「得」で終わる四字熟語
「得」で終わる四字熟語 — 14 件
怡然自得(いぜんじとく)
心が落ち着いていて、満ち足りていること。 または、自分の心を理解し、喜び安らぐこと。 「怡然」は喜び楽しむ様子のこと。または、悩むことなく道理を理解する様子のこと。 「自得」は現在の自分に満足すること。または、自身の心の内側を自身で理解すること。 「怡然として自得す」とも訓読する。
一挙両得(いっきょりょうとく)
一つの行動によって、二つの利益を得ること。 「一挙」は一つの動作や行動。 「両得」は二つの利益を得ること。
一失一得(いっしついっとく)
利益を一つ得ると、別の部分では一つ損失があること。 利益と損失の両方がともにあるということから。 「一失一得」ともいう。
寒山拾得(かんざんじっとく)
中国の唐の時代の二人の高僧で、文殊菩薩と普賢菩薩の生まれ変わりとされている、寒山と拾得のこと。 二人とも奇行が多く、詩人として有名で、禅画の画題としてよく使われる。
九損一得(くそんいっとく)
費用が多くかかり、あまり利益にならないこと。 九回損をして、一回得をするという意味から。 「鞠は九損一徳」を略した言葉で、蹴鞠に熱中すると十の中で九は損をするという意味から。 「九損一得」とも書く。
愚者一得(ぐしゃのいっとく)
愚かな人でもたまには優れた名案を出すこと。 自分の意見を出すときに謙遜の表現としても用いることがある。
疾足先得(しっそくせんとく)
すぐれた能力を持っている人が、劣った人よりも先に獲物を手に入れるということ。 「疾足」は他の人よりも速く走ることのできる人ということから、すぐれた能力を持つ人のたとえ。 「疾足(しっそく)すれば先得(せんとく)す」とも読む。
逍遥自得(しょうようじとく)
思うままに暮らして満ち足りていること。 「逍遥」は好きなようにぶらぶらすることから、気ままな暮らしを送ること。
深造自得(しんぞうじとく)
自身の力だけで学問を奥深くまで習得していること。 「深造」は学問の奥深い境地に至ること。 「自得」は独力で道を習得すること。
心定理得(しんていりとく)
行動や道理が正しいために、心が安定していて落ち着いている様子。 「人心定まりて事理得」を略した言葉。
自業自得(じごうじとく)
自分が行ったことが自分に返ってくること。 悪い意味で使われることが多い。 自分の行動の善悪の業によって、苦楽の業を受けるという意味の仏教の因果の法則を表す言葉。
先事後得(せんじこうとく)
しっかりと働いて、その後に報酬を受け取ること。 「先事」は先にしっかりと働くこと。 報酬を気にするよりも、まずは真面目に働くべきであるということから。 「事を先にして得(う)ることを後(あと)にす」とも読む。
千慮一得(せんりょのいっとく)
愚かな人にでも、たくさんの考えの中には、一つくらい良いものがあるということ。 「千慮」はたくさんの考え。 「一得」は一つの利点。 自身の考えを述べるときに謙遜していうこともある言葉。
不労所得(ふろうしょとく)
労働をせずに収入を得ること。 配当金や利子、土地の利用料などで得られる収入をいう。
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