頑冥不霊について

四字熟語 | 頑冥不霊 |
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読み方 | がんめいふれい |
意味 | 道理がわからず、頑固で思考が鈍いひとのこと。 「頑冥」は頑固で道理がわからないこと。 「不霊」は頭の働きが鈍いこと。 |
出典 | 韓愈 |
類義語 | 頑迷固陋(がんめいころう) |
不霊頑冥(ふれいがんめい) | |
冥頑不霊(めいがんふれい) |
使用されている漢字
「頑」を含む四字熟語
哀感頑艶(あいかんがんえん)
歌声が物悲しく、どんな人もその歌声に心を奪われるということ。 または、すぐれた文芸作品の美しさや悲しさが人を感動させるということ。 「頑」は愚かな人。 「艶」は頭が切れる人。 「頑艶を哀感せしむ」や「哀しみ頑艶を感ぜしむ」とも読む。
頑固一徹(がんこいってつ)
自分の考えや態度をかたくなに変えようとせずに最後まで押し通すこと。または、そのような性格のこと。 「頑固」と「一徹」はどちらも考えや態度を変えずに貫き通すという意味。似ている意味の言葉を重ねて強調した言葉。
頑石点頭(がんせきてんとう)
説得力や影響力が大きいことのたとえ。 「頑石」はただの石。 「点頭」はうなずくこと。 意思のない石ですらうなずくほどに影響力が大きいということから。 僧の道生が石を集めて説法すると、その説法を理解して石はうなずいたという故事から。
頑鈍無恥(がんどんむち)
信念がなく、恥知らずなこと。 「頑鈍」は信念がなく、恥知らずなこと。 「無恥」は恥知らずなこと。 中国の漢の陳平が、劉邦は傲慢で無礼だが、報酬を惜しまないために、強欲で恥知らずな兵士が集まると言ったという故事から。
頑迷固陋(がんめいころう)
頑固で視野が狭く、正しい判断が出来ないこと。 「頑迷」は頑固で物事の道理がわからないこと。 「固陋」は古いものに固執すること。 「頑冥固陋」とも書く。
頑廉懦立(がんれんだりつ)
立派な人物からよい影響を受けて、悪い人もよくなっていくということ。 「頑」は強欲なこと。 「廉」は心に汚れが無く清らかなこと。 「懦」は物事を遣り通す気構えがないこと。 「立」は目標を持つこと。 立派な人物からよい影響を受けて、欲深い人も清く正しい心になり、意気地のない人も奮起して目標を持つということから。 「伯夷の風(ふう)を聞く者は、頑夫も廉に、懦夫(だふ)も志を立つる有り」から。 伯夷は、周の時代の隠者で、清い心を持った立派な人物とされる。
「冥」を含む四字熟語
天人冥合(てんじんめいごう)
天の意志と人の行いが自然と一致すること。 正しい行いをすれば、知らず知らずのうちに天の意志と一致するということ。 「冥合」は自然と一致するという意味。
薄暮冥冥(はくぼめいめい)
日が暮れる頃の薄暗い様子。 「薄暮」は日が暮れる頃、夕暮れ。 「冥冥」は暗くてはっきりと区別できない様子。
不霊頑冥(ふれいがんめい)
道理がわからず、頑固で思考が鈍い人のこと。 「不霊」は頭の働きが鈍いこと。 「頑冥」は頑固で道理がわからないという意味。
冥頑不霊(めいがんふれい)
道理がわからず、頑固で思考が鈍いひとのこと。 「冥頑」は頑固で道理がわからないこと、「不霊」は頭の働きが鈍いという意味。
冥冥之志(めいめいのこころざし)
人に知られないように努力すること。 または、人に知られないように心の底で決意すること。 「冥冥」は暗い様子という意味から、人に知られない様子のこと。
寥寥冥冥(りょうりょうめいめい)
真っ暗で人気がなく寂しい様子。 「寥寥」は寂しい様子。 「冥冥」は明かりが無く、暗い様子。
「不」を含む四字熟語
悪不忍聞(あくふにんぶん)
この上なく非道な行いなので、聞いてはいられないということ。 中国の前漢の時代末期に、王莽が王位を簒奪したことに対して、後漢の歴史家の班固が罵って言った言葉から。 「悪、聞くに忍ばず」とも読む。
按兵不動(あんぺいふどう)
状況や様子を窺いながら、良い機会が訪れるのを待つこと。 「按」は抑える、引き留めること。 「兵を按じて動かず」とも読む。
帷蓋不棄(いがいふき)
駄目になった物でも、何かに使うことができるので、捨てることを惜しむということ。 「帷」は部屋の仕切りなどに使う垂れ幕。 「蓋」は車を覆うための布。 「不棄」は駄目になっても捨てずにとっておくこと。 「帷」と「蓋」は死んだ動物を覆って埋める時に使うもので、それらを捨てずに取っておくということから、動物を大切にすることのたとえとしても使われる言葉。 「帷蓋棄てず」とも読む。
維日不足(いじつふそく)
幸福が日が足りないほどに次から次へとやってくること。 「維」は調子を整えるための助辞。 「維れ日も足らず」とも読む。
衣帯不解(いたいふかい)
他のことを忘れるほど、あることに集中すること。 「衣帯」は着物と帯のこと。 「不解」は服を脱がないこと。 衣服も着替えず、不眠不休で仕事に取り組むということから。 「衣帯を解かず」とも読む。
一字不説(いちじふせつ)
仏法の心理、悟りは奥深く、言葉で言い表すことはできず、自ら体得するしかないということ。 釈迦が悟り得た境地を、一字も説いていないということから。
「霊」を含む四字熟語
活霊活現(かつれいかつげん)
文芸作品などで、本当に目の前に存在しているかのように表現されていること。
人傑地霊(じんけつちれい)
すぐれた能力がある人物は、素晴らしい土地によって育まれるということ。 「人傑」はすぐれた能力がある人物のこと。 「地霊」は地域性が非常にすぐれていること。
全身全霊(ぜんしんぜんれい)
体と心の全て。または、体力と精神力の全て。 「霊」は心のこと。 「全霊」は心の全て、精神力の全てという意味。
地霊人傑(ちれいじんけつ)
すぐれた土地から素晴らしい人材が世の中に出ること。 「地霊」は大地に宿るとされる霊的な存在。または、霊的な存在が宿っている土地。 「人傑」は素晴らしい人材。
不霊頑冥(ふれいがんめい)
道理がわからず、頑固で思考が鈍い人のこと。 「不霊」は頭の働きが鈍いこと。 「頑冥」は頑固で道理がわからないという意味。
冥頑不霊(めいがんふれい)
道理がわからず、頑固で思考が鈍いひとのこと。 「冥頑」は頑固で道理がわからないこと、「不霊」は頭の働きが鈍いという意味。