「理」を含む四字熟語一覧
理を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
格物究理(かくぶつきゅうり)
物事を突き詰めて、道理を明らかにすること。 「格物」は物事を突き詰めること。物事の道理を極めつくすこと。 「究理」は物事の道理を明らかにすること。
画無失理(かくむしつり)
計画に無理がなく、しっかりと筋道がたっていること。 「画」は計画のこと。 「理」は道理に適っている筋道。 「画(かく)に失理(しつり)無し」とも読む。 この言葉の前に「算(さん)に遺策(いさく)無し」という言葉がある。
強理勁直(きょうりけいちょく)
道理にかなうように努力して、強く正しい様子。 「強理」は道理に従うように努めること。 「勁直」は強く正しいこと。
居敬窮理(きょけいきゅうり)
いつもの振る舞いを慎んで、様々な道理をきわめて、正しい知識を身につけること。 「居敬」は慎んだ態度をとることで、内側の修養法のこと。 「窮理」は物事の道理をきわめて、正しい知識をえることで、外側の修養法のこと。 どちらも朱子学の大本となる修養法のこと。
義理一遍(ぎりいっぺん)
世間体のために形式的に物事をすること。 「義理」は世間体のために、仕方なくやらなければならない物事のこと。 「一遍」は一度、一通りという意味。
義理人情(ぎりにんじょう)
義理と人情。 「義理」は社会で暮らす上で守らなければいけない、正しい道理。 「人情」は人が生まれたときから持っている、他人への情けや思いやりの気持ち。
空理空論(くうりくうろん)
現実とかけ離れていて、実際に役に立たない理論のこと。 「空理」と「空論」は現実離れしていて無益な理論や議論のこと。
権理通義(けんりつうぎ)
様々なものに当てはまる原理で、人が生まれた時から持っている権利。 「権理」は権利のこと。 「通義」は世間一般に受け入れられている道理。
傷天害理(しょうてんがいり)
自然に定まっている、天の道徳に背くこと。 「傷」と「害」はどちらも壊すということ。 「理」は道理のこと。 「天を傷つけ理を害す」とも読む。
至理名言(しりめいげん)
物事の筋道が理屈に適っているすぐれた言葉。 「至理」は正しい道理のこと。 「名言」は立派な言葉。
深層心理(しんそうしんり)
普段生活しているときには意識されない、奥深いところに隠れている心理のこと。 「心理」は心の動きや状態のこと。 心理学者のフロイトやユングによる心理学の用語。
心定理得(しんていりとく)
行動や道理が正しいために、心が安定していて落ち着いている様子。 「人心定まりて事理得」を略した言葉。
心理戦争(しんりせんそう)
武力を用いず、情報操作やプロパガンダ(喧伝)、心理的操作などを通じて、相手を不利にし、自己の利益を追求する戦術や戦略。
自明之理(じめいのり)
説明する必要もないほど当たり前の論理や道理のこと。 「自明」はそれ自身で証明の必要がなく明らかなこと。
情恕理遣(じょうじょりけん)
人への態度が大らかで穏やかなこと。 「恕」は許すこと。 「遣」は逃がすこと。 他人が過ちを犯しても、思いやりや道理と見比べて、大らかな態度で許すという意味から。 中国の晋の衛カイが感情を表に出さないことについていった言葉。 「情もて恕(ゆる)し理(り)もて遣(や)る」とも読む。
事理明白(じりめいはく)
物事の道理や筋道がはっきりとしていること。 「事理」は物事の道理や筋道。 「明白」ははっきりとしていてわかりやすいこと。
整理整頓(せいりせいとん)
必要の無いものを捨てて、乱れているものを整えて、綺麗に片付けること。 「整理」は乱れているものを整えること。または、いらないものを捨てること。 「整頓」は整った状態にすること。 似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
造反有理(ぞうはんゆうり)
体制に背くことにも、それなりの道理があること。 「造反」は体制に背いた行動を起こすこと、謀反。 「有理」は道理があること。 一九三九年に中国の毛沢東が言った言葉で、文化大革命の時に紅衛兵の標語となった言葉。
天理人欲(てんりじんよく)
天の道理と人の欲望。 「天理」は全てにとって正しい天の道理。 「人欲」は人の欲望や本性。 相対する意味の言葉を重ねたもの。
天理人情(てんりにんじょう)
自然の道理と人の行うべき正しい道。 「天理」は全ての物事の釣り合いが取れる、正しい道理。 「人情」は人の行うべき正しい道。
博物窮理(はくぶつきゅうり)
様々な物事に精通していて、道理をきわめること。または、自然現象を研究する学問、自然科学のこと。 「博物」は全ての事情に精通しているということ。または、自然物を研究する博物学のこと。 「窮理」は物事の道理をきわめること。または、物理学のこと。 「博物究理」とも書く。
博物究理(はくぶつきゅうり)
様々な物事に精通していて、道理をきわめること。または、自然現象を研究する学問、自然科学のこと。 「博物」は全ての事情に精通しているということ。または、自然物を研究する博物学のこと。 「窮理」は物事の道理をきわめること。または、物理学のこと。 「博物究理」とも書く。
比翼連理(ひよくれんり)
夫婦の愛情が深く、非常に仲がよいことをたとえた言葉。 「比翼」は目と翼が一つしかなく、雌雄が常に一体となって飛ぶとされている比翼の鳥のこと。古代中国の想像上の動物。 「連理」は別々の木の枝や幹がくっついて、まるで一本の木であるかのように木理(木目)が一つになったもののこと。 どちらも、男女間の愛情が深く仲がよいことのたとえ。
曼理皓歯(まんりこうし)
容姿の美しい人のこと。 「曼理」はきめの細かい肌。 「皓歯」は白くて綺麗な歯。
無理往生(むりおうじょう)
自分の言動を強引に相手に承諾させること。 「往生」は元は「圧状」と書き、人を脅して相手に無理やり文書を書かせること。
無理算段(むりさんだん)
苦しい中で色々と工夫して都合をつけること。 「算段」は方法や手段を工夫すること。 主に金銭のやりくりについていう言葉。
無理難題(むりなんだい)
現在の状況で解決すること非常に難しい問題のこと。 または、道理に合わない理不尽な要求のこと。 「無理」は道理に合わないこと。または、実現が困難なこと。 「難題」は解決することが非常に難しい問題のこと。
無理非道(むりひどう)
人としての道理から外れていること。 「無理」と「非道」はどちらも人としての道理から外れていること。
無理無体(むりむたい)
相手の都合を考えずに、強引に強制して行わせること。 「無理」と「無体」はどちらも同じような意味で、人の道に反した行いを強引に行うこと。
理世撫民(りせいぶみん)
天下をうまく治めて民衆を慈しむこと。 政治のあるべき姿。 「理」は乱れているものを直す、「撫」は撫でるや慈しむという意味。
理非曲直(りひきょくちょく)
物事の「善と悪」や「正と不正」のこと。 「理非」は道理にかなうこととかなわないこと、「曲直」は曲がっていることとまっすぐなこと。
理路整然(りろせいぜん)
話や考えが道理にかなっていて、前提から結論までの順序や段階がしっかりとしていること。 「理路」は話や考えの道理、「整然」はしっかりと整っていること。
連理之枝(れんりのえだ)
男女の仲が良く、情愛が深いことのたとえ。 「連理」は別々の木の枝と枝が結合して一体化した枝のこと。