「傍観」に関連する四字熟語一覧
「傍観」に関連する四字熟語の一覧です。
隔岸観火(かくがんかんか)
他人の災難の手助けをしようとせず、ただ見物すること。 「隔岸」は川の向こう岸のこと。 「観火」は火事を見ること。 「対岸の火事」と同じ意味の言葉。 元は兵法三十六計の一つで、内乱などで敵が自滅するのを黙って待つ戦術のことをいう。 「岸(きし)を隔てて火(ひ)を観る」とも読む。
拱手傍観(きょうしゅぼうかん)
何もせずにただ近くで見ること。 「拱手」は古代中国の敬礼のことで、手を胸の前で合わせて重ねる動作ということから、腕を組んで何もしないことをいう。 「傍観」は近くで何もせずに見ること。 「手を拱(こまね)いて傍(かたわ)らで観る」とも読む。 「拱手旁観」とも書く。
袖手旁観(しゅうしゅぼうかん)
隣で何も出来ずに、ただ見ていること。 「袖手」は袖の中から手を出さないということから、何もしないこと。 大きな出来事が起きて、やらなければならないことがあるのに、何もせずにただ見ているだけでいることを非難する目的で用いることが多い言葉。 「袖手傍観」とも書く。
無為無策(むいむさく)
何も対策をせずに、そのまま放置すること。 「無為」は何もしないこと。 「無策」は有効的な対策をだすことができないこと。 「無策無為」ともいう。
冷眼傍観(れいがんぼうかん)
事の成り行きを、冷然と側でただ眺めていること。 「冷眼」は冷ややかな目のこと。 「傍観」はそばでみているだけのこと。