「上」を含む四字熟語 — 55 件
「上」を含む四字熟語を一覧で紹介します。読み方・意味もあわせて確認できます。
四字熟語一覧
帷幄上奏(いあくじょうそう)
明治憲法のもとで、陸海軍大臣や参謀総長・軍令部総長らが、軍の指揮や作戦に関することがらを、内閣を通さずに直接天皇へ申し上げたこと。 「帷」は垂れ幕、「幄」は引き幕。あわせて「帷幄」は幕を張りめぐらした陣営のことで、転じて作戦を立てる場所や軍の中枢をさす。 「上奏」は君主に申し上げること。 軍の統帥には内閣の手が及ばないとする統帥権独立の考えにもとづく。 内閣と考えの合わない軍部大臣が、これを使って反対意見を独自に天皇へ届けることもでき、たびたび紛糾のもとになった。
一上一下(いちじょういちげ)
上がったり下がったりすること。 または、情況に合わせて対応すること。 「一」は"あるときは"の意味。
一筆啓上(いっぴつけいじょう)
筆をとって文章で申し上げるということ。 男子が手紙の書き出しに使う言葉。 「一筆」は一通の手紙。 「啓上」は申し上げるという意味。 安土桃山時代の本多作左衛門重次が、妻に書いた手紙の書き出しとして有名。
燕巣幕上(えんそうばくじょう)
安定せずに非常に危険な状況のたとえ。 戦場の本営などに張っている幕の上に燕が巣を作るという意味から。 「燕(つばめ)幕上(ばくじょう)に巣くう」とも読む。
屋上架屋(おくじょうかおく)
無駄なことを繰り返すことのたとえ。 または、独創性のないことのたとえ。 「屋上」は屋根の上。 「架屋」は屋根を架けること。 屋根の上に屋根を架けるという意味から。
汚名返上(おめいへんじょう)
すぐれた働きやよい結果を出すことで、世間に知られている不名誉な評判をなくならせること。
下意上達(かいじょうたつ)
地位や立場が下の者の意見が、上の人にしっかりと理解されること。 「下意」は地位や立場が下の人の意見や考え。 「上達」は地位や立場が上の人に届くこと。
夏下冬上(かかとうじょう)
炭に火をおこす上手い方法のこと。 種火は夏には炭の下に置き、冬には上に置くとよいということ。
下学上達(かがくじょうたつ)
始めに簡単で身近にあることを学び、少しずつ難しいことを学んでいくこと。 または、簡単なことから始めて、次第に上手くなっていくこと。 「下学」はごく普通にある簡単なことを学ぶこと。 「下学(かがく)して上達す」とも読む。
蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)
取るに足らない小さな争いのたとえ。 「角」はかたつむりの角のこと。 かたつむりの角のように小さく、左右にある国同士が小さな領土を奪い合う争いをしたという故事から。 「蝸牛角上の争い」を略した言葉。
火上加油(かじょうかゆ)
悪い状況をさらに悪化させること。 火に油を注ぐということから。
火上注油(かじょうちゅうゆ)
悪い状況をさらに悪化させること。 火に油を注ぐということから。 「火上(かじょう)油(あぶら)を注(そそ)ぐ」とも読む。
下陵上替(かりょうじょうたい)
世の中が乱れている様子。 「陵」は下のものを超えて上になるという意味。 「替」は衰えるという意味。 下のものが、衰えた上のものを超えて上になるという意味で、下克上の世の中をいう。 「下(しも)陵(しの)ぎ上(かみ)替(すた)る」とも読む。
机上空論(きじょうのくうろん)
理論的ではあるが、実際に行うことが不可能な考えや意見のこと。 「机上」は机の上。 「空論」は根拠がひとつもない理論のこと。 状況や状態などを一切考慮せずに、机の上で理論だけを考えたために、実現することが出来ない計画や議論という意味から。
机上之論(きじょうのろん)
理論的ではあるが、実際に行うことが不可能な考えや意見のこと。 「机上」は机の上。 「論」は根拠がひとつもない理論のこと。 状況や状態などを一切考慮せずに、机の上で理論だけを考えたために、実現することが出来ない計画や議論という意味から。
貴賤上下(きせんじょうげ)
身分や階級、地位の高い人と低い人。 または、それらの人たち全てのこと。 似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
錦上添花(きんじょうてんか)
よい出来事が重なることのたとえ。 または、美しいものに美しいものを重ねることのたとえ。 美しいあや織物の上に、美しい花を添えるという意味から。 「錦上(きんじょう)に花(はな)を添う」とも読む。
向上機縁(こうじょうのきえん)
昇天することの出来る機会のこと。 「向上」は天に向かうという意味から、昇天するという意味。 「機縁」は機会という意味。
作文三上(さくぶんさんじょう)
文章の構想を考えるのに最も適している三つの場所のこと。 「作文」は文章を作ること。 「三上」は馬上、枕上、厠上の三つの場所のこと。 馬上は馬に乗っているとき、枕上は寝床で横になっているとき、厠上は便所に入っているとき。
砂上楼閣(さじょうのろうかく)
物事が長く続かないこと。または、実際に出来る可能性が全くない計画のこと。 「楼閣」は立派な建物のこと。 砂の上に立てた立派な建物は、地盤が弱くすぐに崩れるという意味から。
至高無上(しこうむじょう)
限りないほど素晴らしいこと。 「至高」は最高、「無上」は”この上なく”または”限りない”という意味。
史上空前(しじょうくうぜん)
過去に一度もないほどに珍しいこと。 「史上」は歴史として記録されている範囲内ということ。 「空前」は今までに一度もないということ。
紙上談兵(しじょうだんぺい)
「談兵」は戦術を議論することで、紙の上で戦術の議論をするという意味から、理屈だけの論議では実際に役に立つことはないという意味。
至上命令(しじょうめいれい)
絶対に従わなければならない命令のこと。 「至上」はもっとも上、最高という意味。
上下一心(しょうかいっしん)
地位や身分にこだわらず、目的を果たすために団結すること。 全ての人が団結して取り組めば、どんな困難も乗り越えることができるという教え。 「上下(しょうか)心(こころ)を一(いつ)にす」とも読む。
上下天光(しょうかてんこう)
空も水面も光り輝いていること。 「上下」は空と水面のこと。 「天光」は空全体に広がる日の光のことで、ここでは、水面に反射した日の光のこともいう。
牀上施牀(しょうじょうししょう)
無駄なことや意味のないことを繰り返し行うこと。 または、人の真似ばかりで、新しい趣がないこと。 「牀」は床のこと。 床の上にまた床を張るという意味から。 「牀上(しょうじょう)に牀(しょう)を施す」とも読む。
掌上明珠(しょうじょうのめいしゅ)
非常に大切にされている人や物のたとえ。 「掌上」は手のひらの上。 「明珠」は美しい宝石。 手のひらの上にのせた、美しい宝石のように可愛がるという意味から。 特に両親に可愛がられる子どものことをいう言葉。
事上磨錬(じじょうまれん)
実際に行動や実践を通じて、知識や精神を磨き修養すること。 「事上」は行動や業務をしながらという意味で、「磨錬」は磨きをかけること。 日常の業務をしっかりとこなして、それを通じて修養することが真の学問だとする陽明学の基本的な考え方。
樹下石上(じゅかせきじょう)
出家して行脚している人の境遇のたとえ。 行脚している僧は木の下や石の上を宿にして生活するという意味の仏教の言葉。 「石上樹下」ともいう。
