「力強い筆勢」に関連する四字熟語一覧
「力強い筆勢」に関連する四字熟語の一覧です。
雲烟飛動(うんえんひどう)
筆の勢いが生き生きとしていて力強いこと。 「雲烟」は雲と霞。または、雲と煙。 雲や霞、煙などとどまることなく、常に飛ぶように動いているという意味から。 「雲煙飛動」とも書く。
入木三分(にゅうぼくさんぶ)
筆勢が非常に強いこと。 または、物事を深くまで的確に追究すること。 「入木」は木に染み込むこと。 「三分」は長さのことで約七ミリのこと。 書家の王羲之は筆勢が強いことで知られていて、文字を記した木を削ってみると、三分の深さまで墨が染み込んでいたという故事から。 書道の別称「入木道(じゅぼくどう)」の語源。
浮雲驚竜(ふうんきょうりょう)
筆に勢いがあり、のびのびとしていること。 「浮雲」は空に浮いている雲のことで、自由なことのたとえ。 「驚竜」は竜が天に昇ることで、勢いがあることのたとえ。
鳳翥竜蟠(ほうしょりょうばん)
筆勢に活気があり、思い通りに変化する様子。 「鳳翥」は古代中国の伝説上の鳥の鳳凰が力強く飛び立つこと。 「竜蟠」は竜がとぐろを巻いて絡み合う様子。 鳳凰が自在に飛び、竜がとぐろを巻いて絡み合うという意味から。 元は書聖と称された王羲之(おうぎし)の筆遣いをたたえた言葉。
游雲驚竜(ゆううんきょうりょう)
書の筆遣いが素晴らしく、筆跡が生き生きとしている様子。 「雲」はいろいろなものに変化すること。 「竜」は神秘的で、力強く勇ましい動きのこと。 素晴らしい筆遣いを雲と竜にたとえたもの。
落紙雲煙(らくしうんえん)
書画の筆勢に力が満ちていて、美しい様子。 「落紙」は筆を紙におろして、文字を書くこと。 「雲煙」は書画に雲や煙が湧き上がるような、生き生きとした勢いがあること。 「落紙雲烟」とも書く。
竜跳虎臥(りょうちょうこが)
筆に勢いがあり、自由でのびのびしている様子のたとえ。 筆の勢いを、竜が天に伸び上がったり、虎が地に伏したりする様子にたとえた言葉。 元は、中国の南北朝時代の梁の武帝が、晋の王羲之の書を褒め称えた言葉。