「草」を含む四字熟語一覧
草を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
一木一草(いちぼくいっそう)
一本の木から一本の草まで全てという意味から、その場にあるすべてのもののこと。 または、わずか一本の木と一本の草という意味から、極めて少ないもののこと。 「一木」は一本の木のこと。 「一草」は一本の草のこと。 「一草一木」ともいう。
一草一木(いっそういちぼく)
一本の木から一本の草まで全てという意味から、その場にあるすべてのもののこと。 または、わずか一本の木と一本の草という意味から、極めて少ないもののこと。 「一木」は一本の木のこと。 「一草」は一本の草のこと。 「一草一木」ともいう。
浮草稼業(うきくさかぎょう)
働く場所が決まっておらず、様々な場所へと移動する職業。また、その生活。 根を張らず、よりどころがない浮き草に例えた言葉。
横草之功(おうそうのこう)
とても簡単なこと、または少しの功績や功労のたとえ。 「横草」は草を踏んで横に倒すという意味。
小草生月(おぐさおいづき)
陰暦二月の異名。小さな草花が芽を出し始める月との意から。
開闢草昧(かいびゃくそうまい)
国として成り立ったばかりで、文明や秩序などが発達していないこと。 「開闢」は天地が開けるという意味から、この世の始まりのこと。 「草昧」は世の中が始まったばかりで、秩序が存在していないこと。
禽獣草木(きんじゅうそうもく)
命がある全てのもののこと。 鳥や動物、草、木ということから。 「草木禽獣」ともいう。
勁草之節(けいそうのせつ)
勁草のように強い節操や意志があること。 「勁草」は強い風でも倒れない強い草ということから。
萱草忘憂(けんそうぼうゆう)
植物の忘れ草は、憂いを忘れさせてくれるということ。 「萱草」は忘れ草のこと。 「萱草(けんそう)憂(うれ)いを忘れしむ」とも読む。
枯木枯草(こぼくこそう)
枯れた植物のこと。
山川草木(さんせんそうもく)
人間以外のあらゆる自然の総称。 山と川と草と木のことから、あらゆる自然という意味。
三草二木(さんそうにもく)
資質や能力に差がある普通の人たちでも、仏の教えによって、誰もが悟りを得ることができるということ。 「三草」は大、中、小の三種類の薬草。 「二木」は大、小の二種類の木。 どんな大きさの植物も雨水の恩恵を受けるということから。
三木一草(さんぼくいっそう)
後醍醐(ごたいご)天皇の建武政権下で功績を上げ、重用された四人の臣下の総称。 「三木」は、名前に「き」の付く三人。結城親光(ゆうきちかみつ)、名和長年(なわながとし)の役職、伯耆守(ほうきのかみ)、楠木正成(くすのきまさしげ)のこと。 「一草」は、名前に「くさ」の付く一人。千種忠顕(ちぐさただあき)のこと。
刺草之臣(しそうのしん)
普通の人々のこと。 「刺草」は草を刈り取ること。 普通の人が、君主に自身のことを謙っていう言葉。 草を刈り取るだけの卑しい者という意味から。
疾風勁草(しっぷうけいそう)
その人の真価は苦境に立って初めてわかることのたとえ。 「疾風」は激しく勢いの強い風、「勁草」は強い草のことで、激しい風が吹くことで、初めて強い草がどれかわかることから。
寸草春暉(すんそうしゅんき)
両親からの恩は非常に大きく、子がどれだけ孝行しても、少しですら報いることは出来ないということのたとえ。 「寸」は長さの単位で、短い長さのたとえ。 「寸草」は、短い草のことで、両親の恩に報いようとするほんの少しの気持ちをたとえた言葉。 「春暉」は春の太陽の光のことで、両親からの恩のたとえ。 短い草がどれだけ孝行しても、春の日の光によって育てられた恩に報いることは出来ないという意味から。
刺草之臣(せきそうのしん)
普通の人々のこと。 「刺草」は草を刈り取ること。 普通の人が、君主に自身のことを謙っていう言葉。 草を刈り取るだけの卑しい者という意味から。
翦草除根(せんそうじょこん)
災いの原因になるものを全て取り除くこと。 「翦草」は草を刈ること。 「除根」は根を取り除くこと。 草を全て刈り取り、草が生えないように根を全て取り除くという意味から。 「草を翦(き)り根を除く」とも読む。
草偃風従(そうえんふうじゅう)
君主の徳によって自然と民衆が従うこと。 「草偃」は草がなびくことで、風が吹けばそれに従い草がなびくという意味。
草間求活(そうかんきゅうかつ)
やむを得ず、田舎で生き延びること。 「草間」は草深い土地ということから田舎のこと。
草行露宿(そうこうろしゅく)
困難で苦しい旅をすること。 険しい道を草をかき分けて進み、野宿をしながら旅をするという意味。 「草行」は道らしい道がない場所を草をかき分けて進むこと。 「露宿」は屋外で寝泊まりをする野宿のこと。
草根木皮(そうこんぼくひ)
草の根と木の皮という意味から、漢方薬やその素材のこと。 または、食糧不足で草の根や木の皮のようなものしか食べ物がないこと。
草根木皮(そうこんもくひ)
草の根と木の皮という意味から、漢方薬やその素材のこと。 または、食糧不足で草の根や木の皮のようなものしか食べ物がないこと。
草頭天子(そうとうてんし)
盗賊の親分のこと。 「草頭」は盗賊の親分、首領。 「天子」は首領をからかう表現。
草茅危言(そうぼうきげん)
国民が国政を厳しく批判する声のこと。 「草茅」は草むらのことで、一般の人たちのこと。 「危言」は正しいことをありのままに言うこと。
草莽之臣(そうぼうのしん)
官職につかずに民間の職についている人のこと。 または、臣下が自分自身のことを謙って言い表す言葉。 「草莽」は草むらや田舎という意味から、官職につかずに民間で働いている人のことのたとえ。
草満囹圄(そうまんれいぎょ)
平和に治まっていて、よい政治が行われ、犯罪がないことのたとえ。 「草満」は草が生い茂ること。 「囹圄」は牢屋のこと。 犯罪を犯す人がいないために、牢屋が使われることなく、牢屋に草が生い茂るという意味から。 「草(くさ)囹圄(れいご)に満(み)つ」とも読む。
草満囹圄(そうまんれいご)
平和に治まっていて、よい政治が行われ、犯罪がないことのたとえ。 「草満」は草が生い茂ること。 「囹圄」は牢屋のこと。 犯罪を犯す人がいないために、牢屋が使われることなく、牢屋に草が生い茂るという意味から。 「草(くさ)囹圄(れいご)に満(み)つ」とも読む。
草莽之臣(そうもうのしん)
官職につかずに民間の職についている人のこと。 または、臣下が自分自身のことを謙って言い表す言葉。 「草莽」は草むらや田舎という意味から、官職につかずに民間で働いている人のことのたとえ。
草木皆兵(そうもくかいへい)
ひどく怯えて恐れることのたとえ。 あまりの恐怖に気が動転して、草や木が敵の兵士に見えるという意味から。
草木禽獣(そうもくきんじゅう)
命がある全てのもののこと。 鳥や動物、草、木ということから。 「草木禽獣」ともいう。
草廬三顧(そうろさんこ)
立場が上の人が礼を尽くして、すぐれた才能のある人を招くこと。 または、立場が上の人が、立場が下の人に礼を尽くして仕事の依頼をすること。 「三顧」は三回訪問することで、古代中国の三国時代に、諸葛亮を迎え入れるために、劉備本人が三回訪問したという故事から。
大樹美草(たいじゅびそう)
素晴らしい人物が上にいると、下のものは上に行くことができずに、立派な人物に育たないということ。 大きな木の下は、日の光が遮られて影になるために、美しい植物は生えないという意味から。 「大樹の下に美草無し」を略した言葉。
打草驚蛇(だそうきょうだ)
必要のないことをしたために、無駄な災難にあうこと。 草をたたいて、草の中に隠れている蛇を驚かすという意味から。 「草(くさ)を打って蛇(へび)を驚かす」とも読む。 五代十国時代の南唐で、賄賂で私服を肥やしたとされる地方長官の王魯の故事から。
天造草昧(てんぞうそうまい)
天と地が生まれる前の渾沌としている様子。 「天造」は天が世界を作ること。 「草昧」は始まる前の秩序もなく、渾沌としている状態のこと。
猛虎伏草(もうこふくそう)
英雄は隠れていても必ず世に現れるという意味。 虎は草原に伏して身を隠そうとしても、隠すことは出来ないということから。
野蛮草昧(やばんそうまい)
文明や文化がなく、秩序がない様子。 「野蛮」は文明がないこと。 「草昧」は物事の始めで、秩序がなく乱れている様子。
魯魚章草(ろぎょしょうそう)
文字を書き誤ること。 「魯」と「魚」、「章」と「草」はそれぞれ字の形が似ていて間違えやすいことから。