「屨」を含む四字熟語一覧
屨を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
遺簪墜屨(いしんついく)
普段の生活で使い慣れているものたとえ。または、それを無くしたり、壊したりした時の気持ちのたとえ。 失ったかんざしと靴ということから。 「遺簪」は、かんざしを失うこと。 「墜屨」は、靴を落とすこと。 孔子がかんざしを無くした夫人に出会った故事、また、楚の国の昭王が戦いの最中に落とした靴を惜しんだという故事から。
葛屨履霜(かっくりそう)
貧しいことのたとえ。または、ひどい扱いをされることのたとえ。また、度を越した倹約をすることのたとえ。 「葛屨」は葛の蔓を編んで作った靴で、主に夏に履くためのもの。 夏に履くための涼しい靴で、冬の霜を踏むことから。 「葛屨(かっく)霜(しも)を履(ふ)む」とも読む。
刖趾適屨(げっしてきく)
無理に折り合いをつけたり、強引に物事を行ったりすることのたえ。または、目先のことにとらわれて物事の根本をおろそかにすることのたとえ。 足と靴の大きさが合わないとき、足の先を切って靴に合わせるという意味から。 「刖」は切ること。 「趾」は足(足の先)のこと。 「屨」は靴のこと。 「趾(あし)を刖(き)り屨(くつ)に適せしむ」とも読む。