「無駄骨折り」に関連する四字熟語一覧
「無駄骨折り」に関連する四字熟語の一覧です。
縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ)
方法が間違っているため、どれだけ苦労しても目的を果たせないことのたとえ。実現が無理なことのたとえ。 木に登って魚を捕ろうとすることから。 「木(き)に縁(よ)りて魚(うお)を求む」とも読む。 「求魚縁木」ともいう。
往返徒労(おうへんとろう)
無駄に往復すること。無駄足を踏むこと。
屋上架屋(おくじょうかおく)
無駄なことを繰り返すことのたとえ。 または、独創性のないことのたとえ。 「屋上」は屋根の上。 「架屋」は屋根を架けること。 屋根の上に屋根を架けるという意味から。
海底撈月(かいていろうげつ)
実現不可能なことに労力を費やして無駄に終わることのたとえ。 海面に映っている月をすくい上げようとするという意味から。 「撈月」は水中から月をすくい上げること。 「海底に月を撈(すく)う」とも読む。
画脂鏤氷(がしろうひょう)
苦労したわりに大した成果を得られないこと。 または、意味のないことに力を使うことのたとえ。 あぶらに絵を描いて、氷に彫刻をするということで、どちらも残らずに消えてしまうという意味から。 「脂(あぶら)に画(えが)き氷に鏤(ちりば)む」とも読む。 「画脂鏤冰」とも書く。
奇異荒唐(きいこうとう)
根拠がなく、とんでもないこと。 または、実現できない大きな計画を立てること。 「奇異」は普通とは違う、奇妙なこと。 「荒唐」は根拠がなく、結論やまとまりのない話や考えのこと。
鬼家活計(きかかっけい)
意味のない努力のこと。 「鬼家」は死んだ人の霊が住んでいる世界。 「活計」は生活や努力のこと。 仏教の言葉で、死者の霊が死後の世界で行う生活や努力という意味から。
敲氷求火(こうひょうきゅうか)
間違っているやり方をしても、苦労するだけで目的を果たすことはできないということ。 火を起すために氷をたたくという意味から。 「氷を敲(たた)いて火を求む」とも読む。
呉牛喘月(ごぎゅうぜんげつ)
勘違いして無駄に怯えること。 または、考えすぎたせいで無駄な苦労をすること。 「呉」は中国の地名。 南の暑い地域にいる牛は、月を見ても太陽だと思って苦しそうに呼吸するということから。 「呉牛(ごぎゅう)、月に喘(あえ)ぐ」とも読む。
牀上施牀(しょうじょうししょう)
無駄なことや意味のないことを繰り返し行うこと。 または、人の真似ばかりで、新しい趣がないこと。 「牀」は床のこと。 床の上にまた床を張るという意味から。 「牀上(しょうじょう)に牀(しょう)を施す」とも読む。
畳牀架屋(じょうしょうかおく)
無駄なことや意味のないことを繰り返し行うこと。 または、人の真似ばかりで、新しい趣がないこと。 「牀」は床のこと。 「架」は屋根のこと。 床の上にまた床を張って、屋根の上にさらに屋根を作るという意味から。 「牀(しょう)を畳(かさ)ね屋を架(か)す」とも読む。
吹影鏤塵(すいえいろうじん)
無意味な努力のこと。または、やっても充実感がないことのたとえ。 「鏤」は刻むこと。 影を吹き飛ばそうとしたり、塵に刻み目をいれようしたりすることから。 「影を吹き塵(ちり)に鏤(ちりば)む」とも読む。 「鏤塵吹影」ともいう。
精衛塡海(せいえいてんかい)
実現不可能な計画を立てて失敗し、無駄な努力となること。 または、いつまでたっても悔やんでいること。 「精衛」は伝説上の小鳥の名前。 「塡海」は海を埋めること。 伝説上の皇帝炎帝の娘である女娃は東海で溺れ死んだ。 女娃は伝説上の小鳥「精衛」に化身し、自身の死んだ東海を小石や小枝などで埋めようとしたが、失敗に終わったという故事から。
対牛弾琴(たいぎゅうだんきん)
苦労しても何も効果がなく無駄なこと。 または、愚かな人に立派な道理を説いて聞かせること。 牛に琴を弾いて聞かせても意味がないことから。
対驢撫琴(たいろぶきん)
愚かな人物に物の道理を説いても理解できないので意味はないということ。 「驢」は動物のろば。 「撫」は奏でるという意味。 ろばに琴を弾いて聞かせるという意味から。 「驢(ろ)に対して琴(こと)を撫(ぶ)す」とも読む。
談天雕竜(だんてんちょうりょう)
弁論や文章が広大で立派なこと。 または、大きく立派な内容だが、実現することのできない無駄な議論や努力のこと。 「談天」は天について議論すること。 「雕竜」は竜の彫刻のように、美しく文章を飾ること。 中国の戦国時代の斉のスウ衍は天体について語り、スウセキは立派で美しい文章を書いていたことを、斉の人々が称賛したという故事から。 「天(てん)を談じて竜(りょう)を雕(ほ)る」とも読む。 「談天彫竜」とも書く。
凋氷画脂(ちょうひょうがし)
苦労するだけで、なんの成果も得られないこと。 氷に彫刻して、脂に絵を描くという意味で、どちらも跡形も無くなるということから。 「氷に凋(ほ)りて脂(あぶら)に画(えが)く」とも読む。 「凋冰画脂」とも書く。
掉棒打星(とうぼうだせい)
現実的に不可能なことに、無駄に労力をついやすこと。 または、思うとおりにならずもどかしいこと。 棒を振って夜空の星を落とそうとするという意味から。 「棒(ぼう)を掉(ふる)い星(ほし)を打つ」とも読む。