「沈」を含む四字熟語一覧
沈を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
暗黒沈静(あんこくちんせい)
暗闇に覆われて、ひっそりとしている様子。 「暗黒」は暗闇のこと。 「沈静」は物音のしない、静かな様子。
意気銷沈(いきしょうちん)
元気をなくして気分がしょんぼりすること。 「意気」は気力や気概。「銷沈」は衰えて沈むという意味。 「意気銷沈」とも書く。
意気消沈(いきしょうちん)
元気をなくして気分がしょんぼりすること。 「意気」は気力や気概。「銷沈」は衰えて沈むという意味。 「意気銷沈」とも書く。
萎靡沈滞(いびちんたい)
次第に勢いが弱くなっていくこと。 「萎靡」は草木がしなびること。 「沈滞」は一つの場所で滞って動かなくなること。 どちらも勢いがなくなることのたとえ。 「萎靡」は「委靡」とも書く。 「沈滞萎靡(沈滞委靡)」ともいう。
委靡沈滞(いびちんたい)
次第に勢いが弱くなっていくこと。 「萎靡」は草木がしなびること。 「沈滞」は一つの場所で滞って動かなくなること。 どちらも勢いがなくなることのたとえ。 「萎靡」は「委靡」とも書く。 「沈滞萎靡(沈滞委靡)」ともいう。
穏着沈黙(おんちゃくちんもく)
穏やかで口数の少ないこと。 「穏着」は穏やかで落ち着いていること。 「沈黙」は口数が少ないこと。
寡言沈黙(かげんちんもく)
落ち着きがあって、口数が少ないこと。 「寡言」は言葉が少ないという意味から、無口なこと。 「寡言沈黙」ともいう。
曲折浮沈(きょくせつふちん)
複雑にからみ合っている面倒な事情や状況の解決に苦労すること。 「曲折」は折れ曲がること。または、複雑な事情のこと。 「浮沈」は浮き沈みすること。または、栄えることと衰えること。
小隙沈舟(しょうげきちんしゅう)
些細なことでも軽く見ないで、慎重に取り組むべきであるという戒めの言葉。 「小隙」は少しの隙間。 「沈舟」は舟が沈没すること。 少しの隙間でも、その部分から水が入って舟が沈没してしまうので、少しの隙間にも気をつけるべきであるということから。 「小隙(しょうげき)舟を沈む」とも読む。
地盤沈下(じばんちんか)
地面が沈んで、地面の高さが低くなる現象のこと。 または、それまでの激しい勢いが弱くなることのたとえ。 「沈下」は沈んで下がること。
積羽沈舟(せきうちんしゅう)
小さなものでも、数がたくさん集まれば大きな力になるということのたとえ。 軽い羽毛でもたくさん集まれば、舟を沈めるほどの重さになるという意味から。 「積羽(せきう)舟(ふね)を沈む」とも読む。
沈鬱頓挫(ちんうつとんざ)
詩文に深い意味を込めすぎて、意味がなかなか理解できないこと。 「沈鬱」は気分が落ち込んでいて晴れないという意味から、文章に深い意味があって重いということ。 「頓挫」は途中でつまづくという意味から、筆勢が急に柔らかくなるということで、文章の調子に変化があることをいう。
沈鬱悲壮(ちんうつひそう)
落ち込んでいる中でも、勇ましく力強いところがあること。 「沈鬱」は気分が暗く落ち込むこと。 「悲壮」は悲しい中にも勇ましさがあること。
沈魚落雁(ちんぎょらくがん)
他と比べることもできないほどに美しい女性のこと。 その女性を見た魚は恥らって水底に隠れ、女性を見た雁は見とれて空から落ちるということから。 元は価値観の相対性を言った言葉で、人間の基準では絶世の美女でも、魚や雁からすれば恐れて逃げる対象でしかないということから。
沈思凝想(ちんしぎょうそう)
しっかりと集中して考えること。 「沈思」は一心に考えること。 「凝想」はじっと考えること。
沈思黙考(ちんしもっこう)
静かに落ち着いて深く物事を考えること。 「沈思」は深く物事を考えること。 「黙考」は静かに物事を考えること。
沈竈産蛙(ちんそうさんあ)
非常に激しい洪水のたとえ。 「沈竈」はかまどが水に浸かること。 「産蛙」はかえるが発生すること。 中国の春秋時代、晋の智伯が水攻めをしたときに、城中の人家のかまどが水に浸かり、そのかまどからかえるが発生したという故事から。
沈滞委靡(ちんたいいび)
次第に勢いが弱くなっていくこと。 「萎靡」は草木がしなびること。 「沈滞」は一つの場所で滞って動かなくなること。 どちらも勢いがなくなることのたとえ。 「萎靡」は「委靡」とも書く。 「沈滞萎靡(沈滞委靡)」ともいう。
沈滞萎靡(ちんたいいび)
次第に勢いが弱くなっていくこと。 「萎靡」は草木がしなびること。 「沈滞」は一つの場所で滞って動かなくなること。 どちらも勢いがなくなることのたとえ。 「萎靡」は「委靡」とも書く。 「沈滞萎靡(沈滞委靡)」ともいう。
沈着痛快(ちんちゃくつうかい)
落ち着きがあって、非常に心地よいこと。 人の気質や、芸術作品などのことをいう言葉。 「沈着痛快」とも書く。
沈著痛快(ちんちゃくつうかい)
落ち着きがあって、非常に心地よいこと。 人の気質や、芸術作品などのことをいう言葉。 「沈着痛快」とも書く。
沈着冷静(ちんちゃくれいせい)
何事にも動じずに、落ち着いていること。 「冷静」と「沈着」はどちらも、何事にも動じることなく落ち着いていることで、似た意味の語を重ねて強調した言葉。 「沈着冷静」ともいう。
沈痛慷慨(ちんつうこうがい)
激しく嘆くこと。 「沈痛」は嘆き悲しむこと。 「慷慨」は怒り嘆くこと。
沈博絶麗(ちんぱくぜつれい)
文章などの表現が美しく、広く深い意味が込められていること。 「沈」は深い、「博」は広い、「絶」は非常にすぐれていること、「麗」は美しいという意味。 すぐれた文章を言い表す言葉。
沈湎冒色(ちんめんぼうしょく)
酒や女性に溺れること。 「沈湎」は酒に溺れること。 「冒色」は女性に溺れること。
沈黙寡言(ちんもくかげん)
落ち着きがあって、口数が少ないこと。 「寡言」は言葉が少ないという意味から、無口なこと。 「寡言沈黙」ともいう。
破釜沈船(はふちんせん)
命を捨てる覚悟で出陣すること。 川を渡った後に、飯を炊くための釜を壊し、帰るための船を川に沈めて出陣するということから。 古代中国の楚の項羽が、秦との戦いで行ったという故事から。 「釜(かま)を破り船を沈む」とも読む。
浮瓜沈李(ふかちんり)
上品で趣きや味わいのある夏の遊び。 瓜を水に浮かべて、李を水に沈めること。 「瓜を浮かべて李(すもも)を沈む」とも読む。
浮石沈木(ふせきちんぼく)
多くの人たちの無責任な言葉で、道理に反した力を持つことのたとえ。 水に浮くことのない石を水に浮かせて、水に沈むことのない木を水に沈ませるという意味から。 「石(いし)を浮かべ木を沈む」とも読む。
瞑目沈思(めいもくちんし)
目を瞑って深く考えること。 「瞑目」は目を瞑ること。 「沈思」は落ち着いてしっかりと考えること。
冷静沈着(れいせいちんちゃく)
何事にも動じずに、落ち着いていること。 「冷静」と「沈着」はどちらも、何事にも動じることなく落ち着いていることで、似た意味の語を重ねて強調した言葉。 「沈着冷静」ともいう。