「身」を含む四字熟語一覧
身を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
可惜身命(あたらしんみょう)
体や命をいとおしむこと。 「可惜」は、今のままでは惜しい、または大切なものや良いものが相応しい扱いをされていないことを惜しむこと。 「身命」は身体や生命のこと。
以身役物(いしんえきぶつ)
自分の体が物に酷使されること。 または、周囲のことに振り回されたり、そのために苦労すること。 「身(み)を以(もっ)て物(もの)に役(えき)せらる」とも読む。
以身殉利(いしんじゅんり)
つまらない人間は、自分の利益や欲望のためだけに一生を費やすということ。 「以身」は自ら、自分自身という意味。 「殉利」は利益や欲望に身を捧げるという意味。 「身を以て利に殉ず」とも訓読する。
位尊身危(いそんしんき)
地位も財産も大きすぎるよりは適度がよいということ。 地位が高くなると、大きな責任を負ったり敵が多くなったりして危険が増えるという意味から。 「位(くらい)高(たか)ければ身(み)危(あや)うし」とも読む。
一身軽舟(いっしんけいしゅう)
自然の中で自身と乗っている船が一つに感じられ、自身と他のものの区別がつかなくなること。 または、そのように感じるほどに風景が壮観な様子。 「軽舟」は軽快に進む小舟のこと。 「一身軽舟と為る」を略した言葉。
一身是胆(いっしんしたん)
強い勇気があり、何事にも恐れないことのたとえ。 体全体に胆力が満ち溢れているという意味から。 「一身」は全身。 「胆」は勇気や度胸のこと。 「一身(いっしん)是(こ)れ胆(たん)なり」とも読む。 中国の三国時代、蜀の劉備が魏の曹操に追われて逃げたときに活躍した、部下の趙雲の勇ましさを称えたという故事から。
一体分身(いったいふんじん)
一つのものが複数のものに分かれること。 仏教の言葉で、世の人々を救うために、仏が様々な姿をかりて現れること。
一体分身(いったいぶんしん)
一つのものが複数のものに分かれること。 仏教の言葉で、世の人々を救うために、仏が様々な姿をかりて現れること。
灰身滅智(けしんめっち)
煩悩を無くし、身体も心も無にした悟りの境地のこと。 仏教の言葉で、小乗仏教の理想の境地とされている。 「身(み)を灰にして智(ち)を滅す」とも読む。
現身説法(げんしんせっぽう)
仏や菩薩がこの世に現れて、人々を救うために様々な姿に変わって法を説くこと。 または、指導者が現在の姿や体験したことを見せて、人を教え導くこと。 「現身」は仏や菩薩が人々を救うために、様々な姿に変わって現れること。 「説法」は仏の教えを説くこと。
降志辱身(こうしじょくしん)
境遇に慣れて目標を下げたために、人格を汚してしまうこと。 または、世間に合わせて態度を変えること。 「志(こころざし)を降(くだ)し身を辱(はずかし)む」とも読む。
黄袍加身(こうほうかしん)
臣下が皇帝を支持して、その位につかせること。 皇帝の象徴である黄色の衣服を着させることから。 「黄袍」は皇帝の象徴である黄色い衣服。 中国の五代時代、趙匡胤(ちょうきょういん)は、臣下に擁立されて皇帝に即位したという故事から。
砕身粉骨(さいしんふんこつ)
力の限りを尽くして努力したり働いたりすること。 「粉骨」は骨を粉にすること。 「砕身」は身を砕くこと。 骨を粉にして身を砕くような努力をするという意味から。 特に任された仕事などに対して使うことが多い言葉。 「砕身粉骨」ともいう。
獅子身中(しししんちゅう)
獅子の体内に寄生する虫が獅子を死なせることから、組織や集団の内部から災いをもたらすこと。
漆身呑炭(しっしんどんたん)
仇討ちや復讐をするために、非常に苦労すること。 「漆身」は漆を身体に塗る、「呑炭」は炭を呑むこと。 春秋時代、晋の予穣は主君の仇討ちをするために、漆を身体に塗って皮膚病の別人を装い、炭を呑(の)んで声が出ないようにして機会をうかがったという故事から。 「呑炭漆身」ともいう。
修身斉家(しゅうしんせいか)
自身の心がけや普段の行いを正し、円満な家庭を築くこと。 「修身」は自身の心と行動を正すこと。 「斉家」は不満のないように家庭を整えて治めること。 儒教の経書の大学にある儒者の基本を説く八条目の二つ。 「身を修め家を斉(ととの)う」とも読む。
終身之計(しゅうしんのけい)
生涯にわたって行う計画。
身軽言微(しんけいげんび)
地位が低いと発言も軽く扱われるということ。 「身軽」は身分が低いこと。 「言微」は言葉が軽く扱われること。 「身(み)軽くして言(げん)微(いや)し」とも読む。
身言書判(しんげんしょはん)
人を登用するときに基準とするもののこと。 「身」は容姿。 「言」は言葉遣い。 「書」は筆跡。 「判」は文章。 中国の唐の官吏を登用するときの基準をいう。
心身一如(しんしんいちにょ)
肉体と精神は一つのものの両面であり、分けることはできないということ。 「一如」は一体であること。 「心身一如」とも書く。
身心一如(しんしんいちにょ)
肉体と精神は一つのものの両面であり、分けることはできないということ。 「一如」は一体であること。 「心身一如」とも書く。
心身一如(しんじんいちにょ)
肉体と精神は一つのものの両面であり、分けることはできないということ。 「一如」は一体であること。 「心身一如」とも書く。
身心一如(しんじんいちにょ)
肉体と精神は一つのものの両面であり、分けることはできないということ。 「一如」は一体であること。 「心身一如」とも書く。
身心脱落(しんじんだつらく)
体も心も全ての束縛から解き放たれること。 中国の宋の如浄禅師のもとで、道元が修行した際に得た実感を言い表した言葉。
身体髪膚(しんたいはっぷ)
人の体のあらゆる部分のこと。全身。 「髪膚」は髪の毛と皮膚のこと。 出典には「身体髪膚之を父母に受く」とあり、父母から受けた体は大切なものであるという意味の言葉。
身体髪膚(しんだいはっぷ)
人の体のあらゆる部分のこと。全身。 「髪膚」は髪の毛と皮膚のこと。 出典には「身体髪膚之を父母に受く」とあり、父母から受けた体は大切なものであるという意味の言葉。
身中之虫(しんちゅうのむし)
組織や集団の内部から災いをもたらすこと。 獅子の体内に寄生する虫が獅子を死なせることから。
身体髪膚(しんていはっぷ)
人の体のあらゆる部分のこと。全身。 「髪膚」は髪の毛と皮膚のこと。 出典には「身体髪膚之を父母に受く」とあり、父母から受けた体は大切なものであるという意味の言葉。
人身攻撃(じんしんこうげき)
主張などに対して具体的な反論ではなく、その人個人の事情や行動を非難すること。 「人身」は個人の事情や行動のこと。 「攻撃」は激しく非難すること。
人面獣身(じんめんじゅうしん)
妖怪や化け物のこと。 顔が人間で、身体は獣という意味から。
全身全霊(ぜんしんぜんれい)
体と心の全て。または、体力と精神力の全て。 「霊」は心のこと。 「全霊」は心の全て、精神力の全てという意味。
痩躯長身(そうくちょうしん)
身長が高く痩せている体型のこと。 「長身」は身長が高いこと。 「痩躯」は痩せている体格の体のこと。 主に男性の体格を表現するのに用いる言葉。 「痩躯長身」「痩身長躯」ともいう。
痩身長躯(そうしんちょうく)
身長が高く痩せている体型のこと。 「長身」は身長が高いこと。 「痩躯」は痩せている体格の体のこと。 主に男性の体格を表現するのに用いる言葉。 「痩躯長身」「痩身長躯」ともいう。
痩身矮躯(そうしんわいく)
体が痩せていて身長が低い体格のこと。 「痩身」は痩せている体。 「矮躯」は身長の低い体。
即身成仏(そくしんじょうぶつ)
生きたまま悟りの境地に達して仏になること。 「即身」は肉体が生きている状態のこと。 「成仏」は仏になること。
即身是仏(そくしんぜぶつ)
心の中に仏があり、心そのものが仏であるということ。心と仏は区別がなく、一体であるという教え。
怠慢忘身(たいまんぼうしん)
やるべきことをやらずに、自身を磨くことを忘れること。 そのようにしていると、災いが降りかかるということを戒めた言葉。 「怠慢(たいまん)身を忘(わす)る」とも読む。
断髪文身(だんぱつぶんしん)
野蛮な習慣のこと。 「断髪」は髪の毛を短い長さに切ること。 「文身」は刺青のこと。 中国で野蛮とされていた、呉越の一帯の風習。
寵愛一身(ちょうあいいっしん)
多くの人の中から特別に扱われ、一人で愛情を独占すること。 「三千の寵愛一身に在り」を略した言葉。
長身痩躯(ちょうしんそうく)
身長が高く痩せている体型のこと。 「長身」は身長が高いこと。 「痩躯」は痩せている体格の体のこと。 主に男性の体格を表現するのに用いる言葉。 「痩躯長身」「痩身長躯」ともいう。
低頭平身(ていとうへいしん)
身をかがめて頭を低く下げ、ひたすら畏まる(かしこまる)こと。 または、そのようにひたすら謝罪すること。 「平身」は体をかがめること。 「低頭」は頭を低く下げること。 「低頭平身」ともいう。
呑炭漆身(どんたんしっしん)
仇討ちや復讐をするために、非常に苦労すること。 「漆身」は漆を身体に塗る、「呑炭」は炭を呑むこと。 春秋時代、晋の予穣は主君の仇討ちをするために、漆を身体に塗って皮膚病の別人を装い、炭を呑(の)んで声が出ないようにして機会をうかがったという故事から。 「呑炭漆身」ともいう。
半身不随(はんしんふずい)
体の左右半分のどちらかが痺れて、感覚が無くなって思うとおりに動かなくなること。 「半身」は体の左右どちらか半分。 「不随」は怪我や病気が理由で、身体が思い通りに動かなくなること。
人身御供(ひとみごくう)
欲望を満足させるために犠牲になること。または、犠牲になる人のこと。または、神への供え物として人を捧げること。または、捧げられる人のこと。 「人身」は人の身体。 「御供」は神のための供物。
被髪文身(ひはつぶんしん)
異なる民族の風習。 または、異民族の野蛮な風習。 「被髪」は束ねずに乱れた髪の毛。 「文身」は身体に入れ墨をすること。
不惜身命(ふしゃくしんみょう)
命や体を惜しむことなく、全力で事に当たること。 「不惜」は使うことにためらわないこと。 「身命」は体と命。 元は仏教語で、仏道を修めるために体も命もためらわずに捧げるという意味。
粉骨砕身(ふんこつさいしん)
力の限りを尽くして努力したり働いたりすること。 「粉骨」は骨を粉にすること。 「砕身」は身を砕くこと。 骨を粉にして身を砕くような努力をするという意味から。 特に任された仕事などに対して使うことが多い言葉。 「砕身粉骨」ともいう。
平身低頭(へいしんていとう)
身をかがめて頭を低く下げ、ひたすら畏まる(かしこまる)こと。 または、そのようにひたすら謝罪すること。 「平身」は体をかがめること。 「低頭」は頭を低く下げること。 「低頭平身」ともいう。
忘身忘家(ぼうしんぼうか)
自分や家族のことも考えず、君主や国のために尽くすこと。 「身を忘れ家を忘(わす)る」とも読む。
満身是胆(まんしんしたん)
強い勇気があり、何事にも恐れないことのたとえ。 体全体に胆力が満ち溢れているという意味から。 「満身」は全身。 「胆」は勇気や度胸のこと。 中国の三国時代、蜀の劉備が魏の曹操に追われて逃げたときに活躍した、部下の趙雲の勇ましさを称えたという故事から。
満身創痍(まんしんそうい)
全身傷だらけなさま。または、激しく非難されて精神的にひどく痛めつけられていること。 「満身」はからだ全体。 「創」と「痍」はどちらも傷のこと。
明哲保身(めいてつほしん)
聡明ですぐれた人は危険なことをうまく避けて自身の身を守ること。 または、地位を守るために状況に合わせて対処すること。 「明哲」は理解力や判断力がすぐれていて賢いこと。 「保身」は身を守ること。 また「保身」が曲解されて「他のことを考えずに自分の地位だけを守ろうとする」などのこずるい処世術のことをいう場合もある。
立身出世(りっしんしゅっせ)
成功して社会的に高い地位について、名前が世に広まること。 「立身」と「出世」はどちらも社会的によい地位につくこと。
立身処世(りっしんしょせい)
社会に出て、自立した生活をしていくこと。 「立身」は社会的によい地位につく、「処世」は世の中で生きていくという意味。