「有」を含む四字熟語一覧
有を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
一切有情(いっさいうじょう)
この世に生きとし生けるものすべてのこと。特に、人間のこと。 「一切」はすべてのこと。 「有情」は生きているもののこと。 仏教用語。
有為転変(ういてんでん)
この世の全ての現象や存在は、少しの間もとどまることなく常に移り変わるものであるということ。または、この世は儚(はかな)いものであるということ。 「有為」は様々な因縁から生じる現象。 「転変」は移り変わること。 仏教の言葉。
有為転変(ういてんべん)
この世の全ての現象や存在は、少しの間もとどまることなく常に移り変わるものであるということ。または、この世は儚(はかな)いものであるということ。 「有為」は様々な因縁から生じる現象。 「転変」は移り変わること。 仏教の言葉。
有為転変(ういてんぺん)
この世の全ての現象や存在は、少しの間もとどまることなく常に移り変わるものであるということ。または、この世は儚(はかな)いものであるということ。 「有為」は様々な因縁から生じる現象。 「転変」は移り変わること。 仏教の言葉。
有為無常(ういむじょう)
この世の全ての現象や存在は常に移り変わり、はかないものということ。 仏教語から「有為」は様々な因縁から生じる現象。
有財餓鬼(うざいがき)
「餓鬼」は仏教語の餓鬼道に落ちて常に飢えに苦しむ亡者のことで、欲深く異常なほど金銭に執着する人のこと。
有所得心(うしょとくしん)
利益・得・成功などを望み、害・損失・失敗などを避けようとするこだわり。執着。 「有所得」は空を理解せずに物事に対して執着すること。仏教の言葉。
有情世間(うじょうせけん)
意志や感情を持った生き物のことで、人間や動物のこと。 または、それらが存在する世界のこと。
有情非情(うじょうひじょう)
人間や動物、植物に加えて、命を持たない石や水などを含めた世界に存在する全てのもののこと。
有象無象(うぞうむぞう)
元は仏教語で有形、無形全てのもののことで、この世に存在する全てのもののこと。 または、数が多くつまらない人や物のことを卑しめる言葉。
有智高才(うちこうさい)
もとは仏教語で、「智」は生まれた時からもっている聡明さ、「才」は学んで得たすぐれた才能のことで、聡明ですぐれた才能を持っていること。
有智高才(うちこうざい)
もとは仏教語で、「智」は生まれた時からもっている聡明さ、「才」は学んで得たすぐれた才能のことで、聡明ですぐれた才能を持っていること。
有頂天外(うちょうてんがい)
「有頂天」は仏教で一番上にあるとされる天のことで、それを超えるほどの喜びという意味から、この上なく大喜びすること。
有無相生(うむそうせい)
有があるから無があり、無があるから有があるという、有と無の相対的な関係のこと。 または、この世のものはすべて相対的な関係にあるということ。 「相生」はお互いに生じあうこと。 元は、相対的であるものを絶対的であるかのように錯覚してしまう、人間の愚かさや危うさを警告した言葉。
有無相通(うむそうつう)
片方にあってもう片方に無いものを、互いに補うことでどちらもうまくいくようにすること。 「有無(うむ)相(あい)通(つう)ず」とも読む。
有耶無耶(うやむや)
あるのかないのかよくわからないほど曖昧な様子。 「有りや無しや」という言葉を漢文調に有耶無耶と書いて、それを音読したという説が有力な語源である。
有漏無漏(うろむろ)
煩悩のある人と、煩悩の無い人のこと。仏教の言葉。 「漏」は六根(感覚器官である目、耳、鼻、舌、身、意の六つ)から漏れ出るもの、転じて煩悩のこと。 「有漏」は煩悩から脱することが出来ない人のこと。 「無漏」は煩悩を振り払い、悟りの境地に達した人のこと。
開巻有益(かいかんゆうえき)
読書は得るものがあり、ためになるということ。 「開巻」は書物を開くという意味。 「巻(かん)を開けば益(えき)有り」とも読む。
懐玉有罪(かいぎょくゆうざい)
身分に合わない立派なものを持ったり、身分に合わない行いをすると災いを招くということのたとえ。 「懐玉」は宝石を持つこと。 「有罪」は他人から狙われて、災いを招くということ。 「玉(ぎょく)を懐(いだ)きて罪(つみ)有り」とも読む。
禍生有胎(かしょうゆうたい)
災難には前触れがあるということ。 「胎」は兆し、前触れ。 「禍(わざわい)の生(しょう)ずるは胎(たい)有(あ)り」とも読む。
禍中有福(かちゅうゆうふく)
不幸の中であっても必ず幸福はあるということ。または、不幸や幸福を予想することは難しいということ。 「禍」は災難、不幸。 「福」は幸い、幸福。 「禍中(かちゅう)、福有(あ)り」とも読む。
曷有加焉(かつゆうかえん)
最もよいこと。最上であること。 「曷」は「どうして~か」など、疑問や反語を表す言葉。 「焉」は「これ」など、物事などを指し示す言葉。 「曷(なん)ぞ加うること有(あ)らん」とも、「曷(なん)ぞ焉(これ)に加うること有(あ)らん」とも読む。
虚有縹渺(きょうひょうびょう)
ぼうっとしていて、はっきりとしない様子。 「虚有」は実質的な内容が存在しないこと。 「縹渺」はぼんやりとしていて、はっきりとしない様子。 「縹渺」は「縹緲」「縹眇」とも書く。
亢竜有悔(こうりょうゆうかい)
高い地位を持っている人や、多くの財産を持っている人は、慎みを持って行動しなければ、失敗して悔いることになるという戒め。 「亢竜」は天の最も高いところに昇りつめた竜のこと。 最も高いところに昇りつめた竜は、これ以上昇ることができず、後は落ちることしかできないので、その後のことを考えて慎みを持っておくべきということから。 「亢竜(こうりょう)悔(く)い有り」とも読む。
子虚烏有(しきょうゆう)
何も無いこと。 または、でたらめで嘘の話。 「子虚」は事実とは異なること、嘘。 「烏有」はいずくんぞあらんやとも読み、何も存在しないという意味。 中国の漢の司馬相如は、「子虚」と「烏有」という架空の人物を出して、天子に倹約の大切さを説いたという故事から。
死生有命(しせいゆうめい)
人の生死は天命で決まっていて、人の力ではどうすることも出来ないという意味。
詩中有画(しちゅうゆうが)
詩の中にすぐれた言葉で景色が表現され、読んだ人がその景色にいるかのように感じられること。 中国の北宋の時代、蘇軾が唐の王維の詩を評価して言った言葉から。 「詩中(しちゅう)に画あり」とも読む。
悉有仏性(しつうぶっしょう)
すべての人は仏になる素質を持っているということ。 または、この世に存在するすべてのものは、仏そのものであるということ。 「悉有」はすべての人が持っているということ。または、この世に存在するものすべてということ。 「悉(ことごと)く仏性(ぶっしょう)有り」とも、「悉有(しつう)は仏性(ぶっしょう)なり」とも読む。
史有三長(しゆうさんちょう)
歴史を記述するためには、文才、学問、見識の三つが必要とされるということ。 中国の唐の時代の歴史家である劉知幾が主張したもの。 「史(し)に三長(さんちょう)あり」とも読む。
将門有将(しょうもんゆうしょう)
立派な家系の家からは、立派な人材が出るということ。 「将門」は将軍を代々輩出している家系のこと。 「有将」は将軍が現れること。 「将門(しょうもん)、将(しょう)有り」とも読む。
前途有望(ぜんとゆうぼう)
将来、成功する可能性が大いにあること。 「前途」はこれから先の道のり、将来のこと。 「有望」は望みが叶う可能性があること。
造反有理(ぞうはんゆうり)
体制に背くことにも、それなりの道理があること。 「造反」は体制に背いた行動を起こすこと、謀反。 「有理」は道理があること。 一九三九年に中国の毛沢東が言った言葉で、文化大革命の時に紅衛兵の標語となった言葉。
朝有紅顔(ちょうゆうこうがん)
人の一生は変わりやすく、儚いことのたとえ。 「紅顔」は色つやのよい顔ということから、若い人のたとえ。 「朝に紅顔有りて夕べに白骨となる」を略した言葉で、朝に若者だった人が、夕方には死んで白骨になるという意味から。
長幼有序(ちょうようゆうじょ)
年上と年下の間にある、守るべき社会的、道徳的な秩序のこと。 「長幼」は年齢が上の人と下の人。 「序」は順序、席次のこと。 儒教の五つの道徳法則、五倫のうちの一つ。
天地万有(てんちばんゆう)
この世に存在する全てのものや現象のこと。 「天地」は天と地、この世のこと。 「万有」は形がある全てのもののこと。
別有天地(べつゆうてんち)
人が暮らしている世界とは違う、他の世界があるということ。 人が足を踏み入れたことのない大自然の美しい景色や、理想郷などのことをいう言葉。 「別に天地の人間(じんかん)に非(あら)ざる有り」を略した言葉で、「別に天地有り」とも読む。
朋友有信(ほうゆうゆうしん)
お互いの信頼が友人関係には最も大切なものだということ。 「朋友」は友人のこと。 「朋友(ほうゆう)信(しん)有り」とも読む。
忙中有閑(ぼうちゅうゆうかん)
どんなに忙しいときでも、一息つくくらいの暇はあること。 「忙中(ぼうちゅう)閑(かん)有り」とも読む。
無益有害(むえきゆうがい)
害があるだけで何も益がないこと。 「無益有害」ともいう。
無何有郷(むかうきょう)
理想郷を言い表す言葉。 「無何有」は何も有ること無しという意味で、何も存在しない世界のこと。 絶対的な無の世界のことから。 「无何有郷」とも書く。 「むかう(の)きょう」や「むかうのさと」とも読む。
無何有郷(むかうのさと)
理想郷を言い表す言葉。 「無何有」は何も有ること無しという意味で、何も存在しない世界のこと。 絶対的な無の世界のことから。 「无何有郷」とも書く。 「むかう(の)きょう」や「むかうのさと」とも読む。
無何有郷(むかゆうきょう)
理想郷を言い表す言葉。 「無何有」は何も有ること無しという意味で、何も存在しない世界のこと。 絶対的な無の世界のことから。 「无何有郷」とも書く。 「むかう(の)きょう」や「むかうのさと」とも読む。
無何有郷(むかゆうきょう)
理想郷を言い表す言葉。 「無何有」は何も有ること無しという意味で、何も存在しない世界のこと。 絶対的な無の世界のことから。 「无何有郷」とも書く。 「むかう(の)きょう」や「むかうのさと」とも読む。
无何有郷(むかゆうきょう)
理想郷を言い表す言葉。 「無何有」は何も有ること無しという意味で、何も存在しない世界のこと。 絶対的な無の世界のことから。 「无何有郷」とも書く。 「むかう(の)きょう」や「むかうのさと」とも読む。
無用有害(むようゆうがい)
害があるだけで何も益がないこと。
有害無益(ゆうがいむえき)
害があるだけで何も益がないこと。 「無益有害」ともいう。
有脚陽春(ゆうきゃくようしゅん)
足のある陽気の満ちた春という意味から、行く先々で仁徳を施す人のこと。 唐の宋璟という人物が行く先々で恩徳を施したことを、人々が称した故事から。
有形無形(ゆうけいむけい)
形があるものと無いもの。 視覚的に認識できるものとできないもの。 物質的なものと精神的なもの。
有言実行(ゆうげんじっこう)
言ったことは必ず実行すること。 「有言」は口に出して言うこと、「実行」は実際に行動すること。 「不言実行」をもとにしてつくられた俗語。
有口無行(ゆうこうむこう)
口先だけで行動が伴わないこと。 「有口」は口先だけがうまいこと。 「無行」は行動しないこと。
有厚無厚(ゆうこうむこう)
不合理なことをこじつけによって正当化しようとすること。 「極めて厚さがあるものは、もはや厚い厚くないということすら言えないので厚さの概念自体がない」という詭弁(きべん)。
有識之士(ゆうしきのし)
すぐれた判断力があり、高い学のある人のこと。 「有識」は知識や見識があるという意味。
有終之美(ゆうしゅうのび)
物事をやり遂げ、最後に立派な結果を残して終わること。
有職故実(ゆうしょくこじつ)
朝廷や武家の昔から伝わる儀式や制度、風俗や習慣のこと。 または、それらを研究する学問のこと。 「有職」は朝廷や武家に昔から伝わる慣例に詳しいこと。 「故実」は伝統的な儀式や制度の慣例のこと。
有職故実(ゆうそくこじつ)
朝廷や武家の昔から伝わる儀式や制度、風俗や習慣のこと。 または、それらを研究する学問のこと。 「有職」は朝廷や武家に昔から伝わる慣例に詳しいこと。 「故実」は伝統的な儀式や制度の慣例のこと。
有職故実(ゆうそここじつ)
朝廷や武家の昔から伝わる儀式や制度、風俗や習慣のこと。 または、それらを研究する学問のこと。 「有職」は朝廷や武家に昔から伝わる慣例に詳しいこと。 「故実」は伝統的な儀式や制度の慣例のこと。
有頭無尾(ゆうとうむび)
初めだけはあるが、終わりがないこと。 初めて物事を途中で止めることをいう。 「頭(こうげ)有りて尾(お)無し」とも読む。
有備無患(ゆうびむかん)
日頃から十分に準備をしておけば、何が起こっても困らないという意味。 「備え有れば患(うれ)い無し」の形で使うことが多い言葉。
有朋遠来(ゆうほうえんらい)
同じ志を持つ友人が遠方より訪ねてきてくれること。 または、その喜び。 「朋」は友人のこと。
有名無実(ゆうめいむじつ)
名前は立派だが内容が伴っていないこと。 「有名」は立派な名前、「無実」は内容がないこと。 使われていない法律や制度、存在しているものの活動はしていない組織などのことをいう。