「本」に関連する四字熟語 — 30 件
「本」に関連する四字熟語を一覧で紹介します。各四字熟語の読み方・意味もあわせて確認できます。全30件を五十音順に掲載しています。
四字熟語一覧(五十音順)
蟹行鳥跡(かいこうちょうせき)
西洋の書物と漢文の書物のこと。 または、書物の総称。 「蟹行」は蟹が横向きに歩くように、横向きの文字ということから、西洋の文字のこと。 「鳥跡」は鳥の足跡を見て文字を作ったという故事から、漢字のこと。
禍棗災梨(かそうさいり)
価値のない無駄な書籍を出版することを批判する言葉。 「棗」と「梨」は植物のなつめとなしのことで、どちらも版木にふさわしい材料のこと。 「禍」と「災」はわざわい。 なつめやなしにとって、無駄な書籍のために切られるのは災難だという意味から。
河図洛書(かとらくしょ)
非常に珍しく、価値のある書物のこと。 「河図」は、『易経』の八卦の元になったとされる図で、中国の伏羲の時代に黄河から現れた竜馬の背中にあった、渦巻いた毛の模様を写し取ったものとされている。 「洛書」は、『書経』の「洪範」の元になったとされる文で、夏の禹王の時代に、洛水という川の洪水を治めた後に現れた神亀の背中に記されていた文字を書き写したものとされている。
汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)
所有している書物が非常に多いことのたとえ。 車に載せれば車を引く牛が汗をかくほど重く、家の中で積み上げれば天井の棟木に届くほど書物が多いという意味から。 「牛(うし)に汗(あせ)し棟(むなぎ)に充(み)つ」とも読む。 「充棟汗牛」ともいう。
紀事本末(きじほんまつ)
始めから終わりまで一まとめにして記述する、歴史書の書式の一つ。 南宋の歴史家の袁枢が『通鑑紀事本末』を完成させたのが始まりとされている。 「記事本末」とも書く。
経史子集(けいしししゅう)
中国で昔の書物を分類、整理するための四つの基準。 「経」は儒教の古典、経書。 「史」は歴史書。 「子」は様々な流派の思想書、諸子類。 「集」は詩文集。
言固如是(げんこにょぜ)
長い時間が経ち、間違って伝えられた経典を正しい文章へと戻すこと。 「言(げん)固(もと)より是(かく)の如(ごと)し」とも読む。 中国の清の時代の考証学者である阮元が、弟子である王引之の書物を賞賛した言葉から。
校書掃塵(こうしょそうじん)
何度書物を校正しても、誤りがなくなることがないということ。 書物を校正する作業は、机の上の全ての塵を掃ってもなくなることはないように、終わることは無いという意味から。 「書を校するは塵を掃うが如し」を略した言葉。
載籍浩瀚(さいせきこうかん)
たくさんの書物があることのたとえ。 「載籍」は物事の内容や様子を記した書籍という意味から、書物のこと。 「浩瀚」は巻数が多いという意味。
左図右史(さとゆうし)
所蔵している書物が多いことのたとえ。 左右のどちらを向いても本ばかりということから。 「図」は書籍。 「史」は史書。
四書五経(ししょごきょう)
代表的な儒教の経典のこと。 「四書」は「大学」、「中庸」、「論語」、「孟子」のこと。 「五経」は時代によって異説あるが漢以降は、「易経」、「詩経」、「書経」、「礼記」、「春秋」のこと。
正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)
曹洞宗の開祖・道元が執筆した著書。「正法眼蔵」という言葉は、本来、すべてを明らかにし包み込む正しい教えを意味する。本書は仏法の本質を示し、道元思想の集大成として広く伝えられている。
聖経賢伝(せいけいけんでん)
聖人が作った書物と、それをもとに賢者が注釈や解説を加えた書物の総称。
青史汗簡(せいしかんかん)
歴史書のこと。 「青史」は歴史。 「汗簡」は文書や書籍のこと。 紙ができる前の古代中国では、青竹を火であぶり、汗のように出る油を取り除いたものに文字を書いていたことから。
隻紙断絹(せきしだんけん)
文字が書かれている布や紙の切れ端。 「隻紙」は紙の切れ端。 「断絹」は布の切れ端。 貴重な文字が書かれている紙や布の切れ端のことをいう。
束皙竹簡(そくせきちくかん)
昔の資料を解読した故事のこと。 「束皙」は中国の晋の時代の人の名前。 「竹簡」は竹に文字を記したもので、紙が発明される前に使われていたもの。 古代の王の墓から掘り出され、誰にも読むことのできなかった文字を束皙が解読したという故事のこと。
断簡零墨(だんかんれいぼく)
書物の欠片やちょっとした書き物のこと。 「断簡」は切れてばらばらになった書物。 「零墨」は一滴の墨ということから、千切れた書物の一欠けらのこと。
断編残簡(だんぺんざんかん)
書物の欠片やちょっとした書き物のこと。 「断編」は切れてばらばらになった書物。 「残簡」はちりぢりになって残った書物。 「残編断簡」「断簡残編」ともいう。
断爛朝報(だんらんちょうほう)
ばらばらになって、どこがどう繋がるかわからない朝廷の記録のこと。 「断爛」はちぎれてぼろぼろになること。 「朝報」は朝廷の記録のこと。 中国の北宋の王安石が、儒教の五経の一つの『春秋』をそしったという故事から。
典謨訓誥(てんぼくんこう)
『書経』の中にある四つの文体の名前。 または、『書経』の篇名の併称。 または、経典ということ。 「典」は時代が変わっても通用する軌範、尭典と舜典のこと。 「謨」は治世のあり方、大禹謨、皐陶謨、益稷謨の三つ。 「訓」は君主を導くための教え。 「誥」は臣下に対する教え。
蠧紙堆裏(としたいり)
高く積み上げられた古い書物の中のこと。 「蠧紙」は虫に食べられた書物。 「堆裏」は積み上げられたものの中ということ。
屠毒筆墨(とどくのひつぼく)
読んだ人に害を及ぼす書物のこと。 「屠毒」は害を及ぼすこと。 「筆墨」は書物のこと。
内典外典(ないてんげてん)
仏教に関係する書物と仏教に関係のない書物のこと。 「典」は書物や書籍のことで、仏典を「内」、仏教と関係のない経典を「外」とした仏教語。
稗官野史(はいかんやし)
民間に伝わる物語や言い伝え、うわさなどを歴史風に書いたもの。
八索九丘(はっさくきゅうきゅう)
古い書物の名前。 「八索」は八卦のことが書かれているとされる書物。 「九丘」は地理のことが書かれているとされる書物。 古代中国の書物で、どちらも現存していない。
不刊之書(ふかんのしょ)
いつまでも伝わり続ける書物。 不朽の名作。 「刊」は削るという意味。 紙のない時代には、木や竹に文字を記し、必要の無い部分や誤った部分は削っていたということから。
片簡零墨(へんかんれいぼく)
書物の欠片やちょっとした書き物のこと。 「片簡」は切れてばらばらになった書物。 「零墨」は一滴の墨ということから、千切れた書物の一欠けらのこと。
抱残守欠(ほうざんしゅけつ)
ほとんどがなくなって不完全な書物や、残った書物の欠片を大切にすること。または、保守的な思想で、革新的な思想を受け入れないこと。 「残」と「欠」は失われたものの残った部分。 「抱」と「守」は抱きかかえるように大切に守ること。 「残(ざん)を抱(いだ)き欠(けつ)を守る」とも読む。 「抱残守闕」とも書く。
洛陽紙価(らくようのしか)
著書の人気が出て、よく売れること。 「洛陽」は地名、「紙価」は紙の価格のこと。 左思の著した「三都賦」が大評判になって、人々が争うように書き写したために、紙が不足して高騰したという故事から。
六韜三略(りくとうさんりゃく)
中国古代の有名な兵法書「六韜」と「三略」のこと。 または、兵法の極意などのこと。 「六韜」は文・武・竜・虎・豹・犬の六巻があり、周の太公望呂尚の作とされている。 「三略」は上巻、中巻、下巻の三巻があり、前漢の黄石公の作とされている。 「韜」は剣袋や弓袋のこと、「略」は作戦や計略のこと。
