肌肉玉雪について

四字熟語 | 肌肉玉雪 |
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読み方 | きにくぎょくせつ |
意味 | 白く美しい女性の肌を言い表す言葉。 「玉雪」は真っ白で美しい雪のこと。 純白で美しい雪のように白い肌という意味から。 |
出典 | 韓愈「殿中少監馬君墓誌銘」 |
類義語 | 玉肌香膩(ぎょくきこうじ) |
使用されている漢字
「肌」を含む四字熟語
肌肉玉雪(きにくぎょくせつ)
氷肌玉骨(ひょうきぎょっこつ)
容姿の美しい女性のこと。 または、梅の花の異称。 「氷肌」は透明な氷のように清らかな肌。または、寒さが厳しい期間に咲く梅の花のたとえ。 「玉骨」は高貴な人や美しい人の骨ということから、美しい容姿のこと。
銘肌鏤骨(めいきるこつ)
心にしっかりと刻み込み、決して忘れることがないこと。 「銘肌」は皮膚に刻み込むこと。 「鏤骨」は骨に刻み込むこと。 肌・骨に刻み込むように、しっかりと記憶して忘れることがないという意味。
「肉」を含む四字熟語
一塊之肉(いっかいのにく)
兄弟のいない、ただ一人の子のこと。 「一塊」はひとつのかたまり。 「肉」は人間の身体のこと。 南宋の祥興帝が入水自殺して王朝が滅亡したことを聞いた、楊太后が嘆き言ったという故事から。
以肉去蟻(いにくきょぎ)
目的を果たすための方法を誤うと逆効果になることのたとえ。 蟻(あり)が好む肉を使って蟻を追い払おうとするということから。 「肉を以て蟻を去る」とも読む。
委肉虎蹊(いにくこけい)
わかっていながらも危険な状況や災難を招くことのたとえ。 または、無駄死にすること。 「委」は捨てるや、置くという意味。 「虎蹊」は虎がいる道。 虎が出る道に肉を落とすという意味から。 「肉を虎蹊に委つ」という形で使うことが多い言葉。
鬱肉漏脯(うつにくろうほ)
腐って臭い肉のこと。 または、先のことは考えずにその場をやり過ごすこと。 空腹を満たすために腐った肉を食べるという意味から。 「鬱」は痛んで腐ること。 「漏」は腐って臭うこと。 「脯」は薄く切った干し肉、ほしじしのこと。
強食弱肉(きょうしょくじゃくにく)
弱者の犠牲があって、その上にいる強者が繁栄すること。
牛首馬肉(ぎゅうしゅばにく)
外見は立派だが中身が釣り合っていないこと。 牛の頭を看板に掲げているが、実際には馬の肉を売るという意味から。
「玉」を含む四字熟語
倚玉之栄(いぎょくのえい)
容姿の美しい人や、人格のすぐれた人のそばへ寄ること。 「倚」は寄りかかること。 「玉」は玉樹のことで、容姿の美しい人や、立派な人物のたとえ。 「栄」は栄誉。 中国の魏のすぐれた容姿の夏侯玄に、明帝が皇后の弟である毛曽を並べて座らせたのを見た人々が、「葭が玉樹に寄りかかっている」と言ったという故事から。
温潤良玉(おんじゅんりょうぎょく)
温かく優しい性格のこと。 「温潤」は優しく穏やかなこと。 「良玉」は質のよい宝石のこと。 人の性格を良質の宝石にたとえた言葉。
懐玉有罪(かいぎょくゆうざい)
身分に合わない立派なものを持ったり、身分に合わない行いをすると災いを招くということのたとえ。 「懐玉」は宝石を持つこと。 「有罪」は他人から狙われて、災いを招くということ。 「玉を懐きて罪有り」とも読む。
錦衣玉食(きんいぎょくしょく)
贅沢な生活のたとえ。 または、高い身分のたとえ。 美しく高級な着物と宝石のように上等な食事ということから。
金烏玉兎(きんうぎょくと)
太陽と月のこと。 または、歳月や時間のこと。 「金烏」と「玉兎」はどちらも中国の伝説上の動物のこと。 「金烏」は太陽にいるとされる足が三本の烏のことで、太陽のたとえ。 「玉兎」は月にいるとされる兎のことから、月のたとえ。
金科玉条(きんかぎょくじょう)
自分の支えになるほど大切な教訓や信条のこと。 または、人にとって一番大切にすべき法律や規則のこと。 「金」と「玉」は黄金と宝石のことで、貴重なものや大切なもののたとえ。 「科」と「条」は法律や規則などの条文のこと。 黄金や宝石のように貴重で素晴らしい法律や規則という意味。 融通がきかないことを批判する場合に用いることもある言葉。
「雪」を含む四字熟語
以湯沃雪(いとうようせつ)
極めて簡単に物事ができること。 湯をかけて雪をとかすという意味から。 「湯を以て雪に沃ぐ」とも読む。
雨露霜雪(うろそうせつ)
さまざまな気象状態の変化のこと。 または、人生でのさまざまな苦しみや悩みのこと。 雨や露が降り、霜や雪が降りるという意味から。
詠雪之才(えいせつのさい)
文才がある女性のこと。 晋の王凝之の妻の謝道蘊が、降る雪を白い綿毛がある種子の柳絮にたとえた詩を詠み、文才をたたえられた故事から。
蛍雪之功(けいせつのこう)
苦しい環境の中で勉学に励むこと。 「蛍雪」は蛍の光と雪明りのこと。 中国の人物、車胤は貧しくて灯火の油を買うことができず、蛍を集めてその光で勉強していた。 同じく貧しかった孫康は、雪明かりで勉強していたという二つの故事から。
蛍窓雪案(けいそうせつあん)
苦労して勉学に励むこと。 蛍の光と雪明かりで勉強するという意味から。 車胤は、灯火の油を買うことができないほど貧しく、蛍を集めて、その光で勉強したという故事と、同じように貧しかった孫康は、雪明かりで勉強したという二つの故事を合わせた言葉。
車蛍孫雪(しゃけいそんせつ)
苦学のたとえ。 「車」「孫」はどちらも苦学していた人物の名前。 「車」は車胤のことで、夜に蛍の光で読書をしていた。 「孫」は孫康のことで、夜に雪に反射した月明かりで読書をしていた。