「滅」を含む四字熟語一覧
滅を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
- 以水滅火(いすいめっか)- 非常に簡単に物事ができること。 水をかけて火を消すという意味から。 「水(みず)を以(もっ)て火(ひ)を滅す」とも読む。 
- 陰陰滅滅(いんいんめつめつ)- 雰囲気が暗く、陰気な気分になって元気がなくなる様子。 「陰」は薄暗くて寂しい様子。 「滅」は活力がなくなっていく様子。 「陰」と「滅」を重ねて強調した言葉。 
- 陰々滅々(いんいんめつめつ)- 雰囲気が暗く、陰気な気分になって元気がなくなる様子。 「陰」は薄暗くて寂しい様子。 「滅」は活力がなくなっていく様子。 「陰」と「滅」を重ねて強調した言葉。 
- 永遠不滅(えいえんふめつ)- いつまでもなくなることなく、残り続けること。 「永遠」は永久、終わることなく続くこと。 「不滅」はいつまでもなくならないこと。 
- 灰身滅智(けしんめっち)- 煩悩を無くし、身体も心も無にした悟りの境地のこと。 仏教の言葉で、小乗仏教の理想の境地とされている。 「身(み)を灰にして智(ち)を滅す」とも読む。 
- 災難即滅(さいなんそくめつ)- 災いがすぐに消えること。 または、それを願う言葉。 
- 罪業消滅(ざいごうしょうめつ)- 現世で起こした悪行も、仏道修行することで消してしまうことができるということ。 「罪業」は仏教語で罪の原因となる悪い行い。 
- 刺字漫滅(しじまんめつ)- 「刺字」は名刺の文字のことで、それがすれて読めなくなるという意味から、長い間、人を訪問していないこと。 
- 証拠隠滅(しょうこいんめつ)- 真実を証明できるものを隠したり、消したりすること。 「隠滅」は目に付かないようにしたり、消したりすること。 主に裁判のときに不利になるようなものを失くすことをいう。 
- 生者必滅(しょうじゃひつめつ)- 生きている人はいつか必ず死ぬということ。 仏教の言葉で、人の一生が儚いということをいう。 会者定離と対にして使われることが多い言葉。 
- 清浄寂滅(しょうじょうじゃくめつ)- 道家と仏家の教え。 「清浄」は清浄無為という道家の老子の教え。 「寂滅」は寂滅為楽という仏家の教え。 
- 生滅遷流(しょうめつせんる)- この世で生きている全てのものが、生き死にを常に繰り返しているということ。 「生滅」は生まれることと死ぬこと。 「遷流」は常に移り変わり、停滞することがないこと。 
- 生滅滅已(しょうめつめつい)- 仏教の言葉で、生と死を超越して、煩悩が無くなった安らぎの境地である涅槃に入ること。 「生滅」は生まれることと死ぬこと。 「滅已」はなくなるということ。 
- 支離滅裂(しりめつれつ)- まとまりがなく、ばらばらであること。 「支離」と「滅裂」はどちらもばらばらになるという意味。 似た意味の言葉を重ねて強調したもの。 
- 薪尽火滅(しんじんかめつ)- 人が死ぬこと。 「薪尽」は薪が無くなること。 「火滅」は火が消えること。 元は仏教の言葉で、釈迦の入滅のことをいい、そこから人の死をいう。 「薪(たきぎ)尽きて火(ひ)滅ぶ」とも読む。 
- 心頭滅却(しんとうめっきゃく)- 気を散らすような考えを消し去ること。 または、集中してことにあたれば、苦しさを感じないということ。 「心頭」は心の中。胸の内。 「滅却」は何も残らないように全て無くすこと。 「心頭を滅却すれば火もまた涼し」を略した言葉で、禅僧の快川が織田信長に寺を焼き討ちにされた際、燃え上がる山門でこの句を唱えたという故事から。 
- 自家撲滅(じかぼくめつ)- 同じ人の言動や文章が、前と後で食い違っていること。 「自家」は自分自身のこと。 自分自身を滅ぼすということから。 
- 寂滅為楽(じゃくめついらく)- 仏教語で煩悩を滅した悟りの境地に、真の安楽があるということ。 「寂滅」は「涅槃(ねはん)」と同じ意味で、煩悩を滅した悟りの境地、「為楽」は楽しみをなすという意味。 
- 常住不滅(じょうじゅうふめつ)- いつまでも変わらずに滅びないこと。 「常住」は生まれたり死んだりすることなく、いつまでもあり続けること。 
- 生滅遷流(せいめつせんりゅう)- この世で生きている全てのものが、生き死にを常に繰り返しているということ。 「生滅」は生まれることと死ぬこと。 「遷流」は常に移り変わり、停滞することがないこと。 
- 千古不滅(せんこふめつ)- いつまでも価値を保ち続けること。 「千古」はこの上なく遠い過去。昔。または、昔から現在までの長い時間。 「不滅」は失われることなく、後の世まで残ること。 
- 是生滅法(ぜしょうめっぽう)- 生きているものは、いずれは確実に死ぬということ。 仏教の言葉で、この世に存在するもので変化しないものはなく、生きているものは確実に滅びるという考え方。 
- 大義滅親(たいぎめっしん)- 国や君主の正義を貫くためには、親や兄弟などの身内すらかえりみないこと。 「大義」は人として大切な道義。 「親」は親や兄弟などの身内。 春秋時代に衛の州吁と石厚が、共謀して君主を殺し王位を奪ったが、民心をつかむことができなかった。 石厚の父親「石サク」は石厚に”陳の国に助けを求めよ”と命じ、その裏で陳王に「君主を殺したものを処刑してほしい」と伝えた。 州吁と石厚は陳王に処刑され、正義を貫くために自分の子供の命すらかえりみなかった石サクは民に純臣として賞賛されたという故事から。 
- 凋零磨滅(ちょうれいまめつ)- 文物などが滅びて完全になくなること。 「凋零」は草花がしおれて落ちること。 「磨滅」はこすれてなくなること。 
- 涅槃寂滅(ねはんじゃくめつ)- 仏教で基本的教義である三法印や四法印の中の一つで、煩悩のない悟りの境地は静かで穏やかな世界であるということ。 「涅槃」は梵語のニルヴァーナの音訳で、煩悩の炎を吹き消すという意味から、悟りの境地のこと。 「寂滅」は悟りの境地に入ること。 
- 念念生滅(ねんねんしょうめつ)- この世の全てのものは時間の経過と共に、生まれては消え、常に変化し続けているということ。 「念念」は一瞬一瞬ということ。 「生滅」は生まれることと死ぬこと。 仏教の言葉。 
- 念々生滅(ねんねんしょうめつ)- この世の全てのものは時間の経過と共に、生まれては消え、常に変化し続けているということ。 「念念」は一瞬一瞬ということ。 「生滅」は生まれることと死ぬこと。 仏教の言葉。 
- 畢竟寂滅(ひっきょうじゃくめつ)- 悟りを極めて境地にたどり着くこと。 「畢竟」は究極のという意味。 「寂滅」は煩悩を全てなくすことで得られる心の静かさのこと。 
- 不朽不滅(ふきゅうふめつ)- 滅びることなくいつまでも続くこと。永遠に滅びないこと。 朽ちて滅びるという意味の「朽滅」に、否定の意味の「不」をそれぞれに添えた言葉。 
- 滅茶滅茶(めちゃめちゃ)- 物事の筋道が立たないこと。 または、物事の程度をひどく超えていること。 または、ひどく混乱している様子。 「目茶」は当て字で、同じ言葉を重ねて強調した言葉。 「滅茶滅茶」とも書く。 
- 滅私奉公(めっしほうこう)- 個人的な感情や欲求、利益を捨てて、社会や国家などの公のために尽くすこと。 または、そのようにして立場が上の者に尽くすこと。 「滅私」は自身の利益や欲求を捨てること。 「奉公」は公や立場が上の者に奉仕すること。 
- 滅頂之災(めっちょうのさい)- 水中で溺れて死ぬこと。または、壊滅するほどの損害のたとえ。 「滅頂」は頭が水の中に沈むこと。 頭が水の中に沈むほどの災難という意味から。 
- 霊魂不滅(れいこんふめつ)- 死によって肉体がなくなっても、人の霊魂は永遠に存続し不滅であるという考えのこと。 
 
         
    