「無駄な技術」に関連する四字熟語一覧
「無駄な技術」に関連する四字熟語の一覧です。
奇技淫巧(きぎいんこう)
「奇技」は珍しい技芸、「淫巧」はぜいたくな技巧(ぎこう)のことで、快楽だけを求めた不必要な技や度を越した技巧のこと。
鶏鳴狗盗(けいめいくとう)
小賢しい策略で人をおとしめようとする人やくだらない技能や芸しかない人のたとえ。 または、使い道のないような技能や芸でも役に立つことがあることのたとえ。 「鶏鳴」は鶏の鳴き声の真似をすること。 「狗盗」は犬のようにこっそりと物を盗むことで、人を騙したり卑しい行為をしたりする人のたとえ。 戦国時代、斉の孟嘗君が捕らえられていたときに、鶏の鳴き真似のうまい者と犬のようにうまく物を盗む者の二人を利用して逃げ延びたという故事から。
梧鼠之技(ごそのぎ)
様々な技能をもっているが極めている技能がないこと。または、役に立つ技能が一つとしてないこと。 「梧鼠」はむささびのことで、飛ぶ、木に登る、泳ぐ、穴を掘る、走るという五つのスキルがあるが、どれも極めてはいないことから。
屠竜之技(とりょうのぎ)
優れてはいるが、学んでも役に立たない無駄な技術のこと。 「屠」は獣を殺すこと。 竜を殺す技術を学んでも、竜は現実にいないので使うことがないという意味から。
蚊虻之労(ぶんぼうのろう)
価値のない、つまらない技術のこと。 「蚊虻」は虫のかとあぶ。 蚊や虻のような小さな労力という意味から。
螻蛄之才(ろうこのさい)
様々な技能をもっているが極めている技能がないこと。 または、役に立つ技能が一つとしてないこと。 「螻蛄」はけらのことで、飛ぶ、木に登る、泳ぐ、穴を掘る、走るという五つの能力があるが、どれも極めてはいないことから。