「せつ」から始まる四字熟語
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節哀順変(せつあいじゅんぺん)
悲しみが度を過ぎないように抑えて、時間の経過によって少しずつ和らげていくのがよいということ。 お悔やみの言葉として、中国でよく使われる言葉。 「哀を節するは順いて変ず」とも読む。
雪案蛍窓(せつあんけいそう)
苦労して勉学に励むこと。 蛍の光と雪明かりで勉強するという意味から。 「車胤」と「孫康」という二人の人物の故事から。 晋の車胤は、灯火の油を買うことができないほど貧しかったため、蛍を集めてその光で勉強し、同じように貧しかった孫康は、雪明かりで勉強をしたという二つの故事から。 「雪案蛍窓」ともいう。
節衣縮食(せついしゅくしょく)
節約すること。 衣服や食事の無駄をはぶくということから。 「衣(い)を節し食を縮(ちぢ)む」とも読む。
窃位素餐(せついそさん)
高い地位をもっているだけの無駄飯食い。 または、職務を果たさず、無駄に高い給料を得ていることのたとえ。 「窃位」は才能も人徳もないのに高い地位についていること。 「素餐」は何もせずに食べること。
雪萼霜葩(せつがくそうは)
植物の梅の別名。 「萼」は花のつぼみの外側の部分、がくのこと。 「葩」は花のこと。 雪や霜のように白く、寒さをしのいで花を咲かせるという意味から。
窃玉偸香(せつぎょくとうこう)
男性が女性に手を出して、男女の肉体関係にふけること。 「玉」と「香」はどちらも女性のたとえ。 「窃」と「偸」はどちらも盗むということ。 「玉(ぎょく)を窃(ぬす)み香(こう)を偸(ぬす)む」とも読む。 「偸香窃玉」ともいう。
雪月風花(せつげつふうか)
四季の季節ごとの美しい自然の風景。 または、それらの風景を鑑賞して、詩歌を作る風流な様子のこと。 冬の雪、秋の月、夏の風(嵐)、春の花ということから。 「風花雪月」ともいう。
説三道四(せつさんどうし)
根拠のない適当なことをいうこと。 「説」と「道」は言うこと。 三と言ったり四と言ったりするということから。
雪上加霜(せつじょうかそう)
災難や不幸などの悪い出来事が次々と続いて起こることのたとえ。または、迷惑なだけの親切心や行動。 雪の白に霜の白を加えるということから。 禅宗では、余計なお節介のことをいう。 「雪上(せつじょう)に霜(しも)を加(くわ)う」とも読む。
切々偲々(せつせつしし)
善を勧めて、互いに励ましあいながら磨きあうこと。 「切切」と「偲偲」はどちらも心をこめて元気付けるという意味。 「切偲」という善を勧めて励ましあうという意味の言葉を重ねて強調した言葉。 孔子の弟子の子路が、孔子に士人とはどういう人かと訪ねたという故事から。
切切偲偲(せつせつしし)
善を勧めて、互いに励ましあいながら磨きあうこと。 「切切」と「偲偲」はどちらも心をこめて元気付けるという意味。 「切偲」という善を勧めて励ましあうという意味の言葉を重ねて強調した言葉。 孔子の弟子の子路が、孔子に士人とはどういう人かと訪ねたという故事から。
截断衆流(せつだんしゅる)
この世の妄想や気を散らす邪魔な考えを完全に断ち切ること。 「截断」は断ち切ること。 「衆流」は様々なものの流れという意味から、雑念や煩悩のたとえ。 「衆流(しゅる)を截断(せつだん)す」とも読む。
雪泥鴻爪(せつでいこうそう)
人の行動や、人の一生で起こる出来事は儚いものであるということ。 「雪泥」は雪が解けたあとのぬかるんでいる場所。 「鴻爪」は鳥の鴻の爪の跡。 雪解けのぬかるみに鴻が爪の跡を残しても、爪の跡はすぐに消えるということから。
雪泥鴻爪(せつでいのこうそう)
人の行動や、人の一生で起こる出来事は儚いものであるということ。 「雪泥」は雪が解けたあとのぬかるんでいる場所。 「鴻爪」は鳥の鴻の爪の跡。 雪解けのぬかるみに鴻が爪の跡を残しても、爪の跡はすぐに消えるということから。
刹那主義(せつなしゅぎ)
未来や過去のことを考えず、今が楽しければそれでよいという考えのこと。 「刹那」は仏教の言葉で、非常に短い時間、一瞬のこと。
切問近思(せつもんきんし)
理解が難しいことを、身近な問題として取り上げて、真剣に考えること。 「切問」は理解できていないことを問うこと。 「近思」は身近なこととして考えること。 「切(せつ)に問いて近く思う」とも読む。
雪裏清香(せつりせいこう)
植物の梅の別名。 「雪裏」は雪の中という意味。 雪がある時期はほとんど花は咲いていないが、梅は雪が残っている時期から花を咲かせて、清らかな香りを漂わせるという意味から。