)
命令、制令、法律などがたびたび変更され、しっかりと定まらないこと。 朝に出された命令や法律が、夕方には変わってしまうという意味から。 「朝(あした)に令(れい)して暮(く)れに改(あら)む」とも読む。
凋零磨滅(ちょうれいまめつ)
文物などが滅びて完全になくなること。 「凋零」は草花がしおれて落ちること。 「磨滅」はこすれてなくなること。
直往邁進(ちょくおうまいしん)
迷うことなく、一途に突き進むこと。 「直往」はまっすぐ進むこと。 「邁進」は恐れることなく、勢いよく進むこと。
直躬証父(ちょくきゅうしょうふ)
程度が行き過ぎた正直さのこと。 「躬」は人の名前。 「証父」は父親の犯罪の証言をすること。 中国の楚の正直者の躬は、父親が羊を盗んだと役所に訴えたという故事から。 「直躬(ちょくきゅう)父(ちち)を証(しょう)す」とも読む。
直言極諫(ちょくげんきょっかん)
自身が正しいと思うことは、相手にはっきりと言って諫(いさ)めること。 「直言」は遠慮せずに思ったことを言うこと。 「極諫」は激しく諫(いさ)めること。
直言骨鯁(ちょくげんこっこう)
たとえ相手を不快な気持ちにさせたとしても、正しいと思うことをはっきりということ。 「直言」は思っていることをはっきりと言うこと。 「骨鯁」は魚の骨が喉に刺さること。転じて、君主に直言する忠臣のたとえ。
直情径行(ちょくじょうけいこう)
相手の気持ちや周りの状況を気にすることなく、自分の思うままに行動すること。 「直情」は偽ったりしていない、そのままの感情のこと。 「径行」は思ったことを思ったとおりに行うこと。 「情を直(なお)くして径(ただ)ちに行う」とも読む。
直截簡明(ちょくせつかんめい)
簡潔で理解しやすいこと。 「直截」は迷わずに決裁すること。 「簡明」は簡潔でわかりやすいこと。 文章や人の性質のことをいう。 「簡明直截」ともいう。
直立不動(ちょくりつふどう)
まっすぐと立って、動かないこと。
佇思停機(ちょしていき)
禅宗の言葉で、思い悩み、心の働きが止まってしまうこと。 「佇思」はその場に止まって悩むこと。 「停機」は心の働きが止まること。 「佇(たたず)みて思い機(き)を停(とど)む」とも読む。
豬突豨勇(ちょとつきゆう)
猪のように後先考えずに突き進む、勇ましい戦士のこと。 「豨」は猪のこと。 「猪突」は猪がまっすぐ突き進むように、後先考えずに突き進むこと。 中国の漢の王莽が作った軍隊の名称。
猪突猛進(ちょとつもうしん)
他のことがどうなるか考えることもなく、目標だけを見て全力でまっすぐ突き進むこと。 「猪突」は猪がまっすぐに突進するという意味から、ひたすら目標だけを目指して行動すること。 「猛進」はものすごい勢いで突き進むこと。
佇立瞑目(ちょりつめいもく)
ひどく辛い悲しみで目を閉じたまま立ち尽くすこと。 「佇立」は長時間たったままでいること。 「瞑目」は目を閉じること。
樗櫟散木(ちょれきさんぼく)
役に立たない人や物のたとえ。 「樗櫟」は木のおうちとくぬぎのこと。 おうちもくぬぎも木材としては使えないという意味から。 主に自分のことを謙遜していう言葉。
樗櫟之材(ちょれきのざい)
役に立たない人や物のたとえ。 「樗櫟」は木のおうちとくぬぎのこと。 おうちもくぬぎも木材としては使えないという意味から。 主に自分のことを謙遜していう言葉。
治乱興廃(ちらんこうはい)
世の中が平和で繁栄することと、乱れて滅びること。 「治乱」は国が平和に治まることと、乱れること。 「興廃」は栄えることと、滅びること。 世の中が変わっていく様子をいう。
治乱興亡(ちらんこうぼう)
世の中が平和で繁栄することと、乱れて滅びること。 「治乱」は平和に治まることと、乱れること。 「興亡」は栄えることと、滅びること。 世の中が変わっていく様子をいう言葉。 「興亡治乱」ともいう。
知略縦横(ちりゃくじゅうおう)
知恵を働かせて、状況に応じて策略を思いのままにあやつること。 「知略」は知恵を働かせた策略。 「縦横」は思うように操ること。 「智略縦横」とも書く。
地霊人傑(ちれいじんけつ)
すぐれた土地から素晴らしい人材が世の中に出ること。 「地霊」はすぐれた土地。または、霊的な存在が宿る土地。 「人傑」は素晴らしい人材。 「人傑地霊」ともいう。
沈鬱頓挫(ちんうつとんざ)
詩文に深い意味を込めすぎて、意味がなかなか理解できないこと。 「沈鬱」は気分が落ち込んでいて晴れないという意味から、文章に深い意味があって重いということ。 「頓挫」は途中でつまづくという意味から、筆勢が急に柔らかくなるということで、文章の調子に変化があることをいう。
沈鬱悲壮(ちんうつひそう)
落ち込んでいる中でも、勇ましく力強いところがあること。 「沈鬱」は気分が暗く落ち込むこと。 「悲壮」は悲しい中にも勇ましさがあること。
枕戈寝甲(ちんかしんこう)
いつでも戦いができるように準備を怠らないこと。 「戈」はほこ、武器のこと。 「甲」はよろい、防具のこと。 武器を枕にして、防具をつけたまま寝るという意味から。 「戈(ほこ)を枕にし甲(よろい)に寝(い)ぬ」とも読む。
枕戈待旦(ちんかたいたん)
いつでも戦いができるように準備を怠らないこと。 「戈」はほこ、武器のこと。 「旦」は夜明け。 武器を枕にして、いつでも戦える状態を保って夜明けを待つという意味から。 「戈(ほこ)を枕にして旦(あした)を待つ」とも読む。
沈魚落雁(ちんぎょらくがん)
他と比べることもできないほどに美しい女性のこと。 その女性を見た魚は恥らって水底に隠れ、女性を見た雁は見とれて空から落ちるということから。 元は価値観の相対性を言った言葉で、人間の基準では絶世の美女でも、魚や雁からすれば恐れて逃げる対象でしかないということから。
枕経藉書(ちんけいしゃしょ)
読書に夢中になることのたとえ。 枕として経書を使い、敷物として書物を使うということから。 「経(けい)を枕にし書を藉(し)く」とも読む。
椿萱並茂(ちんけんへいも)
両親がどちらも健康で暮らしていること。 「椿」は古代の霊木。長寿の木で、父親のたとえ。 「萱」はわすれ草のことで、主婦の部屋の前に植えたことから、母親のたとえ。 「並茂」は並んで生い茂ること。 「椿萱(ちんけん)並び茂(しげ)る」とも読む。
陳蔡之厄(ちんさいのやく)
旅先や道中で災難にあうこと。 「陳」と「蔡」はどちらも国の名前。 中国の思想家の孔子が遊説の旅の道中、陳と蔡の国境の近くで兵に囲まれ、身動きが取れなくなったうえに、食料が尽きて苦労したという故事から。
沈思凝想(ちんしぎょうそう)
しっかりと集中して考えること。 「沈思」は一心に考えること。 「凝想」はじっと考えること。
沈思黙考(ちんしもっこう)
静かに落ち着いて深く物事を考えること。 「沈思」は深く物事を考えること。 「黙考」は静かに物事を考えること。
陳勝呉広(ちんしょうごこう)
他の人よりも先に物事を行う人のこと。 または、反乱をするときの一番最初の指導者のこと。 「陳勝」と「呉広」は人の名前。 古代中国の秦の時代、楚の陳勝と呉広は、協力して秦の圧政に苦しむ人々を引き連れて反乱を起こしたが、一度は勝利したが最終的に戦いに敗れた。 そこから、各地で反乱を起こす人が現われ、秦を滅ぼしたという故事から。
陳詞濫調(ちんしらんちょう)
昔から使われている、どこにでもあるような表現のこと。 「陳詞」は使い古された言葉や表現。 「濫調」は調子が乱れているという意味から、まとまりがないということ。
枕石漱流(ちんせきそうりゅう)
世間から離れて、山奥で自由に暮らすことのたとえ。 隠者の生活をいう。 「石(いし)に枕(まくら)し流れに漱(くちすす)ぐ」とも読む。 「枕石嗽流」とも書く。
沈竈産蛙(ちんそうさんあ)
非常に激しい洪水のたとえ。 「沈竈」はかまどが水に浸かること。 「産蛙」はかえるが発生すること。 中国の春秋時代、晋の智伯が水攻めをしたときに、城中の人家のかまどが水に浸かり、そのかまどからかえるが発生したという故事から。
沈著痛快(ちんちゃくつうかい)
落ち着きがあって、非常に心地よいこと。 人の気質や、芸術作品などのことをいう言葉。 「沈着痛快」とも書く。
沈痛慷慨(ちんつうこうがい)
激しく嘆くこと。 「沈痛」は嘆き悲しむこと。 「慷慨」は怒り嘆くこと。
沈博絶麗(ちんぱくぜつれい)
文章などの表現が美しく、広く深い意味が込められていること。 「沈」は深い、「博」は広い、「絶」は非常にすぐれていること、「麗」は美しいという意味。 すぐれた文章を言い表す言葉。
珍味佳肴(ちんみかこう)
この上なくおいしく、珍しい味のご馳走。 「珍味」は珍しい味の食べ物。 「佳肴」はとてもおいしい酒のおかず。 「珍味嘉肴」とも書く。
沈湎冒色(ちんめんぼうしょく)
酒や女性に溺れること。 「沈湎」は酒に溺れること。 「冒色」は女性に溺れること。
沈黙寡言(ちんもくかげん)
落ち着きがあって、口数が少ないこと。 「寡言」は言葉が少ないという意味から、無口なこと。 「寡言沈黙」ともいう。
珍問珍答(ちんもんちんとう)
変な質問と変な答えのこと。 普通とは違う質問と、それに対する奇妙な答えということ。
枕冷衾寒(ちんれいきんかん)
一人で寝ることの寂しさを言い表す言葉。 「衾」は掛け布団のこと。 枕も掛け布団も冷たくて寒いということから。 「枕冷ややかに衾(しとね)寒し」とも読む。
追奔逐北(ついほんちくほく)
走って逃げる賊などを追いかけるという意味。 「追」と「逐」は追いかけるという意味。「奔」と「北」は走って逃げるという意味。
通暁暢達(つうぎょうちょうたつ)
ある事柄について詳しく知り抜いていて、文章や言葉がのびやかで行き届いていること。 「通暁」は物事に詳しく通じていること。 「暢達」はのびのびとしている様子。
鉄心石腸(てっしんせきちょう)
鉄や石のように固く強い心と意志のこと。 「鉄心」は鉄のように固い心臓、「石腸」は石のように固い腸。 「心」と「腸」は内臓の心臓と腸のことから、心や意志のたとえ。
鉄中錚錚(てっちゅうのそうそう)
普通の人の中で少しだけすぐれている人のたとえ。 「錚錚」は金属の音の形容で、金や銀に比べると劣るが、鉄の中だと少し良い音がするという意味から。
鉄腸石心(てっちょうせきしん)
鉄や石のように固く強い心と意志のこと。 「鉄腸」は鉄のように固い腸。 「石心」は石のように固い心臓。 「腸」と「心」は内臓の腸と心臓のことから、心や意志のたとえ。 「石心鉄腸」ともいう。
天一地二(てんいちちに)
天の数と地の数のこと。易経の言葉。 この世の全ての変化は「一」と「二」に含むとされている。 易経で「一」は奇数の代表であり陽を表す。「二」は偶数の代表であり陰を表す。
天宇地廬(てんうちろ)
世界。天と地。この世。 「天宇」は空の屋根という意味から、空や世界のこと。 「地廬」は地のいおりという意味から、大地のこと。
天涯地角(てんがいちかく)
二つの地がきわめて離れていることのたとえ。 天の果て、大地のすみという意味から。 「地角天涯」ともいう。
天懸地隔(てんけんちかく)
違いが非常に激しいこと。 天と地ほどに大きな違いがあるという意味から。
天高聴卑(てんこうちょうひ)
帝王は高い場所にいるが、地上にいる普通の人々のことも聞いてよく知ることができるということ。 帝王の理解力や判断力がすぐれていることをいう。 「天高きも卑(ひく)きを聴く」とも読む。
天閫地垠(てんこんちぎん)
天の門と地の果てのこと。 「閫」は門の内と外を区切る横木、しきみやしきいのこと。 「垠」は地の果てや境、かぎり。
天災地変(てんさいちへん)
自然が変化することが原因で起こる様々な災いのこと。 地震や台風、落雷、洪水、津波などの災害をいう。
天神地祇(てんしんちぎ)
全ての神のこと。 「天神」は天を司る神。 「地祇」は地を司る神。 天と地の全ての神をいう。
天地一指(てんちいっし)
この世に存在するすべてのものは、みな同じであるという考え。 荘子の思想を言い表す言葉で、対立を超えた絶対的な観点からすると、天も地も一本の指も同じであるということ。
天地開闢(てんちかいびゃく)
世界の始まり。天と地ができた世の始まり。 「天地」は天と地のこと。 「開闢」は始まり、開け始めという意味。 一つの渾沌としたものがあり、それが二つに分かれて天と地になったという古代中国の神話から。
天地玄黄(てんちげんこう)
天は黒く、地は黄色いということ。 「玄」は色が黒いということ。 漢字を正しく書く練習に使われる『千字文』の第一句。