「信」を含む四字熟語一覧
信を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
移木之信(いぼくのしん)
約束を必ず実行することのたとえ。 為政者は人民に法の権威や信用を示すべきという戒めのこと。 戦国時代、秦の商鞅が国民からの信用を得るために、南門の大木を北門に移した者に十金を与えると布告したが、皆疑い誰も移さなかった。 五十金に増額すると移す者が現れたので、五十金を渡して約束を本当に守ると示した故事から。
音信不通(いんしんふつう)
連絡が途絶えて、状況や事情がわからないこと。 「音信」は手紙や電話などの連絡や来訪などの交流のこと。 「不通」は途切れるという意味。
音信不通(おんしんふつう)
連絡が途絶えて、状況や事情がわからないこと。 「音信」は手紙や電話などの連絡や来訪などの交流のこと。 「不通」は途切れるという意味。
姦言似信(かんげんじしん)
悪い心をもって君主に対して発した言葉は、表面的には誠意があるように聞こえるということ。 「姦」は道理に背いている様子。 「信」は誠意のある様子。真心。 「姦言(かんげん)は信(しん)に似たり」とも読む。 この言葉の前に「佞言(ねいげん)は忠に似たり」という言葉がある。
韓信匍匐(かんしんほふく)
将来的な目的を果たすために、恥辱や苦労を耐えることのたとえ。 「韓信」は人の名前。 韓信は背が高く、大きな剣を持っていたために、「立派な剣を持っているが臆病者だ。やれるものなら剣で突いてみろ。出来なければ股の下をくぐれ。」と挑発され、羞じに耐えて股の下をくぐった。 後に漢の劉邦に仕え、王朝を建国するときに大きな功績を上げ、名将として三傑と称されるまでになったという故事から。
軽諾寡信(けいだくかしん)
深く考えずに物事を簡単に引き受ける人は、約束を守ることが少ないためにあまり信用できないということ。 「軽諾」は出来るかを考えずに、軽く引き受けること、安請け合い。 「寡信」の「寡」は少ないという意味で、「寡信」は信用が少ないという意味から、信じることができないということ。 「軽諾は必ず信寡し」を略した言葉。
軽便信用(けいべんしんよう)
手間がかからずに得られる信用のこと。 信用を得るには、長い期間の努力の積み重ねるしかないが、これは便利で簡単に得られる信用をいう。
孝弟忠信(こうていちゅうしん)
誠意を込めて親や目上の人に仕えること。 「孝悌」は両親や目上の人にしっかりと仕えること。 「忠信」は誠意をもって、決して欺かないこと。 儒教の四つの徳目。 「孝悌」は「孝弟」とも書く。 「忠信孝悌(忠信孝弟)」ともいう。
孝悌忠信(こうていちゅうしん)
誠意を込めて親や目上の人に仕えること。 「孝悌」は両親や目上の人にしっかりと仕えること。 「忠信」は誠意をもって、決して欺かないこと。 儒教の四つの徳目。 「孝悌」は「孝弟」とも書く。 「忠信孝悌(忠信孝弟)」ともいう。
徙木之信(しぼくのしん)
約束を必ず実行することのたとえ。 為政者は人民に法の権威や信用を示すべきという戒めのこと。 戦国時代、秦の商鞅が国民からの信用を得るために、南門の大木を北門に移した者に十金を与えると布告したが、皆疑い誰も移さなかった。 五十金に増額すると移す者が現れたので、五十金を渡して約束を本当に守ると示した故事から。
信及豚魚(しんきゅうとんぎょ)
多くの人から厚く信用されている状態のたとえ。 祭祀を行う人の誠意が供え物である豚や魚にまで及ぶ、という意味から来ている言葉。 「信(しん)豚魚(とんぎょ)に及ぶ」とも読む。
信疑忠謗(しんぎちゅうぼう)
誠実な言動や信念が疑われ、誹謗中傷される不幸な状況を指す言葉。 「信(しん)にして疑(うたが)われ忠(ちゅう)にして謗(そし)らる」とも読む。
信外軽毛(しんげきょうもう)
心が安定せず乱れやすい凡夫のこと。 「信外」は仏教の言葉で、修行の初期段階である「十信」をまだ終えていない状態のこと。 「軽毛」は風にあおられて安定しない羽毛。
信言不美(しんげんふび)
誠実な言葉は飾り気がなく、必ずしも美しくないということ。 「信言(しんげん)美(び)ならず」とも読む。 この後に、「美言(びげん)信(しん)ならず(飾り立てた言葉は信用できない)」と続く。
信賞必罰(しんしょうひつばつ)
賞と罰を正しく与えること。 立派な働きをしたものには必ずそれ相応の褒賞を与え、罪を犯したものには必ずそれ相応の罰を与えること。 「信賞」は必ず褒賞を与えること。 「必罰」は必ず罰を与えること。
信心決定(しんじんけつじょう)
阿弥陀仏(あみだぶつ)の救済の本願を信じ、その信念が不動である状態を指す仏教用語。
信誓旦旦(しんせいたんたん)
誠意を持って本心から誓うこと。 「旦旦」は明らかな様子。または、心がこもっている様子。 元は、男性が女性に結婚を申し込むときの気持ちを言い表す時に使われた言葉。
信誓旦々(しんせいたんたん)
誠意を持って本心から誓うこと。 「旦旦」は明らかな様子。または、心がこもっている様子。 元は、男性が女性に結婚を申し込むときの気持ちを言い表す時に使われた言葉。
自信満満(じしんまんまん)
信が溢れている状態で、揺るぎない確信を持ち、不安の影が見えない様子。
大信不約(たいしんふやく)
約束をしなければ守られないようなことは、本当の信頼関係とはいえないということ。 または、信義のない約束は、約束としての意味を持たないということ。 「大信」はこのうえない誠意という意味から、本物の信頼関係という意味。 「大信(たいしん)は約せず」とも読む。
忠信孝悌(ちゅうしんこうてい)
誠意を込めて親や目上の人に仕えること。 「孝悌」は両親や目上の人にしっかりと仕えること。 「忠信」は誠意をもって、決して欺かないこと。 儒教の四つの徳目。 「孝悌」は「孝弟」とも書く。 「忠信孝悌(忠信孝弟)」ともいう。
忠信孝弟(ちゅうしんこうてい)
誠意を込めて親や目上の人に仕えること。 「孝悌」は両親や目上の人にしっかりと仕えること。 「忠信」は誠意をもって、決して欺かないこと。 儒教の四つの徳目。 「孝悌」は「孝弟」とも書く。 「忠信孝悌(忠信孝弟)」ともいう。
豚魚之信(とんぎょのしん)
全ての人に真面目で正直な心を行き渡らせることのできる、徳のある人のこと。または、そうした誠実な心のこと。 「豚魚」は豚と魚のことで、下賎な人のたとえ。 豚や魚にまで、真面目で正直な心を行き渡らせることが、信の心の究極であるとされている。
背信棄義(はいしんきぎ)
信義に背いて、道義を捨てること。 「背信」は信頼、信義を裏切ること。 「棄義」は人としての道義を忘れること。
半信半疑(はんしんはんぎ)
本当か嘘かよくわからず、判断に迷うこと。 「半信」は半分信じること。 「半疑」は半分疑うこと。 半分は信じられるが、残りの半分は信じきれずに疑ってしまい、完全に信じることが出来ない状態のことをいう。
尾生之信(びせいのしん)
約束を守りぬくことのたとえ。または、正直すぎて機転のきかないことのたとえ。 「尾生」は人の名前。 「信」は信義という意味。 魯の国の尾生が橋の下で女性と会う約束をしたが、いつまでも女性はこないまま尾生は橋の下で待ち続けた。 やがて、雨が降り始めて川が増水して、橋の橋脚に抱きついたまま溺れ死んだという故事から。
抱柱之信(ほうちゅうのしん)
約束を守りぬくことのたとえ。 または、正直すぎて機転がきかないことのたとえ。 「抱柱」は橋の脚にしがみつくこと。 「信」は信義という意味。 魯の国の尾生が橋の下で女性と会う約束をしたが、いつまでも女性はこないまま尾生は橋の下で待ち続けた。 やがて、雨が降り始めて川が増水して、橋の橋脚に抱きついたまま溺れ死んだという故事から。
朋友有信(ほうゆうゆうしん)
お互いの信頼が友人関係には最も大切なものだということ。 「朋友」は友人のこと。 「朋友(ほうゆう)信(しん)有り」とも読む。