「敗」を含む四字熟語
「敗」を含む四字熟語 — 13 件
一敗塗地(いっぱいとち)
勝負に完全に負けること。 「塗地」は戦争で負けた兵士の内臓が地面に散乱して、泥まみれになること。 二度と起き上がることができないほどの敗北をいう。 「一敗(いっぱい)、地(ち)に塗(まみ)る」とも読む。
因敗為成(いんはいいせい)
失敗の原因を調べて繰り返さないようにし、成功の原因とすること。 「敗(はい)に因(よ)りて成(せい)と為(な)す」とも読む。
驕兵必敗(きょうへいひっぱい)
敵を侮って、うぬぼれた軍隊は確実に敗北するということ。 「驕兵」は国力や数が多いことに慢心している軍隊。 「驕兵(きょうへい)は必ず敗(やぶ)る」とも読む。
坐観成敗(ざかんせいばい)
うまくいくかどうかを、静かに傍観すること。 「坐(ざ)して成敗(せいばい)を観(み)る」とも読む。
傷風敗俗(しょうふうはいぞく)
道徳を乱して、社会に害を与えること。 「傷風」と「敗俗」はどちらもよい風俗に害を与えるということ。 「風(ふう)を傷(そこな)い俗(ぞく)を敗(やぶ)る」 「風(ふう)を傷(やぶ)り俗(ぞく)を敗(やぶ)る」とも読む。
慈母敗子(じぼはいし)
教育には優しさだけではなく、時には厳しさが必要なこと。 「慈母」は愛情が深い母親、「敗子」は道楽息子のこと。 甘やかしすぎるとわがままで親不孝な道楽息子になるという意味。
斉紫敗素(せいしはいそ)
賢い人が行動して災いを福にかえるように、失敗を成功にかえることのたとえ。 「斉紫」は斉の国の特産品の紫色に染めた絹地。 「敗素」は質の悪い白絹のこと。 質の悪い白絹でも紫色に染めることで高く売ることができるということから。
成敗論人(せいはいろんにん)
その人物の価値や評価を、成功したか失敗したかという結果だけで判断すること。
敗軍之将(はいぐんのしょう)
戦いに負けた大将のこと。また、失敗したものは言い訳する資格はないということ。
敗柳残花(はいりゅうざんか)
容姿の美しい女性が老いて、容姿が衰えたことのたとえ。または、不貞な女性や売春婦のたとえ。 中国では美しい女性のことを、柳葉眉や花顔など柳や花にたとえとして使っていて、枯れた柳と咲き終えた花という意味から。
腐敗堕落(ふはいだらく)
気持ちがゆるんで、だらしない生活をするようになること。 「腐敗」と「堕落」はどちらも、行いが悪くなって生活が乱れること。 「堕落腐敗」ともいう。
不敗之地(ふはいのち)
負ける可能性が絶対にない態勢のこと。 敵の攻撃を受けにくく、攻め落とされる可能性のない大事な場所にあること。 「不敗の地に立つ」という形で使うことが多い言葉。
優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)
能力のある者が勝ち、劣っている者が負けること。 生存競争で強者が繁栄して、弱者が滅亡すること。
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