「やりすぎて悪化する」に関連する四字熟語一覧
「やりすぎて悪化する」に関連する四字熟語の一覧です。
慇懃無礼(いんぎんぶれい)
態度や言葉遣いなどが必要以上に丁寧過ぎると、嫌味に聞こえてしまい、かえって失礼にあたるということ。 または、一見とても礼儀正しくみえるが、実は心の中で相手を見下していること。 「慇懃」はとても礼儀正しいこと。 「無礼」は失礼なこと。
画蛇添足(がだてんそく)
余計なものをつけたすこと。 蛇に足を付け足した絵を描くという意味から。 中国の楚の国のとある家の使用人たちが、蛇の絵を最初に描いた人が酒を飲めるという賭けをした。 一番最初に書き終えた人は余裕があったために調子に乗り、蛇に足を付け足した絵を描くと蛇ではないと言われて酒を奪われたという故事から。 一般的に「蛇足」という形で使われることが多い言葉。 「蛇(へび)を画(えが)きて足を添う」とも読む。
矯枉過直(きょうおうかちょく)
物事を正そうとして、やりすぎてしまえば、新しい偏向や損害を招くということ。 曲がっているものをまっすぐにしようとして、力を入れすぎて、逆の方向に曲がってしまうという意味から。 「枉(まが)れるを矯(た)めて直(なお)きに過(す)ぐ」とも読む。
矯角殺牛(きょうかくさつぎゅう)
わずかな短所を直そうとして、逆に全体が悪くなってしまうこと。 牛の角は曲がった形をしているものであり、それをまっすぐに正そうとすると牛を殺してしまうということから。 「角(つの)を矯(た)めて牛を殺す」とも読む。
馬鹿慇懃(ばかいんぎん)
必要以上に礼儀正しくて丁寧なこと。または、表面は非常に丁寧で礼儀正しいが、実際は尊大なために無礼なこと。
馬鹿丁寧(ばかていねい)
必要以上に礼儀正しくて丁寧なこと。または、表面は非常に丁寧で礼儀正しいが、実際は尊大なために無礼なこと。
庇葉傷枝(ひようしょうし)
細かい部分にこだわりすぎて、一番大切な部分を駄目にしてしまうということ。 木の葉を守るために、枝を傷つけるという意味から。 「葉(は)を庇(かば)いて枝を傷つく」とも読む。