「断」を含む四字熟語 — 52 件
「断」を含む四字熟語を一覧で紹介します。読み方・意味もあわせて確認できます。
四字熟語一覧
一刀両断(いっとうりょうだん)
ためらうことなく、物事をすぐさま決断すること。 または、思い切りよく、物事の始末をつけること。 「一刀」は刀を一度振り下ろすこと。 「両断」は二つに切断すること。 刀を一度振り下ろし、真っ二つに切断するという意味から。 「一刀両段」とも書く。
慧可断臂(えかだんぴ)
とても固い決意を示すこと。 「慧可」は高僧の名前、「断臂」は腕を切り落とすこと。 慧可は河南省嵩山の少林寺にいた達磨に教えを請うために、左腕を切り落として決意を示したという故事から。
軻親断機(かしんだんき)
物事を途中で諦めたり放棄したりしてはいけないという戒めの言葉。特に学問に対して用いられる。 「軻親」は孟子(孟軻)の母親。 「断機」は織りかけの機(はた)の糸を途中で切ること。 孟子が学問を投げ出そうとした際、母親が機の糸を切り、「学問を途中でやめるのは、この織物と同じで未完成のまま無価値になる」と諭したという故事に基づく。
九腸寸断(きゅうちょうすんだん)
ひどくつらく、悲しいこと。 「九腸」は腸全体のこと。 「寸断」は細かくたくさんに切ること。 内臓がばらばらに千切れるような、つらい悲しみという意味から。
藕断糸連(ぐうだんしれん)
関係が完全には切れていないことのたとえ。 夫婦などが離婚などで縁を切っても、相手のことを思う情は完全には消えないということのたとえ。 「藕」は植物の蓮。または、その根、蓮根。 「糸連」は切った部分が糸を引くこと。 蓮や蓮根を切っても糸でつながっているという意味から。 「藕(はす)断たれて糸連なる」とも読む。
綱断紐絶(こうだんちゅうぜつ)
国家を支えるための人材を、登用できないことのたとえ。 頼みの綱が切れてしまうことから。 「綱」と「紐」はどちらも国家を支えるための綱のこと。 「断」と「絶」はどちらも切れてしまうこと。 「綱紐断絶(こうちゅうだんぜつ)」ともいう。
好謀善断(こうぼうぜんだん)
しっかりと考えて、物事を正しく処理すること。 「謀」はしっかりと考えること。 「善断」はうまく処理すること。
衡陽雁断(こうようがんだん)
便りがなくなること。 「衡陽」は中国の山の衡山の南のこと。 衡山には回雁峰と呼ばれる険しい峰があり、雁は南へ行こうとしても、これを越えることができず、北に戻っていくということから。 「衡陽(こうよう)雁(かり)断(た)ゆ」とも読む。
剛毅果断(ごうきかだん)
意志が固く、思い切った決断と行動をすること。 「剛毅」は意志が非常に固いこと。 「果断」は大胆な決断と行動をすること。
言語道断(ごんごどうだん)
言葉で言い表すことができないほどひどいこと。 とんでもないこと。 「言語」は言葉に出して表現すること。 「道断」は言うことが断たれること。 「道」は言葉で言い表すという意味。 元は仏教語で、仏教の真理や悟りの境地は、言葉で言い表して説明することは出来ないという意味。 現在では悪い意味で使われることが多い言葉。
裁断批評(さいだんひひょう)
芸術作品などを、一定の基準によって判定する批評方法のこと。 古典主義時代以前の欧州で主流だった方法。 「裁断」は善悪や是非などを判断して決めること。
山窮水断(さんきゅうすいだん)
非常に苦しい立場に陥って、どうすることもできない状況になること。 山奥で道が無くなって進めなくなり、川を渡るための橋がなく進めなくなるという意味から。
章決句断(しょうけつくだん)
文章を章と句に分け、それぞれの内容を一つ一つ明確に決めること。
熟慮断行(じゅくりょだんこう)
不足がないようにしっかりと考え抜いた上で、固い決意を持って行動すること。 「熟慮」は不足がないようにしっかりと考えること。 「断行」は固い決意を持って行動すること。
常住不断(じょうじゅうふだん)
途切れることなくずっと続いていること。 「常住」と「不断」はずっと続いているという意味。 「常住」は仏教の言葉で、過去から現在、未来にわたって変わることなく続いていること。
迅速果断(じんそくかだん)
物事を思い切りよく速やかに決断し、行動すること。 「果断」は物事を思い切りよく決断すること。
隻紙断絹(せきしだんけん)
文字が書かれている布や紙の切れ端。 「隻紙」は紙の切れ端。 「断絹」は布の切れ端。 貴重な文字が書かれている紙や布の切れ端のことをいう。
殺生禁断(せっしょうきんだん)
生き物を捕ったり、殺したりすることを禁止すること。 仏教の言葉で、慈悲の心から、鳥や魚、獣などを捕ったり、殺したりすることを禁止するもの。十悪の一つとされる。
截断衆流(せつだんしゅる)
この世の妄想や気を散らす邪魔な考えを完全に断ち切ること。 「截断」は断ち切ること。 「衆流」は様々なものの流れという意味から、雑念や煩悩のたとえ。 「衆流(しゅる)を截断(せつだん)す」とも読む。
専断偏頗(せんだんへんぱ)
勝手に正しいと思い込み、考えが偏っている様子。 「専断」は自分一人の意見で勝手に決めること。 「偏頗」は考えが一方に偏っている様子。
即断即決(そくだんそっけつ)
その場で判断してすぐに決めること。 「即断」と「即決」はどちらもすぐに決めるという意味で、同じ意味の熟語を重ねて強調した言葉。 「即決即断」ともいう。
続短断長(ぞくたんだんちょう)
多くなりすぎたり、少なくなりすぎたりしないように整えること。 長さが短いものは継ぎ足しすることで長さを補い、長いものは切って短くするという意味から。 「短(たん)を続(つ)ぎ長(ちょう)を断(た)つ」とも読む。
多謀善断(たぼうぜんだん)
しっかりと考えて、物事を正しく処理すること。 「謀」はしっかりと考えること。 「善断」はうまく処理すること。
断鶴続鳧(だんかくぞくふ)
理由もなく、どうなるかも考えずに自然に手を加えて害すること。 無闇に自然に手を加えるべきではないという戒め。 「鳧」は鳥の鴨のこと。 足の長い鶴の足を切って、足の短い鴨に継ぎ足して長くしても意味はないということから。 「鶴(つる)を断ちて鳧(ふ)に続(つ)ぐ」とも読む。
断簡零墨(だんかんれいぼく)
書物の欠片やちょっとした書き物のこと。 「断簡」は切れてばらばらになった書物。 「零墨」は一滴の墨ということから、千切れた書物の一欠けらのこと。
断崖絶壁(だんがいぜっぺき)
非常に険しい崖のこと。 または、非常に危険な状況。 「断崖」と「絶壁」はどちらも非常に切り立った崖のことで、同じ意味の言葉を重ねて強調した言葉。
断機之戒(だんきのいましめ)
物事を途中でやめてしまったり、諦めてしまってはいけないという戒めの言葉。おもに学問のことを指す。 「断機」は織りかけている機の糸を途中で切ること。 孟子が学問を投げ出そうとしたときに、孟子の母親は織り途中の機の糸を切断して「学問を途中でやめることは、この織物と同じようなものだ」と言って戒めたという故事から。
断金之交(だんきんのまじわり)
この上なく親密な友情のこと。 「断金」は金属を断ち切ること。 金属を断ち切ることができるほどに固く結ばれた絆という意味から。
断琴之交(だんきんのまじわり)
とても親密な友情のこと。 中国の春秋時代の伯牙は、琴の名手として名高く、自分の琴を真に理解してくれる親友である鍾子期が死ぬと、琴の弦を切って二度と琴を弾くことはなかったという故事から。
断港絶潢(だんこうぜっこう)
他との繋がりが一切ない場所のこと。孤立している場所。 「断港」は航路が繋がっていない港。 「絶潢」は流れる経路のない水たまりや池。
