「し」で終わる四字熟語 — 215 件
「し」で終わる四字熟語を一覧で紹介します。読み方・意味もあわせて確認できます。
四字熟語一覧
愛多憎至(あいたぞうし)
人並みはずれてかわいがられると、そのぶん周りのねたみを招くということ。 恩が深すぎれば怨みが生まれ、愛が多すぎれば憎しみが生じる、という言葉から。 「愛多ければ憎しみ生ず」とも読む。 「愛多憎至」ともいう。
安居危思(あんきょきし)
平和なときにでも、最悪な事態を想定して備えておくことが大切であるという戒めの言葉。 「安居」は平和な生活。 「危思」は危険な事態を思い浮かべること。 「安きに居りて危うきを思う」とも訓読する。
頤指気使(いしきし)
横暴な態度で人を酷使すること。 または、横暴な態度で人に指図することのたとえ。 「頤」は顎のこと。 言葉ではなく、顎や指で指示を出すということから。 「頤(あご)もて指し気もて使う」とも読む。
一言蔽之(いちげんへいし)
全体を一言で言い表す。一言で言うと。 一言で全体を覆うということから。 「一言(いちげん)、之(これ)を蔽(おお)う」とも読む。
一木難支(いちぼくなんし)
一度崩れ始めると、一人の力ではどうすることも出来ないということ。 「一木」は一本の建物の柱。 大きな建物が崩れると、一本の柱で支えることは出来ないという意味から。
一笑置之(いっしょうちし)
いい加減に扱う。相手にしない。 軽く笑って別の場所に置くという意味から。 「一笑(いっしょう)、之(これ)を置(お)く」とも読む。
一夕九徙(いっせききゅうし)
一晩の間に何度も居場所が変わること。 または、一定の居場所にいないため、どこにいるかわからないこと。 「一夕」は一晩。 「九」は数が多いことのたとえ。 「徙」は移動すること。 中国の後漢の時代の李コウは、暗殺を恐れて夜中に何度も居場所を変えていたために、同居している人ですら居場所が分からなかったという故事から。
一張一弛(いっちょういっし)
人に厳しくしたり、やさしく接したりすること。 「張」は弦を張ること。 「弛」は弦を緩めること。 弦を張ったり緩めたりすることから。 「一弛一張」ともいう。
一本調子(いっぽんぢょうし)
ほとんど変化がなく、面白みがないこと。 音楽や文章、話し方などのことをいう。
一以貫之(いついかんし)
一つの思いを曲げずに貫き通すこと。 「一以て之を貫く」とも読む。
倚馬七紙(いばしちし)
素晴らしい文章をあっという間に書き上げる才能。 「倚馬」は馬の近くにたったままでいること。 「七紙」は紙七枚におよぶ長い文章。 中国の晋の時代、袁虎は主君の桓温に布告の文を書くように言われ、馬の前にたったまま、あっという間に紙七枚にわたる名文を書き上げたという故事から。
陰徳恩賜(いんとくおんし)
ひそかに善い行いをしている人は、必ずよい報いがあり、恩恵を受けることができるということ。 「陰徳」はひそかに行う善行。 「恩賜」はありがたい恩恵。
雲行雨施(うんこううし)
天子の恩恵が広く行き渡ること。 雲が動いて様々な場所で雨が降り、全てのものを潤すという意味から。 「雲行(ゆ)き雨施(ほどこ)す」とも読む。
潁水隠士(えいすいのいんし)
利欲にとらわれることのない、気高く清らかな人のたとえ。 または、古代中国、潁水という川の周辺に住んでいた隠者「許由」のこと。 古代中国で尭帝が許由に天子の位を譲る話をしたところ、許由は汚れた話を聞いてしまったと言い、潁水の水で耳をすすいだという故事から。
越鳥南枝(えっちょうなんし)
故郷を懐かしみ忘れがたく思う気持ちのたとえ。 「越鳥」は中国の南方にある越の国から渡ってきた鳥。 「南枝」は南に向かって伸びている木の枝。 南方にある越の国から渡ってきた鳥は、南に向かって伸びている木の枝に巣を作るという意味から。 「越鳥は南枝に巣くう」を略した言葉。
艶言浮詞(えんげんふし)
やさしく媚びる声やお世辞のこと。 「艶言」はやさしく媚びる声、猫なで声。 「浮詞」は媚びる言葉、お世辞。 相手の機嫌をとる言葉をいう。
延陵季子(えんりょうのきし)
中国の春秋時代の呉の季札のこと。 「延陵」は中国の呉の地名。 「季」は兄弟の四男のこと。 賢者の季札は、父親の呉王の寿夢の四男で、延陵を与えられて、見事にその地を治めたということから。
円顱方趾(えんろほうし)
人間のこと。 「円頭」は丸い頭。 「方足」は四角い足。 古代中国では、頭は天を、足は大地をかたどっており、人と天地は似ている存在と考えられていたことから。 「円首方足」「円顱方趾(円顱方址)」「方趾円顱(方址円顱)」ともいう。
枉法徇私(おうほうじゅんし)
自分の利益のために法を変えること。 または、法を悪用して利益を得ること。 「枉」は曲げること。「徇」は従うこと。 「法を枉(ま)げて私(し)に従う」とも読む。
介山之志(かいざんのこころざし)
汚れがなく、立派な志。 中国の春秋時代の晋の国の介之推(かいしすい)は、力を尽くして文公(ぶんこう)を君主に即位させたが、その功績を誇らず、報酬も受け取らずに緜(めん)山に隠居したという故事から。
回生起死(かいせいきし)
どうすることもできないような危機的状況を一気に好転させること。 「起死」と「回生」はどちらも死に瀕している人を生き返らせるという意味。 もとは、医術の高さを表現するときに用いられていた言葉。 「回生起死」ともいう。
海内奇士(かいだいのきし)
この世で比べることができないほど優秀な人物。 または、行動や言動が普通の人とは違う奇人、風変わりな人のこと。 「海内」は世界や国内、四海の内のこと。 「奇士」は普通ではない言行で優秀な人物や、普通とは違う豪傑のこと。
魁塁之士(かいるいのし)
立派な体格をした人のこと。 「魁塁」は他よりすぐれてたくましいこと。
鶴鳴之士(かくめいのし)
才能や能力があっても、世のために使われることなく、世間から認められていない賢者のこと。 または、公職についていない賢者のこと。 「鶴鳴」は鶴の鳴き声のこと。 山奥に隠遁している賢者をたとえた言葉で、山の中から鶴の美しい鳴き声は聞こえるが、姿を見ることは出来ないという意味から。
仮公済私(かこうさいし)
公の立場を利用して自分の財産をふやすこと。 「済」は助けるや役に立てるという意味。 「公(こう)に仮りて私を済(な)す」とも読む。
佳人才子(かじんさいし)
理想的な男女のこと。 「才子」はすぐれた才能の男性。 「佳人」は美しい女性。 「佳人才子」ともいう。
河清難俟(かせいなんし)
待つことが不可能であること。または、待っても実現の見込みがないこと。 「河」は中国の川の黄河のこと。 「俟」は待つこと。 黄河の水は常に濁っているが、千年に一度だけ澄むといわれており、それを待とうとすることから。 「河清(かせい)俟(ま)ち難(がた)し」とも読む。
家貧孝子(かひんこうし)
貧しい家庭で育った子どもは、親孝行な子どもになるということ。 または、人は苦しい状況のときこそ、本当の価値を発揮するということ。 「家貧しくして孝子顕れ、世乱れて忠臣を識る」を略した言葉。
閑居養志(かんきょようし)
世間から離れて、心を育てること。 「閑居」は静かな家。 「養志」は心を鍛錬すること。 「閑居(かんきょ)して志(こころざし)を養う」とも読む。
韓文之疵(かんぶんのし)
主張や発言の辻褄が合わないこと。 「韓文」は中国の名文家の韓愈の書いた文章のこと。 「疵」はきずのこと。 「送孟東野序」の中で、韓愈が述べていることに矛盾があるということから。
