緩急軽重について

四字熟語 | 緩急軽重 |
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読み方 | かんきゅうけいちょう |
意味 | 物事や状況の重要性や緊急性の程度のこと。 「緩急」は緊急ではないことと、緊急なこと。 「軽重」は重要性の程度の軽さと重さ。 |
出典 | - |
類義語 | 軽重緩急(けいちょうかんきゅう) |
使用されている漢字
「緩」を含む四字熟語
一旦緩急(いったんかんきゅう)
いざというとき。緊急時には。 「一旦」はある朝、ある日という意味から、ひとたび、一度という意味。 「緩急」は急を要する事態のこと。 「一旦緩急あれば」という形で用いる言葉で、一度、緊急の事態が起こればという意味。
緩歌慢舞(かんかまんぶ)
ゆったりとした調子で歌って舞うこと。 「緩歌縵舞」とも書く。
緩急剛柔(かんきゅうごうじゅう)
状況に合わせて適切に対処すること。 「緩急」は緩やかなことと、厳しいこと。 「剛柔」は強いことと、優しいこと。
緩急自在(かんきゅうじざい)
物事を思いのままに操ること。 「緩急」は程度が弱いことと強いこと。または、遅いことと早いこと。 「自在」は思ったとおりにできること。 状況に合わせて程度や速度などを思い通りに操ることをいう。
緩絃朗笛(かんげんろうてき)
ゆったりとした弦楽器の音色と、すっきりとはっきり響く笛の音色のこと。 「緩絃」はゆったりとした弦楽器の音色。 「朗笛」ははっきりとよく響く笛の音色。 「緩弦朗笛」とも書く。
緩兵之計(かんへいのけい)
敵との決戦をわざと遅らせて、時間を稼いで機会をみて攻撃をする戦法のこと。 「緩」は遅らせるという意味。
「急」を含む四字熟語
一旦緩急(いったんかんきゅう)
いざというとき。緊急時には。 「一旦」はある朝、ある日という意味から、ひとたび、一度という意味。 「緩急」は急を要する事態のこと。 「一旦緩急あれば」という形で用いる言葉で、一度、緊急の事態が起こればという意味。
応急措置(おうきゅうそち)
その場をしのぐために行う仮の処置のこと。 「応急」は急場しのぎ。 「措置」はうまく取り計らって処理すること。
緩急剛柔(かんきゅうごうじゅう)
状況に合わせて適切に対処すること。 「緩急」は緩やかなことと、厳しいこと。 「剛柔」は強いことと、優しいこと。
緩急自在(かんきゅうじざい)
物事を思いのままに操ること。 「緩急」は程度が弱いことと強いこと。または、遅いことと早いこと。 「自在」は思ったとおりにできること。 状況に合わせて程度や速度などを思い通りに操ることをいう。
危急存亡(ききゅうそんぼう)
危険が迫っていて、生死の瀬戸際で危機的な状況のこと。 「危急」は危険が迫る、「存亡」は生きるか死ぬかという意味。
急功近利(きゅうこうきんり)
慌てて成功しようとして、目先の利益に勢いよくすがりつくこと。 「功」は功績や成功のこと。 「利」は利益のこと。 「功を急ぎ利に近づく」とも読む。
「軽」を含む四字熟語
一身軽舟(いっしんけいしゅう)
自然の中で自身と乗っている船が一つに感じられ、自身と他のものの区別がつかなくなること。 または、そのように感じるほどに風景が壮観な様子。 「軽舟」は軽快に進む小舟のこと。 「一身軽舟と為る」を略した言葉。
衣馬軽肥(いばけいひ)
身分が高く財産がある人の服装。 または、常にとても富貴な様子。 肥え太った立派な馬と、軽くて高級で丈夫な皮ごろもということから。
挙足軽重(きょそくけいちょう)
とある人の言動が全体に大きな影響を与えること。 「挙足」は足をあげて一歩踏み出すこと。 「軽重」は大切なことと、そうではないこと。 その人物が一歩踏み出すだけで、物事の重要性が決まるということから。
群軽折軸(ぐんけいせつじく)
小さな力でも、多く集まれば大きな力になることのたとえ。 「群」は多いことや多くの人、「軸」は車の軸のことで、軽いものでも数が多ければ重くなって、車の軸は折れるという意味から。 「群軽軸を折る」とも読む。
軽裘肥馬(けいきゅうひば)
身分が高く財産がある人の服装。または、常にとても富貴な様子。 「軽裘」は軽くて高級で丈夫な皮ごろも。 「肥馬」は肥え太った立派な馬。
軽挙妄動(けいきょもうどう)
事の是非を考えることなく、軽率に行動すること。 「軽挙」は軽率な行動、「妄動」は考えもなしにでたらめに行動すること。
「重」を含む四字熟語
安土重遷(あんどじゅうせん)
生まれ故郷から離れようとしないこと。 「安土」は故郷に満足すること。 「重遷」は離れることを恐れるという意味。 「土に安んじて遷を重る」とも読む。
衣不重帛(いふじゅうはく)
贅沢をせずに慎ましくすること。 絹の着物を重ね着しないということから。 「帛」は絹の布のことから、絹織物のこと。 「衣は帛を重ねず」とも読む。
隠忍自重(いんにんじちょう)
怒りや苦しみなどをぐっとこらえて、軽はずみな行動をしないこと。または、そうすべきであるという戒めの言葉。 「隠忍」は表に出すことなく、耐え忍ぶこと。 「自重」は行動を控えること。
貴貴重重(ききちょうちょう)
この上なく大切なこと。 「貴重」を言葉を重ねて強調した言葉。
旧調重弾(きゅうちょうちょうだん)
昔の考えや話を何度も繰り返すことのたとえ。 「旧調」は昔に流行った調子や律動のこと。 「重」は繰り返すこと。 「弾」は弾くこと。 「旧調重ねて弾ず」とも読む。
挙足軽重(きょそくけいちょう)
とある人の言動が全体に大きな影響を与えること。 「挙足」は足をあげて一歩踏み出すこと。 「軽重」は大切なことと、そうではないこと。 その人物が一歩踏み出すだけで、物事の重要性が決まるということから。