「頑固」に関連する四字熟語一覧
「頑固」に関連する四字熟語の一覧です。
一意孤行(いちいここう)
誰の意見も聞かずに自分の考えだけで行動すること。 「一意」は一つのことに専念すること。 「孤行」は一人で行くこと。 相手の意見に左右されない公平さのたとえとして用いることもある。 「孤行一意」ともいう。
鉄梃大尽(かなてこだいじん)
他人の意見を聞かずに、融通のきかない大富豪、資産家のこと。 「鉄梃」は鉄のてこのことで、頑固なことのたとえ。 「大尽」は財産がたくさんある人、大富豪のこと。
餓鬼偏執(がきへんしゅう)
他人への迷惑や他人の意見を考えず、自身の考えだけにとらわれること。 または、そのような人のこと。 「餓鬼」は生前に悪行を働いて、餓鬼道に落ちた亡者のことで、飢え苦しみ、食べ物をむさぼり続けるということから、強欲な人のたとえ。 「偏執」は偏った思考にとらわれること。
我慢強狂(がまんごうきょう)
他人の意見を絶対に受け入れないこと。 「我慢」は好き勝手に振る舞うこと。 「強狂」は頑固なこと。
頑固一徹(がんこいってつ)
自分の考えや態度をかたくなに変えようとせずに最後まで押し通すこと。または、そのような性格のこと。 「頑固」と「一徹」はどちらも考えや態度を変えずに貫き通すという意味。似ている意味の言葉を重ねて強調した言葉。
頑迷固陋(がんめいころう)
頑固で視野が狭く、正しい判断ができないこと。 「頑迷」は頑固で物事の道理がわからないこと。 「固陋」は古いものに固執すること。 「頑迷」は「頑冥」とも書く。 「固陋頑迷(固陋頑冥)」ともいう。
頑冥不霊(がんめいふれい)
道理がわからず、頑固で思考が鈍い人のこと。 「頑冥」は頑固で道理がわからないこと。 「不霊」は頭の働きが鈍いこと。 「不霊頑冥」ともいう。
頑陋至愚(がんろうしぐ)
頑固で分別がなく、極めて愚かなこと。 「頑陋」は頑固で分別がないこと。 「至愚」は極めて愚かなこと。
狷介孤高(けんかいここう)
意志を曲げずに、他人と協力しないこと。 「狷介」は自分の意志を固く守り、決して妥協しないこと。 「孤高」は自分一人の狭い視野だけを信じること。 「孤高狷介」ともいう。
狷介孤独(けんかいこどく)
自分の考えややり方などを決して変えず、他人に対して譲らず調和しないこと。 「狷介」は考えややり方などを決して変えないこと。
狷介固陋(けんかいころう)
意志をかたく守り、頑固で他人の意見を受け入れないこと。 「狷介」は自分の意志を難く守り、決して妥協しないこと。 「固陋」は視野が狭く、頑固なこと。
固陋蠢愚(ころうしゅんぐ)
他人の意見を聞くことなく、視野が狭いために、柔軟で適性な判断が出来ないこと。 「固陋」は他人の考えを聞かず、視野が狭いこと。 「蠢愚」は愚かで知識がないこと。
金剛不壊(こんごうふえ)
並外れて固く、決して壊れないこと。 または、非常に意志が固いこと。 「金剛」は「堅固」という意味の梵語を、漢語に翻訳した言葉。 「不壊金剛」ともいう。
強情我慢(ごうじょうがまん)
他人の意見を絶対に受け入れないこと。 「強情」は頑固なこと。 「我慢」は好き勝手に振る舞うこと。
専断偏頗(せんだんへんぱ)
勝手に正しいと思い込み、考えが偏っている様子。 「専断」は自分一人の意見で勝手に決めること。 「偏頗」は考えが一方に偏っている様子。
滞滞泥泥(たいたいでいでい)
一つのものに無駄にこだわること。 または、頑固で融通がきかないこと。 「滞」と「泥」はどちらも執着するという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調したもの。
独学孤陋(どくがくころう)
師匠や共に学ぶ友人もなく、一人で学問をすることは、見識が狭くなり、他人の意見を聞こうとしなくなるということ。 「孤陋」は見識が狭く、考えや態度を変えようとしないこと。 「独学固陋」とも書く。
偏僻蔽固(へんぺきへいこ)
道理に暗く、考えが偏っていて、考えや態度を変えないこと。 「偏僻」は考えが偏っていて、心がねじけていること。 「蔽固」は道理に暗く、考えや意見を変えないこと。 「偏僻(へんぺき)にして固(こ)を蔽(おお)う」とも読む。
木人石心(ぼくじんせきしん)
薄情で冷酷な人のたとえ。または、意思が固く、頑固な人のこと。 体が木でできていて、心が石でできているという意味から。
山雀利根(やまがらりこん)
新しいことを知ろうとせずに、今の知識にこだわること。 「山雀(やまがら)」はシジュウカラ科の鳥、「利根」は生まれたときから賢いこと。 山雀は一つの芸を覚えることは出来るが、それを応用することができないという意味から。